更新日: 2018年5月28日

2018年3月13日 一般質問(久保川隆志議員)

一般質問(久保川隆志議員)

○松井 努議長 久保川隆志議員。
○久保川隆志議員 公明党の久保川隆志でございます。通告に従いまして、一問一答で一般質問を行わせていただきます。
 まず初めに、市川の市の魅力発信についてに入らせていただきます。
 人口減少社会の到来となっている中、本市の人口はありがたくも右肩上がりの増加となっております。本市で生まれ育った若者が引き続き住み続けてもらえれば、世代間の横の連携が強化され、地域力の向上ともなり、生産年齢人口の減少にも歯どめがかけられるものと思います。本市には数多くの文化財を有し、見どころや充実した施設などが存在しておりますが、それらの魅力を大いに活用し、生かし、広げていければ、地域の魅力も再発見ができ、定住促進と転入超過につながるものと感じます。
 それでは項目ごと、質問をさせていただきます。
 まず1点目、(1)いちかわ真間川堤桜まつりの詳細及び魅力発信の取り組みについて伺います。
 今月3日付の「広報いちかわ」では、「春が来た」との見出しで真間川の桜並木の写真を掲載し、10面には桜まつりの紹介もされておりました。大寒波到来の寒い冬を乗り越え、来週には桜の開花が予想され、春の訪れとともに私たちの心を和ませてくれる季節がやってきました。ことし初の企画となりますいちかわ真間川堤桜まつりについて伺います。
 まず1点目として、このイベント内容及び真間川沿いならではの特徴について伺います。
 また2点目として、イベントのPR方法について伺います。
 最後に3点目として、自治会で言えば地区連合会をまたぐ中、多くの難題もあったかと思いますが、真間川の桜並木を活用した本イベントが今後どのように展開をされ期待を生んでいくのか、この3点について伺います。
○松井 努議長 経済部長。
○関 武彦経済部長 いちかわ真間川堤桜まつりに関する幾つかの御質問にお答えをいたします。
 当桜まつりは、地元自治会、商店会、関係団体による実行委員会を組織し準備を進めているところでございます。イベント内容でございますが、3月24日から4月15日までを桜ウィークとし、真間川を周遊しながらお花見を楽しめるよう、ちょうちんやライトアップ、川床の設置などを予定しております。川床は、川から桜を見上げることができる鑑賞ポイントとして東菅野付近に3月31日から4月8日までの9日間設置してまいります。また、桜ウィークの期間中は、市内の他のエリアで行われる桜まつりとも連携したスタンプラリーや、会場内で楽しめるラリー的なものを企画調整中でございます。4月1日にオープニングイベントを冨貴島小学校など数カ所で実施いたします。冨貴島小学校では、オープニングセレモニーのほか、桜マルシェとして市内店舗による飲食や物販の模擬店を予定しております。他の会場では、スイーツマルシェや遊びの広場、また、地元商店会主催の桜まつりとの連携も行ってまいります。4月8日は桜並木周遊イベントとして、真間川沿いの数カ所で露店や手づくり市の出店、市民団体によるパネル展示などを行います。
 イベントの特徴でございますが、桜まつりのエリアは国道14号線市消防局前の栄橋から菅野終末処理場付近までの約2㎞に約400本の桜と17本の橋が織りなす美しい風景を周遊して楽しむことができます。また、川床を設置することにより下から桜を見上げることができ、普段とは違う独特の景観を堪能いただけるようにしてまいります。さらに、地域の提案により、この地域の歴史と、作家永井荷風をテーマにしたまち歩きイベントも実施されることとなっております。広報活動につきましては、毎年作成している桜の見どころ発見MAPの改訂版を1万5,000部作成し、既に公共施設等で配布をしておるところでございます。ポスター及びリーフレットを制作し、駅や公共機関などでの掲示、配布を行ってまいります。このほか、「広報いちかわ」への掲載や市公式ウエブサイト、デジタルサイネージなどで周知をするとともに、民間の情報誌等も活用してまいります。
 最後に、今後の展開への期待でございますが、実行委員会に参加いただいている各団体においては、それぞれの地域や立場によって桜並木へのさまざまな思いや考え方、課題があることが見えてまいりました。実行委員会の中ではそれを持ち寄り、情報交換、共有をしてきており、今後各地域においてみずから盛り上げていこうとする契機となることを期待しているところでございます。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。桜満開が予想では3月末ということでございますが、4月1日、オープニングイベントのときにも少し桜が残っているかと思いますので、本イベントは初めての企画でもありますので、大成功することをお祈りいたします。
 この企画の中で桜の保全に御尽力いただいている市民団体のパネル展示に関しては、長年にわたる影の労苦に光を与える場ともなります。そういった意味では、この配慮には大いに評価をさせていただきます。内容についてはおおむね理解をいたしましたが、再質問を3点させていただきます。
 まず1点目として、川床を設置して独特の景観を堪能と言われておりましたが、具体的な企画内容について伺います。
 2点目として、他の桜まつり、市内にありますが、その桜まつりと連携したスタンプラリーの詳細について伺います。
