更新日: 2017年12月28日

2017年9月15日 委員長報告・採決(議案第26~38号)

委員長報告・採決(議案第26~38号)

会議
午前10時開議
○松井 努議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○松井 努議長 日程第1議案第26号市川市税条例の一部改正についてから日程第13議案第38号千葉県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてまでを一括議題といたします。
 本案に関し委員長の報告を求めます。その報告の順序は、健康福祉、環境文教、建設経済、総務の各委員会の順でお願いいたします。
 健康福祉委員長、浅野さち議員。
〔浅野さち健康福祉委員長登壇〕
○浅野さち健康福祉委員長 ただいま議題となりました議案第30号平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第33号平成29年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第34号平成29年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第35号平成29年度市川市病院事業会計補正予算(第1号)について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第30号について。
 今回の補正は、第3款民生費において、老人福祉施設整備費補助金、私立保育園保育委託料等を、第4款衛生費において、がん検診推進事業費国庫補助金償還金を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、介護施設等整備及び老人福祉施設整備の事業費が、年度内の支出が困難となったことにより、翌年度に繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第3款民生費第1項第3目高齢者支援費、施設修繕料について、「ゲートボール場を返還するに当たり、本修繕料を計上するとのことだが、場所はどこなのか。また、修繕の具体的な内容は何か」との質疑に対し、「本ゲートボール場の場所は、高谷3丁目及び国分4丁目の2カ所である。また、修繕の内容としては、地権者から当該土地の返還要請があったため、契約に従い、土地の原状回復を行うものである。具体的には、当該土地に設置されているトイレ、ベンチ、フェンス等の工作物を撤去するものである。なお、平成19年中には当該土地を返還する予定である」との答弁がなされました。
 次に、介護施設等整備事業補助金及び老人福祉施設整備費補助金について、「介護施設等整備事業補助金の内訳はどのようなものか。また、補正計上する老人福祉施設整備費補助金に関し、平成30年度に繰り越す具体的な理由は何か」との質疑に対し、「まず、介護施設等整備事業補助金は、特別養護老人ホーム2施設の従事者用の保育施設を建設するもの等として、原木4丁目の特別養護老人ホームに1,130万円を、柏井2丁目の特別養護老人ホームに310万円を補助するものである。また、老人福祉施設整備費補助金を繰り越す理由は、原木4丁目の特別養護老人ホームに関して、土地の形状の変更等が生じたためである。具体的には、建物の構造、緊急車両が入る位置の土地形状の変更等があり、また、資金計画が見直されたため、工期におくれが生じるからである」との答弁がなされました。
 次に、第2項第1目児童福祉総務費、施設修繕料及び事業用機械器具費について、「本修繕料及び機械器具費は、百合台幼稚園にいちかわ保育ルームを設置するために計上するとのことだが、具体的な内容は何か」との質疑に対し、「まず、施設修繕料については、教室内の事務用スペースへのパーテーションの設置、水道管の引き直し、ガスの配管延長、夜間警備機器や事務用LANの設置の費用となる。また、事業用機械器具費については、避難車、幼児用机・椅子、冷蔵庫、ロッカー等の費用となる」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第33号について。
 今回の補正は、歳出において償還金等を、歳入において前年度繰越金等を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、第3款地域支援事業費第3項第1目包括的支援事業費について、「シルバーライフデザインフェスタは、誰を対象に、どのような内容で行われるのか」との質疑に対し、「本フェスタは、市民を対象として、平成29年11月18日にグリーンスタジオで開催される。具体的な内容としては、在宅医療の普及啓発を目的として、医師、歯科医師及び薬剤師による講話、医療団体によるブースイベント、写真展等が行われる予定である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第34号について。
 今回の補正は、歳出において負担金を、歳入において前年度繰越金を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第35号について。
 今回の補正は、収益的支出において、職員の異動等に伴う給与費を減額し、当該減額分を流用するために、議会の議決を求めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、第1款病院事業費用第1項第1目、職員の異動等に伴う給与費について、「平成28年度末に看護師が4名退職したとのことだが、病院の運営上支障はないのか」との質疑に対し、「平成29年度当初においては、入院患者はゼロからのスタートとなり、4月末の時点で20名、その後は徐々にふえ、現在は約60名が入院しているが、現時点では、この患者数に対応できるだけの看護師は十分に確保している。なお、今後は患者数の増加に合わせて、任期つき職員の採用等で対応していく」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 浅野議員に申し上げますが、報告の中で、本ゲートボール場の場所についてのところで、ベンチ、フェンス等の工作物等を撤去するものは、平成19年というふうに言われましたけど、それでよろしいですか。
