更新日: 2019年12月12日

2019年10月1日

行政報告 令和元年台風15号に係る被害状況の報告について

会議
午後1時開議
○中山幸紀議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○中山幸紀議長 日程第1行政報告を行います。
 令和元年台風15号に係る被害状況について、危機管理監より報告したいとの申し出がありますので、これを許可いたします。
 水野危機管理監。
○水野雅雄危機管理監 令和元年台風15号に係る被害状況及び被災自治体の支援について御報告します。前回の速報値から変更のあった点について報告します。
 まず、1番目の降雨量、風速については速報値と変わりありません。
 2つ目の被害状況(中間値)でありますけれども、人的被害2名、家屋浸水14件、内訳として、床上が4件、床下が10件であります。建物損壊は203件で、全壊が1件、これは強風により家屋の傾きを確認したものです。半壊が10件、一部損壊が77件、合計で88件ですが、残り115件は現在調査中であります。道路冠水22件、倒木236件、停電は約3,300軒、農業被害として、梨については3億2,645万円、野菜類については3,160万円であります。
 続いて、対応人員は325名であります。
 続いて、県内への被災自治体への支援について御報告します。まず、物的支援としては君津市、旭市、多古町、袖ケ浦市、木更津市、八街市、南房総市に対しまして、主にブルーシートを中心に支援をいたしました。人的支援としましては、南房総市、成田市、館山市、君津市、鋸南町、佐倉市に対しまして、延べ270人になりますけれども、罹災証明認定業務を中心に職員を派遣しました。その他の支援としまして、山武郡市環境衛生組合から約170tの災害ごみの受け入れを行ったところです。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 以上で報告を終了いたします。


○中山幸紀議長 この際、越川雅史議員から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
 越川議員。
○越川雅史議員 貴重なお時間をおかりして申しわけございませんが、発言の訂正を3件お願いいたします。
 9月10日の会議における私の代表質問中、市長の海外公務にかかわる発言におきまして、「船橋市長も柏市長も昨年はゼロ日」と申し上げましたが、正しくは、「松戸市長も柏市長も一昨年はゼロ日」でありますので、訂正をお願いいたします。
 また、同じく市長の市主催行事等への出席、参加にかかわる発言におきまして、市川、船橋、浦安の3市合同で千葉県知事宛てに聖火リレー誘致に向けた要望書を提出した日にちを、昨年「11月22日」と申し上げましたが、正しくは「11月12日」でありますので、訂正をお願いいたします。
 最後に、新庁舎の質問に関連してテスラ問題に言及した中で、「意見の違いがあって」と申し上げましたが、「御発言に変遷があって」との言い間違いですので、訂正をお願いいたします。
 議長におかれましては、お取り計らいのほど、よろしくお願いいたします。
○中山幸紀議長 ただいまの申し出のとおり訂正を許可いたします。

委員長報告、討論(西村敦議員)、採決(認定第1号)

○中山幸紀議長 日程第2認定第1号平成30年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定についてを議題といたします。
 本決算に関し委員長の報告を求めます。
 決算審査特別委員長、竹内清海議員。
〔竹内清海決算審査特別委員長登壇〕
○竹内清海決算審査特別委員長 ただいま議題となりました認定第1号平成30年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定について、決算審査特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 議会における決算審査は、議決した予算の目的に従って執行されているかどうか、さらに行政効果はどうであったかに主眼を置いて審査するものとされており、一方、監査委員の審査は、計算に間違いはないか、支出命令に符合しているか、収支は適法であるか等に特に重点を置いて検討すべきものと言われております。
 本特別委員会といたしましては、このような点を十二分に踏まえ、委員会の冒頭、監査委員の出席を求め、収支の適法性等について確認したところであります。
 その審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げます。
