更新日: 2017年12月28日

2017年9月26日 一般質問(荒木詩郎議員)

一般質問(荒木詩郎議員)

午後1時開議
○堀越 優副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1一般質問を継続いたします。
 荒木詩郎議員。
○荒木詩郎議員 創生市川第3の荒木詩郎です。通告に従い一般質問を行います。
 初めに、議長にお願いがございますけれども、質問の順序なんですが、初めに載せております危機管理についてと一番最後にあります義務教育学校塩浜学園について、この項目を入れかえさせていただきたいと思いますが、御了承いただけますか。
 それでは、御了承いただきましたので、初めに義務教育学校塩浜学園についてお尋ねをしてまいります。
 9月2日に塩浜学園で学校運営協議会、いわゆるコミュニティスクールが開催されまして、私はそれを傍聴いたしました。その際に新校舎建設についての御説明がありました。どんな新校舎になるのか、保護者や住民の意見が設計に反映されているのか、概要をまずお聞かせいただきたいと思います。
○堀越 優副議長 生涯学習部長。
○佐野滋人生涯学習部長 初めに、建物の概要についてお答えいたします。
 新校舎は塩浜小中一貫校に関する基本計画により、校舎棟を一体型に整備する方針です。現在、4年生までの児童が北側の前期課程校舎、5年生から9年生が南側の後期課程校舎で学んでおります。これを鉄筋コンクリート造4階建ての1棟に建てかえるものであります。その配置は、2階に1から4年生、3階に5から7年生、4階には8、9年生の教室としております。校舎の中央を通る廊下の幅を8mと広くすることで、そのスペースをイベントや交流の場として活用できるようになります。また、エレベーターを設置しバリアフリー化します。その他、地域の方が活用するスペースとして地域支援室を設けます。体育館は2階建てとし、保育クラブやビーイングを1階に設置しますが、これは地域の方たちの利用しやすさを考慮したものであります。テニスコートやグラウンドについても十分な面積を確保しております。こうしたことが9年間の連続した学びとなる義務教育学校であることや、コミュニティスクールを推進し、地域とともにある学校づくりを進めている塩浜学園の特徴になっております。
 次に、保護者、住民の意向についてですが、保護者や地域住民の方が中心となって構成されている塩浜学園学校運営協議会の場で御意見、御要望をお聞きしており、学校と協議しながら設計への反映を調整してまいりました。9月2日には設計図面をごらんいただき、新校舎の内容について配置を確認しながら意見を伺ったところでございます。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 学校運営協議会、コミュニティスクール、既に市川市では数校設置をされているというふうに伺っております。コミュニティスクールと申しますのは、昔、市川市にコミュニティスクールというのはあったんですね。コミュニティスクールがナーチャリングコミュニティになり、今のコミュニティクラブになっている。そのころのコミュニティスクールとは性格、内容が全然違いまして、今度の学校運営協議会、コミュニティスクールというのは、地域が学校の運営に参画をしていくという性格のものであります。したがって、大変重要な会議であります。例えば職員の配置について、こんな先生が欲しいとかいうことも協議会で議論をして進めていくことが可能になったわけです。
 そうした大事な会議なわけですけれども、その運営協議会を私、傍聴させていただきまして、そのときに、新しい学校をつくるに当たって地域の意見が反映されていないんじゃないかという話が出ました。これを私、傍聴で聞いていたんです。例えばPTA会議室が上のほうに置かれる予定になっているけれども、要望していたのは、職員室のそばにPTAの会議室があれば、PTAで会議をしていて、一々、その会議の内容について先生方にお話をして、どういうふうに協力したらいいのか、話し合いをすることは面倒くさくなってできなくなっちゃう。やはりそれは隣接しているからこそ、PTAと学校が連携をして学校をよくしていくことができるのではないかというような意見がありました。PTA会議室、あるいは地域支援室というような具体的な名前が上がっていたわけですけれども、そうした協議会の意見がこれから反映されるのかどうか。これについてお尋ねをしたいと思います。
○堀越 優副議長 生涯学習部長。
○佐野滋人生涯学習部長 PTA会議室と地域支援室の設置場所につきましては、学校運営協議会での意向を受け、学校側と協議し、職員室のそばにというような意向を反映しております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 それを聞いて安心いたしました。私は大変重要な会議だと思うんです。今、市の組織には審議会ですとか、大事な組織がありますけれども、どれも往々にして、市の意向をそのまま反映されたような形で通ってしまうというような審議会や協議会というのが多いのではないかと思いますけれども、今初めてコミュニティスクールが市川市の中で始まったわけです。そのコミュニティスクール、学校運営協議会がもっと有効に活用されて、ぜひ市川市の教育をよくするような協議会になっていただきたいと私は思うんです。そういう意味では、この学校運営協議会というのは大変画期的なものでありますし、学校の運営に地域や保護者が関与していく。学校に視察に来るところも多いというふうに聞いておりますけれども、しっかりとした組織になるように育てていただきたいと要望したいと思います。