 最後、3点目として、地域みずからが盛り上がるきっかけづくりの具体的な事例と今後の効果について、それぞれ伺います。
○松井 努議長 経済部長。
○関 武彦経済部長 初めに川床の詳細でございますが、開放時間は午前10時から午後8時30分までとし、夜間はライトアップも計画し、安全面から24時間の警備態勢を行います。また、真間川の桜並木の持つ独特の景観についてでございますが、真間川堤は桜並木そのものの美しさはもとより、川面に伸びる枝と数多い橋の存在が相まって、独特の優美な雰囲気を醸し出しております。そうした独特な景観を本市の持つ美しい風景の1つとして、より多くの方に周知してまいりたいと考えております。
 次に、スタンプラリーの詳細でございますが、市内にはほかにも桜の見どころが多数あり、桜まつりが実施されている地域もございます。そのような市内の他の桜の名所や桜まつりを多くの方に巡っていただけるよう、7カ所にスタンプの設置を協力いただく予定でございます。
 最後に、地域が盛り上がるためのきっかけづくりということではございますが、実行委員会の設置は各地域がお互いの課題や情報を共有し、それぞれの地域にフィードバックするきっかけになったことと思います。今後は、各地域がそれぞれの地域の実情に応じた桜まつりやイベントを実施しようではないかという機運の醸成につながっていければと考えております。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。桜まつりの開催が決定されまして、地域でも本当に先ほど機運の盛り上がりと言われておりましたけれども、本当にこの機運が上昇してきております。そういった意味からも、一過性とならないように、観光客の増加から市の魅力が発信され地域力強化にもつながりますので、ぜひ来年以降も継続した支援をお願いいたしまして、要望とさせていただきます。さらには、真間川の桜並木の中には、桜並木の地図や歴史などを盛り込んだ案内板がありません。そういった意味から、真間山周辺にもありますけれども散歩道マップ、そのようなものの設置もお願いしたく、この件も要望とさせていただきます。
 続きまして、(2)婚活支援事業のこれまでの反響と課題及び今後の動きについて伺ってまいります。
 若者の晩婚・未婚化の解消に向け、平成25年5月より婚活支援セミナーとして年1回のペースで開催されていた事業を、平成28年度から拡充し、はや2年がたとうとしております。本年度では初めて大型イベントも開催されましたが、これまでの取り組みやその反響、課題や今後の動きについてお尋ねいたします。
○松井 努議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 婚活支援事業は、大きく2つの目的を持って昨年度より実施をしております。1つは、未婚化、晩婚化が進行する中、結婚を希望する方々を対象に出会いの場を提供すること。もう1つは、事業の実施に際し市のイベント等を活用することにより、地域を知るきっかけにしていただく、また、地域への愛着を醸成することです。この事業は事前登録制で、イベント開催の都度、その内容に応じて登録されている方が申し込むという仕組みとしており、現在の登録者は約620名で、男女ほぼ半数ずつです。今年度は、昨年度同様ツーデーマーチや花火大会などの市の事業を活用して行う30名程度の小規模イベントを6回開催、また新たに170名が参加した大規模イベントも開催し、延べ約350名に参加をしていただきました。昨年度は小規模イベントのみの実施としたところ、開催の都度100名を超える申し込みがあり、多くの方の希望をかなえられなかったことから、今年度より大規模イベントを新たに追加したものです。
 この大規模イベントは、市川市の町である八幡を舞台にした婚活イベントということから、まち婚YAWATAと名づけ、本八幡周辺の20の飲食店に会場として御協力をいただき、参加者にはそれぞれの店で食事や新しい出会いを楽しんでいただけたものと考えております。
 それぞれのイベントの反響といたしましては、開催の都度行っているアンケートにおいて、9割を超える方が楽しかったなど肯定的な意見であったことから、好評をいただいているものと捉えております。本事業の登録者は現在も増加していることから、来年度は小規模イベントの一部を大規模イベントに振りかえることにより、参加者枠をふやし、またアンケートなどにより参加者のニーズを十分把握しながら、引き続き事業を進めてまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。大規模イベントでは150名ほどの方が集われたとのことでしたが、飲食店20会場の選定基準とイベントの具体的な内容、さらにはまち婚YAWATA実施から浮かび上がってきた改善点、最後に今後の動きについて、再質問として伺わせていただきます。
