更新日: 2017年12月28日

2017年9月28日 一般質問(越川雅史議員)

一般質問(越川雅史議員)

○堀越 優副議長 越川雅史議員。
○越川雅史議員 無所属の会の越川雅史でございます。通告に基づきまして一般質問を行います。
 最初の質問は、里見公園分園のテニスコート整備計画についてです。
 この件につきましては、私は6月定例会においても取り上げましたが、その際の御答弁では、大久保市長が5月に当面保留すると言ったものの、整備を進めていくという当初方針に変わりはないというものでした。ただし、その一方で、反対の声を無視して強行するのは市民に対して失礼との発言にも変化がないことをあわせて確認させていただきました。少なくとも、私はこの時点で一定の結論は出たのかなと理解したところです。
 本市は当初、分園にテニスコートを整備していく工事に要する期間は8カ月程度と説明していたかと思いますので、本当に年度内に工事を完了させるのであれば、多少工期を縮めたとしても9月中もしくは10月初めには工事に着工しなければならないはずですが、いまだに工事の入札が公示されたわけでもなければ入札が行われたわけでもなく、ましてや工事請負契約が締結されたなどということもございません。今の状況を総合的に判断しますと、本来であれば今定例会において予算計上を撤回するための補正予算案が提示されてもよかったのかなと思いますが、いずれにいたしましても、いまだ方向性が明確に示されていないことは残念でなりません。今定例会における長友議員の代表質問に対する御答弁では、仕掛かり中の案件は全て申し送りなどといった発言もございましたが、このような状態で本件に係る判断を先送りすることは好ましいことではございません。11月には市長選挙が予定されておりますが、仮にもしポピュリズムに走る候補者が登場した場合、既に事実上結論が出ているこの整備計画について、私が中止させてみせますなどと騒ぎ立てて、この問題を争点化する動きに発展すれば、またまた情報が錯綜して市民が混乱することとなり、誤った投票行動に至ってしまうことすら懸念される次第です。
 そこで私としては、この点を確認せざるを得ないわけですが、里見公園分園のテニスコート整備計画の現状と今後の見通しについて、本市の率直な御認識を伺います。
○堀越 優副議長 文化スポーツ部長。
○金子 明文化スポーツ部長 初めに、里見公園分園のテニスコート整備計画の現状でございます。5月に当面の間保留とし、その後、市川スポーツガーデン国府台、通称ISG国府台の活動場所確保のため、これまで近隣の大学とテニスコートの借用につきまして協議を進めてまいりました。この結果、9月1日に本市と東京医科歯科大学との間におきまして、テニスコートの使用に係る覚書を締結し、9月以降のISG国府台の活動場所として使用させていただくこととなったものでございます。今回の協議では、学校側が本市の事情に理解を示され、迅速な対応を図っていただきましたことから覚書の締結まで順調に手続が進みましたが、今後、運営面などにつきまして、引き続き協議を進めることとしております。
 一方で国府台公園につきましては、数多くの課題を抱えておりますことから、国府台公園の再整備計画につきまして、関係部署と協議を行っているところでございます。現段階での国府台公園における再整備計画の方向性といたしましては、歩車分離を行いたい、あるいは緑地やコンディショニングスペースの整備、こういったことを計画しているものでございます。このようにISG国府台の活動に係るテニスコートの確保、国府台公園の再整備計画に取り組んでおりますことから、里見公園分園におけるテニスコートの整備にかかる予算は、現在、執行は行っておりません。
 また、今後の見通しでございますが、ISG国府台の使用状況を少しの間見守るとともに、運動施設率緩和の法改正に伴いまして、国府台公園の施設機能を見直すよい機会と捉えて今後多くの課題に対応するため、引き続き関係部署と協議を進めることとしております。したがいまして、里見公園分園のテニスコート整備計画の方向性につきましては、これらの課題にかかわる庁内の協議を進めて、なるべく早い段階でお示ししてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 6月定例会の際にもしばらく見守ってほしいとの御答弁でして、この3カ月間静かに見守ってまいりましたが、またしても、もう少し待ってくれといった旨の御答弁でした。これ以上は申し上げません。速やかに結論が示されることに期待をいたしまして、次に進みます。