 次に、小中高一貫校への展望について伺います。
 塩浜学園が小中一貫校として、義務教育学校として誕生して1年が経過をいたしました。学校を中心に地域が連携をしてきております。そうした中で行徳高校とも連携をとり合っています。私は、小中高一貫という新しい展望が開けそうな気がしているんです。すぐにはなかなか難しいかもしれませんが、全国的に見ても、東京都では小学校から高校までを、これは都立になるわけですけれども、全国初めて一貫校として12年間の教育を行うという話が既に出ているようでございます。塩浜地域というのは、小学校、中学校、高校が大きな道路も介さずに横に並んでいるという、全国でも大変珍しい条件に恵まれているといいますか、12年間教育をする環境があるんじゃないかなと私は思っているんです。現に小中高の連携というのが塩浜の地域では出てきているような動きもございます。
 そこでお伺いをしたいんですが、塩浜学園と行徳高校を一貫校としてはどうだと、私は夢のような構想を持っているんですけれども、教育委員会の小中高一貫校の展望についてお伺いをしたいと思います。
○堀越 優副議長 生涯学習部長。
○佐野滋人生涯学習部長 市川の教育の基本理念となる「人をつなぐ 未来へつなぐ 市川の教育」のもと、第2期教育振興基本計画において、中学校と高等学校の学校間連携を深めるために市川版中高一貫教育を進めておりますが、これは一貫校の設置を前提としたものではございません。具体的な取り組みは、連携校となってペアを組む中学校と県立高校ごとにそれぞれのテーマを定め、平成27年度から教育課程を軸に計画的に取り組んでおります。これを6年間継続し、その研究結果を市内全ての学校で共有し、中高の連携と接続を深めてまいりたい、そのように考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 実は私は小中高一貫についてお尋ねをしたわけなんですけれども、恐らく市川市のほうは、そこまではまだ考えていないんだと。中高の連携を進めている、中高の事実上の一貫校みたいな動きをこれから進めていきたいということだと思います。
 ただ、市川市には市立の高等学校というのはありません。他市には市立の高等学校を持っている市が多くあります。近隣の市にも千葉県の中にもあるわけですけれども、市川市が市立の高校を持つ、これは財政的にも、少子・高齢化という時代の流れの中でも逆行する動きなのかもしれません。しかし、市川市が市立の高校を持つということはそれなりの意味があるのではないかと私は思います。市川市らしい教育を施す、そういう中等教育、高校生に教育をすることを市川市自身がやるということも、これは1つの課題ではないかなというふうに思っています。
 以前、ちょっと市長と雑談をしたことがあるんですけれども、市川市は地方交付税をもらっていない不交付団体だ。交付団体になったほうがいいんじゃないかみたいな話をしていた中で、市立の高校を市川市が持ったら、これはすぐ基準財政需要額がふえますね、地方交付税をもらう交付団体になりますよという話をしたこともあるんですけれども、国からの財政措置も受けながら、市川市が高校を持って小中高一貫というのはあり得る話ではないかなというふうに、私は、これはちょっと夢みたいな話かもしれませんけれども、現実になったらいいなと思っております。これについては結構ですが、要望として申し上げたいと思います。
 それでは、この件については終わりまして、次に仮本庁舎での業務開始後の状況についてお伺いをいたします。
 仮本庁舎の業務が開始されましてから4カ月が経過をいたしました。現時点までに利用者や職員からどのような苦情があったのか。利便性の向上のために、これまでどのように対応し、また今後どのように対応する方針なのか。ここに書いてある(1)から(3)までまとめて御答弁をお願いいたします。
○堀越 優副議長 財政部長。
○松本雅貴財政部長 初めに、仮本庁舎に来庁される市民からは、駅から遠くなったことと場所がわかりづらいことに起因する声が主となっています。駅から遠くなったため送迎バスを利用したいが、バスの便数が1時間1本では少ない、最寄り駅から来庁する際の仮本庁舎の場所や自転車で来庁する際の自転車置き場など、場所がわかりづらいという意見が寄せられています。これらの声に関しましては、さまざまな案内表示を増設するなどして対応してきており、今後も引き続き案内や周知に努めてまいります。また、送迎バスにつきましては、運行を開始して約4カ月間、乗車データを確認しております。現時点では増便が必要であるとの判断には至っておりませんが、今後の利用状況等をさらに確認しながら、必要に応じて増便などの対応をしてまいりたいと考えております。
 職員からは仮本庁舎が狭いことに起因する声が主であり、来庁者の待合場所がない、職員が食事、休憩するスペースがないなどの意見があります。仮本庁舎の建物規模という物理的な制約があることから対応に限界がございますが、これらにつきましては、通路、バックヤード等のスペースを利用して待合用の椅子をふやす、食事用スペースを設置するなど対応しており、今後も可能な対応を行ってまいります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 ありがとうございます。いろいろと御苦労いただいていることがよくわかりました。これからも真面目に対応いただきたいと思います。