○松井 努議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 飲食店の選定については、本八幡駅周辺の商店会にこのイベントの趣旨や内容を御説明し、御賛同いただいた飲食店を会場とさせていただきました。また、イベントの進め方は、まず参加者約170名全員に全日警ホールに集まっていただき、クイズなどを通して気持ちを和らげた後、1人当たり飲食店3店舗をくじにより決めて、決められたお店を順に回ると、こういう形で行いました。また、今後の進め方ですが、街コンには、会場を提供していただく飲食店の協力が不可欠であるため、飲食店が参加しやすい条件を考慮すること。また、アンケートにおいて、より多くの異性と出会いたい、こういう意見が多数あったことから、それをかなえるための工夫など内容について検討してまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。さまざまな工夫でこの大規模イベントを大成功に導いていただいたかと思います。今後は大規模イベントをふやし、一部委託も検討しているようですが、昨年340名だった登録者数も620名へと倍増し、大好評であるのが伺えますが、申込者は増加傾向ですので、開催規模や開催回数、また企画内容の工夫を行っていただきながら、市の魅力向上につなげていただきたく要望とさせていただきます。
 続きまして、(3)東京オリンピック・パラリンピックに向けた市の取り組み及び実施計画について伺ってまいります。
 韓国、平昌での冬季オリンピックは多くの感動と勇気をいただきましたが、パラリンピックは今週で閉幕いたします。さまざまなプレッシャーやけがとも闘いながら、乗り越え、出場し、最後まで諦めない心で自身の限界に挑み、メダル獲得以上のすばらしい成果を届けてくれました。次は2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックとなり、さらに2年後の冬季オリンピックは中国、北京での開催と、アジア地域での開催が続きます。東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターも決まり、2年後の開催に向け機運もますます高まってまいります。
 県内では、各地で事前キャンプの誘致が行われてきています。誘致には人的、財的な負担もふえますが、市内外からの来場者のみならず、国外から観戦に来られる方々に本市の魅力を発信でき、地域活性化のチャンスともなります。
 そこで質問です。東京オリンピック・パラリンピックに向け、本市での取り組みに向けた推進状況及び実施計画について伺います。
○松井 努議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 本市では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を大きな機会と捉え、本市が進めるまちづくりの取り組みに対し、オリンピックレガシーと言われるよい影響が効果的に働くよう、取り組みの目標と方針を決定しています。また、今年度からはこの目標と方針にひもづく事業をまとめた事業計画を策定し、各事業を推進しております。
 5つの方針と事業の一部を申し上げます。方針1は、スポーツ・健康づくりの促進です。方針2は、こどもの体験活動の充実で、事業として夢の教室や多文化共生推進事業「シェフ先生」などがあります。方針3は、文化活動の促進と市の情報発信、方針4は、国際交流や市民活動の活性化で、事業としておもてなしセミナーなどがあります。そして、方針5は、バリアフリー化や公共サインの整備です。また、こうした関連事業の活性化を図るため事前キャンプ誘致にも取り組んでおりまして、昨年11月に実施したフェンシングの多国籍キャンプでは、日本代表選手による市民向け体験会のほか、コルトンプラザでのPRイベント、ボランティアの参加など、複数の関連事業を実施いたしました。
 今後も、社会状況等の変化や取り組みの進捗を考慮した重点要素を定め、事業を推進してまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。去年の11月にはフェンシングの多国籍キャンプを行ったということで、また先週ですか、ゴールボールも誘致で行っていただいております。そういった意味では、この2020に向けてさまざまなキャンプ誘致を行っていただいているかと思います。
 続けて再質問させていただきますが、夏に県内で開催される世界女子ソフトボール選手権大会への誘致では、選手と市民との交流の場づくりをどのように考えられているのか。
 もう1点、オリンピック開会式に先立ち行われる聖火リレーについて、この2点を市の見解として伺わせていただきます。
○松井 努議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 ことし千葉県で開催されます世界女子ソフトボール選手権大会は、世界規模の大会であり、2020年に向け貴重な機会と捉え、事前キャンプ誘致に取り組んでいます。誘致交渉に当たっては、大会に向けた選手のコンディション調整は重視しながらも、市民との交流の時間をつくっていただけるよう要求しており、内容としては、練習の一般公開を初め、選手による学校訪問、また子供たちを対象としたソフトボール教室の開催などを検討しております。