 次の質問はワーク・ライフ・バランスについてです。
 本市は、本年4月に総労働時間の短縮を一層推進し、仕事と生活の調和の実現を図るため、長時間労働が発生している職場の改善及び勤務間インターバルの推奨を推進する労働時間革命自治体宣言を行いました。このことの是非自体は置いておくとしても、あれだけ大々的に宣言をしてしまったわけですから、時間外労働や休日出勤を余儀なくされることが常態化することがあってはなりませんし、公私の別を明らかにせず、休日にも堂々と労働する者がいないように取り組まなければなりません。しかしながら、現実には業務の性質上、時間外労働や休日出勤を余儀なくされるケースも存在するかと思います。
 私が知る限りにおいては、例えば経済部商工振興課ですと、商店街の新年会やお祭りなどに招かれることも多いわけですから、それが重なると経済部長や商工振興課長などは時間外労働や休日出勤が長時間に及ぶこともあるかと思います。そして、さらに心配なのが自治会を所管する市民部地域振興課です。新年会や秋祭りに加えて自治会長の研修旅行にも参加するケースがあるかと思います。また、盆踊りなどは7月、8月に集中するわけですから、上手に調整をしないと市民部長や地域振興課長などはワーク・ライフ・バランスどころか、ワーク・ワーク・ワークになってしまうのではないかと心配する次第です。
 そこで伺いますが、ワーク・ライフ・バランス実現に向けて、市民部における業務の現状と課題につき、本市の御認識をお聞かせください。あわせて7月と8月の2カ月間において、市民部長と次長が自治会主催行事にそれぞれ何件御出席されたのか御答弁をお願いいたします。
○堀越 優副議長 市民部長。
○莇 俊郎市民部長 お答えします。
 自治会は、市民と行政が協働で地域の活性化や快適なまちづくりを進める上で極めて重要なパートナーであるものと認識しております。こうした自治会と良好な関係を築くには、職員みずからが地域に出向いて、実際にその目で地域を見て、そこに住む自治会の皆様と触れ合うことが重要であることと考えております。このため、自治会からのお祭りや文化祭などの出席依頼につきましては、可能な限り出席することを心がけております。その際、行事が休日や夜間に集中することから、出席に当たっては疲労が蓄積しないように部長、次長、課長、主幹を中心に分担して出席するなど、インターバルを確保することでワーク・ライフ・バランスに配慮しております。なお、7月、8月の部長、次長の出席件数はそれぞれ7件ずつであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 市民部においては、確かに盆踊りなどの出席は多忙のようですが、うまく割り振りができているようで、7月、8月合計で部長、次長が赴いたのはそれぞれ7件ということでした。私が想像していたよりも上手に割り振りができているようなので安心しました。
 今後のこともありますので、念のため確認をさせていただきますが、可能な限り出席したいという気持ちがおありのようですが、招待を受けていないところに出かけていくということはないかと思いますし、また、招待状を出してほしいとこちらから依頼することもないかと思うのですが、念のため御答弁をいただけますでしょうか。
○堀越 優副議長 市民部長。
○莇 俊郎市民部長 お答えします。
 あくまでも招待を受けての出席であり、招待を求めることや招待のない会合に出席することはございません。
 以上であります。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 わかりました。ある方が一生懸命熱心になっちゃうと、後任の方がそれを強いられたりとなることはよくある話で、その点心配しておりましたが、そういうことがないということで安心いたしました。今後ともぜひともそういう姿勢を貫かれていただいてワーク・ライフ・バランス実現に努めていただけますよう御期待を申し上げまして、次に移ります。
 続いての質問は、私の市議会議員としてのライフワークの1つであります市川駅南地域における雨水排水対策についてです。
