更新日: 2018年5月28日

2018年3月15日 一般質問(かいづ勉議員)

一般質問(かいづ勉議員)

会議
午前10時開議
○松井 努議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○松井 努議長 日程第1一般質問を行います。
 発言を許します。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 会派自由民主党、かいづ勉であります。ただいまから市政に関する一般質問をさせていただきます。
 最初に、新根本橋の橋梁修繕工事の経緯及び周辺住民への周知徹底についてであります。
 そもそもこの質問のきっかけは、この橋を生活道路の一部としている住民の方からの私に対する苦情でありました。その方の言によりますと、新根本橋が閉鎖されることを知らなかった、前もって地域住民に知らせるべきではないかとのお叱りでした。私も真間川のことなので、最初は、これは県の管轄事業じゃないかな、細かいところに県も神経が行き届いていなかったのかなと、そういうふうに思っていたんですが、私の勉強不足でありまして、これは真間川にかかる橋というのは市の管轄だということがわかりまして、この市川市の事業に対するこういう苦情、真間川の橋、生活道路の橋が使えなくなっちゃったと。もちろん人も車も通れないということでありますから、そういう大切な生活道路、この新根本橋の工事に至った経緯と改修の必要性、どういうところで改修しようかなと思ったのか、まずはお伺いいたしたいと思います。
○松井 努議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 初めに、工事に至った経緯についてお答えいたします。
 市が管理する橋梁につきましては、従来の管理手法である対症療法的な対応から、計画的かつ予防的な対応に転換することで、道路交通網の安全性と信頼性を確保することを目的に、平成25年3月、市川市橋梁長寿命化修繕計画を策定しております。この計画では、定期点検を行い、その判定区分に基づき速やかに補修等を行う必要があると判定した橋梁の修繕工事を進めることとしております。この計画に基づき、現在、新根本橋を含む2橋の修繕工事を行っているところで、今年度末までに24橋の工事が完了する予定でございます。
 次に、新根本橋の改修の必要性でございます。具体的に補修が必要な箇所でございますが、床版の一部に著しい腐食を伴う損傷や、橋梁全体の鋼部材に腐食が確認されました。腐食が進行した場合には版厚の減少や断面が欠損し、橋梁の機能の低下により通行に支障が生じるおそれがあるため、改修が必要となったものでございます。このため、床版の交換及びコンクリート舗装の打ちかえや橋梁全体の再塗装の工事を実施しております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。答弁の中身は、経緯に対して、平成25年3月に橋梁長寿命化修繕計画ということを策定して、定期点検を行ったと。その中に新根本橋の改修工事が必要であると気がついたそうですが、その必要性ということについて、腐食があったのかどうか、どういうところが主に工事をしなくてはいけないのか。人の安全性とか、事故があってはいけないことなんで、そこら辺はどういうふうにお考えなのかなと。そして、市民のこういうことに対して、こういう工事をやるということに周知が徹底していない、いわゆる不十分ではなかったのかなと、その周知についてもお伺いいたします。
○松井 努議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 まず、工事の妥当性についてお答えいたします。
 改修を行う判断についてでございますけれども、新根本橋は平成24年に実施した定期点検により補修等を行う必要があると判断したものでございます。この定期点検につきましては、業務委託により実施したもので、点検の際には専門知識を有した技術者が橋梁の健全性の判断を行ったものでございます。それに基づいて、今回修繕を行っております。
 それから、周辺住民への周知でございますが、工事に係る周辺住民の皆様への周知については、道路工事等の実施の際は工事箇所の沿道住民の皆様に工事のお知らせの御案内文をポスティングにより配布するとともに、工事の予告板を設置するなどして、通行者への事前周知を行っております。新根本橋の修繕工事につきましても、工事着手の約1カ月前に地元自治会長へ工事概要や交通規制の概要などを説明するとともに、周辺住民の皆様には、約2週間前に工事のお知らせ約150枚を配布したところでございます。また、この橋を御利用している皆様には、1週間前に工事予告板を設置し、通行どめなどの周知を図ってまいりました。しかしながら、今回、一部の方から工事の周知がなかったとの声をいただいているとのことでございますので、今後行う工事につきましては、周辺住民及び利用される皆様に影響が大きい場合には、よりわかりやすい予告板の設置や、自治会に工事のお知らせの回覧をお願いするなどの方法により周知を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 行政は安全のためと、市民の命、そういう事故があっては遅いということで、150枚の工事のお知らせをまいたということで、それはそれとして一定の理解はするんですが、いわゆるその150枚で足りなかったから、そういうところに周知徹底できなかったのかなと思います。そしてまた、私は、回覧というのは大体見ると思うんですね。回覧を地域の市川3丁目、4丁目の方々に回すべきではないのかなと思いますが、その点はどうですか。
