更新日: 2018年2月8日

2017年12月13日 代表質問(創生市川第2)

代表質問(創生市川第2)

午後1時開議
○堀越 優副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1議案第40号から日程第20報告第32号までの議事を継続いたします。
 松永修巳議員。
〔松永修巳議員登壇〕
○松永修巳議員 創生市川第2の松永修巳であります。通告に基づきまして代表質問をさせていただきます。
 まず最初は、大久保市長退任に当たりまして、務められた2期8年間の期間を振り返って市長自身の総括を伺いたいと考えましたけれども、次の市長がいつ決まるのか予測がつきませんので、次期市長に引き継ぐべき現市政が抱える重要事項と申しますか、課題についてのみお尋ねをいたしたいと思います。
 御案内のとおり、市長の事務引き継ぎにつきましては、退任時には次の市長がおりませんので、職務代理者の佐藤副市長に引き継ぎ、次の市長が決まった段階で職務代理者の手によって新市長に原則文書による引き継ぎが行われることになると思いますので、ここでは先ほど申し上げた手順により、一時的には副市長が預かり、後日、新市長に引き継ぐことになります。
 さて、このたびの市長選挙により当選者が出なかったことにより、当初予定されていた12月定例会を1月中旬に先延ばし開催する予定が、選挙結果によって予定されたシナリオは全て吹き飛んでしまい、改めて急遽、12月定例会を大久保市長の手で開催することになりました。私は、9月定例会が大久保市長にとって最後の議会になるものと思い、2期8年を顧みて腹蔵のない心境をお尋ねいたしました。その際の市長の話を要約いたしますと、任期中に山積する問題に正面から取り組み、財政健全化に向けた地味な仕事を、また、市民の多くから嫌われる仕事も多く手がけてきたことを挙げられました。一方、待機児童がふえ続け、解決に至らなかったことは申しわけないと率直な感想を述べられました。この詳細な答弁については、議事録をいま一度お目通しいただければと思いつつ、今定例会をみずからの手で招集し、正真正銘の最後の定例会となりましたので、次期市長に引き継ごうとする重要事項等について、正直なところの心境を御披瀝願いたいのであります。御答弁いただければ幸いであります。
 次に、2点目の地方卸売市場の関係について伺います。
 このたび45年間にわたり市民に新鮮な野菜または時折々の花卉類を供給してきた市川市地方卸売市場が、社会経済情勢の変化及び各家庭の生活様式の変化等々の影響を受けて公の施設としての使用を廃止して、新しく設立した株式会社市川市場へと完全民営化の道に進むことになり、市場本体の廃止を含め4本の議案が提案されております。この関連議案に関係した代表質問ですが、既に私の前の6会派が取り上げており、私の後を含めて9会派のうち8会派が質問されます。今までの質疑応答によって、細部にわたってその内容は大方理解をしておりますので、重複を避け、以下数点伺ってまいりますが、その前に、今後の取引の状況を分析してみますと、青果部門、花卉部門の取扱高、取引額は、15年前に長印市川青果株式会社が場内業者として参画以来、若干ではありますが、横ばい、もしくは上昇し続け、順調に推移していることが数値から判断できますので、この右肩上がりの状態を堅持できるよう、関係者のより一層の努力を期待したいと思います。しかしながら、昨今における大型スーパーやコンビニ店の進出は、市内各分野の小売業者を圧迫し、八百屋を例にとってみましても、客足が遠のき商売が成り立たなくなり、店じまいが相次ぎ、平成19年88事業所、従業員は261人あったものが、平成26年には47事業所、167人まで減少している状況でございます。
 それに加えて私が心配するのは会社の倒産問題です。よもやそのようなことはないとは思いますが、平成20年に市場内で発生した京市青果の倒産事件、市内の生産農家約70軒が被害をこうむり、その債権額は1億2,800円を数え、そのほとんどが泣き寝入りの状況となり、開設者である市川市の行政責任を問いただしたことを思い起こしているところであります。その当時の県の監査においても、倒産する3年も前から経営に陰りが見えていたとのことでありますが、一切情報を開示されなかった点は糾弾されてもいたし方ないものと判断しますが、詐欺同然の倒産状況を見るにつけ、新たな民営化のもと、再発を許してはならないのであります。この点危惧して、新市場の健全運営を願うばかりであります。
 私が当初伺おうということで4点の質問通告をいたしましたけれども、そのうち(3)と(4)につきましては、先順位者の質疑において、おおむね了解いたしましたので、割愛をいたします。