 私が在住しております新田地区は、台風やゲリラ豪雨に際してたびたび道路冠水が発生し、ゆうゆうロードでは車が通行することによって発生する波が店舗の中に押し寄せ、浸水被害を引き起こしたり、下水管に雨水が混入することによって汚水が逆流し、洗濯機の排水溝やトイレの水があふれたりと、地域住民の生活にも多大なる悪影響が生じておりました。市川駅南地域の雨水排水対策は長年の懸案事項であって、佐藤義一議員や金子正議員がその解決に御尽力されてきたことは私がこの場で御紹介申し上げるまでもありませんが、不肖私も台風やゲリラ豪雨の際には現場に出動して状況をつぶさに見てまいりました。
 そんな地域選出の議員がそれぞれに取り組んでいる市川駅南地域の雨水排水対策ですが、6年間に及ぶ調査活動を通じて、私も昨年の8月の台風の際に重要な発見事項を検出いたしました。それは新田4丁目13番地先、ちょうど金子正議員の後援会連絡所看板が掲げられている組合事務所の目の前の交差点になりますが、道路側溝の幅が途中から狭くなっていたり、逆勾配になっている箇所があったりすることで、少ない降水量であっても道路冠水が発生してしまう構造上の欠陥があることがわかりました。この事実が確認される以前においては、この地区の道路冠水は大和田ポンプ場ができれば大きく改善される問題と位置づけられていたようですが、沿道住民の声として、道路側溝新設工事の必要性を訴え、道路冠水時の写真を提供したり、現地調査を通じて仮説を検証し合ったりする過程を経て、本市にもその必要性を御認識いただきまして、このたびの工事実現に至ったものと理解しております。
 ということで、地域住民にとっては、今回の工事を受けて、その効果が大いに期待されるところではありますが、本市はその点どのように御認識されているのか、本件工事に至った経緯とその効果につき御見解を伺います。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○田村恭通道路交通部長 お答えいたします。
 御質問の箇所は、ゆうゆうロード東側に平行して位置する市道5108号でございます。この道路につきましては、その北側にある宮田小学校側の道路も含め、これまでも台風や大雨の際に道路が冠水しており、平成28年8月22日の台風9号及び9月20日の大雨の際にも道路が冠水したものでございます。台風9号の後に沿道の方から、現状の排水施設の調査と道路冠水対策についての御要望がございましたため、冠水の原因も含め、職員による排水施設の状況調査を行いました。その結果、市道5108号の北側、新田4丁目13番地先交差点の地盤が低く、側溝が軟弱な地盤により沈下したと思われる勾配不良箇所があることが判明いたしました。そこで今年度、側溝を改修する工事を実施したものでございます。今回の工事におきまして、側溝の幅を大きくするとともに勾配不良の是正を行ったことで、宮田小学校側の道路を含めた排水施設は一定の勾配が確保されました。この対策により、市道5108号における排水能力は向上が見込まれ、道路冠水の軽減に寄与するものと考えております。今後も雨水などの排水を速やかに排除できるよう、側溝整備を継続してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 ありがとうございました。けさ方も大雨に見舞われましたが、道路冠水にはならずに安心して過ごすことができました。この場をおかりいたしまして、この工事に御尽力されました道路交通部を初めとする関係各位に沿道住民の1人として御礼申し上げまして、次に進みます。
 続いての質問は、消防行政についてです。
 かねて消防士は人気職業と言われておりましたが、その人気はユーチューバーなる職業が人気を博す今日に至ってもなお、揺るぎなく続いているものと理解しております。人気の秘訣は、一般的には高い給与水準や公務員としての安定性にあるとされているようですが、本市消防局としては、そうした待遇面に基づく人気にあぐらをかくのではなく、より本質的な視点である消防・救急活動のより一層の充実を図ることはもちろんのこと、労務管理や安全衛生管理を適切に行うことを通じて、時には生命の危険がある職業でありながらも、少なくとも平時においては安心して働ける安全な職場環境を整備していく視点も必要不可欠であると考えます。ワーク・ライフ・バランスについては、先ほどの市民部に対する質問でも触れましたが、消防という業務特性に鑑みれば、年次有給休暇や特別休暇などをなかなか取得できなかったり、部下を休ませようとすると管理職が休日出勤を強いられるケースもあるのではないかと懸念するところです。