 次に、聖火リレーです。聖火リレーが本市を通ることになった場合には、子供たちの体験の機会が充実するだけでなく、多くの市民にとって大変貴重な機会となります。引き続き情報収集に努め、コース選定等に参加できる仕組みがあれば、積極的にかかわってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。先月19日に、浦安市は2020パラリンピックに向け、車いすバスケットボールの英国代表チームとの間で事前キャンプ実施の調印式が行われ、浦安市民との交流や、練習試合の公開などで友好を深めるとしています。本市でのソフトボール選手権大会への誘致においても、小中学生を初めとした選手との市民交流の時間を確保していただき、選手団に向けては本市のおもてなしとなるさまざまな支援もお願いし、次世代を担う子供たちにとって語り継いでいける大きなレガシーとなる誘致を今後もお願いできればと思います。
 また、聖火リレーへの参加については、市の認識は前向きなようですが、ランナーのみならず、観衆や沿道の方などにとっても、機会に直接触れることで、生涯の忘れられない記念の1ページともなります。これからルート選定、ランナー選定と続きますが、ルートに選定されれば大きな市の魅力発信にもつながりますので、多角的に精査していただき、この機会が有効に生かされることを切に願い、動向を見守りたいと思います。
 市の魅力発信は以上で終わらせていただきまして、続いての水害対策について入らせていただきます。
 気候変動の激しさから、気象情報では観測史上という言葉が多く見受けられるようになりました。昨年9月には台風18号が上陸し、大分県を中心に記録的短時間大雨情報が発令された観測史上1位を更新する豪雨となり、大きな被害が生じました。その1カ月後の10月22日から23日にかけては、平成3年以降の観測史上初と言われる超大型の台風21号が本州に上陸をし、国内広範囲で河川の氾濫や浸水害、土砂災害等が発生しました。本市でも激しい雨や風に見舞われましたが、10月22日は衆院選の投票日ということもあり、多くの混乱が生じました。
 そこで質問です。(1)として、昨年10月の台風21号における対応策の検証と課題及び改善策について伺ってまいります。
○松井 努議長 危機管理室長。
○松丸多一危機管理室長 初めに、昨年10月の台風21号への対応についてでありますが、この台風21号は10月21日の土曜日から22日の日曜日にかけて本市に大きな影響を及ぼすことが予想され、また、22日は国政選挙とも重なり、多くの職員が選挙事務に充てられていたことから、あらかじめ20日の金曜日には庁内会議を開催し、対応に当たるための体制について協議しておりました。その結果、21日の土曜日は気象情報の収集を行うとともに、大洲防災公園と広尾防災公園で土のうステーションを開設しました。翌22日の日曜日も引き続き情報収集と土のう対応を進めるとともに、街づくり部、道路交通部、水と緑の部などによる水防体制を敷き、市内を6分割したそれぞれの地区に災害班を立ち上げる準備と、福祉部、保健部などによる避難所の開設準備を進めておりました。
 そうしたところ、気象庁からは大雨警報や洪水警報が次々と発表され、さらに千葉県による土砂災害情報が警戒レベルに高まったことから、部長をトップとする1班から6班までの災害班を現地に立ち上げ、午後6時には市の北東部に避難情報を発令し、同時に市北部にある10カ所の避難所を開設、さらにその後、午後7時過ぎには6カ所の避難所を追加して開設しております。このうち10カ所の避難所で最大23名の避難者の方々を受け入れ、災害班と連携を図りながら避難者の集約や飲料水、食料、毛布を配付するなどの対応を行い、翌朝7時には全員無事に帰宅しております。このように、国政選挙の投開票事務と災害対応とが重複しましたが、延べ243名の職員により全庁的な災害対応を進めたところであります。
 次に、この対応についての課題と改善策でありますが、この台風では道路冠水2カ所、倒木3件の被害はありましたが、幸い人的被害はありませんでした。しかし、次の台風も接近していたことから、対応にかかわった全ての部長と責任者が集まっていただきまして検証を行い、大きく3つの課題を共有し、その改善策について検討しております。
 1つ目は、台風の影響を最も受けた22日は国政選挙の投票日とも重なったことから、投票所と避難所の混在が課題となりました。この課題に対しましては、選挙事務に影響を及ぼさないように状況に応じて体育館以外の小規模なスペースを活用、利用するなど、柔軟な体制をとることが必要であると考えております。2つ目といたしましては、市内6地区をそれぞれ統括する災害班と避難所の間で情報の共有に多少ではありますが時間がかかるなど、その連携体制が課題となりました。この課題に対しましては、現在各班ごとの職員用活動マニュアルを整備し、情報の流れを確認していくとともに、訓練によりその実効性を確保してまいります。課題の3つ目は、避難所の運営であります。当日は日曜日であったことから、小学校など避難所との連絡がスムーズにいかなかったこと、また、毛布など避難者への物資の提供が一部の避難所で円滑にいかなかったことが課題となりました。これらの課題につきましては、施設管理者との連絡体制を再確認し、また避難者に必要となる物品を確実に提供できるよう備蓄を進めてまいります。