○松井 努議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 今後、ある程度広いエリアを捉えながら、そういったチラシなり、先ほども申し上げましたけれども、自治会のほうへ回覧をお願いしたり、自治会長さんのほうへ周知に伺ったりしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 理解しました。これからも市民の安全とか、事故とか、そういうものを守るために道路交通部長さんの御努力をお願いいたしたいと思います。
 次に移ります。次は、国府台公園のテニスコートが閉鎖されるとのことですが、閉鎖の理由及び期間等についてお伺いいたしますというのが私の表題でございます。
 市川市はスポーツ振興基本計画という概要版、ここにこういうのを持ってきたんですが、なかなかきれいな雑誌で、この概要版を文化スポーツ部スポーツ課で29年3月に編集したということでありますが、その中身はスポーツ振興基本計画、平成29年3月から平成33年度の5年間、その内容は、「健康で、ふれあい生まれるスポーツのまち、市川」を目標に、「近年、少子高齢化や情報化の進展、地域社会の空洞化や人間関係の希薄化が進むなど、国内を取り巻く社会環境や価値観が急激に変化している中、スポーツへの期待はますます高まってきています」と書いてありました。市川市総合計画では、施策目標として「スポーツ環境の充実」をうたっていますが、市川市スポーツの振興理念は、こういうことでは私は納得し、理解しますが、片や、国府台のテニスコートが閉鎖されるということは、愛好者のためにも大変理解しにくいことだと思いますし、また、閉鎖しないで残さなければならないと考えております。国府台テニスコートでテニスプレーをしている愛好者は、J:COM北市川スポーツパークでテニスプレーをしなさいというようなことも聞いていますが、国府台のテニスコートから北市川のJ:COMは余りにも距離がありますので、そこら辺のことはどういうふうにお考えになっているのか、御答弁を求めたいと思います。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 これまで国府台公園は運動施設率の問題や、各施設の老朽化、駐車場、緑地の不足など、スポーツ施設としての機能、公園としての機能など数多くの課題がございました。本市では、これらの課題を解消するため、平成26年に市川市北東部スポーツタウン基本構想を策定いたしまして、この構想に基づき、市全体のスポーツ施設の改善に取り組んでまいりました。昨年の7月にはJ:COM北市川スポーツパークを開園し、国府台公園のテニス機能を移転することで、今年度末にテニスコートを全て廃止をし、国府台公園の運動施設率の緩和を図る予定としていたところでございます。しかしながら、都市公園条例の改正や、千葉商科大学との土地交換の進展などによりまして、国府台公園にテニスコートを残せる見込みが立ってまいりました。現在稼働しております国府台公園南側のテニスコートは、昭和44年に開設をし、昭和55年にハードコートに改修したものでございます。このハードコートのメンテナンスにつきましては、10年から15年程度を目安として、直近に行ったメンテナンスは平成15年度でありますことから、現在のコートの状況は、コートを覆うようにコケが生え、滑りやすくなっているほか、ところどころに塗装の?がれや、ひび割れが発生し、安全にテニスができない状況になってきているところでございます。
 このような中、テニスコートの整備につきましては、国府台公園再整備基本計画において検討することといたしましたことから、現況の安全にプレーする環境が整っていないことに加えまして、基本設計が始まると測量などによる委託業者の作業に影響も考えられることから、基本設計委託に合わせまして、年度末をもって一時閉鎖とさせていただいたものでございます。閉鎖期間につきましては、こういったことから、現段階では具体的にいつまでというお答えはできませんが、設計作業を進める中で調整をさせていただきたいというふうに考えております。
