更新日: 2017年12月28日

2017年9月28日 一般質問(石原みさ子議員)

一般質問(石原みさ子議員)

○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 会派清風会の石原みさ子でございます。通告に従いまして、一問一答にて5つのテーマで一般質問を行います。よろしくお願いいたします。
 初めの質問は、J:COM北市川スポーツパークについてです。
 去る7月30日、市川市柏井町の医療センターに隣接する緑豊かな地に立派な運動公園がオープンいたしました。私も地元の議員としてわくわくしながら開園記念式典に臨みました。
 そこで質問いたします。盛大に開催されました開園イベントの特徴や工夫、検証結果についてお伺いいたします。地元自治会や利用された市民からはどのような声がございますでしょうか、あわせてお答えください。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 お答えいたします。
 開園式典後に開催いたしましたオープニングイベントの特徴や工夫点でございますが、J:COM北市川スポーツパークは、テニスコートを初めスポーツフィールドなどの広場や周回できるウオーキングコースなどを設置したさまざまな用途で利用できる施設でございます。このことから、私どもイベントの開催に当たりましては、テニスを初めスポーツの楽しさを感じてもらうこと、地元や関係団体の連携強化を図ること、そして、イベントを通じて広く施設を知ってもらうことを大きな柱として準備を進めてまいりました。テニスイベントにおきましては、市川市テニス協会や市川市ソフトテニス連盟に御支援をいただき、プロ選手など6名を招き、市民と各種レッスンなどを行いました。このイベントでは、杉山愛さんや伊達公子さんなどとダブルスでペアを組み、元世界ランキング13位、全仏オープンで4位という成績を残したプロテニスプレーヤーの藤原里華選手や、全日本選手権優勝4回、全豪オープンにも出場した元プロテニスプレーヤーの本村剛一選手などによる市民代表選手とのエキシビションマッチを行いました。これは、ふだんなかなか体験できないトップアスリートのスピードと、正確で迫力あるプレーを間近で体験していただこうと企画したものでございます。また、スポーツフィールドにおきましては、総合型地域スポーツクラブである北市川スポーツクラブに協力をいただき、クラブの種目でもあるラグビーやフットベースボール、太極拳など、誰もが自由に参加できる体験会を開催いたしました。そのほかにも家族連れや若年層を対象とした親子テニスレッスンを初めテニスの的当てゲームなど、多くの皆様に参加していただき、テニスを初めスポーツの楽しさを感じてもらうため開催しております。また、大柏地区自治会連合協議会と地元飲食店の方々がイベントを盛り上げようと協力をして、地元の野菜や果物、パンの販売など模擬店を出店していただきました。
 また、検証結果ということでございますが、今回の開園イベントには、世代にかかわらず約3,000人もの大変多くの方々が参加をしていただき、盛大に開催できましたことは、施設を広く市民の皆様に知ってもらうことができたとともに、テニスなどを通じてスポーツの楽しさを実感していただいたものと思っております。このイベントの開催に当たりましては、準備段階から、先ほど申し上げましたスポーツ団体や地元自治会などと重ねて協議を行ってまいりました。これにより、ふだん余りつながりのない団体が1つの目的に向かって協力し合うことで交流が生まれ、親睦が深まり、ついてはスポーツの普及と地域の発展につながったものと認識をしております。このように、スポーツの楽しさの周知や団体間の連携強化、施設を広くPRするといったイベントの趣旨に見合う成果が上げられたと認識をしております。
 次に、市民の声でございますが、地元自治会の方からは、地域のイベントに使いたいという要望や、みんなに楽しんでもらえるような公園にするために地域のものとして盛り上げていきたい。また、車や自転車などを気にせず散歩できるのはよい。自宅と職場の中間地点にこの施設があるので、仕事の行き帰りに自然の中で毎日楽しんでウオーキングをしている。さらには、広い公園なので、子供を安心して遊ばせることができるなど、窓口や手紙などで喜びの声を数多く聞いております。今後におきましても、市民の皆様には、日ごろからウオーキングなどに活用していただくとともに、市の主催事業や自治会や子ども会のイベントなど、さまざまな地域活動に利用していただけるよう、これからも積極的に周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁お伺いいたしました。当日は3,000名の参加者があり、そして地元自治会の協力による模擬店の出店など、スポーツの関係者にとどまらないにぎわいを持つことができたということでございました。御丁寧な御答弁の様子から、当日お天気にも恵まれまして、さわやかな1日を多くの方々が楽しまれたと理解いたしました。
 では、1点再質問いたします。御答弁にございましたテニスコートなんですが、今回のこの北市川運動公園はテニスコートがメーンの施設でございますが、コートは最新の整備と聞いております。私の目には、コートの砂がピンク色に見えたんですけれども、実際はどのようなコートなのでしょうか。また、このコートで実際プレーされた市民の方からはどのような評価がございますでしょうか。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 お答えいたします。