 初めに、「平成30年度決算における財政力指数について、前年度より上昇した要因は何か。また、これを受けて、今後の見通しをどのように考えているのか」との質疑に対し、「財政力指数は基準財政収入額を基準財政需要額で除して算出するが、基準財政需要額が高齢者保健福祉費や社会福祉費の増などにより約3億7,000万円増加しているのに対し、基準財政収入額が個人市民税や地方消費税交付金の増収などにより約17億1,700万円増加しているため、指数が上昇したものである。また、本市は収入において、個人市民税や固定資産税等の市税の割合が比較的多くなっており、消費税率の引き上げも控えているため、今後も現状の収入超過がしばらく続くものと考えている」との答弁がなされました。
 次に、「市税の現年課税分についてはさらなる徴収努力が求められるとのことであるが、改善に向けた取り組みとして、どのようなことが考えられるのか」との質疑に対し、「本市は、市税の収納率が5年連続で県内1位となっており、徴収担当職員は相当のノウハウを蓄積しているところである。しかしながら、収入未済のうち現年課税分の割合が63.6%を占めていることから、全体の応援体制を含め、職員の数をふやすなど組織的な徴収体制を強化することが考えられる」との答弁がなされました。
 引き続き決算書の審査に入った次第でありますが、審査に当たっては、歳入においては収入未済額及び不納欠損額の主なもの、歳出においては不用額及び流・充用の主なものについて説明を求め、疑義をただすことにより、議決どおりの執行であったか、また、どのような行政効果があったか等を中心に論議を尽くしてまいりました。
 その過程で質疑応答のありました主なものを、一般会計の歳出から申し上げてまいります。
 まず、総務費について。
 広報紙発行事業について、「昨今、『広報いちかわ』の新聞への折り込み部数が減少しており、市長の新しい取り組みをどう発信するかが課題となっているが、平成30年度における取り組み内容はどのようなものか」との質疑に対し、「平成30年度では、市公式ウエブサイトやSNS等の電子媒体を活用し、紙媒体とは違う切り口での情報発信を行った。また、紙媒体の利用者にも配慮し、より身近な場所で『広報いちかわ』が入手できるよう、配布拠点拡大に向けた調整を図ったものである」との答弁がなされました。
 次に、スポーツキャンプ誘致等負担金について、「本負担金について、平成30年度における誘致実績はどのようになっているのか。また、支出先はどこになるのか」との質疑に対し、「誘致実績は、平成30年5月9日から16日にフェンシング女子各国代表の事前キャンプ、6月28日から29日にブルガリア共和国新体操代表チームの視察、7月26日から8月1日に女子ソフトボールイタリア代表のキャンプ、31年3月23日から24日にパラリンピック種目であるゴールボール男子日本代表の強化合宿の受け入れを行ったものである。また、負担金の支出先は市川市スポーツキャンプ誘致等実行委員会となっている」との答弁がなされました。
 次に、街頭防犯カメラ設置事業補助金について、「自治会が防犯カメラを設置する際、申請があれば補助金を支出しているとのことだが、1台につき幾ら支出しているのか。また、平成30年度は幾つの団体に何台分の補助金を支出したのか」との質疑に対し、「1台につき価格の2分の1、20万円を上限に補助金を支出している。また、平成30年度は5団体に対し1台ずつ、合計5台分の補助金を支出した」との答弁がなされました。
 次に、民生費について。
 病児・病後児保育補助金について、「不用額が約700万円生じているが、この具体的な理由はどのようなものか。また、平成30年度決算を踏まえ、本事業の継続を図るため、どのようなことに重点を置くのか」との質疑に対し、「各施設において、当初の見込みより預かりの子どもの数が減少したため、不用額が生じている。病児・病後児保育を行うに当たっては、保育士と看護師を最低1名ずつ配置しなければならないことから、今後も人材を確保することで、本事業の継続を図っていきたいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、衛生費について。
 子宮頸がん予防接種委託料について、「子宮頸がんのワクチン接種については副作用が問題になっていると考えるが、平成30年度の決算額が前年度と比較し約100万円ふえていることについて、どのように考えているのか」との質疑に対し、「ワクチンと副作用の因果関係はまだ明らかになっていないが、ワクチンの高い有効性から接種を推奨している学会等もあり、これにより接種する人がふえたものと考えられる」との答弁がなされました。