○浅野さち健康福祉委員長 平成29年に訂正をお願いいたします。
○松井 努議長 ただいまの申し出のとおり発言の訂正を許可いたします。
 環境文教委員長、金子正議員。
〔金子 正環境文教委員長登壇〕
○金子 正環境文教委員長 ただいま議題となっております、議案第30号のうち環境文教委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 まず、議案第30号について。
 今回の補正は、第4款衛生費において、施設修繕料を、第10款教育費において、家屋等損傷補償金の減額及び保護児童生徒援助費、公民館改修工事費等を計上したものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第4款衛生費、施設修繕料について、「大柏川ビジターセンターは築10年程度であると思うが、400万円もの修繕料が計上された理由及び具体的な修繕内容はどのようなものか」との質疑に対し、「本施設の開閉窓は、自然環境になじむように木製の枠となっているが、風雨による経年劣化が進み、歪みやすき間が生じたことで、動作不良や雨漏りが顕著に発生している。このことから、8枚の開閉窓をアルミ製の枠の開閉窓に交換するとともに、支柱及び破風などの塗装を行うものである」との答弁がなされました。
 次に、第10款教育費、通級指担当教員等専門性充実講師謝礼金について、「本件は、通級指導担当教員等専門性充実事業の実施に係る費用とのことだが、その内容はどのようなものか」との質疑に対し、「本市が拠点校と定める平田小学校、鶴指小学校、北方小学校の3校に講師を招聘し、指導助言を受けるための謝礼及び指導課主催による研修会に講師を招聘するための謝礼である」との答弁がなされました。
 次に、道徳教育推進研究講師謝礼金について、「本件は、特色ある道徳教育推進校における研究事業の実施に係る費用とのことだが、講師はどのような者を招くのか。また、研修内容はどのようなものか」との質疑に対し、「講師については、道徳教育を専門とする大学教授を予定している。また、研修内容については、学習指導要領の改訂に伴う道徳の教科化に向けた指導方法及び道徳における児童生徒の評価方法についての研修を予定している」との答弁がなされました。
 次に、保護児童生徒援助費について、「本件は、準要保護世帯の新中学1年生に対する新入学児童生徒援助費の増額及びその支給時期を入学する年度の開始前に変更するためのものとのことだが、準要保護世帯の認定基準はどのようなものか。また、新小学1年生に対する適用は検討したのか」との質疑に対し、「準要保護世帯は、教育委員会が要保護世帯と同様に生活に困窮していると認める世帯のことであり、児童扶養手当の受給者、国民年金保険料や国民健康保険税の減免を受けている者及び給与所得が生活保護基準額の1.1倍未満の者などが対象となる。また、新小学1年生については、就学前であり、置かれている環境もさまざまであるため、対象者に制度の周知が行き渡らない可能性があること及び就学援助に関するシステムが就学予定者を対象としておらず、短期間での改修が難しいことから、今回は適用を見送った。しかし、入学前に費用がかかることは認識しているため、できるだけ早い時期に支給できるよう検討している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 建設経済委員長、田中幸太郎議員。
〔田中幸太郎建設経済委員長登壇〕
○田中幸太郎建設経済委員長 ただいま議題となっております議案第29号市川市道路占用料条例の一部改正について、議案第30号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第31号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第32号平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第37号市川南7号幹線建設工事委託に関する基本協定の変更について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第29号について。
 本案は、受益者負担の適正化を図るため道路占用料の額を見直すほか、所要の改正を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「条例改正に至った経緯はどのようなものか。また、道路占用料の額が改定されることにより、歳入においてどの程度影響があるのか」との質疑に対し、「道路占用料の改定時期については、国土交通省より3年ごとに改定を検討することが妥当と示されており、前回条例改正を行った平成26年から3年が経過することから、今回、条例改正を行うものである。また、今回の改正により年間で約2,700万円の歳入の増加を見込んでいる」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第30号について。
 今回の補正は、歳出第7款商工費において、地方卸売市場事業特別会計繰出金、いちかわ桜まつり負担金を、第8款土木費において、道路補修工事費、道路改良等設計委託料、道路用地等購入費等を計上したものであります。また、債務負担行為の補正において、里見公園桜まつり会場設営等委託費を追加し、その期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、債務負担行為補正の里見公園桜まつり会場設営等委託費について、「限度額が900万円となっているが、どのような委託業務について計上するのか」との質疑に対し、「里見公園の桜まつりは毎年4万人から5万人の来場者があり、これに対応するため、会場設営及び清掃等業務委託、会場警備等業務委託、じんかい収集運搬業務委託を行うものである」との答弁がなされました。