 しかし、いずれにせよ、仮の本庁舎なんです。ですから、手狭なことはしようがないわけで、職員の市民への対応も、言うべきことははっきり言ってほしいと思います。手狭で申しわけないけれども、我慢していただきたいという部分はやはりあると思うんですね。それは職員がひっかぶってごめんなさいと言って、そういう卑屈な態度に出る必要はない。申しわけないけれども、我慢していただきたいということをはっきり言って、職員の負担については市民も理解をしてくれるんじゃないかなと思うんです。
 そこで再質問を幾つかしたいんですけれども、具体的に改善してもらいたい点を3点ほど挙げたいと思います。
 まず、敷地内への郵便ポストの設置です。郵便ポストがないので、不便でしようがないという声も聞くわけなんですけれども、これについての御認識をいただきたいと思います。
 それから、臨時駐車場の利用時間の延長です。臨時駐車場が5時40分に閉まってしまうというのはいかにも早過ぎるという声がございます。これの時間延長はできないのかどうか。これが2つ目。
 3つ目に送迎バスの増便でございます。私もバスに乗せていただいたことがあるんですけれども、最初に乗りますと、運転手の方が28人までしか乗れません、28人をオーバーしたら乗せることができませんので御了承くださいというアナウンスをいたします。せっかく時間に合わせて来たのに乗れないというようなことがあるとすれば、いかにもこれは不便であります。
 以上3点についての御見解を伺いたいと思います。
○堀越 優副議長 財政部長。
○松本雅貴財政部長 3点の御提案につきましてお答え申し上げます。
 1点目の郵便ポストにつきましては、仮本庁舎周辺では勤労福祉センター駐車場入り口付近に設置しておりますが、既に同様の要望を確認いたしまして、現在、市川郵便局と協議を行っているところでございます。御質問者の御意見も協議の参考にさせていただきたいと思います。
 2点目の臨時駐車場につきましては、本市が千葉県水道局から行政財産の目的外使用許可を受けて設置したものでございます。この土地は葛南工業用水道事務所の敷地の一部であり、水質管理の観点から有人警備とすることなど、管理体制を整えることが求められております。来庁される市民の方の駐車場利用時間につきましては、開庁時間をもとに設定した現在の利用時間が適切であると考えるところですが、手続等に時間を要して利用時間終了後に出庫するような場合には守衛にお声かけいただければ現在でも対応しておりますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 3点目、送迎バスにつきましては、送迎バスの運行を開始してから4カ月間で平均乗車数は12人弱、乗車率では約42%でございましたが、御指摘のとおり、満車での運行もございました。また、送迎バスの周知の進展に従って乗車人数が増加傾向にありますので、今後の利用状況等をさらに確認しながら、必要に応じて増便などの対応をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 前向きな御答弁をいただいたと思います。郵便ポストについては、郵便局と協議をしていくということのようでございますけれども、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。これを要望させていただきます。
 それから、臨時駐車場ですけれども、おっしゃることであるならばやむを得ないのではないかなと思います。5時40分に閉めざるを得ないということは理解をいたしました。その場合に、実は私も一度、うっかりしまして締め出されたことがあるんです。そのときには、やはり守衛さんにお願いしました。普通、やはり守衛さんにお願いすると思うんです。そしたら対応していただけるという御答弁だったわけですけれども、守衛さんには申しわけないんですけれども、そんなことがあっても、御苦労を承知でぜひ開門をお願いしたいと思います。これはこれで結構でございます。
 それから、送迎バスの件については、必要に応じて増便をしたいという御答弁でございます。これは大変ありがたいと思っております。これは役所が込む時期、込まない時期というのはやっぱりあると思うんですね。そういう時期に特に不便になることのないように、しっかりと十分に検討して対応していただきたいと思います。
 それから、バスに乗り損なった人は1時間待てませんから、市役所のほうまで歩いて来ます。そうすると、北口のバス乗り場から南口のほうに出てくるとタクシー乗り場があるんです。そこのタクシー乗り場にタクシーがとまっているとすれば、それはそのタクシーに乗って歩かずに済むということになるわけですけれども、客待ちをしているタクシーが今余りいないんです。時間にもよるんですけれども、特に朝方とかお昼ぐらいまでの間には、客待ちしているタクシーがほとんどいないんです。今のタクシーというのは客待ちするより、法人タクシーはみんな無線で動いちゃうんです。無線で全部管理されているから、客待ちをする時間がなくて、コンピューターで全部つながっていますから、近いところの車が呼ばれて、何時にどこへ行けみたいな話になるわけです。そうしますと、せっかく駅の前にタクシー乗り場がありながらタクシーが客待ちをしていないという状況も私は確認をしております。これについて改善が可能であるかわかりませんけれども、タクシー会社と連絡をとって、一定の客待ちがあるような、市のバスの時間の後に合わせるみたいな形でタクシーにとまっていただければありがたいなというふうに思います。これ、可能かどうかわかりませんけれども、要望にしておきます。この件はこれで結構でございます。