 そこで、まずは本市消防局における年次有給休暇及び特別休暇の取得状況につき、労務管理や安全衛生管理の観点から課題がないのかどうか、御見解を伺います。
○堀越 優副議長 消防局長。
○髙橋文夫消防局長 消防職員の休暇についてお答えいたします。
 初めに、消防職員の年次有給休暇などの取得状況でございますが、平成28年中の消防職員の年次有給休暇の取得率は約71%となっております。また、特別休暇としての夏季休暇の取得率につきましては、同じく平成28年は約96%となっております。
 次に、休暇の取得状況の把握につきましては、職員から休暇取得の申請があった際に休暇簿や職員情報登録システムによりまして職員一人一人の取得状況を確認しまして、休暇取得の少ない職員に対しては計画的に年次有給休暇を消化するよう指導するとともに、取得状況の全体のバランスに偏りがないか管理しているところであります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 御答弁を伺いまして、年次有給休暇や特別休暇の取得状況に特段の問題はないものと理解いたしました。特別休暇については、昨年の取得率約96%とのことですから良好と言えるかと思いますし、年次有給休暇の取得率も71%とのことで、2020年政府目標は既にクリアしているわけですから、これ以上私から言う必要はないのかなと思います。
 ただ、よくありがちなのが管理職の休日出勤です。私がコンサルティングに従事していた会社にもありがちでしたが、管理職は残業代が発生しないから休日出勤をしても誰も気にとめない。それも会社が命じるのではなく、本人が自主的に休日出勤してしまうというのはよくある話です。私にも実体験がありますが、上司、管理職となると、日常的には部下の面倒を見る一方で他部署との交渉、調整をしたり、上役のお世話もしなければならなかったりするわけですから、内線電話もがんがん鳴りますし、急な会議と打ち合わせ続きで本当にやりたい仕事が日中にはなかなかできなかったなどということも間々あるわけです。だからといって残業すればよいのかというと、建前上、部下には、仕事は時間内に終わらせるものだ、残業しないで早く帰るようにと命じていたりもするわけですから、なかなか公然と残業できないわけで、となると休日に申請もせず、承認も受けず、ましてや勤怠管理システムに入力もせずにこっそり出勤して、誰にも会わない、電話も鳴らないという仕事のしやすい環境の中で思う存分仕事に没頭してしまう、休日出勤するのが習慣になるというのも管理職あるあるの1つであり、本市消防局にも当てはまる方はいるのではないでしょうか。
 余り深く考えなければ、この行為に問題はないように思われるかもしれませんが、こうした労働時間は誰も管理していないわけですから、組織のあずかり知らないところで過労が常態化してしまうかもしれませんし、その一方で、御家族にはほぼ間違いなく仕事に出かけてくると言って休日出勤しているはずですから、万一の際にはこじれた問題に発展してしまうこともまたよくあるケースと言えるのだと思います。わかりやすい話に限っても、サービス残業という論点は生じてきますし、本市の場合は特に先ほども触れましたが、勤務間インターバルの推奨を推進しているわけですから、これに逆行する行為という論点も浮上してくるかと思います。というわけで、仕事だというのであれば、ちゃんと申請して承認を受ける、仕事ではないというのであれば自分勝手に出勤はしない。万一の際には生命に危険が及ぶ職業であるからこそ、消防局においては、これを徹底して職員の体調管理に万全を期する必要があるのだと私は考えます。本市職員の基本的な心構えは市川市職員倫理規則を鑑みるまでもなく、常に公私の別を明らかにすることにあるかと思いますが、この点につき御見解をお聞かせください。
○堀越 優副議長 消防局長。
○髙橋文夫消防局長 御質問にお答えいたします。