 テニスコートに整備をいたしました人工クレーコートは排水性、耐久性にすぐれ、今までの土のクレーコートの欠点を克服し、維持管理の容易な新しいサーフェスでございます。特徴といたしましては、雨上がりでもすぐに利用できるほか、コート上に敷き詰めてある砂が今までのものより比重が1.5倍あることから、砂ぼこりの飛散を最大限抑えたものとなっております。このように最新の整備を施したコートにつきましては、市民の皆様からは御好評いただいておりまして、幾つか申し上げますと、非常に足になじむコートである、膝や関節に負担がかかりにくい、風が強い日でも砂ぼこりが立たないのでうれしい、多少の雨でも使用でき、雨上がりでもすぐにできてうれしいなど、さまざまな声をいただいております。今後も維持管理をしっかりと行いまして、市民の皆様に気持ちよく御利用いただけるよう、施設の管理運営に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁ありがとうございました。大変すぐれたテニスコートで、本格的な大会や公式戦などにも利用できるのではないかと理解いたしました。また、利用された市民の方からも高い評価をいただいたということ、大変すばらしいと思います。特に膝など、関節にも負担がかかりにくいというコメントがございましたけれども、これは本当に競技者としてはすごくうれしいことだと思うんですね。私自身、剣道を行っておりますが、やはり競技中、体育館の床がかたいと足を痛めやすい。それによるけがなどもございますので、今回テニスをする方にとっても、とても快適なすばらしいコートだというふうに思います。
 では、次の質問に移りますが、開園後のテニスコート、広場の利用状況についてお尋ねいたします。
 先順位者の御答弁で、テニスコートの利用率は8月の1カ月間で約67%と、ほかの施設のテニスコートと同程度であったことは理解しております。ここでは、そのほかの広場3つの利用状況と活動状況をお伺いいたします。
 また、8月1日から活動を開始しております北市川スポーツクラブの利用も含め御答弁をお願いいたします。
○松井 努議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 お答えいたします。
 初めに、3つの広場の利用状況でございますが、まず、芝生のコンディショニングエリアでは、主に試合の開始前に選手がコンディションを整える場として、また、チームがミーティングする場として利用しているほか、家族連れがお弁当を広げるなど、市民の憩いの場としても利用しております。また、スポーツフィールドにおきましては、フットベースボールの活動や子供たちがボール遊びをするなど、自由に利用しております。このスポーツフィールドは、主に学校の校庭に敷設しております岩瀬砂を使用しておりますので、今後はグラウンドゴルフやゲートボールなど、多様な用途に利用が図れるものと期待しているものでございます。さらに、9基の健康遊具を設置しておりますフィットネスゾーンでは、高齢者の方などがウオーキングの際に背伸ばしベンチやツイスト、腹筋ベンチ、さらにはぶら下がりなどの健康遊具を使用する姿が見受けられます。このほか、地元子ども会からはJ:COM北市川スポーツパークを拠点とした駅伝大会を開催したいとの依頼があるなど、今後さらに広場や園路では多種多様な活用が図れるものと期待しております。
 次に、北市川スポーツクラブの活動状況でございます。現在行っている種目はテニス、ソフトテニス、サッカー、ラグビー、フットベースボール、太極拳、ウオーキングの7種目で、現在の会員数は109名でございます。本格的に活動を開始いたしました8月の主な活動状況を申し上げますと、テニスでは開催回数が3回で、参加者数は33名、ソフトテニスでは3回、参加者数は90名、サッカーでは2回の開催で20名の参加者がございました。各種目の開催回数は、月に1回から3回実施しておりまして、8月の全体の開催回数は15回でございます。参加者数は延べ180名となっております。施設のオープンに合わせまして、本公園内に当クラブの事務局の拠点も移し本格的に始動いたしましたので、今後は会員数がふえ、それに合わせ各種目の参加人数もふえていくものと期待しております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁ありがとうございました。3つの広場は、お子様から高齢者の方まで大変利用しやすく整備されているということがよくわかりました。また、北市川スポーツクラブのほうもスムーズに運営がスタートされたということ、御答弁から判断いたしました。市の北東部には、これまで気軽に利用できる大きな広場や公園というのが余りございませんでしたので、地域の多くの市民が歓迎しております。しかしながら、まだまだ十分に周知されているとは思いません。
 そこで私から提案なのですが、今回のことをきっかけに今後の展開として、ぜひネーミングライツ・パートナーである株式会社ジェイコム市川さんと市川市の連携を通して、さらなる周知、そして各種事業を行ってはいかがでしょうか。例えば今回好評でしたプロ選手によるスポーツ教室の開催や地域のスポーツ活動を紹介する番組をつくっていただくなど、お互いにメリットがあり、また発展が見込めるのではないかと思い、御提案いたします。このJ:COM北市川スポーツパークが市民にとって有益で満足度の高い運動公園へと発展しますよう、関係者の皆様には引き続き御尽力をお願いいたします。