 次に、道路交通行政についてお伺いいたします。
 これについては先順位者への御答弁がございましたので、おおむね理解をいたしました。そこで、それを前提にお伺いをいたしますけれども、毎年2,000件を超える市民から道路に関する要望が寄せられているという御答弁をいただいたんですけれども、どのような要望が寄せられてどのように対応されているのか、具体的にお聞かせをいただければと思います。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 お答えいたします。
 市民からの道路施設等における要望件数は、平成28年度では約2,000件以上と膨大な件数がございまして、そのほとんどが老朽化によるものでございました。要望内容の内訳といたしましては、舗装に関する要望が約650件、側溝に関する要望が約500件、ガードレール等に関する要望が約160件、残りは国道や県道、その他の施設に関する要望でございます。
 次に、市民要望に対する対応件数でございますが、2,000件の要望に対しまして、直接職員による補修や業者委託によるパトロールと小規模修繕工事で約94%の対応を行っております。なお、残りの件数につきましては、全線にわたり舗装が老朽化していたり、側溝の勾配不良等が広域にわたり改良、改修が必要な要望と、年度末に寄せられたものでございました。このような要望につきましては、次年度以降の対応となりますことから、工事に至るまでの間は職員や業務委託などにより応急補修を重ね、延命させながら工事に至っている状況でございます。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 御答弁ありがとうございました。思ったより本当に真面目に対応していらっしゃる。驚きました。私も市議会議員をしておりまして、道路に関する要望が一番多く寄せられるんです。市会議員というのは、いろんな要望が市民からあります。荒木さん、あそこの道路はどうなっているとか、道路関係、橋梁関係の要望が私の場合は一番多く寄せられております。それに対して、恐らく市川市にも道路関係の要望というのは一番多いのかもしれないなというふうに思いながら聞いたんですけれども、市民の要望の実に94%とおっしゃいましたよね。真剣に対応していただいているなということがよくわかりました。改めて、よくやっているなというふうに私は感心いたしました。
 そこで、さらにちょっとお尋ねをしたいんですけれども、私が道路について要望を受けたときに、これはどこの道だなというのは大体すぐわかります。これは市の道路だなとか、これは県道だとか、これは国道だとか、あるいは、これは鉄道事業者が持っている土地だとか、これはURのものだとか、そういうことは大体わかるんです。ただ、住民の方は、それはわからないんです。道路といったら、どこの道でも全部一緒なんですね。だから、私のほうに話があるのも、これは県の道だとか、これは市の道だとかということは市民の方はわかりませんから、わかりましたと言って市に御相談をするわけなんです。
 そこでちょっと伺いたいんですが、例えば私でもわからないことがある。市境なんていうのは本当にわかりません。原木中山の駅の下なんていうのは、これは船橋なのか、市川なのか、さっぱりわからない。そんなこともあるわけで、市民から、自分はどこの道だかわからない。だけど、道路なんですね。道路に関する要望が市民からあったときに、市川市はどのように対応しているのか。市川市以外が管理しているものについても、やはり市民から要望があるんじゃないかと思うんです。その際に、そこは市川市の市道ではありませんよと言って断ってしまうのか、どういう対応をしているのか。これについてお聞かせをいただきたいと思います。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 市以外が管理する道路につきましては、国や県が管理しております国道や県道のほかに、個人や鉄道会社、民間企業等が土地を所有しているところがございます。これらはそれぞれ管理者が異なりますが、道路形態をしていることから、市のほうへ問い合わせや要望が寄せられている状況でございます。その対応につきましては、各管理者を御案内することや、要望者にかわり、その内容を管理者に申し伝えることを行っております。市が管理する道路に寄せられる市民の皆様からの要望、苦情はさまざまでございますが、今後も引き続き多くの要望に早急な対応が図れるよう維持、補修に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 今の御答弁を聞く限り、大変真摯に対応していただいているようで安心をいたしました。これは市川市の道路ではありませんよというふうに門前払いを食らわさないでいただきたい、今後も適切に対応していただきたい。これまでの対応に感謝申し上げますとともに改めて御要望申し上げて、この件は終わって、次に(4)の市道0101号の南行徳駅前通りというふうに命名をされていましたけれども、自転車レーンの整備概要と平成29年度の整備予定についてお聞かせをいただきたいと思います。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 お答えいたします。