 近年の台風や集中豪雨等の自然災害では、逃げおくれによる被害もふえております。内閣府は昨年、高齢者や乳幼児など避難に時間を要する方へ早目の避難を促すよう、避難勧告等に関するガイドラインを改定しております。これを受けまして、本市におきましても今年度避難情報の発令に関するマニュアルを見直したところであります。台風21号の対応では、適切なタイミングで避難情報を発令できたこと、また、あらかじめ危険な崖地の周辺の方々に対してチラシを配布していたことなどから、結果といたしましては、円滑な避難行動につながったものと考えております。今後も、迅速な災害対応と適切な避難情報の発表に努めてまいります。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。衆院選の投開票日と重なり、選挙事務で人員が割かれる中、延べ243名の職員による災害対策を進められたとのことで、市民の生命と財産を守る責務に徹していただき、心より敬意を表します。18時に避難準備情報を早々と発令され、優先順位をもっての迅速な災害対応に当たっていただき、人的被害者が1人も出なかったことは、日ごろの訓練経験と連携のよさのたまものと感じます。いつ、どこで災害が起こるかわからない中、不測の事態でも万全の態勢で臨めるよう、教訓を生かした対応をお願いいたします。
 続きまして、(2)避難所の総点検と整備について伺います。
 台風上陸と衆院投票日が重なってしまいましたが、朝から降り続いていた雨の影響で投票所手前の校庭が大きな水たまりとなり、投票できなかったとの声が届きました。避難所開設の際には緩和されていたようですが、当該場所の原因と事態把握後の対応について伺います。
 また、災害に備え、開設する避難所全ての総点検を実施し、必要に応じた整備も必要と考えますが、本市の認識と見解を伺います。
○松井 努議長 危機管理室長。
○松丸多一危機管理室長 避難所の総点検についてでありますが、本市では、都市型水害に対応するため、市街地における雨水貯留浸透を進めることとし、89カ所ある避難所のうち27の小中学校において校庭に雨水を貯留することで河川の溢水を抑制しております。しかし、台風21号の際には、投票所となっていた宮久保小学校では、ふだんの校庭の利用に伴い校庭にくぼみが生じていたこと、また側溝にたまった土砂や落ち葉の詰まりなどにより、本来貯留時においても確保される通路部分にも雨水がたまってしまい、投票所となっていた体育館への動線に支障を来す状況となったものであります。そこで、河川の水位を確認しながら、校庭の一部に集中的にたまった雨水を校外に排水するとともに、体育館周辺に仮設の通路を設けることで、投票に訪れた方への動線を確保いたしました。一方、本市の避難所の指定に当たっては、例えば水害時においても避難できるよう各河川の浸水想定区域図を参考に選別しております。
 しかしながら、宮久保小学校校庭の貯留施設のように、定期的な点検を行っているものの、実際台風による対応を図った場合に避難所としての機能に問題が発生することがあります。常日ごろよりそれぞれの施設管理者において点検を行っているところではありますが、避難所として利用するといった視点も欠いてはならないことから、例えば、校庭貯留を行う施設を使用した防災訓練の際に、避難者の視点で施設点検を実施していただくよう説明してまいります。また、校庭が貯留施設となっていることを前提とした避難所への動線の確保につきましては、施設管理者、小学校区防災拠点要員となっている職員や協議会委員とも共通認識を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。
 では、再質問に入らせていただきますが、市内の多くの公共施設に雨水貯留施設を設置して雨水の流出抑制を講じられておりますが、避難所となる小中学校の校庭に設置していることを知らない方が多いかと思われます。今後の周知方法について伺います。
○松井 努議長 危機管理室長。
○松丸多一危機管理室長 校庭貯留は、河川の氾濫による甚大な被害の抑制につながることから、あらかじめこのような治水機能を知ってもらうことは重要であると考えております。そのため、校庭貯留を実施している学校には案内板を設置しているところもありますが、設置から年数が経っていることなどにより見づらくなっている箇所もあります。そのようなことから見やすいようにするとともに、減災マップや洪水ハザードマップの改定の際には、このマップ内の避難所一覧に校庭貯留の実施校であることを記載するなど、その周知方法を検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。では、校庭貯留の案内板を見やすくし、次回改定時の減災マップ等には避難所一覧に追加掲載していくということでございますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、(3)派川大柏川の整備状況及び今後の見通しについて伺います。
 平成25年10月の台風26号では、派川大柏川が氾濫し、東菅野5丁目地域において30戸を超える床下浸水が発生をいたしました。県では、この被害を契機に、平成16年に休止していた河川改修を再開しているかと思います。
 ここで2点伺います。
 1点目として、整備の進捗状況と今後の見通しについて。
 2点目として、派川大柏川流域における市の浸水対策に関する取り組みについて伺います。