 では、次の質問に移ります。次は、市川市動植物園についてお伺いいたします。
 ことし8月、大町の動植物園は昭和62年の開園から30年を迎えました。今、ちょうど上野動物園で誕生したパンダの赤ちゃん、シャンシャンと名づけられまして話題になっておりますが、本市の動植物園でも、これまでレッサーパンダやサル山のニホンザル、オトメちゃん、そして最近では握手のできる流しカワウソなど、動物園の人気者が誕生しております。
 そこでお尋ねいたします。来園者数の推移と特徴を御説明ください。また、今後どのような動植物園を目指し、どのように来園者をふやしていくのか、お考えを御説明ください。
○松井 努議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 初めに、来園者数の推移と特徴についてでございます。最近5年間の来園者数といたしましては、平成24年度は約21万人、平成25年度は約24万人、平成26年度、平成27年度は約25万人、平成28年度は約23万人であり、推移といたしましては、流しカワウソが話題となり、来園者が増加した平成25年度以降はその好調を維持し、ほぼ横ばいの状況となっております。
 次に、来園者の特徴でございますが、大人と子供など世代別の割合といたしましては、過去5年間の平均で申し上げますと、高校生以上の大人が約56%、小中学生が約12%、幼児が約32%となっており、主に幼児連れのファミリー層中心の来園状況となっております。また、日動向から見ますと、日曜日と祝日に多く人が来園しますが、平日はやや減少し、季節的には暑さ、寒さの厳しい夏と冬に来園者数が減少する傾向がございます。
 次に、開園以来、来園者数が最大となった年度でございますが、平成5年度の約26万人が最大となっております。その要因といたしましては、本市と姉妹都市でありますインドネシア・メダン市より寄贈されたオランウータン2頭の展示を平成5年6月に開始したことから大きな話題となったことによるものと考えております。さらに、同年10月には観賞植物園が開園したことも要因の1つであると認識しております。
 続きまして、今後どのような動植物園を目指し、来園者数をふやしていくのかについてでございます。本園は市民の憩いの場となります大町レクリエーションゾーンにおける中心的な役割を担うことから、今後も地元との協力のもと、多くの人に親しまれる施設としていくことを基本目標としております。具体的には、市内外の人たちが身近に動物や自然と触れ合えるレクリエーションの活動の場として、動物の展示と季節に応じたさまざまなイベントの開催により、幅広い世代から喜ばれる施設を目指してまいります。また、生涯学習の場として、来園者に動物と直接的な触れ合いの場を通じて命のとうとさの意識の高揚に努めてまいります。このほか、本園のレッサーパンダやオランウータン等の繁殖、飼育実績を生かし、国内動物園との情報交換や技術協力を図りながら、展示動物の充実とともに、希少な動物種についても、他の動物園から繁殖目的で動物を借りるなどのブリーディングローンを積極的に活用し、種の保存に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、来園者増に向けた対応でございますが、当面は来園者の少ない平日と、雨天時や夏季などにおける集客力の向上を目指す上での対応の1点目として、平日の集客増に向けては、未就学児の親子や高齢者が主な来園者となりますことから、動物の鑑賞空間としてだけでなく、子供たちが体験しながら楽しめる空間づくりとして、動物飼育と関連づけた遊具等の設置を進めるとともに、高齢者が憩える空間づくりとしてベンチ等の休息スペースをふやすほか、園内景観の向上を図ってまいります。
 2点目として、天候や気候対策でございますが、日差しの強い夏季や雨天時でも快適に感じられるよう、動物鑑賞スペースへの日よけ、雨よけの設置等を順次進めているところでございます。市としましては、引き続き施設面での充実を図るとともに、「広報いちかわ」や市公式ウエブサイトのほか、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体を活用しながら、市内外の人へその時々の情報を発信するなど、PRの強化にも努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁お伺いいたしました。来園者は年間二十数万人程度、特徴としては、お子様のいるファミリー層が中心で、平日は割合すいている状況ということです。今後は幼児や高齢者に平日来ていただけるような工夫をして、動物や自然と身近に触れ合える、多くの方から親しまれる施設として充実に努めていきたいということでございました。
 では、再質問いたします。ことし30周年という節目を迎えまして、記念イベントの予定についてお伺いいたします。また、先ほど集客方法を伺ったんですけれども、動物をクローズアップしたような手法は考えてはいないのでしょうか。