 また、利用者に対しましては、市公式ウエブサイトや施設予約システムのほか、テニスコートのフェンスへ案内看板を設置するなどによりましてコート閉鎖を周知しており、整備が終わるまでの間、御迷惑をおかけいたしますが、御理解と御協力をお願いしているところでございます。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。私も、そのテニスコートはよく見ているんですが、先ほどの部長さんの答弁だと、コケが生えたりひび割れがあったりということでありますが、今現在、テニスの愛好者の方たちは喜んでやっているわけです。そういう苦情が私にも決して伝わってきませんし、なかなか苦しい答弁だなということを私はお察ししますが、設計や工事をやるんでしょうけど、閉鎖はできるだけ短くして、どのくらいの期間か知りませんが、それにかわる民有地の代替なんていうのはお考えになったことはあるんですか。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 代替策というお話でございます。繰り返しの答弁となりますけれども、私どもは、基本的にはJ:COM北市川スポーツパークへテニスコートを移転しておりますことから、本スポーツパークの利用をお願いしているといった考え方でございます。しかしながら、御質問者のおっしゃるとおり、国府台地区でなければ活動できないという方もおりますので、現況の菅野終末処理場のテニスコートなどを御利用いただくということで御案内をさせていただいているところでございます。再整備までの間、御利用者の皆様には、切に御理解と御協力をいただきたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。今の御答弁の中で、菅野終末処理場へ行ったらどうかという御答弁がありましたけど、菅野終末処理場も人気があっていっぱいなんですね。それで、これをまたとるということ、場所を確保するということは大変なんですよ。そういうことで、私は、閉鎖している間、代替地を何とかどこかお願いしたいと思うんですが、そういう案は今のところ考えていないのですか。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 先ほど民有地というお話でございました。民有地につきましては、私どもは昨年、平成29年度の予算の際、一昨年でございますが、国府台周辺の民有地につきまして、いろいろ探してまいりました。テニスコート1面を設けるためには600㎡か700㎡の用地が必要となります。住宅が密集している地域でございますので、そういった一団となる用地がなかなか見つからなかったということが私どもの調査ではございます。そういったことでなかなか民有地の手当てができないという状況にありまして、ただいま申し上げました菅野終末処理場のテニスコートも、今あの周辺では公設ではそこしかございませんので、一時期、そこに御案内をさせていただいているということでございます。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 一時的に閉鎖ということなんですが、整備のためということだと思いますが、国府台のテニスコートで活動している愛好者のためにも、早く整備を終わらせて、そして、またすばらしいテニスコートで国府台のテニスを愛好している人たちに喜んでもらえるようなテニスコートをつくっていただきたい。答弁は苦しいでしょうから、結構です。
 次に移ります。次は、やっぱり文化スポーツに関係している質問ですけど、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定しまして、スポーツに対する機運が大変高まっております。本市においても次世代を担う子供たちへのスポーツの支援が必要と私は考えていますが、現在の支援状況についてお伺いいたします。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 現在、本市が子供たちを対象に支援しているものがございますので、幾つか御紹介をさせていただきます。まず初めに、青少年スポーツ国際交流事業の一環といたしまして、市内の児童生徒を対象に、国際性を高め、本市のスポーツ振興及び国際競技力向上のための補助金を交付しているものがございます。また、5年に1度ではございますが、日中国交正常化記念事業卓球交歓大会といたしまして、参加者への負担金を行っております。このほかスポーツ大会派遣補助金といたしまして、市内などで市民等で組織されております対象団体へ、全国大会あるいは関東大会などに出場する際の費用の一部を支援しております。このほか、市川市体育協会の協力を得まして、平成8年度より学校週5日制に対応し、子供たちを対象にサタデースポーツ教室を行っております。さらには、全国組織でもあります日本スポーツ少年団の下部組織である市川市スポーツ少年団への支援も市川市体育協会を通じて行っております。
 また、総合型地域スポーツクラブへの支援や、スポーツ推進委員を通じまして子供たちがスポーツに触れる機会の提供や、指導などの活動を行っているところでございます。スポーツは、未来のある子供たちに相手への敬意や思いやりの気持ち、仲間と協力することの大切さなど、体力や技術の向上だけでなく心の成長も期待できますことから、本市といたしましても、子供たちへの支援は重要であると認識しているところでございます。2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催もございますことから、市民のスポーツに対する注目も高まってくることが期待されます。本市におきましても、この大会を契機に、さらなるスポーツの推進につながるよう、今後も体育協会やスポーツ推進委員連絡協議会、各総合型地域スポーツクラブなどと連携を図りまして、子供たちや団体等への支援体制も含めて取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。