 それでは、伺います。(1)の民営化に当たり、経済的、管理運営上におけるメリット、デメリットをどう捉えているのかとのことでありますけれども、抽象的な設問ですので具体的に伺います。これまで市場特別会計に対して毎年2,000万から3,000万円の繰出金を一般会計から支出してきましたが、これがなくなるといいますか、消滅することになりますので、この辺のメリット、あるいはデメリットについて評価をいただきたいと思います。
 続いて(2)の安定した市場経営上の安全性は従来どおり担保されるのかどうか。また今後、新会社とのかかわりはどうなりますか。11月29日に交わされた協定書の中で、特に新会社との約束事があるのではないかと考えますが、あるとするならば説明をいただきたいのでお願いいたします。
 次に、私が心配しているのは、新会社の経営に移った後、財産の又貸しが会社側の都合で発生してはならないと思います。土地や建物、施設の又貸しは契約上禁止しているようでありますが、これらの事象に対して、会社の役員会の議決のもと、市が認めればよいとのことのようですが、これら予測し得ない事態の発生に市はどう向き合っていく考えか、御答弁をいただきたいのであります。
 次に、議案第44号一般会計補正予算のうち、19ページ、国府台公園再整備基本設計委託料5,500万円と21ページの福栄スポーツ広場改修工事費6,000万円の2件についてでありますが、今回、繰越明許費の補正として追加措置がなされておりますが、それぞれの予算計上の積算基礎を含めた設計内容と改修工事の内容、項目等、あわせて工事費としての見込み額が発表できるのであれば工事施工のスケジュールを御説明いただきたいと思います。私は44号の国府台公園整備事業については、おおむね多くの方の質問で理解いたしましたので、特に福栄スポーツ広場のほうに詳しく御答弁をいただければと思います。
 ここでつけ加えますけれども、去る10日の日曜日、好天に恵まれまして、第16回、来年の世界選手権女子ソフトボール大会におけます事前キャンプオーストラリア誘致に伴う行事として、福栄スポーツ広場で技術講習会、神奈川県の戸塚にあります日立サンディーバチームの選手一行15人を講師としてお招きし、ソフトボール競技力向上と普及振興、小中高校生男女約300人が集まりまして非常に盛り上がり、スポーツに対する関心の高さというものを実感したところでございます。そういう中で、2020年のオリパラに対しましての市民の関心度の高さというものを肌で感じたところでございます。参考までに皆さんに御披露したいと思います。
 続いて、最後の項目であります東京外郭環状道路完成、開通に関連した(1)、(2)の2点について伺います。
 本市は、平成5年6月に9分類22項目の要望、条件を付して計画受け入れを表明して以来、紆余曲折を経て25年の歳月を費やして、ようやく来春3月に本線が完成、開通の運びと聞いております。市内北国分から高谷地先間延長10.1㎞、幅員60mに及ぶ、本市にとって、まさに背骨部分となる南北交通の要衝とも言える画期的な国家事業の道路であります。しかし、来年3月の開通は本体の本線部分であり、私たちの身近の附帯した事業の条件をつけた連結道路や付随した22項目の部分はまだまだ先延ばしの状態で、関係する地域の人たちは、いつになったら条件を満たした外環道となるのか心配をしております。そして、いまだに開通、供用開始期日も発表されず、開通イベントを計画している商工会議所青年部では、記念のマラソン大会も中止せざるを得ない状況に追い込まれているような情報も入ってきております。この辺の旬の情報がありましたら御答弁いただきたいと思います。国、県の対応のまずさを指摘せざるを得ません。
 そして、次の2点について市の認識を伺います。
 (1)の県の都計道3・4・13号、これは外環道路高谷地先から京葉道路原木インターチェンジ間の延伸工事の着工見通しについてであります。私は9月定例会の質問で、大久保市長に最後のお願いとして、この3・4・13号未整備区間、残りの1,300mの早期着工を県に要請してほしいとお願いをしました。その後、何らかの動きがありましたかどうか伺いたいのであります。
 次に、(2)の妙典橋の完成及び供用見通しについて伺います。妙典橋は外環道路とただいま申し上げた3・4・13号と直接連結する新設架橋として、地域にとって利便性の向上が図られるものとして大いなる期待をされているところであります。そして建設途中、高谷側の用地買収が難航し、大幅に工事計画がおくれていましたが、県の努力で地主との任意交渉が成立して、何とか当初予定されていた外環道路の開通に間に合うとのことでありました。しかし、今になって、どうやら1年程度のおくれという情報が聞こえます。
 そこで、市がつかんでいる工事の進捗状況と完成予定はいつごろになるのか、現状について御説明をいただきたいのであります。