 次に、第8款土木費、道路環境整備補助金について、「不知森神社前の樹木を伐採するために約495万円の補助金を計上しているが、補助率はどうなっているか。また、補助金の額が高額となっている理由は何か」との質疑に対し、「本補助金の補助率は総事業費の10分の9である。樹木の伐採に当たっては、国道14号の交通規制が必要になること、夜間に伐採作業を行うこと、また、樹木の上にある電線類の防護が必要になることなどから、多額の費用がかかるものである」との答弁がなされました。
 次に、交通対策費、施設修繕料について、「施設修繕を実施する駐輪場数及び修繕内容はどのようなものなのか」との質疑に対し、「13カ所の駐輪場において、夜間の照明施設、駐輪用のラック及び地下駐輪場の誘導灯などの修繕を行うものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第31号について。
 今回の補正は、歳出において、施設修繕料、私設下水道管渠敷設費補助金、下水道事業計画変更等委託料等を、歳入において、前年度繰越金を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第32号について。
 今回の補正は、歳出において、施設修繕料、買受人組合事務所移設委託料、低温貯蔵庫取りこわし工事費を、歳入において、一般会計繰入金、前年度繰越金を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、市場管理費、施設修繕料について、「今回の補正予算によりどのような修繕を行うのか。また、民営化に向けて、今後も市が修繕を行っていくのか」との質疑に対し、「施設修繕料については、老朽化や防火に対する安全確保のための屋根及び外壁の修繕を行うためのものである。今後も民営化に向けて、必要な修繕は行っていきたいと考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号について。
 本案は、既定予算に基づく市川南7号幹線建設工事委託(その2)について、日本下水道事業団との間に市川南7号幹線建設工事委託に関する基本協定の一部を変更する協定を締結するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「汚染土が発現したことにより処分費用が増加になったとのことだが、どのような物質が検出され、どのような処分を行うこととなるのか」との質疑に対し、「工事箇所の土壌調査を行ったところ、環境基準値を上回る自然由来のヒ素が検出されたことから、密閉された車両による運搬や薬品による浄化など、通常とは異なる処分が必要となったことにより、処分費用が増加したものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 総務委員長、中村よしお議員。
〔中村よしお総務委員長登壇〕
○中村よしお総務委員長 ただいま議題となっております議案第26号市川市税条例の一部改正について、議案第27号市川市スポーツ広場の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第28号市川市使用料条例の一部改正について、議案第30号のうち総務委員会に付託された事項について、議案第36号市川市東消防署高谷出張所新築工事請負契約について及び議案第38号千葉県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第26号について。
 本案は、個人の市民税における寄附金税額控除の対象となる特定非営利活動法人を加えるとともに、既に当該対象となっている特定非営利活動法人からの申し出により、当該法人を当該対象から外すためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第27号について。
 本案は、中国分スポーツ広場の土地の所有者から当該土地に係る使用貸借契約を平成29年度をもって終了とする旨の申し出があったことから、同広場を廃止するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「中国分スポーツ広場は、平成16年に7,800万円をかけて整備したとのことだが、土地の貸借に係る契約の期間はどのようになっているのか。また、所有者から土地の一部返還の希望があったとのことだが、土地の買い取りについては検討したのか」との質疑に対し、「本件土地については、平成16年から5年間の使用貸借契約を締結しており、以降3年ごとに更新している。また、土地の買い取りについては、かねてより、所有者から土地の活用についての意向があったこと、一部を返還したあとのサッカー場としての継続使用についても検討したものの、グラウンドの面積縮小や駐車場の確保等において、現在と同じ水準でのサービス提供はできないことから、全部の土地を返還せざるを得ないと判断したものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第28号について。
 本案は、おおむね3年ごとに行う使用料の額の見直しに係る検討結果を踏まえ、市民体育館、南行徳市民談話室等の使用料の額を見直すとともに、廃止する中国分スポーツ広場の使用料に関する規定を削るほか、所要の改正を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「今回の使用料の改定は、平成27年度決算に基づく施設別行政コスト計算書をもとに算定しているとのことだが、曽谷公民館の視聴覚室の使用料を引き下げることとした理由は何か。また、その他の貸し室については引き下げを行わない理由は何か」との質疑に対し、「曽谷公民館の視聴覚室については、これまで貸し室の面積の中に、利用者が使用しているとは言いがたい倉庫の面積が含まれていたため、それを除いて算定した結果、引き下げとなったものである。また、その他の貸し室については、施設別行政コスト計算書に基づき算定した結果、公民館の貸し室全体の使用料単価が0.03円の減額となったが、実際の使用料に換算すると、大きな部屋でも最大で10円の影響しか生じなかったため、今回の見直しでは据え置きとしたものである」との答弁がなされました。