 次に、雑草除去事業について、「雑草を除去する場所はどのように選定しているのか。また、不用額が約223万円生じているため、さらに多くの箇所で除去を実施することもできたと考えるが、市民からの要望を受けた場所は全て本事業の対象となるのか」との質疑に対し、「市民からの要望が多い場所や過去の履歴を参考に場所を選定し、雑草を除去している。また、市民からの要望を受けた場所が道路脇等の場合は対象場所となる可能性があるが、私有地の場合は、土地の所有者が除去を行うことになる」との答弁がなされました。
 次に、労働費について。
 障害者職場実習奨励金について、「本奨励金はどのような事業主に対して幾ら支出しているのか。また、平成30年度は、どのような者を対象に職場実習を行い、そのうち就職した者はどれくらいいるのか」との質疑に対し、「職場実習として市内在住の障がい者を5日以上受け入れた事業主に対し、2万円の奨励金を支出している。また、平成30年度に職場実習を行ったのは、身体障がい者3人、知的障がい者77人、精神障がい者6人であり、このうち就職したのはいずれも知的障がい者で、9人であった」との答弁がなされました。
 次に、土木費について。
 危険コンクリートブロック塀等対策事業について、「危険コンクリートブロック塀等除去工事費補助金の補助対象となる要件と補助の内容はどのようなものか。また、平成30年度はどれだけの実績があったのか」との質疑に対し、「補助対象の要件となるブロック塀は、公道、私道を問わず、建築基準法に規定されている道路等に面したもののうち、市の職員が危険と判定したものである。補助の内容としては、平成30年7月までは、撤去する塀の長さ1m当たり上限1万円であったが、大阪北部地震後の8月以降は1m当たり上限1万5,000円の補助金を支給している。また、30年度の実績は54件であり、1,183万1,000円の補助金を支出した」との答弁がなされました。
 次に、教育費について。
 少人数学習等担当補助教員及び特別支援学級等補助教員の雇上料について、「本雇上料では不用額が生じているが、この具体的な理由はどのようなものか」との質疑に対し、「講師不足により派遣ができず、派遣日数が当初の見込みを下回ったことにより不用額が生じたものである」との答弁がなされました。
 また、「講師不足を解消するため、平成30年度において、どのような対策を行ったのか」との質疑に対し、「県内外の大学への訪問による募集説明、人材募集サイトへの登録、講師登録会の日程前倒し、ポスターの掲示、退職した小中学校の先生への電話連絡等を行った」との答弁がなされました。
 次に、放課後保育クラブ運営事業について、「放課後、保護者が家庭にいない小学生を対象に、放課後保育クラブを運営しているが、待機児童は何人いるのか。また、本決算を踏まえた今後の待機児童への対応はどうするのか」との質疑に対し、「平成30年4月1日現在における待機児童は115人発生している。また、待機児童が発生している学校については、余裕教室と空きスペースについて学校側と調整し、定員拡大に努めていきたいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、歳入について。
 商工費国庫補助金について、「1億7,200万円の予算現額に対して、調定額及び収入未済額がゼロ円となっている理由は何か」との質疑に対し、「本補助金は、平成31年2月の補正予算においてプレミアム付商品券に係る財源として予算計上したものであり、事業費を令和元年度に繰り越したためゼロ円となっているものである」との答弁がなされました。
 次に、国民健康保険特別会計について。
 国民健康保険税について、「平成30年度において、国民健康保険法第77条に係る減免を行った件数、金額及び減免理由ごとの内訳はどのようになっているのか」との質疑に対し、「平成30年度に行った減免は596件で、減免額は1,792万2,928円である。このうち旧被扶養者の減免に関するものが544件で1,312万3,028円、収監による減免が35件で262万8,900円、非自発的失業によるものが10件で138万3,300円、東日本大震災の原発被害によるものが5件で64万5,000円、災害によるものが2件で14万2,700円となっている」との答弁がなされました。
 次に、介護保険特別会計について。
 居宅介護サービス給付費について、「本給付費において、利用件数が見込みを下回ったため、約1億9,800万円もの不用額が生じたとのことだが、具体的な経緯はどのようなものだったのか」との質疑に対し、「平成30年12月までの支払い実績が前年度と比較して3.6%の伸び率であり、予算額の不足が見込まれたため、31年2月に補正予算を計上した。しかし、31年1月からの4カ月間において、支払い実績が見込みの伸び率に届かなかったため、不用額が生じたものである」との答弁がなされました。