 以上をもちまして第1問といたします。
○堀越 優副議長 松永議員に申し上げます。市内の生産農家約70軒が被害をこうむり、その債権額は1億2,800万円というところを1億2,800円と言っていたんですけれども、万を入れて……。
○松永修巳議員 万が抜けておりましたら訂正願いたいと思います。
○堀越 優副議長 はい、わかりました。
○松永修巳議員 済みません、よろしくお願いします。
○堀越 優副議長 ただいまの申し出のとおり、発言の訂正を許可いたします。
○松永修巳議員 失礼いたしました。ありがとうございます。
○堀越 優副議長 市長。
〔大久保 博市長登壇〕
○大久保 博市長 次の市長に引き継ぐ重要事項という御質問をいただきましたけれども、今、かなり多くの事業が同時並行して進んでおります。これらに軽重の判定を下して、ここで一、二を述べるというのはちょっと控えさせていただきたいと思いますし、また私が市長を辞するということは、もう権限も影響力も全くなくなってしまいますし、さらに次の市長がいつ決まるかもわからない。こういう状況下で、果たして引き継ぐという場面があるのかどうかもわかりませんから、私から新市長に何かを申し上げるということは多分何もないのではないかなと、そんな気がしております。8年前も、私、前市長から何も引き継ぎというのは受けてないんです。ですから、これ、何ら問題はないんですね。やりかけの事業というのは、所管部のほうで私よりも当然詳しく、しっかり掌握しております。私の8年前を思い出せば、普通、この時期はレクチャーを受けている時期だったんです。当選後、毎日通ってきていたんです。ですから、そういうレクチャーの中で新しい市長が事業を継続するべきか、あるいは廃止してしまうのかの判断を下すのではないかと、このように思っております。
 そして、質問に直接の答弁になるかどうかわかりませんけれども、私はこの市議会に数多くの市長提出議案というのを、皆さんに御審議をお願いしてまいりました。結果として否決された議案というのはゼロであったんです。全部、しっかり通していただきました。改めて与党多数ということの重要性を再認識した次第でございます。したがいまして、次の選挙にはそういう方を選んでくれと言っているわけじゃないんですよ。そうでない方が当選しても、やはり与党多数とするような度量の大きい方にぜひ当選していただいて、与党多数ということに注力していただきながら、よく新聞に出ておりますから、与党少数でいろいろ困っている自治体というのは皆さんも多数御存じかと思います。これは非常に重要なことでありまして、そういうことに御注力いただきながら、市議会の皆さんと新しい市長によりまして、すばらしい市川市政が進められることをただひたすら望んでいるところでございます。
 以上です。
○堀越 優副議長 経営改革室長。
○大津政雄経営改革室長 市川市地方卸売市場に関します(1)と(2)についてお答えいたします。
 初めに、卸売市場の民営化に当たってのメリット、デメリットであります。中でも市の財政的なメリットということで、答弁では一般会計からの繰入金に着目してお答えしてまいります。本市では、これまで特別会計のもと、卸売市場を運営してまいりました。一般会計からの繰入金につきましては、工事の有無などによって大きく影響を受けるところであります。そのことを踏まえて過去の繰入実績を見ますと、おおむね1,500万円から2,000万円程度は管理運営の不足分として繰り入れられてきたと考えられますが、今回、卸売市場を民営化することにより、一般会計からの繰入金は終了することになります。
 一方で、民営化により今回議案として提案しております土地、建物の貸付料約1,900万円が新たに収入として見込まれるなど、一定の財政運営上のメリットはあるところであります。それにも増して本市における大きなメリットとしては、変化するニーズへの迅速な対応や効率化などが進むことにより、市川市の卸売市場が今後、これまで以上に魅力ある施設となっていくことであります。そのことで市民に新鮮で豊富な商品が安定的に届けられること、また、生産者の重要な販路としての役割を果たしていくことなどであると考えております。デメリットにつきましては、市からの関与が減ることが挙げられるところであります。このことに関しましては、協議会を初めさまざまな場面において協議する機会を確保していく必要があり、そのことを市と株式会社市川市場との間で結んだ基本協定の中で取り決めております。