 次に、「今回の使用料の見直しでは、政策的判断で据え置きとした施設もあるとのことだが、それはどのような判断によるものか」との質疑に対し、「今回、使用料を据え置きとした施設については、前回の使用料の見直し時において、3倍の上限での見直しを行ったことのほか、公民館等の貸し室においては段階的に引き上げを行い、直近では昨年10月に引き上げを行ったばかりであることなどを踏まえ、総合的に判断したものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第30号のうち総務委員会に付託された事項について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出においては、第2款総務費第1項総務管理費において、東京外かく環状道路開通記念イベント負担金、基幹系システム運用管理委託料、中国分スポーツ広場原状復旧工事費等を、第3款民生費第1項第5目国民年金費において、国民年金システム改修委託料を、第9款消防費第1項第1目常備消防費において、消耗品費等を増額するほか、歳入においては、第13款国庫支出金において、社会保障・税番号制度システム整備費補助金等を、第14款県支出金において、保育士処遇改善事業費補助金等を、第20款市債において、体育施設整備や道路補修等に係る事業債等を増額するものであります。また、繰越明許費の補正では、中国分スポーツ広場原状復旧事業について、年度内の支出が困難であるため、翌年度へ繰り越す措置を行うほか、地方債の補正においては、起債の限度額を変更するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳出第2款総務費のうち企画費、東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致等負担金について、「今回の補正では、本負担金として600万円を計上しているが、今後、負担金がふえる見込みはあるのか」との質疑に対し、「本負担金は、平成29年11月に予定されているフェンシングの多国籍キャンプに係る経費、30年3月に予定されているゴールボールのキャンプに係る経費のほか、キャンプの誘致に関する外国からの視察の受け入れに対応するための経費を積算した金額であり、29年度における負担金は、現時点では600万円を見込んでいる」との答弁がなされました。
 次に、東京外かく環状道路開通記念イベント負担金について、「本イベントの実施予定日、内容、全体経費等の概要はどのようなものか」との質疑に対し、「本イベントの開催は、平成30年3月11日を候補日としており、内容としては、道路部分を利用したハーフマラソン大会のほか、新設される道の駅の駐車場部分での物販や飲食の販売、子育て家庭を対象とした情報提供やイベントを行う子育て応援メッセ、工事用車両の展示など、本市のシティセールス方針に沿ったものを計画している。また、イベント全体の経費としては、本市の負担金800万円のほか、県の負担金、協賛金、ハーフマラソンの参加費、物販等のテナント参加料など、合わせて約2,300万円を予定している」との答弁がなされました。
 次に、情報システム費、基幹系システム運用管理委託料について、「本委託料は、住民票等に旧姓を併記するなどの国の制度改正に本市の住民記録システムを対応させるための改修費用とのことだが、改修の内容はどのようなものか」との質疑に対し、「本委託料に係るシステムの改修は、総務省から発表された考え方に基づき、過去に使用してきた戸籍上の氏を、住民票や個人番号カードの券面等に併記することに対応するよう、システムの管理項目の追加や帳票のレイアウトの変更等を行うものである」との答弁がなされました。
 次に、スポーツ費、塩浜市民体育館トイレ等改修工事費について、「本工事費は、塩浜市民体育館のトイレのグローバル化、バリアフリー化を図るためとのことだが、工事の時期はいつごろを予定しているのか」との質疑に対し、「本改修工事は、当初予算に計上した体育館の天井や空調、エレベーター等の工事を10月から3月まで予定している中で、この間に工事を行おうとするものであり、本案の議決後、入札等を経て、11月ごろには着工できるものと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第3款民生費、国民年金システム改修委託料について、「本委託料に係るシステムの改修により、基礎年金番号ではなく個人番号のみで照会等が可能になるのか。また、本市の年金事務において、どれだけの効率化が図られるのか」との質疑に対し、「個人番号の活用という面において、国は、基礎年金番号と個人番号との併用により、原則として個人番号でも届け出等ができるよう求めており、本件システム改修は、これを反映するためのものである。また、事務の効率化という面においては、国は、これまで日本年金機構に紙媒体で報告していたものを、個人番号を取り入れた上で、電子媒体で提出するよう求めており、システムの改修によりデータを直接取り出して日本年金機構に報告できるようになるため、その分、事務の効率化が望めるものと考えている」との答弁がなされました。
 次に、歳入第14款県支出金、保育士処遇改善事業費補助金について、「本補助金については、保育士の給与1人当たりにつき県が1万円、市町村が1万円の計2万円を補助するとの報道がなされていたが、補助の対象となる保育士の人数はどのくらいを見込んでいるのか」との質疑に対し、「県による補助は、市がこれまでに実施してきた補助にさらに上乗せするというものであり、今回の補正による対象人数は1,056人である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第36号について。