 次に、下水道事業会計について。
 市川南ポンプ場建設工事委託事業について、「平成30年度から令和5年度までの継続費が組まれているが、事業初年度において進捗状況はどうなのか」との質疑に対し、「本事業において、初めに行う工事は、ポンプ場から江戸川へ排水を行うための排水樋管建設工事で、設計、入札、工事監理等を国土交通省に委託しており、平成30年度からの3カ年継続事業となっている。初年度では入札を2回実施したものの、不調により請負業者が決まらなかったが、本年6月に行った3回目の入札により決定したところである」との答弁がなされました。
 以上、述べましたほかに、本特別委員会の審査の過程における各委員の指摘、意見等を十二分に踏まえ、令和2年度の予算編成に当たられるよう要望した次第であります。
 本特別委員会といたしましては、採決の結果、認定すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○中山幸紀議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
 西村敦議員。
〔西村 敦議員登壇〕
○西村 敦議員 会派公明党の西村敦でございます。ただいま議題となっております認定第1号平成30年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定について、会派創生市川、緑風会第1・第2、自由民主党、そして私ども公明党を代表いたしまして、委員長報告のとおり賛成の立場から討論をさせていただきます。
 先ほど委員長から御報告がありましたが、9月13日から行われました決算審査特別委員会において、理事者から提出されました決算書などを慎重に審査を行ったところであります。大先輩であります岩井清郎議員も折に触れて語っておりますが、この決算審査特別委員会は、以前は10月の半ばに行われており、その後、12月定例会の本会議において最終的に決算の認定が行われるため、議会における指摘事項が新年度の予算に反映されにくいという点があり、これを改善するために、現在の9月定例会中に委員会が行われるようになったとのことであります。ぜひとも、この委員会が前倒しして開催されることとなった趣旨を十分に踏まえ、我々が指摘させていただいた事項を新年度予算に反映していただけますようお願い申し上げます。
 それでは、平成30年度決算について評価を行い、意見を述べさせていただきます。
 初めに、平成30年度の1年間を振り返ってみると、30年度の当初予算は、市長の不在という極めて特殊な状況の中で編成され、新年度のスタート時点でも新市長が決まっていないという中での船出となりました。このような難局を職員の皆様が一丸となり、行政に大きな停滞を及ぼすことなく乗り切ったことは大きく評価するものであります。その後、4月22日に村越市長が就任され、新たな施策が補正予算を通じて実行されてきたところであります。
 一方、国内の景気は、国の各種政策の効果により、雇用者数の増加や所得の改善が続いているところであります。その中、本市の30年度決算を見ると、歳入の根幹をなす市税収入や地方消費税交付金は過去最高額を更新し、大幅な増加となり、市の歳入を支えたものと捉えております。一方、歳出面を見ると、建設事業費が大幅に減少するとともに、人件費や公債費も減少している一方で、社会保障関係経費である扶助費や補助費等が増加しているところです。
 このような中で、30年度決算における経常収支比率、公債費負担比率といった主な財政指標は軒並み改善されております。また、基金残高は増加し、市債残高は減少するなど、将来の財政負担の軽減も図っており、財政の健全性は非常に高いものとなっております。
 しかしながら、将来を見据えると、扶助費を初め大規模建設事業費や老朽化した公共施設の更新費用、また、それに伴う公債費などが、今後さらに増加していくものと見込まれておりますので、現下の財政状況に慢心することなく、引き続き健全な財政を維持されることを望みます。
 それでは、具体的な内容について見ていきたいと思います。
 歳入については、先ほども申し上げましたが、市税収入が過去最高額の841億円となり、さらに地方消費税交付金も大幅な増加となる79億円となっております。その一方で、建設事業の財源である繰入金や市債が大幅に減収となったことにより、前年度と比べ4.3%、64億8,700万円減の1,450億8,500万円となりました。その中で市税の収納率において過去最高を更新し、5年連続県内トップを維持したことは、評価できるものであります。今後も丁寧な対応に心がけ、収納率が維持できるよう努めていただければと思います。