 市道0101号の自転車レーンの整備についてお答えいたします。本市では、自転車利用者と歩行者が安全で快適に目的地へアクセスできる交通環境の実現に向け、平成27年6月に市川市自転車走行空間ネットワーク整備計画を策定し、自転車走行空間の整備を進めているところでございます。御質問の市道0101号南行徳駅前通りの整備概要についてでございますが、この道路は現在、片側3車線、全6車線の県道市川浦安線との交差点から湾岸道路へつながる主要幹線道路となっております。今回の整備につきましては、千葉県警察本部との協議により片側2車線、全4車線とし、歩道側の1車線目を活用いたしまして、自転車走行空間の整備を行うものでございます。なお、整備形態といたしましては、市道0106号の新浜通りと同様に青色の着色と白線により視覚的に分離し、通行者の視界からも明確な判断がつくよう、自転車専用レーンを整備するものでございます。また、この整備に合わせまして、県立行徳高校側の歩道にあります既存の自転車歩行者の通行区分を示す白線などを撤去することとしております。
 次に、平成29年度の整備予定でございますが、市道0101号、南行徳駅前通りのうち、塩浜4丁目2番地先、ハイタウン塩浜から塩浜橋手前までの約430mの整備を予定しております。現在は工事請負業者が決定し、現地測量などの準備を進めているところでございます。9月末ごろから工事に着手し、年内に完成する予定となっております。今後、塩浜橋から市道0106号の新浜通りに向かって順次計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 ありがとうございます。430mの区間を年内に整備予定ということを確認させていただきました。ぜひ計画どおり実施をしていただきたいと思います。これについては要望して、これで結構です。次の質問に移ります。
 塩浜中央公園の整備計画について伺います。
 昨年の10月4日に塩浜4団地連絡協議会がハイタウン塩浜内中央公園に関する要望書を市川市に提出いたしました。この公園はURがつくって、入居開始に当たって市に移管して市川市のものになっております。そこで35年が経過をして、地域の望む公園と大きく違うような状況になっているというので改善を求める要望書が出てきているわけでございますけれども、市川市は地域からの要望にどのように対応し、今後どのように整備をしていく方針なのか、お尋ねをしたいと思います。
○堀越 優副議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 塩浜公園は昭和62年、当時の住宅・都市整備公団により建設されました、約2,800世帯で約7,300人の住民の方が住まわれているハイタウン塩浜のほぼ中央に約1haの近隣公園として開設されたものでございます。公園施設といたしましては、滑り台、広場、トイレ、壁打ちテニスコート等が設置され、樹木ではクロマツ、マテバシイ、ケヤキ等の高木、ツバキ、サツキ等の中低木を含めて約500本の樹木が植えられております。そこで塩浜中央公園の改修に関する要望についてでございますが、平成28年10月4日付でハイタウン塩浜第一住宅自治会を初めとする塩浜4団地連絡協議会により、リニューアル計画案として市に要望書が提出されております。この要望書の趣旨としましては、約30年以上経過し老朽化している施設や、機能の低下などにより利用者が少なくなってきていることを懸念し、樹木も枝葉が繁茂していることから、地域の実情及び将来を見据えた公園機能を有し、地域に開放された明るく休息できる公園に改修していただきたいとの内容でございます。具体的内容としましては、公園西側の中央広場の拡幅及び芝生化、公園東側の樹林地内に散策路と健康遊具の設置、また、公園全体の既存樹木の間引き及び植えかえ及び多目的トイレ、パーゴラ等の休息施設、冒険遊具の設置等でございます。
 次に、リニューアル計画案に対する協議につきましては、事前に連絡協議会の代表者と調整し、市川市連絡協議会の4地区の自治会長と2地区の住宅管理組合の代表者で構成し、検討会を設置して進めております。この検討会は、平成29年7月5日に第1回を開催しており、市からは公園整備の考え方として、平成29年度は3回から4回程度の検討会を開催し、基本設計を取りまとめていくこと及び30年度以降に予定している整備工事は面積が約1haと大きい公園であることや整備に多額の費用が見込まれますことから、3年間での整備を考えていることを説明させていただいているところでございます。あわせて提出されましたリニューアル計画案に対し、市からの検討結果として、中央広場の拡幅及び芝生化、樹林地内の散策路と健康遊具の設置については整備の必要性を認識していること。また、既存樹木の植えかえ、多目的トイレを含めたトイレの交換やパーゴラの交換については、既存施設の利用もしくは修繕での対応を協議させていただきたい旨を説明させていただいております。その際、連絡協議会からは検討会での話し合いの結果等を持ち帰り、各地区の検討部会で取りまとめていきたいとの説明があり、その検討結果を次回の議題とするため、事前に市へ提出していただくことで確認できております。さらに、壁打ちコートを含めた公園敷地の範囲については協議会と認識が違っておりましたことから、第2回の検討会で協議、調整することとしたところでございます。
 これを踏まえ、第2回の検討会は9月13日に開催され、第1回検討会後、各地の検討部会で検討した結果を説明していただいたところ、幼児の遊び場と花壇の設置、樹木の追加伐採や管理用通路の平板タイルの改修などが追加要望されております。このことから、中央広場を芝生広場に整備した後の養生期間や維持管理、平板タイルの改修の必要性について意見を伺い、再度協議することとしております。