○松井 努議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 初めに、派川大柏川の整備の進捗状況と今後の見通しについてでございます。派川大柏川を含む真間川水系の河川は、昭和54年に総合治水対策特定河川の指定を受け、千葉県において本格的な河川改修に着手し、河道改修のほか、国分川分水路や大柏川第一調節池、国分川調節池の建設を進めてまいりました。派川大柏川につきましては、東菅野、下貝塚を上流端として真間川に至るまでの延長1,580mの1級河川であり、平成12年度から用地買収に着手しましたが、より氾濫の危険性が高い河川を重点的に改修するため、平成16年度から休止となっておりました。このような中で、平成25年の台風26号の際には派川大柏川が溢水し浸水被害を受けましたことから、同年11月に本市から千葉県に対し整備促進の要望を行いました。この要望を受け、千葉県では、真間川水系全体の河川改修の進捗状況や、派川大柏川流域の最近の浸水被害状況なども踏まえまして、平成29年1月に休止していた事業用地の取得を再開しております。
 そこで、千葉県による用地取得の範囲としましては、拡幅する河道部分に加え、河道の両側に設ける幅3mの管理用通路部分を含めた範囲としております。さらに、千葉県が用地取得した箇所については、この管理用通路を生活用道路としても利用できる幅員4mの道路となるよう、本市においても幅1mの用地をあわせて取得しております。事業再開後の主な用地取得の実績としましては2件ほどあり、1件は東菅野5丁目の東菅野暫定調整池の用地内に含まれております河川拡幅予定地を平成30年1月に買収しております。もう1件は調整池の西側隣接地で、生産緑地の買い取りの申し出があり、平成29年3月に買収しているところでございます。これらを踏まえ、用地取得の進捗状況としましては、平成30年3月末の見込みで全体の3分の1程度が取得済みであると千葉県より伺っております。また、千葉県では応急的な対応として、派川大柏川の護岸のかさ上げ工事を平成26年度から28年度にかけて実施しております。そのほか、川底に土砂などが堆積している箇所につきましては、定期的に河道のしゅんせつも行っているところであります。
 今後につきましては、千葉県に確認しましたところ、まずは用地取得を進めることが重要であることから、さまざまな機会を生かし未買収用地の取得に取り組んでいく方針であると伺っております。
 次に、派川大柏川流域における本市の浸水対策についてですが、本市では、派川大柏川に面する東菅野及び宮久保の地域において、河川の改修が完了するまでの暫定的な浸水対策として、地権者より土地を無償で借地し、河川から越流した水をためるための暫定的な池を昭和63年度に整備し、活用してまいりました。しかしながら、平成27年度に池の地権者より市に対して今後の調整池の活用の意思確認とあわせ、買収提案が示されたものです。
 これを踏まえ、派川大柏川の改修完了までには時間を要することが想定されることから、現時点で調整池を廃止することは治水安全上適切ではないとの判断のもと、この土地の買収により機能維持をすることとし、手続を進めてまいりました。その結果、平成29年12月に土地売買仮契約書を取り交わすに至り、今回の2月定例会に用地取得の議案を上程し、御承認をいただいたところでございます。さらに、調整池周辺では河川から調整池に雨水が越流しない状況のときでも道路冠水が発生していることから、道路が低く雨水が集中する箇所に、今年度雨水を池に排出するため毎分9?の能力を有するマンホールポンプを設置し、昨年10月より稼働しております。これによりまして、調整池周辺での道路冠水による被害の軽減を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。河川があふれる前に道路冠水が発生して浸水被害となる対策として、マンホールポンプの設置で被害の軽減に取り組んでいただいていること、感謝申し上げます。
 再質問をさせていただきます。派川大柏川の具体的な整備内容とマンホールポンプの維持管理状況について伺います。
○松井 努議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 派川大柏川の整備計画でございますが、現在の派川大柏川が河川の両側に鋼矢板を設置した幅員約5mの直立護岸の河川であります。整備計画では、この川幅を拡幅し、真間川や大柏川のように護岸に傾斜を持たせた断面として改修することとしております。標準的な幅員としましては、川に沿って住宅が建ち並んでいる下流域につきましては、護岸の傾斜をきつくし、狭い河川幅でも整備できるようにしており、河道の両側に設けられる河川管理用通路も含めた幅員としては約20mとなっております。また、上流域につきましては護岸の傾斜を緩やかにする予定としており、幅員は約26mとした計画となっております。
 次に、マンホールポンプの管理についてでございますが、既に市内各所に設置されているマンホールポンプと同様に、定期的に点検、メンテナンスを行うことにより、必要時に確実に稼働するよう最適な維持管理に努めております。また、ポンプには万が一故障した場合の通報装置を設置しており、故障状態が放置されることがない対策もとっているところでございます。
 以上でございます。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。集中豪雨が頻発する中ですので、河川改修が早期に完成できますよう、引き続き県への積極的な働きかけを要望し、水害対策については以上とさせていただきます。
 続きまして、猫対策について伺います。(1)から(3)をまとめて質問をさせていただきます。