○松井 努議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 今後の記念イベントといたしましては、園内通年イベントの実施とあわせ、30周年記念スタンプラリーや記念ポスターカードの配布を引き続き実施するとともに、11月19日日曜日の秋のイベントでは、動物声帯模写で知られる江戸家小猫さん、来春のイベントでは旭山動物園の元飼育員で、現在、絵本作家として活躍されているあべ弘士さんの特別講演会を予定しております。
 次に、動物を中心とした集客方法につきましては、これまでに流しカワウソで評判が得られましたように、今後も職員のアイデアを生かした展示方法の工夫や園内で誕生した赤ちゃん動物の展示、さらには動物のことがわかりやすい動物園を目指し、動物情報板の充実に努めてまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁ありがとうございました。記念イベント、楽しみですね。とてもたくさんの方が来場されるといいなと思います。私も、市のホームページの部長チャンネルを拝見したんですけれども、中野水と緑の部長の写真がアップで出ておりまして、それから数々の記念イベントがPRされておりました。ぜひ議員の皆さんにも見ていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、動物をクローズアップしたような手法も今後も考えていただけるということでした。昨今、子供たちの世界、決して平和ではなくて、いじめとか自殺、そういった子供にかかわる事件が非常に多くなりました。動植物園に来た子供たちに生命のとうとさを感じてもらえるような取り組み、期待しておりますので、よろしくお願いいたします。この質問はこれで終わりにいたします。
 では、次に3つ目の質問に移ります。市川市霊園の墓地について伺います。
 初めに、募集の状況と近年の傾向についてお伺いいたします。
○松井 努議長 保健部長。
○田中信介保健部長 市川市霊園は昭和37年10月に開設され、約26万㎡の緑豊かな敷地内に約1万6,000区画の一般墓地と5,000体の遺骨を埋葬できる合葬式墓地を市民に提供してきております。一般墓地は広々とした芝生の敷地に墓石が整然と並ぶ芝生墓地と、周りを柵で囲った昔からあるタイプの普通墓地があります。また、合葬式墓地は1体用、2体用のロッカー式納骨壇を設置し、多くの遺骨を埋葬できる墓地として平成15年3月に完成いたしました。
 この霊園の募集状況ですが、初めに、募集期間を決めて募集している墓地の状況を過去3年で申し上げますと、芝生墓地は1.5㎡と4㎡の区画がありますが、26年度の平均応募倍率は1.7倍、27年度も1.7倍、28年度は1.4倍となっています。また、合葬式墓地では1体用と2体用がありますが、こちらも平均で、平成26年度は2.6倍、27年度は2.4倍、28年度は2.6倍となっており、芝生墓地、合葬式墓地、いずれも区画などにより多少の違いはありますが、ほとんどが抽せんにより使用者を決定している状況にあります。そして、普通墓地では2.5㎡、4㎡、6㎡、12㎡と4つの区画の墓地がありますが、近年、応募数が募集数を下回ったことから、平成27年度からは随時募集で提供しております。これらの使用許可数は、平成27年度74名、28年度62名、今年度は8月末現在で22名となっております。このように、状況に応じて募集方法も変更しながら提供しております。
 このように、近年の傾向では墓地に対する考え方に変化が見られます。これは少子化、核家族化といった社会情勢の変化により、先祖代々の墓を永代的に引き継いでいくといった意識が薄らぎ、先祖代々の墓から家族の墓へと考える方がふえていると思われます。また、自分の死後は墓地管理などの面倒をかけたくないと思う方や、墓地の管理をする者がいないといった方も同様にふえてきています。このような考え方の変化が墓地の大きさやタイプにもあらわれており、家族の墓という考え方が経済的にも手ごろである小区画墓地の需要を高め、さらに墓地の管理などを一切必要としない合葬式墓地にも需要が高まっています。今後もこのような小区画墓地や合葬式墓地への需要は高まっていくものと考えております。
 以上であります。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁をお伺いいたしました。大野4丁目にございます市川市霊園は公園墓地として開発されまして、高台の明るい雰囲気の霊園として大変人気がございます。私自身、幼少のころは、すぐ近所に住んでおりましたので、よく母にお弁当をつくってもらいまして、ピクニック気分でお友達と一緒に霊園の中に入って遊んでいたという記憶がございます。
 昔からなれ親しんだ市川市霊園でございますが、近年、その内情は大きくさま変わりしてまいりました。御答弁にございましたように、現在、一番人気のある墓地は1.5㎡の芝生墓地ということで、年間50区画ほど売り出されておりますが、永代使用料と工事費用込みで100万円程度で立てることができるというのも人気の1つの理由かなと思います。また、もう1つ人気がありますのが合葬式墓地という御答弁でした。これは1つの大きなお墓に多くの遺骨を埋蔵するという形式ですが、平成15年に千葉県初として市川市が建設したものです。現在、抽せん倍率2.4から2.6倍。結構高いですね。そういうことを考えますと、平成15年につくられたというのは本当に先見があったんだなと評価いたします。