 また、歳出では、障がい者支援費や私立保育園などの保育施設関係経費の増加があるものの、建設事業費が大きく減少したため、決算額は前年度と比べ5.8%、85億8,100万円減の1,388億5,300万円となっております。歳入歳出とも過去最大の決算額であった前年度より規模は縮小しておりますが、新たな施策も反映された決算ではないかと感じております。
 主な内容について申し上げますと、まず、待機児童対策についてですが、30年度の9月補正予算において、保育所など施設整備費として大規模な補正予算が編成され、結果として、認可保育園15園、小規模保育事業所13園を開設するなどにより1,162名の定員増が図られ、ことしの4月時点で前年に比べ247人が減少し、待機児童は138人となりました。待機児童の解消に向け、引き続き邁進していただきますようお願いいたします。
 また、同じく子育て関連施策であります子ども医療費については、小学1年生から3年生までの所得制限を昨年の8月分から撤廃され、また、今年度の話になりますが、この8月からはさらに中学3年生まで所得制限が撤廃されました。これで全ての中学生以下の子どもが安心して医療機関に受診できることとなり、感謝いたしております。
 次に、スポーツ施設の整備についてです。老朽化が進んでいた国府台球場の再整備が着手されました。昨年、千葉ロッテマリーンズとフレンドシップシティ・プログラム協定を締結し、将来は2軍の拠点の1つとして活用していただけるとのことであります。また、国府台球場は少年野球の聖地でもあります。関係団体との調整をしっかりと図っていただき、子どもたちにとっても親しみやすい憧れの球場となるよう、早期の完成を期待します。
 あわせて、昨年着手した北東部スポーツタウンの整備についても、計画的に進めていただきますようお願いいたします。
 まちづくりに関してですが、塩浜の区画整理事業は、道路などの基盤整備工事が完成しました。今後は市民が待ち望んでいるにぎわいのあるまちづくり、効果的な開発に大いに期待しております。
 次に、教育についてであります。社会問題となっているいじめや不登校といった課題は、一筋縄では解決できるようなことではありませんが、30年度は教育相談員、訪問相談員を増員し、特に今年度からは行徳支所にも相談窓口が設置され、相談体制の充実が図られました。児童生徒に寄り添う体制が見直されたことは大変評価できるものであります。
 また、放課後保育クラブにおいては、定員が前年度の4,955人から5,236人に拡大され、さらに、指導員の処遇を改善する対応も補正予算に反映されました。保護者が安心して子どもを預けられる体制が改善したのではないかと思います。
 次に、小中学校のトイレについてでありますが、平成27年度末で各学校のトイレの洋式化へ改修が一巡し、現在は2系統目を順次行っているところです。計画どおりに改修が進んでいるとのことですが、学校は災害時の避難所ともなりますので、体育館へのエアコン設置を視野に入れつつ、快適なトイレ環境を実現すべく、改修のテンポを速めていただくよう希望いたします。
 続きまして、主な特別会計及び公営企業会計の決算について申し上げます。
 まず、国民健康保険特別会計におきましては、平成30年度より国民健康保険の運営主体が県に移行したため、比較は難しいところですが、赤字補?分である一般会計からの法定外繰入金が前年度に比べて減少したことは評価いたします。今後も事業の安定化に努めるよう要望いたします。
 また、病院事業会計においては、本年4月より運営を民間に引き継いだことは、行財政改革の成果の1つと言えるものであります。これまで長きにわたり病院の運営に携わった方、民営化の業務に携わった方、それぞれの職員の皆様の御尽力に感謝をいたします。
 次に、下水道事業会計につきましては、30年度から公営企業会計へ移行したため、単純に前年度の決算と比較することはできませんが、経常利益がわずかなものにとどまっています。外環道路の完成をきっかけに、これまで未整備となっていた地区の公共下水道整備への期待感が高まっておりますことから、整備を着実に進めることをお願いするとともに、使用料の適正化について御検討をお願いいたします。
 また、浸水対策につきましても、先日の台風15号など、昨今、日本全国で頻繁に発生している集中豪雨を考えますと、大和田ポンプ場に続き昨年度整備に着手した市川南ポンプ場についても、雨水排水対策事業として大いに期待をしておりますので、早期の整備をお願いいたします。
 以上、平成30年度の市川市一般会計、特別会計、公営企業会計決算につきまして評価や要望等を申し上げてまいりました。