 動物愛護に関する質問は松葉議員や宮本議員も取り上げてきておりますが、今定例会においても複数の質問があり、関心の高まりが伺えます。地域猫に関しては、一昨年12月の代表質問で宮本議員より、地域猫メンバーの明確化を要望し、専用ベストが昨年度から配付をされ好評を呼んでいますが、ベストの配付数に限りがあることから、水野部長の好意で缶バッジ、このような缶バッジですね。非常にすばらしい、かわいいイラストを入れていただいておりますけれども、こちらも作成していただき、配付をしていただき、登録者全員に行き渡る形で行っていただきました。
 また、地域猫の登録要件の緩和を、昨年6月定例会で私からも要望させていただきましたが、ことしの登録から3人以上の本市居住者であれば団体登録できるよう改定がされ、実効性のある制度となることが期待されます。
 では質問に入ります。多頭飼育崩壊の一番の原因は、避妊、去勢もせずに複数の猫を飼育している現状にあります。手術費用を惜しむことで自然繁殖し、多頭飼育に陥り、飼育が追いつかずに、悪臭や鳴き声等で近隣住民を巻き込んでいきます。環境省が2016年度に全国115自治体を対象にした調査では、ペットの多頭飼育に関する近隣住民からの苦情件数は約2,200件に上ったとの報告で、年々増加傾向にあるようです。保健所で殺処分されないよう猫の命をつなぎとめようと、地域猫活動の団体以外にも、野良猫や多頭飼育などから保護した猫を適正に飼育、管理し、里親探しを行うボランティア団体もあります。
 このような経緯の中、3項目まとめて御答弁をお願いいたします。
○松井 努議長 環境部長。
○水野雅雄環境部長 多頭飼育につきましては市川保健所への届け出が義務づけられており、平成30年1月末現在で13件の届け出があると伺っています。また、本市が多頭飼育崩壊として捉えていますのは、保健所に届け出済みの1件と無届けの1件の2件となります。多頭飼育崩壊に対しましては保健所と情報を共有し、適宜現場を確認するとともに、飼い主から事情を聞き不妊等手術の実施を促すほか、千葉県等で実施している譲渡会への参加など、それぞれの態様に応じた対応を行っています。また、相談者に対しましては、多頭飼育の状況を説明するとともに、既に野良猫化している場合は地域猫活動への理解と協力を求めています。
 次に、ボランティアによる活動実績です。現在、市に登録していただいている地域猫活動団体は30団体で、それぞれの団体が管理猫に対し餌やふん尿の管理、不妊等手術の徹底などを行っていただいております。団体の中には、自宅を開放し譲渡会を開催しているケースや、保護猫の情報をホームページに掲載し、里親探しを行うケースなどがあります。このほか、個人宅に保護猫を収容し里親を探すケースや、動物病院の併設施設などで譲渡会を開催する個人ボランティアの方もおられます。
 次に、昨年末に開催しました譲渡会についてであります。本譲渡会は、千葉県動物愛護推進員並びに日本愛玩動物協会との連携により、市川南の仮設庁舎を会場として開催したもので、当日は21頭の猫に対し32世帯55名の市民の方に御参加いただき、最終的には7頭が引き取られました。参加者からは、姉妹の猫を探しにきた、以前飼っていた猫と同じようにおとなしい猫を希望しているなど、今回の譲渡会に期待している旨の感想をいただいたところであります。
 最後に、殺処分ゼロに向けた市の方策です。市では、買い主等へのペットの適正飼養に関する啓発や地域猫活動の推進、ボランティア等との連携による譲渡会の開催などを行ってまいりました。猫は、繁殖力の非常に高い動物であり、野良猫をこれ以上ふやさないためにはさまざまな施策による総合的な対応が必要と考えております。今後も、ボランティアの方を初め、専門家から広く意見を伺いながら、各施策の実効性をより高めるため見直しを進め、殺処分ゼロを目指し、野良猫の減少に努めてまいります。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。答弁で紹介されていました市川南仮設庁舎での譲渡会には宮本議員と一緒に参加をさせていただきましたが、譲渡会に移る前には、動物愛護推進員による猫の習性や飼い方、飼う心構えなどの講座が行われましたが、猫を飼っている私にとっても新鮮味があり、とても勉強になりました。
 そこで、再質問を2点させていただきます。
 1点目として、飼い主のいない猫をこれ以上ふやさないためにも、譲渡会の際だけでなく、ペットを飼う心構え等の啓発講座を開催できないものか。
 2点目として、譲渡会をボランティア団体独自で開催されている地域もありますが、今後は地域を何カ所かに分散し開催すべきと思いますが、それぞれ本市の見解を伺います。
○松井 努議長 環境部長。
○水野雅雄環境部長 今後の講習会は、可能な限りペットを飼おうとしている方々にも受講していただけるよう、御案内方法や内容等を工夫してまいります。
 次に、譲渡会です。さきの譲渡会では初めての開催であったため、開催時期やスペースの確保などの課題が見つかりました。今後は、課題の解決を図るとともに、より効果的な譲渡会の開催に向け検討してまいります。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。それぞれありがとうございます。譲渡会での場所の提供や開催地域など、ぜひ前向きな検討をお願いいたしまして、猫対策についての質問を終わらせていただきます。