 休日出勤につきましては、週休日に勤務を命ずる場合には、事前に時間外勤務命令の承認を行いまして、週休日の振りかえを原則として行っております。管理職員の中には、御質問者のおっしゃるとおり、週休日などに時間外勤務の申告がなく、また、適正な手続をとらずに自己の判断により出勤した場合にはサービス残業となったり、週休振りかえがとれていないなどの事態が発生するおそれがあることから、労務管理や安全衛生管理の観点からも適正な運用に基づくルールの徹底が課題と考えております。今年度、消防局の部目標としまして、管理職員の意識改革及び資質の向上を設定したところでございますが、当初の計画では、ワーク・ライフ・バランスに配慮した内容ではありませんでした。このことからも、改めて労務管理や安全衛生管理の適正な運用に努めるためにも管理職員の意識改革を含めた指導を徹底することがワーク・ライフ・バランスの実現に必要であり、これにより、さらなる職務能率の向上が図られ、部目標の達成にもつながっていくものと考えております。
 また、御質問者のおっしゃるとおり、消防・救急活動をより一層充実させるためには労働環境の整備は欠かせないものと認識しておりまして、この労働環境には労働時間や福利厚生、また勤務体制や環境整備など、さまざまでございますが、特に24時間勤務で消防・救急活動に当たる職場として、適切な労働環境を維持し魅力ある職場となるよう、引き続き取り組んでまいります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 サービス残業などの事態が発生するおそれがあることから、労務管理や安全衛生管理の観点からも適正な運用に基づくルールの徹底が必要である。そのためには公私の別を明らかにし、仕事だと言うのであれば、ちゃんと申請して承認を受ける、仕事ではないというのであれば自分勝手に出勤しないということの指導を徹底していくということでよろしかったでしょうか。
 公務員に公私の別が問われるというのは当然のことですが、特に消防にそれが求められるというのには2つの理由があるかと思います。万一の際には生命に危険が及ぶ職業であります。先ほども申し上げましたが、ですから、休めるときには休む、働くときには働く、体調管理を万全にする、これが1つの理由だと思います。もう1つの理由が、消防に対する世論の厳しい目というものがあるのだと思います。ことしの5月ごろだったかと思いますが、愛知県一宮市で、消防団員の方々が消防操法大会の説明会の帰りに消防自動車でうどん屋に立ち寄って食事をしたという件がありました。この件で一宮市消防本部には多くの苦情が寄せられ、最終的には適切でなかったと市民に謝罪をしたという事例があったそうです。私に言わせれば、説明会の帰りに昼食をとったということで、それが不適切と言われるのはなかなか厳しい話かなと思いますが、消防団員の方々に対してですら、このように厳しい世間の目が注がれている現実がつい最近にもあったわけですから、消防職員の行動というものはなおさら慎重であってしかるべきかと思います。
 きのう盆踊りの話が出ました。私も、実はある消防の幹部の方とこの夏、7月、8月で8回ほどお会いをいたしました。それも、普段着で御家族連れで来られていれば一見してプライベートかなと思ったものですが、スーツ姿でお1人で来られて職名を名乗られて挨拶もされていましたので、てっきり公務だと私も思ってしまったところです。プライベートだということで安心をいたしましたが、お酒を飲んだりする機会があるということですので、誤解が生じる余地があったのかどうかは御検証していただければなと思います。
 最後に市民部にしたのと同じ質問をして、この項目を締めくくりたいと思います。消防幹部の方が自治会主催行事に出席するのはプライベートだから公用車も使わないし、職名宛ての招待状ももらっていないということかと思います。また、消防局のほうから、幹部が出席するから招待状を送ってほしいと働きかけるということもないかと思います。市民部長は、先ほどそういうことはございませんときっぱり短い答弁をされましたので、短い答弁で結構ですので、この点だけ伺いたいと思います。
○堀越 優副議長 消防局長。