 次に、今後の進め方でございますが、年に2回程度の検討会を行うものとし、基本設計を取りまとめていくとともに、年度ごとの工区分けについても決めてまいりたいと考えております。また、基本設計に基づき実施設計を行い、整備内容並びに施工時期等について連絡協議会と調整を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 これも大変丁寧に対応いただいているようでありまして、感謝したいと思います。
 そこでちょっと再質問させていただきたいんですが、今の御答弁の中で平板タイルの改修というのがありました。平板タイルというんですか、通路という言い方をしているんですけれども、そこは通路じゃなくて事実上道路なんですよね。公園の横にある道路は平板タイルを敷いてあって、これは通路であって道路でないということなんですが、住民からすると実際は道路なんです。ハイタウン塩浜といいますのは、先ほどから申し上げておりますように、入居から30年、40年という時がたちまして随分傷んでいるんです。震災の影響なんかもあるんですけれども、それぞれのURですとか、管理組合ですとか、リニューアルをしているんです。外構整備というんですけれども、進めて周りが大分きれいになっている中で、市川市が管理している部分だけが相対的にですけれども、周りがきれいになっちゃっているものですから、傷んできているのがすごく目立つんです。特に震災の影響なんもあって、平板タイルががたがたきちゃっているようなところもあるんです。ですから、平板タイルについて、既存のタイルを利用するというようなお話もありましたけれども、新しいものにするというのも含めて御検討いただけないかなと思っているんですけれども、これについてどういう御見解でしょうか、お聞かせください。
○堀越 優副議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 公園の管理用通路の平板タイルの改修につきましては、第2回検討会で追加要望されたもので、一部の箇所で平板タイルの目地等の破損が確認できますことから再度現地を調査し、効果的な整備に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 ありがとうございます。ぜひ効果的な整備をしていただきたいと思っております。
 さらに、もうちょっと伺いたいんですけれども、中央広場の芝生を養生していただけるという話のようですけれども、この中央広場といいますのは地域のコミュニティーの中心みたいなところがありまして、毎年、夏の盆踊りなど、市長にもお見えいただいたりもしているところなんですが、毎年の8月の第1土曜日に自治会4つが皆集まって大イベントを開催しているんですけれども、芝生の養生なんかをすることになると、これに影響があったりなんかするんじゃないかと思って、ちょっと心配しているんですけれども、これについてお伺いをいたします。
○堀越 優副議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 中央広場における芝生の植えつけ時期や養生期間を考慮しますと、8月に開催されます盆踊りなどは開催場所の変更などをお願いすることが考えられますことから、今後、連絡協議会と調整してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 やっぱりそういう心配が出てくるわけですね。地域と十分連携をとって調整して、場所を移してやるとかいうことも考えられますので、十分調整をしていただきたいと思います。この件については、これで結構でございます。
 それでは、危機管理のほうに戻りまして質問させていただきます。平成29年度市川市総合防災訓練の実施状況と今後の課題についてお伺いいたします。
 これにつきましては、先順位者が随分御答弁をいただきました。今年度の総合防災訓練については、おおむね了解をいたしました。大洲防災公園、行徳駅前公園をメーン会場にして5つの対応本部が連携、実践的な訓練、市民参加型プラス体験型で行う。会場アンケートでは、おおむね好評の評価だったと伺ったというところでございます。私は、かねてより主張しておりましたのは、各小学校区で実施している拠点訓練が一番大事な訓練じゃないかと指摘してまいりました。地域の代表者、これは協議会のメンバーなんかも含むんですけれども、市の職員も一緒になって、直接顔を合わせて地域の実情に応じた訓練を実践する、これが最も重要だと思うんです。
 そこで伺いますけれども、今年度の防災拠点訓練の実施状況について危機管理監に御答弁をいただきたいと思います。
○堀越 優副議長 危機管理監。
○笠原 智危機管理監 総合防災訓練についてお答えをいたします。