 平成30年度単年度の決算につきましては、各財政指標にあらわれておりますとおり、良好な財政運営が行われたと評価できるものであります。そして、これからの本市財政の見通しについてです。今後見込まれるクリーンセンターの建てかえや公共施設等総合管理計画に基づく老朽化した公共施設の再整備、さらには少子化、高齢化への対応に伴う社会保障関係経費の増加など、多額の費用が見込まれる行政課題が山積しております。特に公共施設の更新に当たっては、基金の設置など財源の確保を着実に進めていただきたいと思います。
 市長を初め理事者の皆様方におきましては、将来の市川市のあるべき姿を見据えた、市民にとって真に必要な行政サービス提供のため、今後も行財政改革に努め、健全で持続可能な財政を推し進めていただきますよう強くお願いし、平成30年度決算の認定に対する賛成討論とさせていただきます。
 どうか議員各位におかれましては、本決算の認定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、討論を終わりにさせていただきます。
○中山幸紀議長 以上で通告による討論を終わります。
 これをもって討論を終結いたします。
 竹内議員に申し上げます。先ほどの委員長報告の中で、商工費国庫補助金において、収入未済額と発言されましたが、正しくは収入済額だと思いますが、いかがでしょうか。
 竹内議員。
○竹内清海決算審査特別委員長 収入済額でございます。訂正をよろしくお願いいたします。
○中山幸紀議長 ただいまの申し出のとおり発言の訂正を許可いたします。
 これより認定第1号平成30年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定についてを採決いたします。
 本決算に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本決算は委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。

採決(発議第9~17号)

○中山幸紀議長 日程第3発議第9号水産業の体質強化を求める意見書の提出についてから日程第11発議第17号子ども達が受けるインフルエンザ予防接種の補助制度確立を求める決議についてまでを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○中山幸紀議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第9号水産業の体質強化を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第10号高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第11号太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第12号幕張メッセを「武器見本市」の会場として貸し出さないよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第13号「減らない年金」への改善を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第14号核兵器禁止条約への署名と批准を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第15号性急な改憲はやめるよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第16号最低賃金を全国一律制に改め、時給1,500円に引き上げるよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第17号子ども達が受けるインフルエンザ予防接種の補助制度確立を求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。ただいま意見書案等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。


○中山幸紀議長 この際、暫時休憩いたします。
午後1時42分休憩

提案理由の説明、討論(長友正徳議員)、採決(発議第18、20~22号)

午後4時56分開議
○中山幸紀議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。本日の会議時間は議事の都合により延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって本日の会議時間は延長することに決定いたしました。
 この際、御報告申し上げます。発議第19号について、撤回いたしたいとの申し出がありましたので、日程第13は議事日程から削除いたします。