 では次に、今後の見通しと課題についてお尋ねいたします。
○松井 努議長 保健部長。
○田中信介保健部長 先ほどの近年の傾向に加え、これまでの墓地の募集状況では、12㎡の大区画墓地では平成23年度以降、応募数が募集数を下回るか、応募が全くない年もありました。また、6㎡の中区画墓地でも平成24年度以降、同様の状況が続いております。平成27年度に実施いたしましたe-モニター調査からは、家族単位の墓地として、小区画墓地である1.5㎡の芝生墓地の希望が多く寄せられました。この理由としては、芝生墓地は墓石の周りが芝生で覆われ、洋風の低い墓石が多いことから、遠くまでの景色が見え景観がよいこと、また、墓石の建立費用が普通墓地に比べ安価であることなどが寄せられました。このような調査結果を考慮いたしますと、今後一層、小区画墓地や合葬式墓地への需要は高まっていくものと考えられます。
 次に今後の課題ですが、1つは、一般墓地の使用許可を受けている方で、事情により墓地が不要になった方や、跡継ぎがなく無縁化の不安がある方から返還される墓地がありますが、その多くが4㎡以上の墓地であることです。返還墓地が中区画以上であるのに対し、需要が高まっているのは小区画墓地であり、需要と供給のバランスが崩れてきています。
 もう1つは、霊園管理料の未納対策です。滞納整理は実施しておりますが、未納の原因として使用者死亡や未承継、居所不明、相続放棄、経済的な事情などが挙げられ、使用者になかなか連絡がとれない状況も多くなっております。このような墓地は管理が行き届かず、荒廃したものが少なからず見受けられ、近隣使用者に迷惑をかけるばかりでなく、霊園全体の景観に影響を及ぼしております。
 以上であります。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁、お伺いいたしました。今後の見通し、ますます小さ目の墓地の需要が高まるであろうということでございました。そして、課題を2つ挙げていただきました。まず1つは、返還墓地が中区画以上、4㎡とか6㎡、あるいは12㎡という割合大き目の墓地なんですけれども、ニーズがあるのは1.5㎡とか2.5㎡のような小さい墓地であるという、需要と供給のアンバランスですね。それから、もう1つの課題が霊園管理料の未納問題であるということでございました。
 では、再質問いたします。今御答弁いただきました2つの課題を解決するための方法をどのようにお考えになっておりますでしょうか、お答えください。
○松井 努議長 保健部長。
○田中信介保健部長 返還が多い中区画以上の墓地の提供方法につきましては、公園墓地としての機能を踏まえつつ都市部の霊園の提供方法も研究してまいります。
 また、霊園管理料未納者に対しましては、催告書を送付、個別文書、使用者への電話催告、自宅訪問を実施しており、連絡がとれない使用者には、墓に立て看板の設置をするなどして滞納整理を行っております。今後も早期に未納者の現況の把握に努め、迅速な対応により墓地行政の適正管理に努めてまいります。
 以上であります。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁ありがとうございました。まず、未納者への対応のほうです。連絡がどうしてもつかない場合はお墓に立て看板をして呼び出しをしているということでございまして、私もこれは初めて知りまして、これまでそういったお墓をちょっと見ていなかったので今度探してみようかななんて思ったりするんですが、既にいろいろとやっているということ、理解いたしました。このことに関しましては結構でございます。
 また、もう1つの課題です。返還墓地をどうやって次に提供していくかということでございます。実際、今のところは手つかずの状態であると思うんですけれども、現在、6㎡や12㎡の返還墓地というのは更地になっております。市川市は、以前から返還というものを助成金をつくって推進してきました。船橋や千葉では返還という形式がまだ余りないということもあって、ちょっと状況が違うんですけれども、市川市の場合は無縁の墓をなくすという目的もあって返還墓地というものを推進してきています。そういう中で、今、大き目の返還墓地があって、区画の中であちこち穴があいているような状態になっているわけです。そういった大きい区画は売れませんので、どうやっていくかというのはすごく悩ましい問題だと思います。例えば小さく区画をし直して造成するとすると、同じ区画につくっていらっしゃる大きいお墓を持った方からクレームが入ると思いますし、景観を損ねるということもあるかと思います。
 では、どうしたらいいのかということなんですが、この点、私も近隣はどうしているのかをちょっと調べてみました。例えば都立八柱霊園の場合は周りからクレームがあっても――実際はあるんですけれども、その声は聞かずに、あいたスペースを小さい区画に造成し直して提供しているということです。本当は本来の大きさのまま売れれば一番いいと思うんです。そのためには永代使用料の値下げということも考えなくてはいけないのかなと思います。市川市は近隣の中でも永代使用料が高いので、お墓全体をつくるときに石材業のほうでその工事費を少し下げているような調整もしているほどなんです。ですから、永代使用料を思い切って割引するという検討もありなのかなと思います。また一方、求められるお墓の形というのはより小さく、コンパクトになってきているわけです。そして、安価なものであるわけですから、今後ますます返還墓地というのは改めての再利用というか、再提供が難しくなっていく状況と思われます。1,100区画ある芝生墓地があと5年程度で完売の見込みですので、その後どうしていくのかということもあわせて、今からぜひ検討、研究を始めていただきたいと思います。