 本年度の総合防災訓練は、市の災害対策本部を構成いたします5つの本部が連携、協力して行う市民の参加体験型の5対応本部合同訓練、そして各小学校と仮本庁舎間で行う通信訓練、また各小学校がそれぞれに行う避難所訓練、この大きく3点の訓練を同日に実施いたしました。そこで学校で実施した訓練でありますけれども、まず、防災拠点となる全ての小学校と義務教育学校におきまして、仮本庁舎に設置いたしました災害対策本部との通信訓練を実施いたしました。通信訓練の主な内容でありますが、防災拠点となる小学校から災害対策本部に向けて避難所の開設状況、地域の被害状況など、このような報告を行いまして、また、災害対策本部からは交通機関の状況や災害ボランティアセンターの状況などを連絡するなど、無線機を使用しての訓練といたしました。また、避難所訓練では、小学校の16校におきまして、避難者の受け付け、名簿の整理、避難者居住スペースの設置、福祉避難室の設置などについて訓練を行ったところであります。また、一部の学校におきましては、炊き出し訓練や被害情報の収集、ボランティアの派遣要請などといった実践的な内容のものも実施をしたところであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 御答弁ありがとうございました。昨年度は7校であったのが、ことしは16校。より多くの学校で協議会と、職員が避難訓練をやった。うち3校は住民も参加をしているということで評価をしたいと思います。
 かつて私は総合防災訓練については何回も取り上げているんです。私の過去の議会で、自分の体験を踏まえて毎年のように防災訓練を振り返って何点か問題点を指摘させていただいたんですけれども、ことしの防災訓練では、それらの指摘について改善されたのかどうか。また、ことしの防災訓練を通じて新たな課題などが浮かび上がってきたのかどうか、御所見を伺いたいと思います。
○堀越 優副議長 危機管理監。
○笠原 智危機管理監 最初に、防災訓練の実施に当たりまして改善した点についてであります。昨年と比べまして改善した主なものといたしましては、一部の学校におきまして、避難所となる体育館と防災倉庫が離れて使いづらいといった点がありましたが、この点につきましては、2校において防災倉庫を体育館に近い場所に移設を行いました。避難所の案内表示が小さかったことについては大きなものへと変えてまいりました。通信訓練における地域特性につきましては、地域の特性、例えば崖崩れや液状化といった内容を加えての訓練とさせていただきました。また、防災拠点協議会につきましては、現在33校で立ち上げが終了している状況であります。
 次に、本年度新たに確認できた課題であります。今回は大きく3種類の訓練を同時に行いましたが、スケジュールが過密であったこと、また、拠点協議会の方々に対して説明期間が短かかったことなどが挙げられております。結果といたしまして、参加したい訓練に参加できなかった、十分な準備ができなかったなどといった改善を希望する御意見もいただいたところであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 ありがとうございます。随分改善をされてきているなというふうに感じました。私、実は今回、行徳駅前公園のほうに行かせていただいたんですけれども、ちょっと残念だったのが、行ったら、地域の自治会の方がそこに来て訓練に参加していたわけなんですが、従来、去年までは小学校の拠点訓練に参加をされていた方々なんです。ことしも参加しているとばかり思っていましたら、行徳駅前公園のほうで私と会ったものですから、拠点訓練どうなっているんだろうなというふうにちょっと不思議に思ったんです。
 そこで伺うんですけれども、今までと違って、ことし訓練の形態を変えたわけですけれども、私はもうちょっと工夫が必要なのかなと思っているんです。今後、防災拠点訓練、避難所訓練についてどのように進めていこうと思っておられるのか。ことしのような体系、構成で来年度も実施していこうと考えておられるのかお聞きしたいと思います。
○堀越 優副議長 危機管理監。
○笠原 智危機管理監 災害が発生した場合には、これまでの他の地域で発生した災害の経験からも地域の力、あるいは地域での助け合いというものが非常に重要であります。また、災害対策本部におけます被害の状況分析や迅速な対応、指示といったものも重要であります。あわせて救急と医療との連携など、命を守るための活動も極めて重要であります。本年度の総合防災訓練では、このように、これまでの多くの経験、教訓を踏まえた上で、災害時に必要とされる活動について想定訓練を行ったわけでありますが、ただいま課題で申し上げましたように、本年度は訓練のスケジュールが過密であった、このような課題が残ったところであります。今後の訓練におきましては、本年度の内容を継続しながらも訓練の構成、またスケジュールについて、市民の方々、関係者の皆様が参加しやすいものにしていきたいと考えております。
 以上であります。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 どうもありがとうございました。訓練のあり方についてさまざまな視点から検討していくということでございます。ぜひ真剣に検討していただきたいと思います。やはり災害への対応というのは、いざというときに本当に役に立つ訓練が必要だと思います。私は、その肝になるのが市の拠点要員と地域の住民の方々がきちっと連携して対応できるのかどうかという拠点訓練が一番重要だと思っているんです。