 次に、市場経営の安定と新会社とのかかわりについてお答えいたします。まず、経営の安定についてであります。株式会社市川市場が作成した収支計画案では、施設使用料収入約5,300万円の充当先として、市川市に支払う土地及び建物の賃料として約1,900万円、事務局の人件費として約1,100万円、警備や清掃、保守などの施設管理費として約1,200万円、修繕費として500万円などを予定しております。これらの項目につきましては、市川市のこれまでの実績を参考として過不足はないものと考えております。また、人件費や施設管理費等において、民間の経営感覚により経費の削減も見込まれており、金額についても妥当であると判断されることから経営は成り立つものと考えているところであります。
 次に、株式会社市川市場との取り決めなどについてであります。民営化後も市川の市場は卸売市場法に定められた地方卸売市場に位置づけられることから、新しい開設者となる株式会社市川市場は公設であったときと同様に、千葉県の指導、監督を受けながら業務を行っていくこととなります。しかし、今後、長期にわたって公益性の高い市場の運営を委ねるものでありますことから、市川市と株式会社市川市場の双方が互いの役割や責務を確認し、合意することが重要であります。このような観点から、開設者の地位の移譲及び運営に関する基本協定を平成29年11月29日に締結いたしました。基本協定では、かいつまんで申し上げますと、市場の名称、あるいは業務規定や事業計画に盛り込むべき事項、土地や建物、物品の貸し付けや譲渡の方法に関すること、毎年、市に対して事業や決算の報告を提出すること、地域社会へ貢献し、その実績を報告すること、市は市場協議会に参加すること、市は業務を引き継ぐとともに、民営化後も相談できる体制をつくることなど、関係を広範囲にわたって定め、今後はこの協定をもとにして、市は卸売市場の運営にかかわっていくこととなります。
 次に、土地や建物の貸し付けに当たっての市の対応についてであります。市場の発展のためには、可能な限り、市場経営における自由度を担保する前提で考えていかなければなりません。その上で貸し付け条件として、地方卸売市場として使用すること、さらに転貸の相手方については市場関係事業者に限るものとしております。そして御質問のように、転貸については株式会社市川市場を構成する事業者の意思としてなされるべきであり、市が行う承諾についても、全ての市場関係事業者の意向が反映されたものに対してなされていくものと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 私からは国府台公園及び福栄スポーツ広場についてお答えいたします。
 まず、具体的な設計内容でございますが、業務を行うに当たり、施設の現況を調査する測量業務、現在は生活道路として活用されております公園北側の園路を対象とした道路の設計業務、また建築物の設計業務、そして公園の設計業務を行うこととしております。これら設計業務委託料の積算根拠でございますが、測量業務と道路の設計におきましては、千葉県の積算基準を、建築物の設計におきましては、国土交通省による官庁施設設計業務等積算要領を使用しております。また、公園の設計におきましては、一般的に公園緑地に関する設計の積算基準として活用されております一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会のガイドラインをもとに積算を行っております。工事内容といたしましては、野球場の人工芝化や夜間照明設備、防球ネットの敷設、バックスタンドの改修を、陸上競技場におきましては、管理棟の改修や夜間照明設備の設置など、スポーツ施設の機能向上を計画しております。また、ジョギング、ウオーキングコースや十分なオープンスペースを整備し、多くの世代が気軽に楽しむことができる憩いの場として公園機能の充実を図ることとしております。工事費及び工事スケジュールにつきましては、本設計業務委託の中で専門家などの意見を踏まえながら定めていくものでございますので、御理解いただきますようお願いをいたします。
 続きまして、福栄スポーツ広場の改修工事でございます。この福栄スポーツ広場につきましては、平成30年8月に開催されます世界女子ソフトボール選手権大会におけるキャンプ地として、これまで誘致を進めてまいり、このたび本市がオーストラリアチームのキャンプ地としてほぼ決定をいたしましたことから、受け入れに伴い設計及び整備を行うものでございます。主な設計及び工事内容と工事費を申し上げますと、野球場につきましては、グラウンドの起伏をなくすため掘り起こしを行い、整地を行うものでございます。また、グラウンド内のベンチが老朽化していることやベンチの数が不足していることから、屋根つきの2列型のベンチに変更するものでございます。これらの工事費を合わせますと約3,000万円となります。このほか関連施設では、屋外に設置しておりますトイレ並びに管理棟内のトイレを洋式便器に変更するほか、手洗いなどの附帯設備の改修工事、また、新たに多機能トイレを併設した屋外トイレを設置するものでございます。この関連施設の工事費は約3,000万円であり、グラウンド等の整備と合わせまして、合計で6,000万円を予定しております。これらの整備の積算根拠につきましては、千葉県が作成しております基準などをもとに積算を行います。