 本案は、既定予算に基づく市川市東消防署高谷出張所新築工事について、岩堀建設株式会社との間に工事請負契約を締結するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「高谷出張所は消防艇が配備され、海に近い場所にあるが、本件工事において、高潮などの対策は考えられているのか」との質疑に対し、「本市の洪水ハザードマップによれば、本出張所を含む地域の高潮による浸水想定は約0.5mであるが、本件工事においては、発電機や職員の執務室などの重要な設備は建物の上階に配置して、万が一の被害が出た場合でも業務を継続できる体制を構築している」との答弁がなされました。
 次に、「本件工事により、女性消防士のための仮眠室等の設備が整えられるとのことだが、そのほかに、新設される設備や機能にはどのようなものがあるのか」との質疑に対し、「本件工事により出張所の耐震化が図られることから、地震による断水で消火栓が使用できなくなった場合に備え、建物の?体を利用して、耐震性を有する100tの防火水槽を設置しているほか、屋上には消防隊の訓練用具の取りつけや訓練スペースも確保できるようにしている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第38号について。
 本案は、千葉県市町村総合事務組合規約に、新たな事務として軽自動車税の賦課徴収に関する申告書の受付を加えるとともに、当該事務を共同処理する団体を加える旨の改正を行う協議について、議会の議決を求めるものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 金子貞作議員。
〔金子貞作議員登壇〕
○金子貞作議員 おはようございます。日本共産党の金子貞作です。ただいま議題となっています議案第30号平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、以下、反対理由を述べます。
 第7款商工費2目商工業振興費、いちかわ桜まつり負担金1,000万円について、これは真間川の桜が咲く時期に、川の下から桜を見物できるようにすることや、学校の校庭を使ったイベントを計画するなどの予算計上で、市内経済の活性化につながるとしています。桜は、市内の里見公園を中心として、長年、それぞれ自治会や商店街が自主的に花見を楽しむ工夫がされてきました。そうした活動には、市は一切補助せず、1,000万円もかけて市が真間川の桜を楽しむイベントをなぜ行うのでしょうか。余りにも唐突です。1,000万円の予算があれば、真間川の桜を楽しんでいただくためにも、歩道の段差の改善や真間川の桜並木を守る会、自治会の皆様に少しでも補助金を出すことが先決ではないでしょうか。また、真間川に船を浮かべて桜を楽しむ検討もされているようですが、ゲリラ豪雨などで急に川が氾濫することもあり、防災対策上も理解できません。
 次に、第8款土木費3目道路新設改良費、道路用地等購入費に1億3,523万円が予算計上されています。これは北方町の市街化調整区域に行政主導による地区計画を導入し、市道4493号を12m道路に拡幅するものです。地権者が24軒、そのうち同意が得られた二、三人、約1,000平米の土地を購入する予算計上です。この地区計画は民間による区画整理事業がバブルの崩壊で頓挫し、今度は市が主体になって道路の拡幅や水路改良も行って開発を誘導することになります。総事業費も不明であり、地元地権者の理解も不十分なまま、市が平成30年度末までに事業を行う予定です。地区計画は、その地区にお住まい、または土地を所有されている皆様が主役となって計画づくりを進め、決定に向けて地区の皆様と行政とのパートナーシップが重要となります。ルールに合わない建物が建築される懸念があるからといって、本来、開発が抑制される地域であえて行政主導で地区計画を推進することが、市民のためのまちづくりになるのでしょうか。市民が主体となった地区計画の推進こそ必要です。
 以上、反対理由です。
○松井 努議長 以上で通告による討論を終わります。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第26号市川市税条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松井 努議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第27号市川市スポーツ広場の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第28号市川市使用料条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第29号市川市道路占用料条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第30号平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第31号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第32号平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第33号平成29年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第34号平成29年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第35号平成29年度市川市病院事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第36号市川市東消防署高谷出張所新築工事請負契約についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第37号市川南7号幹線建設工事委託に関する基本協定の変更についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第38号千葉県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 

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