 担当部署の方々に御提案なんですが、これは非常に難しい問題ですので、やはり多くの方の御意見を聞くということもいいのではないかなと思います。霊園関係者であります、例えば霊園組合の方々と意見交換をしてみてはいかがでしょうか。やはり民間の視点をもとに、また行政とは違った視点でヒントが出てくるかもしれませんし、霊園組合の方というのは市営霊園だけではなくて、ほかの公営霊園、また民間墓地も知っておりますので、そういったところでいろいろな情報が得られるのではないかなと思いますので、ぜひ意見交換をしていただきたいと思います。この質問はこれで終わりにいたします。次に移ります。
 次は、引き取り手のない遺骨についてお伺いいたします。
 このテーマは私にとっても、それから、御答弁される福祉部にとっても初めての質問となりました。この質問のきっかけは、引き取り手のない遺骨に関する朝日新聞の記事を私が読みまして、そのときに自分の認識と異なっていたということから関心を持ちました。どこの自治体でも行き倒れなど、どこの誰だかわからない身元不明者の火葬費用を自治体負担で行っている。行旅死亡人というんですが、この行旅死亡人というものは存在すると思いますし、予算にも計上されています。しかし、昨今では、名前も住所も、どこに身内の方がいるのかもわかっているにもかかわらず引き取らない、引き取られない遺骨が急増しているということを新聞記事で知りました。本市の場合はどのような状況でしょうか。取扱件数の推移と費用をお答えください。また、今後の見通しと対応策についてもお伺いいたします。
○松井 努議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 初めに、(1)取扱件数の推移等についてお答えをいたします。
 本市では、行旅病人及び行旅死亡人取扱法に基づき、市内で発見された身元不明人の火葬や遺骨の保存、それに伴う各種の事務手続を行っております。さらに、墓地、埋葬等に関する法律に基づき、身元は明らかであるが、遺体の引き取り手がいない場合にも同様に火葬等を行っているところでございます。なお、引き取り手のない遺体の主な死因は心筋梗塞、心臓病、脳梗塞、がんなどとなっております。また、遺骨の引き取りを拒否するケースにつきましては、離婚等により家族関係が疎遠となっていることや、死亡人が負債を抱えていることなどから、かかわりを持ちたくないとの理由が多いものでございます。
 次に、本市における過去3年間の行旅死亡人と引き取り手のない遺体の取扱件数についてでございます。平成26年度は行旅死亡人4件、引き取り手のない遺体18件、計22件、27年度は行旅死亡人3件、引き取り手のない遺体11件、計14件、28年度は行旅死亡人5件、引き取り手のない遺体11件、計16件となっております。なお、今年度につきましては、8月末現在で行旅死亡人6件、引き取り手のない遺体8件、計14件となっているところでございます。
 次に、行旅死亡人等にかかる火葬等の費用についてでございますが、過去3年間の決算額で申し上げますと、平成26年度約235万円、27年度約294万6,000円、28年度約325万6,000円となっており、年々増加をしております。3年間の平均額は約285万円でございます。なお、死亡人に遺留金がある場合には行旅病人及び行旅死亡人取扱法に基づき葬祭費に充てます。また、後に相続人が判明した場合、市から支出しました費用の弁償を相続人に請求しております。また、身元不明の行旅死亡人につきましては、千葉県より負担金が翌年度に精算され、市へ返還されております。こうした相続人による弁償金や県負担金を差し引きますと、市の実質の負担額といたしましては、過去3年間の平均で約177万円程度となっているところでございます。
 次に、今後の見通しと対応策でございます。今年度に入りましてからも、ひとり暮らしの高齢者の方が亡くなり、火葬や遺骨の引き取りを拒否される相続人の方が増加してきております。高齢化社会の一層の進展が危惧されている中、このような事案は増加していくものと考えております。なお、今後につきましては、親族の戸籍調査を引き実施し、無縁の遺骨とならぬよう相続人への引き渡しに努めてまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁伺いました。やはり市川市でも、行旅死亡人より引き取り手のない遺体の処置のほうが件数がずっと多い状況でございました。27年度、合計14件のうちの11件、28年度、合計16件のうちの11件、また、今年度は8月末現在なので、まだ1年分は出ておりませんけれども、既に14件中8件です。とても多いのにはちょっと驚いております。そういった引き取り手のない遺体が多く出れば出るほど費用もかさんでいくというふうに思われます。