 最後に、工事にかかるスケジュールでございますが、補正予算の議決後、庁内手続を経まして、2月ごろに入札を行い、3月に着工し、6月末には工事完了を予定としております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 東京外郭環状道路の完成、開通に関連した諸課題についてお答えいたします。
 初めに、都市計画道路3・4・13号二俣高谷線についてでございます。この都市計画道路は、市が外環道路受け入れの際に千葉県に整備を要望した道路であり、本市の交通ネットワーク形成にとって重要なものと認識し、千葉県へ早期事業化へ向けた働きかけを積極的に行っている道路でございます。千葉県におきましては、外環道路側の約0.3㎞を供用しております。残る区間につきましては、千葉県に確認したところ、外環道路や仮称妙典橋の開通後の交通状況や本市のまちづくりの方針を踏まえ、引き続き市と連携し、具体化に向けた検討を進めるとのことでございます。本市におきましては、当該道路を軸として、将来の原木・高谷地区のまちづくりを進める上で必要となる基本的な考え方を原木・高谷地区まちづくり基本構想として取りまとめるため、今年度検討を進めているところでございます。また、当該地区の公共下水道につきましても、事業認可を見据えた整備計画の策定を進めており、今後、これらの検討結果を千葉県へ提供するなどして、事業化へ向けた検討熟度をさらに高めていただくよう調整してまいります。今後とも千葉県と連携し、早期の事業化を目指し着実に進めてまいりたいと考えております。
 次に、(2)仮称妙典橋の完成及び供用見通しについてお答えいたします。仮称妙典橋は、千葉県が整備を進める江戸川放水路をまたぎ、高谷地区と妙典地区を結ぶ延長約620m、幅員12mの橋梁でございます。千葉県からは、現在、妙典側から江戸川放水路を渡る区間までの橋梁上部において高欄や照明の工事を進めており、高谷川の取りつけ部の橋梁工事にも着手し、下部工事を進めていると伺っております。これら全体区間の完成時期及び供用の見通しにつきましては、千葉県に確認したところ、今後、高谷側の取りつけ部の橋梁上部などの工事を行い、平成30年度末までの全線供用に向け整備を進めていくと伺っております。本市といたしましても、引き続き事業の推進が図れるよう、千葉県に対しまして、できる限りの協力をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 それぞれ御答弁いただきまして、ありがとうございます。市長から冒頭話がありましたが、そのようなことで、市長は経済界、財界の出身者ということで、無難に2期8年間を過ごされたことに対しまして敬意を表します。25代、26代市長としての功績は末永く語られるものと思います。今後とも折に触れ、本市の発展、そしてまた、市川市の繁栄のために御指導いただきたくお願いして、この項目は終わります。長い間ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
 次に、市場の関係でありますけれども、それぞれ答弁をいただきまして了解するところですけれども、今まで特別会計の繰出金が1,500万円から2,000万円という御答弁でありましたけれども、我々が考えていたところによれば、職員の人件費だけでも、もう少し上にいくのではないか。大体4,000万から5,000万ぐらいの経費がかかっていたのではないかというふうに考えております。繰出金としてはこのようなことですけれども、経費としては、人件費が、たしか4人から5人の職員があの中におられたと思いますから、それが不要となりますので、ぜひひとつこの点も考慮して、これからの予算編成の上では市のために大変貢献されるものと思います。また、これまでの実績からして、これから単独法人の市場としての株式会社ですから、市のほうも余り口を出すことはやはり問題があろうかと思いますので、この辺のかかわり合いというものを、経営改革室を初め経済部も含めて十分な体制を整えていっていただきたいなと思います。今までの質疑の中で、経済部のほうで生産者のみならず、一般の消費者も含めて関係市民からの苦情を受ける窓口というものをつくっておくべきだというふうに私は考えます。答弁によりますと、窓口を経済部の中へ置くということでございますので、もし細部の計画が発表できるのであれば御説明をいただきたい。これ、2問としてお願いします。