 13年も前になりますけれども、団地の中で火事がありました。大変大きな火事でありまして、8階建ての鉄筋コンクリートマンションの3階部分から出火いたしまして、目の前の階段を通じて、らせん状に上のほうに火と煙が煙突のようにもうもうと立ちまして、8階までずっと真っ黒になってしまった。そういう火事がありました。幸いに死者は出なかったんですけれども、全焼1件、半焼1件、数十件が燃えて焼け出されて被災したということがあったんです。そのときに、火事になって大変だというので、消防車が来てみんな集まってきて、周りで住民は心配しながら見ているわけです。だけれども、その中で市の人が対応してきても、ぼやっと見ている中の誰が一体自治会の人なのか、顔を知らないんです。自治会の人も市の職員のことを知らないわけです。ですから、そのときには、幸い私は市会議員でおりましたので、市の職員も知っているし、自治会の会長の名前も知っていましたから、全部の自治会長に集まってもらって市の職員に会わせて対応して、集会所それぞれ分かれて焼け出された方を収容してもらって、物資を提供してもらって、毛布を運んでもらってということをやったんですけれども、市会議員がそれをやる必要はないので、拠点要員の方が、ふだんそういう協力関係をつくっておくというのがいざ災害が起きたときに一番大事なことで、その訓練が拠点訓練だと思うんです。これを忘れないでいただきたい、それを大事にしていただきたいというふうに申し上げて次に移りたいと思います。
 次に、Jアラート。北朝鮮をめぐる情勢が非常に緊迫しております。何をするかわからない国でありまして、東京に水爆が起きるなんていうことも考えられるわけです。ちょっとずれたら市川市直撃なんていうこともあり得ないことではないわけです。最近、全国の自治体で北朝鮮のミサイル発射を想定した訓練が行われておりますけれども、この実施状況と市川市の認識を伺いたいと思います。
○堀越 優副議長 危機管理監。
○笠原 智危機管理監 Jアラートの使用を想定した訓練についてお答えいたします。
 初めにJアラートでありますが、これは消防庁が整備した全国瞬時警報システムの通称であります。このシステムが弾道ミサイル情報、津波警報、緊急地震速報など、一刻を争うような事態に関する国からの情報を市町村の防災行政無線などを通じて住民に瞬時に伝達するものであります。北朝鮮による弾道ミサイルの発射におきましては、国民保護サイレンと避難を促すメッセージが防災行政無線のスピーカーなどから流れますが、弾道ミサイルが発射された方向が関東地域、あるいは中部地域の場合には、本市を含む千葉県内で放送されることとなります。
 そこで、弾道ミサイルの発射を想定した住民避難訓練の実施状況でありますが、千葉県内で訓練を行ったのは千葉市の1件のみとなっております。この訓練は、本年9月3日に千葉市の昭和の森公園駐車場において実施されました九都県市合同防災訓練の開始前に、弾道ミサイル発射を想定して行われたものであります。これには地元住民約50名が参加し、録音された国民保護サイレン音を訓練会場内に流し、参加者は地面に伏せて頭部を守る訓練を行ったとのことであります。また、訓練ではありませんが、旭市では、9月に防災訓練を行った後に説明会を開いて注意を促したということであります。全国での状況といたしましては、15の自治体で訓練を実施したとされておりまして、いずれも限られた地区や特定の施設におきまして、近隣の住民が国民保護サイレン等に合わせて避難行動を行ったものであります。
 国はJアラートの放送内容や避難行動の要領等について、国民保護ポータルサイトに掲載し、あわせて6月には2週間のテレビCMを行いました。本市では、弾道ミサイル落下時の行動について、市の公式ウエブサイトに掲載し市民への周知を図るとともに、職員に対しては、市民からの問い合わせに対応できるよう、庁内メールで周知しているところであります。したがいまして、Jアラートを使用した訓練につきましては、有事の際に迅速に避難行動をとることや、そのために事前に訓練を実施することなど、このようなことは他の自然災害と同様で極めて重要なものと認識をしております。
 以上であります。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 有事の際の対応も、自然災害と同様に訓練が重要だという認識はわかりました。では、市川市としてどのように訓練を行うのかお聞かせください。
○堀越 優副議長 危機管理監。
○笠原 智危機管理監 本市における訓練の考え方についてでありますが、弾道ミサイル落下時の行動は内閣府の国民保護ポータルサイトに掲載され、市の公式ウエブサイトにも同様のものが掲載されております。ここでは国民保護サイレン等が流れた際の初動について、落ちついて直ちに行動することとし、屋外にいる場合はできる限り頑丈な建物や地下避難する。建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。屋内にいる場合は窓から離れるか、窓のない部屋に移動するとしております。
 今後につきましては、こうした行動を市民の皆様が確実にとっていただけますように、地域で行われる防災訓練、また防災講演会等におきまして、国民保護サイレンの音を実際に確認していただき、弾道ミサイル落下時の行動についてを説明し、実際にそれを行っていただくような訓練を実施していきたいと考えております。なお、国民保護サイレンの音につきましては、市の公式ウエブサイトで確認できるようにしてございます。
 以上であります。
○堀越 優副議長 荒木議員。
○荒木詩郎議員 おっしゃるとおり、大した訓練は必要ないんです。いざとなったら安全なところに隠れて運を天に任せるしかないということだと思うんです。いずれにせよ、あってはならないことですけれども、有事の際にとるべき行動、PRをしっかりと市民に徹底していただきたいということを要望申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

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