市川市も子供のスポーツに対していろんな面で援助をしているということがわかりました。その中に少年ラグビーという少年の会があるんですが、その少年たちは約100数十名参加して、特に夏になるとラグビーのメッカであります菅平高原のいちかわ村に合宿に行っていたんですが、突然閉鎖されて大変苦しい、費用負担が大変だと。いちかわ村がまだ使えるときは、あそこは公共施設で、そして市のバスも使える。市の施設ですから、市のバスは当然行けるわけでありまして、そういうことでは大変お世話になったんですが、御案内のように、いちかわ村が突然閉鎖されちゃった。そういうことで費用が、旅費もそうですし、泊まるところも民間ですから料金が高いということで、保護者の方たちは大変苦労しているということで、そういうことに対しての援助というものはお考えになっていただけるのかどうか、御所見をお伺いします。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 何らかの支援というお話でございます。市から直接的な新たな財政支援ということになりますとなかなか厳しい面がございます。このようなことから、どういった支援ができるかできないか、そういったことにつきまして、関係する団体、あるいは関係部署と今後その可能性について探ってまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。先ほど申しましたように、菅平いちかわ村というのは、行政の一方的な廃止。そして、この少年ラグビーは29年間も毎年続けて菅平いちかわ村へ行っていたわけです。そういう中で、先ほども申し上げましたように、宿泊も交通費もかなりかさんで苦しい。そういうことで、いちかわ村が閉鎖になったということは、行政側にだって多少の責任があるのではないかと私は考えるんですが、今後の支援について、部長さんも、今私がこうやってお願いしたことを、ぜひ何とか支援、補助をお願いしたいと思います。御答弁は結構です。
 続いて、市川市立第三中学校南側を初めとします市内の崖地整備の状況についてお伺いします。
 市川市立第三中学校南側を初めとします市内の崖地整備の状況についてでありますが、平成26年8月の広島で発生した大雨による土砂災害は、今も私の頭の中に、目の中にとどまっております。皆様方においても随分記憶している方がいらっしゃると思いますが、こういう土砂災害、人的被害や建物が崩壊するということで、近年でも鹿児島県や神奈川県の多くの県で崖崩れが多数発生しているところでもあります。千葉県でも、平成28年、崖崩れが1,040件あった。そして死者が18人。また、平成29年においては死者24名というとうとい命が失われたわけであります。そういう状況下において、この質問も平成27年6月定例会に私は行っているのですが、いわゆる今やっていることは、そういう二中の下にいる人たち、(「三中」と呼ぶ者あり)三中だ。三中の崖地の下で生活をしている人たちに、やっぱり行政として安全に早く整備をしていただきたいということでございますが、そういうことに対する認識をどのように思っていらっしゃるのか。市内の崖地と三中の崖地対策のその後の状況についてお伺いします。
○松井 努議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 市内の崖地の整備状況についてお答えをいたします。
 土砂災害には大きく土石流、地すべり、急傾斜地の崩壊の3種類がありますが、本市では広島のような土石流はないというふうに考えており、急傾斜地の崩壊、いわゆる崖崩れの警戒が特に必要であるというふうに認識をしております。一般的な崖地と呼ばれるものは市内北部に多いわけでありますが、そのうち本市の地域防災計画においては、崖崩れに対して警戒が必要な区域で崖崩れが発生した場合に避難が必要となる区域を崖崩れ警戒区域として、現時点では88カ所の指定を行っております。これらの崖地につきましては、地区別の減災マップにその位置や区域を示し、大雨の際の避難場所とあわせて広く周知を行っているところであります。崖地の災害は、その発生の見きわめが難しく、ふだんから崖地についての知識や大雨時の気象情報などに関心を持っていただくことが大切であります。そのため、崖地付近にお住まいの方へ災害情報の入手の手段や、その情報による避難の対応などを記したリーフレットを配布し、速やかに避難してもらうよう周知に努めているところであります。また、毎年梅雨入り前にはチラシを配布し、崖地の状況を確認するためのチェックポイント、それにあわせて崖地整備の補助制度などもお知らせをしております。さらに、台風など大雨が予想される際には崖パトロールを実施し、崖地の状況を確認しているところでもあります。
 一方で、崖地の整備状況につきましては、急傾斜地崩壊対策事業により整備したもの、民間の宅地造成によるものなどがあり、合わせて20カ所が整備済みとなっております。残りの箇所につきましては未整備ということになりますが、その中には部分的に整備されたものも存在をしております。これらの崖のうち、特に危険な状況の崖地に対しては、所有者に対して整備等の安全対策を講じてもらう、そのような文書にて通知を行っているところであります。