 では、今後の対応策ということで調査を行い、相続人への引き渡しに努めるということだったんですけれども、対応策について再質問いたします。横須賀市では、2015年からエンディングプラン・サポート事業というのを行っています。これは、ひとり暮らしで身寄りがなく、生活にゆとりがないというような高齢市民の方の葬儀や納骨を市が間に入って、事前に葬儀社と契約して費用をいただける仕組みでございます。今、大変注目されているものなんです。また、福岡市では社会福祉協議会が中心となって、生前に預託金を預かりまして、葬儀や精算を行うという事業を実施しています。千葉市でも同様の取り組みを今準備中ということです。市川市でも、生前の契約により費用を預かる横須賀市や福岡市のような取り組みをしていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○松井 努議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 今後は、今お話にありました生前契約を交わし、葬儀費用を預けるなどの事業を行っている横須賀市や、生前に預託金を預かり、葬儀や精算などを行う事業を実施している福岡市の社会福祉協議会など、他市の事業内容や利用状況、効果などについても調査してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 ありがとうございました。ぜひ情報収集をしていただいて、本市にとって一番ふさわしい方法はどういうものかというのを模索していってほしいと要望いたします。
 では、最後の質問に移ります。最後の項目は重度知的障害者施設梨香園についてです。
 現在、大町小学校の近くにございますが、平成30年4月に大野町3丁目、法務局のすぐ近くに移転し、民営化されてリニュアルオープンするという予定でございます。これまで市川市の直営施設でしたが、4月からは船橋市の法人、大久保学園さんのほうで運営をする段取りとなっております。
 そこで伺います。新しい梨香園のサービス内容、新規事業及び今後のスケジュールについて御答弁をお願いいたします。
○松井 努議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 市川市梨香園は、これまで公立施設として、主に重度の知的障害のある方の生活介護事業所として運営をしてまいりました。今後、民営化をしてまいりますが、実施するサービスにつきましては、現行の支援プログラム内容の踏襲を基本とし、同等またはそれ以上の質を維持しながら、現在の施設利用者が新しい環境で安心して過ごせるよう十分に配慮していくことを第一に考えております。また、現在実施している生活介護事業につきましては、将来的に特別支援学校の卒業生の受け入れ先を確保するために、定員を現在の50人から60人へ拡大する予定でございます。新規事業としましては、生活介護事業の枠内で重症心身障害の方を5人以上受け入れる体制を整えるほか、御家族の方が病気などの理由で介護を行うことが困難なときに障害者の方が宿泊できる短期入所サービスの受け入れを6名以上で実施する予定でございます。なお、重症心身障害の方で医療的ケアを要する方の入所は当面は実施いたしません。このほか、市内における障害者相談支援体制の充実を図るため、サービス等利用計画の作成やサービス開始時も支給内容の見直しを行う相談事業も実施する予定でございます。
 今後のスケジュールにつきましては、平成30年4月の開所に向けまして、ことし10月から施設の建設に着工する予定でございます。また、平成30年1月から3月まで、現在の梨香園におきまして、現職員と後継法人の職員との間で利用者の方々の支援内容について引き継ぎを行ってまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁お伺いいたしました。サービス内容に関しては同等か、それ以上ということでございました。民営化になってサービスが低下するということは本当によくないことですので、最低でも同等ということなんだと思いますが、やはりそれ以上というものを期待したいと思います。
 また、定員が今現在50名ですが、10名ふえて60名に拡大。そして新規事業としては、重症心身障害者の方を5名以上受け入れるということ。また、もう1つの新規事業としては、ショートステイ、短期入所とも言われますけれども、大体重心の方々は家族が介護しているわけで、保護者の方々など、家族に緊急の場合に1泊、2泊預けることができるというようなものですが、このショートステイ事業を6名以上受け入れますということで、ここまでは非常に高く評価したいなと思って聞いておりました。
 ただし、1つちょっと条件がついたんですが、医療的ケアを要する方の入所は当面行わないという御答弁がございました。私はここに大きな課題があると思いますので、指摘させていただきたいと思います。重症心身障害者、一般的に重心と呼ばれますが、この重心の方々というのは重い知的障害と身体障害など、重複した障害を持つ方々なんです。そして、一般的に重心の方というのは医療的ケアが必要なケースがほとんどなんです。つまり胃瘻ですとか、吸引ですとか、そういった日常生活の中で医療的ケアが必要な方が多くいらっしゃるわけです。今回、梨香園での受け入れに重心の方の受け入れが始まることは非常に喜ばしいことなんですけれども、やはり医療的ケアがついていないというのはちょっとショックだと思います。入所を考えていらっしゃる保護者の方の中にも、当然、医療的ケアがついているだろうと思って期待している方も実際私は知っております。残念ながら医療的ケアはスタートの時点では行わない、医療的ケアを必要とする方は受け入れないということでございました。