 最後、自然エネルギーについて伺ってまいります。こちらは2点、(1)、(2)をあわせて伺ってまいります。
 近年、異常気象が各地で相次ぐのは地球温暖化による影響とされていますが、昨年11月、ドイツで開催のCOP23において、世界各国の温室効果ガス排出削減目標の引き上げを2018年から施行することなどについて合意されました。世界では、地球温暖化を防止するためのパリ協定を後押しする動きが出てきており、アメリカでは、昨年の全米市長会議で2035年までに100%再生可能エネルギーとすることが採決され、スウェーデンでは、2040年までに化学燃料の使用廃止を目指しております。
 それでは、本市に戻って2項目の質問を行わせていただきます。
 (1)として、市川市地球温暖化対策実行計画に基づいた取り組み状況を伺います。
 また、(2)としましては、公共施設への自然エネルギーの導入実績と課題、さらには建設中の新第1庁舎や来月開設の道の駅を含めた今後の導入計画について伺います。
○松井 努議長 環境部長。
○水野雅雄環境部長 初めに、地球温暖化対策の取り組み状況であります。
 本市では、地球温暖化対策実行計画に基づきまして、低炭素なエネルギー対策、低炭素なまちづくり、そしてこれらを実現するための人づくりを3本の柱として各種施策を推進しています。一例を申しますと、本年1月にニッケコルトンプラザで開催いたしました環境かるた大会は、市民、事業者、関係団体、市などで構成する市川市地球温暖化対策推進協議会が主催した人づくりのためのイベントであります。使用したかるたは、読み札を市内の小学生から募集し絵札は和洋女子大学の学生が作成するという、作成段階においても人づくりを意識したものでありました。当日は、次世代を担う小学1年生から6年生に参加いただきましたが、参加した児童、保護者のいずれからも、また参加したいのでぜひ続けてほしいと好評をいただいたところです。
 次に、自然エネルギーの導入状況についてですが、太陽光発電設備や風力発電設備を小中学校や防災公園などに設置しております。直近では、仮本庁舎に太陽光発電設備を設置し、1階受付横に発電量等を表示するモニターを設置しました。こうした自然エネルギーの公共施設への設置は、省エネルギーへの直接的な寄与や環境学習の教材、さらに災害時の電源確保などのメリットがありますが、一方で、設備の設置コストを初め、気象に左右される不安定な発電能力や、耐用年数を経過した設備のリサイクル問題などが課題とされております。
 最後に、自然エネルギーの推進計画についてであります。現在建設中の新第1庁舎及び道の駅においても、それぞれ太陽光発電設備を設置する予定となっています。今後の公共施設への導入につきましては、さらなる技術開発や導入コストの軽減などが期待されますことから、動向を注視し、種類や機種や規模、さらに導入のタイミングなどを見きわめていきたいと考えております。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。環境かるた大会、参加対象者は小学生とされ、またあらかじめ環境標語を小学生から募集し、採用された標語を読み札に使い、和洋女子大学の学生が絵札を作成するという教育の一環とした人づくりのための取り組みを評価させていただきます。
 では、再質問させていただきます。先月、会派で北九州市にある次世代エネルギーパークへ視察に行かせていただきました。次世代を担う太陽光や風力等の自然エネルギー及びバイオマスエネルギーなどのエネルギー施設があり、それぞれの取り組みを学んでまいりました。その中には、太陽光発電所を市民の寄附金等で建設し、敷地内に寄附者の芳名板を設置し、市民との連携による自然エネルギーを普及しております。市民の寄附を募り、記念に芳名板を設置する取り組みに感銘を受けました。芳名板は子孫、末代まで残ることから、子供や孫に事業の取り組みを伝え広めることができ、環境問題への意識の醸成や教育の場にもつながると思います。
 北九州市のような市民との連携による自然エネルギーの普及について、本市の見解を伺います。
○松井 努議長 環境部長。
○水野雅雄環境部長 本市におきましても、市民等が出資しました市民電力が設立され、事業化に向け準備が進められていると聞いておりますことから、引き続きこうした団体の活動を注視しながら、本市における最善の施策を判断していきたい、そのように考えております。
 以上であります。
○松井 努議長 久保川議員。
○久保川隆志議員 ありがとうございます。自然エネルギーの利点や欠点はさまざま議論されておりますけれども、災害等の際に電力会社からの電力供給が途絶えたとしても、避難所や公共施設、さらには病院等の重要施設に自力で電力を送ることができます。本市での自然エネルギーの普及がさらに進むことを期待しつつ、今後の動きを注視していきたいと思います。
 以上をもちまして私の一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
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○松井 努議長 この際、暫時休憩いたします。
午前11時50分休憩

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