 そしてもう1点は、今度は株式会社ですから、監査の関係で、私の理解では、市の監査の及ぶところでははない、このように考えますけれども、許認可を持つ県の監査は当然必要になってくると思いますので、この点2点、再質問させてください。お願いします。
○堀越 優副議長 経営改革室長。
○大津政雄経営改革室長 まず、苦情の窓口についてであります。株式会社市川市場との協定の中で地域農家との連携強化を掲げておりますことから、その方策として、生産者からの意見を積極的に受け付ける体制をとるように求めてまいります。また、市においても市内生産者の保護、育成を図る観点から、生産者からいただいた意見につきましては、協議会を通じてお伝えしてまいります。
 2点目の監査についてでございます。地方卸売市場につきましては、後継法人が民営化されたとしても、卸売市場法、条例に基づいて県の監査の及ぶところでございます。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 答弁としてはそのとおりかと思いますけれども、ぜひとも、ひとつ先ほど申し上げたとおり、あの中で今後生産農家を泣かせるようなことがあってはならない。この点は特に意を配していただきたいと思います。生産者の立場というものは非常に弱いものがあります。市場のほうへ品を幾ら届けても、向こうの言い値で買われてしまう。このようなことが通常行われますので、ぜひひとつその辺は考慮して今後の市場運営に役立てていただきたい、このことを強くお願いしておきます。
 次に、スポーツ広場の関係でございますけれども、ようやくこのような大きな予算で大きな事業が展開されることについては大変喜ばしいことであるというふうに考えております。
 それでは、入札時期等、説明ありましたけれども、改めてそれぞれの入札時期は2月ということですね。それから、3月に着工して6月に完成ということですから、これは来年の世界女子選手権に間に合うものと理解してよろしいのか、この確認をさせてください。
 そしてトイレにつきましては、世界のアスリート、特に女子ですから、きれいな環境の中で使用していただく、これが第一の条件でありますので、特に意を配して市川市のおもてなしの一面として強く前面に押し出していただきたいと思います。
 先日も日立のチームが講師として15人来られたんですが、うち13名ほど女性でございました。千葉県の高校を出た選手も一流どころで活躍しておりました。参加者の小中高校生のソフトボールにかかわる愛好者が非常に喜んで、最後の予定時間を1時間以上もオーバーして実戦のゲーム、あるいは最後、サイン会等も盛況に進められたということ、今もって印象に残っておりますので、この辺も考慮してスポーツ予算については十分配慮していただきたいと思います。
 それでは2問として、来年の8月には間違いなく完成する。そしてまた、国府台のほうのナイター施設はいつごろ完成するのか。それも参考までに確認をさせていただきたいと思います。
 以上、2問いただきます。お願いします。
○堀越 優副議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 まず、1点目の工事の件でございます。先ほど御答弁させていただきましたように、世界選手権の大会が8月に開催を予定しておりまして、今、オーストラリアのチームのキャンプが来年の7月に予定しているところでございます。したがいまして、工事が6月に完成いたしますので、間に合うことで現在見込んでいるところでございます。
 あとナイターでございますが、このナイターの実施時期につきましては、今般、補正予算で計上させていただいております国府台再整備計画の基本設計委託の中で工事費並びに工事スケジュールを定めていきますので、現段階で申し上げることには至りませんので御了承いただきたいと思います。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 答弁いただきました。来年の世界女子オーストラリアのチームですけれども、世界ランク第4位ということで非常に強豪チームです。そういう方たちが日本の暑い7月末ごろにキャンプを張るということで、当然、真夏の昼間は練習できないものですから、必ずナイター施設のあるところで薄暮もしくは夕刻から練習に参加するということで、今、協会並びに県の協会に、ぜひ球拾いでもいいから参加させてほしいというような中高校生の希望が殺到しているようです。今、ナイター施設も大変安くなって効果もいいようでございますので、ぜひ期限までに間に合わせて外国選手のおもてなしに有効に使っていただきたい、このように考えます。伺いますと、宿泊施設は山崎製パンのクリエイションセンターを使うということですから、ここから国府台球場までなら歩いていって、いいトレーニングになる、このように考えていますので、担当部長、この辺よろしくお願い申し上げます。