 重心の当事者、家族にとって、医療的ケアというのはセットで考えられているものですので、質問いたしますが、まず、市内の現状を伺います。市内で医療的ケアを実施している障害者福祉施設は何カ所ぐらいあり、何人の方が利用されているのか。
 また、現在、特別支援学校に通う中学生、高校生のうち、重症心身障害で医療的ケアを必要とする方は何人在籍しているのかお答えください。
○松井 努議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 本市におきまして、平成29年8月末現在で医療的ケアが必要な方の受け入れを実施している施設は、松香園と社会福祉法人運営施設が1カ所、特定非営利活動法人運営施設が2カ所でございます。利用されている方は松香園が5人、社会福祉法人が5人、特定非営利活動法人がそれぞれ1人と2人となっております。また現在、特別支援学校に在学中で医療的ケアを必要とする生徒につきましては、高等部1年生に1人、中学部2年生に3人が在籍をしております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原みさ子議員。
○石原みさ子議員 御答弁お伺いいたしました。やはりそれほど多くはないですね。なかなか受け入れ先がなくて困っているという方がたくさんいらっしゃる状況です。そういう中、一番最初の御答弁で、今後の特別支援学校の高等部を卒業された方の受け皿としてという部分がありましたけれども、そういった視点から考えますと、現在、高等部の1年生に1人、中学部の2年生に3人、医療的ケアが必要な重心の方がいらっしゃるということでした。ということは、2年後には1人の枠は絶対必要で、4年後にはあと3人入っていらっしゃると思われる方々がいるという状況だと思います。次の4月オープンのときにすぐに医療的ケアを必要とする方が卒業して行き先がないということは、どうやら余りないということですので、そこはちょっと不幸中の幸いと申しますか、安心したんですが、やはり最終的に医療的ケアというのはついていかなくては、重心の方を受け入れる施設とは言えないと私は思いますので、一日も早く医療的ケアがついた上での重心の受け入れが可能となるように強く要望いたします。ぜひ働きかけていただきたいと思います。
 では最後の質問ですが、医療的ケアを必要としている方の支援についてですが、今後、梨香園において医療的ケアを必要とする方の受け入れについてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○松井 努議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 医療的ケアは経管栄養や吸引等の医療行為が必要な方への支援であることから、医療機関以外の施設で行うことが難しいサービスではありますが、そのニーズは近年高まっており、後継法人も必要なサービスであるとの認識を示しております。しかし、リニュアルオープン当初は、生活介護事業の利用者にとりましては、環境が変わり不安定な状態に陥りやすい時期でございます。まずは現行の支援プログラムを確実に踏襲することから始め、法人の運営が安定した後に医療的ケアを必要とする方の受け入れを進めていけるよう、本市といたしましても働きかけてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 石原議員。
○石原みさ子議員 御答弁お伺いいたしました。ぜひ法人のほうに市から強く働きかけていただきたいと思います。といいましても、4月から民営化されるわけですから、4月以降は市のほうからリクエストを出すというのはなかなか難しくなっていくと思われます。3月までの間に、この点に関しては話し合いをしていただくなりして、今現在は受け入れてくれるんじゃないかなという期待を持ってはいると思うんですけれども、きちんとした担保がない状態ですので、スタートのときにはしっかりと担保をしていただけるように、少なくとも2年後の、今、高校1年生の方が卒業するときにはスムーズに受け入れていただけるように働きかけを継続して行っていただきたいと思います。強く要望いたします。
 また、今回、緊急時のショートステイについては、やはり同じように医療的ケアの方は対象となっていないわけなんですけれども、このショートステイというのは、障害者を持つ家族にとっては本当に必要性が高くて、ずっと前から皆さんが待ち望んでいる事業なんです。いまだに市内では重心の方のショートステイというのは実現できておりませんので、ふだんから千葉市など、遠くの施設に預けに行っているという状況でございます。私の指摘に対して、ぜひ福祉部のほうでよく研究していただいて、大久保学園さんと連携とっていただけたらなと思います。
 最後に大久保市長、8年間の数々の功績と御努力に対し敬意を表しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
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○松井 努議長 この際、暫時休憩いたします。
午前11時51分休憩
 

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