 次に、三中南側の崖地についてであります。この崖地は傾斜角が約60度、高さが約7mから13m、長さが約60mございまして、崖崩れによる被害が想定される住宅戸数といたしましては約20戸になっております。崖地は、その所有者等が安全な状態に整備し、維持管理することが原則でありますが、当該地につきましては、地元の一部の方から崖地整備の要望がございました。このことから、これまで土地所有者等へ説明会を通じて急傾斜地崩壊対策事業を中心に、必要な手続の流れや工事に係る費用負担などについて説明してきております。昨年11月には関係する土地所有者の方々を対象に意向調査を実施したところ、おおむね7割の方から急傾斜地崩壊対策事業を希望するという結果が示されたところであります。
 以上であります。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。私もこの三中の崖地の説明会には参加させてもらっております。70%の方は大体納得しているのですが、今も街づくり部長さんがおっしゃいましたが、残りの3割が大変であるということで、こういうことがよく言われますが、区画整理事業、そして再開発事業の残りの3割から2割が大変だ。そういう理解をしてもらうためには大変苦労がある。行政側では大変だと。こういうことに対して、三中の崖地の住民の約3割ぐらいは、説明に対してまだ十分納得していないということでありますが、この3割の方の理解を得るためにはどうしたらいいのかなと、部長さんの御答弁をお伺いしたいと思います。
○松井 努議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 再質問にお答えいたします。
 御質問者のおっしゃるとおり、残りの1割、2割というのは本当に大変な状況だと思います。この崖の約3割の方の意向といたしましては、費用負担が生じるため整備を希望されない方、あるいは態度を保留されている方、そして、意向調査に回答されなかった方などもございました。今後、より具体にわかりやすく個別説明を行っていきながら、全員の方に理解が得られるよう努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上であります。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。今、街づくり部長さんからは、この残っている3割の方に説明するのが大変だということでありますが、個別に対応していくということの考えはおありになるのか、もう1度御所見をお伺いします。
○松井 努議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 繰り返しになりますが、個別に対応していきたいというふうに考えております。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございます。個別に対応していかれるという大変心強い御答弁をいただいたので、私は、これから三中の崖地の人たち、そして、そういう安全を守ろうという行政側の考え方も大変だと思いますが、この崖地が崩壊する、先ほども言いましたけど、全国的に死者が多く出ているところで、こういう事件を解決するには、危機管理課も仕事の一部だと思います。人の命、いわゆる危機管理というんですから、危険なことをやっぱり行政側が管理してやっていこうということでありますから、いわゆる行政は縦社会だということがよく言われます。私は、このまちづくりもいろいろと仕事の範囲が広いですし、そういう意味では危機管理が一番適しているのではないかなと。よく言われます横串を刺せということがありますが、そういう点も、私は今後、この三中の崖地を早急に対処し、解決するのには危機管理が大切ではないかと思います。そして、副市長さんでいらっしゃいます笠原さんは、過去、危機管理にいらっしゃいましたので、体調が大分お悪い、体調不良だと、元気がないんですが、今後のこういうことに対して、笠原副市長さんの御所見を一言お伺いしたいと思います。
○松井 努議長 副市長。
○笠原 智副市長 危機管理につきましては、台風や地震、災害時におきまして、もちろん街づくりや道路交通、水と緑、また、それ以外の全ての部署と連携をとって通常から対応をしております。今回出ております三中南側の崖地につきまして、既に急傾斜地崩壊対策事業として進めているということであります。しかも、逆に言うと7割の方にもう既に賛同をいただいているということですので、残り3割、街づくり部長の答弁で、個別に当たっていくということでありますので、危機管理部門も加えて、一緒になって対応していきたい、このように考えます。
 以上であります。
○松井 努議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 副市長さん、ありがとうございました。危機管理も街づくり部と一緒になって対応していくという心強い御答弁に感謝いたします。どうぞ早くこの三中の南側の崖地の下を歩いても安心して通れるようにしていただきたいと思います。
 以上です。終わります。
○松井 努議長 これをもって一般質問を終結いたします。

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