 次に移ります。次に、道路問題です。非常に難しい問題ではありますけれども、先ほど申したとおり、外環道がいつ開通、オープンできるのか、まだ発表されないです。先日も東京外郭環状道路特別委員会で私が確認したところ、国交省のほうでまだオーケーが出ないということで、3月、3月と言われていますけれども、場合によってはおくれてしまうのかとも考えます。そしてまた、商工会議所青年部ではマラソン大会を計画していたんですが、日程的に無理だということで中止せざるを得ない状況だと言っていますけれども、市のほうでどなたか、この情報を持っておりましたら御答弁いただければというふうに考えます。
 そして、答弁の中で3・4・13号、引き続き連携をしていきたいということですが、いつになっても進捗しません。これも下水道の未整備地域との地域間格差の解消のためにも、何としても早く着工のめどをつけていただきたい。このことを強くお願いしておきます。また何かありましたら御答弁ください。
 また、妙典側ですけれども、妙典橋。橋本体の完成時点で約1年おくれるということは、外環より1年おくれるということになります。全面、車まで通れる完成までの間、前にもお願いしましたけれども、歩行者と自転車の優先使用を認めてくれるように県の了承を必ずとっていただきたい。妙典から信篤地域への住民の往来、あるいは県立市川南高校の生徒たち、自転車通学が大変盛んであります。交通事故の危険性も少なくなりますので、当該学校の校長も大いに期待しているということでございますので、ぜひひとつその点、お考えになって再答弁いただければと思います。よろしくお願いします。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 お答えいたします。
 千葉県からは、完成した区間の歩道部分を先行して御利用いただくことについては、安全対策などについて関係機関と調整を図り、最大限努力してまいりたいと伺っております。本市としましても、早期に歩道部分の先行利用が図れるよう千葉県に協力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 それはわかりました。先ほどの外環道の完成、開通の関係の情報は、市のほうでは全く入ってないんでしょうか。その辺だけ。むしろ、ないのであればやむを得ないと思うんですけれども。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 東京外郭環状道路特別委員会以上のものは今持っておりません。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 いつ開通するか。完成は3月末と言っているんですけれども、これは残念ですけれども、早く情報をつかんだら、ひとつ議員側にも議会にも報告していただきたく、強くお願い申し上げまして、私の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〔「議長、議事進行です」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 ただいまの創生市川第2の松永修巳議員の代表質問に対する市長の御答弁の中で看過できない発言がありました。地方公共団体の事務の引き継ぎに関する規定というものは地方自治法第159条に規定されておりまして、その第2項においては、正当の理由がなく、事務の引き継ぎを拒んだ者に対しては10万円以下の過料を科す規定を設けることができると定められております。また、地方自治法施行令を見ますと、123条には事務の引き継ぎの期限、また、第2項には特別の事情があって次の市長に引き継ぐことができない場合は副市長に引き継がなければならない旨が定められておりますし、124条と128条では引き継ぎに当たっての書類、帳簿及び財産目録が規定されております。また、行政実例、これは昭和33年のものですが、現職のまま立候補して当選した場合には事務の引き継ぎをする必要がないと言っていますので、裏を返せば、これは引き継ぎをしなければならないのではないでしょうか。これですと、地方自治法に対して、市川市というのはどのような姿勢で臨んでいるのか、大いなる疑義が生じるのではないかと懸念する次第ですが、議長の御見解を伺いたいと思います。
〔発言する者あり〕
○堀越 優副議長 静粛に願います。
〔発言する者あり〕
○堀越 優副議長 静粛に願います。
〔発言する者あり〕
○堀越 優副議長 静粛に願います。
 後刻調査の上、御報告申し上げます。

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