○髙橋文夫消防局長 夏祭りの件でありますが、基本的には、私のところにやはり出席依頼があるんですけれども、例えば私の地元の夏祭りですと、ほかの自治会の方で結構多く来ていて、おととしぐらいから言われているんですけれども、うちの夏祭りには来てくれないのかというような話を何人かからいただきました。去年もいただきました。そして、もう2年続けていただいているので、それならば、行くのに招待状がないと、やはり個人で行くとしても行きづらいので出してくれないかというお話を何件かにしたことはあります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 プライベートで行くのであれば何か個人的にやりとりすればいいので、招待状を出してもらうという必要はないのかなと思います。次に進みます。
 最後の項目に移ります。最後の公務員倫理とコンプライアンスについて伺います。
 昨今、公務員による不祥事が相次いでいるとされているところですが、やはり公務員倫理とコンプライアンスというものが重要なキーワードかと思います。本市職員の方々に立派な方が多いということは承知しておりますが、実際に幾つかの不祥事も発生しておりますので、残念ながら、本市だけは例外ですよと言い切れないのだと思います。
 そこで、まずは本市における公務員倫理の周知徹底とコンプライアンスの推進状況につき、総務部長の御見解を伺います。
○堀越 優副議長 総務部長。
○菅原卓雄総務部長 公務員倫理の周知徹底とコンプライアンスの推進についてお答えいたします。
 市政の運営におきましては、市民の市政に対する信頼が不可欠であります。そのために特に重要となってまいりますのが職員のコンプライアンスであります。コンプライアンスにつきましては、一般的に法令遵守と訳されますけれども、職員の職務執行におきましては、倫理規則や服務規程なども含まれてまいります。
 そこで、まず公務員倫理についてであります。職員は職務を執行するに当たりまして、公正さを欠いたり、市政に対する市民からの疑惑や不信を招くことのないようにしなければなりません。そして、そのような行為の防止を図り、公務に対する市民の信頼を確保することを目的といたしまして、市川市職員倫理規則を定めております。また、職員が遵守すべき服務につきましては、市川市職員服務規程を定めまして、その第2条の服務の原則では、コンプライアンスの指針となるべき事項を定めております。これらの倫理規則や服務規程は全ての職員に適用されますとともに、当然でありますけれども、職員はこれを遵守しなければならないものであります。職員に対しましては、機会あるごとに公務員倫理や服務の原則などについて、その遵守の徹底を図っているところであります。また、規則や規定に違反する行為を行った疑いがある場合は調査を行いまして、その結果、違反行為がある場合は懲戒処分など、人事管理上の必要な措置を講じることになってまいります。
 次に、コンプライアンスの推進状況でありますけれども、その1つといたしまして、職員に対しては研修を実施しているところであります。具体的には、新規採用職員と新管理職に対しましてコンプライアンス研修を実施しておりますほかに、本年4月には市長より全管理職に向けて、管理職のあり方について訓示が行われたところであります。コンプライアンスの推進につきましては、採用時から各職員ごとの研修の中に法令研修を組み込むなど、コンプライアンスに対する意識の向上を図りまして、市政に対する市民の信頼を裏切ることのないよう努めているところであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 御答弁を確認させていただきました。市川市職員倫理規則や市川市職員服務規程に規定されております違反行為の調査にも言及がございました。市川市職員倫理規則というものの目的は、職務の執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図る点にありまして、職員の基本的な心構えというのは常に公私の別を明らかにしなければならないということです。また、市川市職員服務規程の原則としては、「勤務時間外においても、自らの行動が公務の信用に影響を与えることを認識し、自らを律して行動しなければならない」ということで、プライベートだからといって、何をしてもよいということではないのかと思います。よくありがちなのが、こうした条文があったとしても死文化している、運用されないということもあるかと思いますが、本市のこの違反行為の調査について、運用実態はいかがでしょうか。過去に調査を行ったことがあったのかどうかはわかりませんが、これは死文化しているのではなく、該当する事例があれば調査することもあり得るということで理解してよいのかどうか、再質問させていただきます。
○堀越 優副議長 総務部長。
○菅原卓雄総務部長 御指摘の内容が倫理規則や服務規程のどの部分について市民の不信や疑念を抱かれているのか、事実関係を十分確認した上で人事管理上に調査が必要であるかどうか、十分判断してまいりたいと思います。
○堀越 優副議長 越川議員。
○越川雅史議員 わかりました。きょうはちょっと早口で時間をたくさん余らせてしまいましたが、これで私の一般質問を終わります。
〔発言する者あり〕
○堀越 優副議長 静粛に願います。
〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優副議長 金子貞作議員。
○金子貞作議員 昨日のうちの会派の髙坂議員の質問、それから、今、越川議員の質問のやりとりを聞いていまして、消防局長がやはり夏祭りでビールを飲んだと。それから、物品を婦人消防団に渡したと、こういったようなことが本人から語られております。市川市消防職員服務規程10条の2項では、「職員は、勤務時間外であっても災害の発生を認知し、又は災害に遭遇したときは、災害の防除その他必要な措置をとるよう努めなければならない」、このように厳しく規定がされております。昨日の局長の答弁では、プライベートで問題がないというお話でしたけれども、これはちょっと、消防団の方々が夏祭りで何か事が起きないかどうか、仕事をされている最中にその場に出かけて、そしてプライベートだということには私はやはり疑義を感じますので、議長におかれましては、この問題についてきちんと調査をされて、議会に報告をしていただきたいということを申し上げたいと思います。
○堀越 優副議長 後刻調査の上、御報告させていただきます。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優副議長 佐藤義一議員。
○佐藤義一議員 この議場では、やはり品格の維持というのが地方自治法132条か何かに記述されているんですね。ここでは言ってみれば、他人の私人としてのそういう論議はしてはならないという規定がたしかあると思うんですよ。きのうのやりとりの中では、当事者はプライベートで行動しているわけですよ。プライベートは一私人ですから、その私人の行動というか、生活は、この場では論議はしてはならないという、たしか132条か何かにありますよ。僕は議長のとき、昔、それを運用したので今ちょっと思い出して議事進行かけたんですが、あくまでもそこにいる理事者も我々も、ある時間帯によっては私人になるんです。ですから、その私人の行動について、ここでやはりどうするこうするというのは禁じられているはずですよ。ですから、議長、ぜひ私の今の議事進行もよくよく考慮しながら、金子貞作議員の今の議事進行に対する判断としてください。
 以上です。いいですね。
○堀越 優副議長 ただいまの議事進行に関しまして、後刻調査の上、御報告させていただきます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優副議長 鈴木雅斗議員。
○鈴木雅斗議員 この議会だけではないのですが、傍聴人からのやじや罵声というものがこの議場に聞こえております。恐らく議長も確認されていると思いますが、市川市議会傍聴規則の10条の7項には、議事を妨害することを疑うに足りる顕著な事情が認められる者やこういった者に関しては議長が入場を禁止することができると規定しております。どういった方が罵声を出しているのか、後ろを見ることが余りできないので確認ができないのですが、もし同一人物であるようでしたら、ここは厳粛な会議の場ですので、調査の上、取り計らいのほうをよろしくお願いいたします。
○堀越 優副議長 後刻調査の上、報告させていただきます。
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○堀越 優副議長 この際、暫時休憩いたします。
午後2時36分休憩
 

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