○中山幸紀議長 日程第12発議第18号村越祐民市長に対し、近隣市首長に比して著しく多い海外公務の日数を市民から理解が得られる水準にまで削減するよう求める決議についてから日程第16発議第22号村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入を巡り、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う決議についてまでを一括議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 越川雅史議員。
〔越川雅史議員登壇〕
○越川雅史議員 無所属の会の越川雅史でございます。ただいま議題となっております発議第18号村越祐民市長に対し、近隣市首長に比して著しく多い海外公務の日数を市民から理解が得られる水準にまで削減するよう求める決議についてから発議第22号村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入を巡り、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う決議についてまで一括議題となっておりますので、一括して提案理由の説明を行います。
 まず、発議第18号についてですが、村越市長は市長就任以来、公私問わず頻繁に諸外国を訪問しており、その日数は1年超の期間で約50日に達していると指摘されています。本年度においても、4月1日から11月10日までの約220日間だけでも、23日間にも及ぶ海外公務が予定されており、近隣市首長に比して著しく多い、市民感覚から乖離しているとの指摘も聞かれることから、市民の理解が得られる水準にまで削減するよう求めることが提案の理由です。
 次に、発議第20号村越祐民市長に対し、コンプライアンスの概念を正しく理解し、議会の権能及び議決を尊重するよう求める決議についてですが、本市議会は6月27日の定例会において、米テスラ社製電気自動車(モデルS・モデルX)の市長・副市長公用車への導入見直しを求める決議を21対20の賛成多数で可決しました。これは、説明するまでもないことですが、過半数の議員がテスラを公用車として導入することに異議を唱えたことを明示的に示したものであり、21対20であろうが、全会一致であろうが、市民から負託を受けた議決機関である本市議会の公式な意思表示であることに変わりありません。
 しかしながら、かかる決議に法的拘束力がないからか、村越市長は決議可決直後にテスラ導入を粛々と進めていく旨発言し、そして実際に議会の議決を無視し、テスラ社製電気自動車1台につき公用車としての導入を強行しました。さらにこの点、代表質問において問われると、6月27日の動議は今回の契約解除という判断には何ら関係ない、市政に関して何ら影響を与えるものではないといった発言まで飛び出しました。確かに本市議会が可決した当該決議には法的拘束力はなく、たとえこれに従わなかったとしても法令等違反といった問題には発展しないのも事実であります。しかしながら、議会の議決を尊重するかどうかは、議会制民主主義の根幹にかかわる問題であり、法令等に抵触するかどうかの問題ではありません。
 いずれにしましても、村越市長のかかる言動は、議会が有する執行機関を監視する機能や、住民から直接選挙された議決機関における議決の重みを軽視するものであると糾弾せざるを得ません。また、法的拘束力がないことを根拠に議会の議決を無視したのであれば、コンプライアンスの概念をも正確に理解していないことを図らずも示唆したものと受けとめる次第です。
 よって、本市議会は村越祐民市長に対し、まずはコンプライアンスの概念を正しく理解するよう求めるとともに、議会の権能及び議決を尊重するよう要請する必要があることから、本件発議を提出させていただきました。
 次に、発議第21号についてですが、本市は一貫して、来年7月の完成に向け計画どおり進んでいる、仮本庁舎から新第1庁舎への移転については、来年7月下旬から8月中旬にかけて順次行う計画と市民に対しても、議会に対しても説明し続けてまいりましたし、さきの6月定例会においてもそのような答弁がなされました。それが市長の思い、鶴の一声でひっくり返ってよいはずはありません。
 この庁舎整備については、本市は、大地震発生の可能性が高まる中、一刻も早い建てかえが必要であり、早期に実現できる案を採用したことを建てかえの大義名分としてきたはずです。また、庁舎のあり方についてはさまざまな意見や提案があったことから、庁舎整備基本構想策定委員会、庁舎整備基本構想の策定、市民説明会、パブリックコメント、市民意向調査、議員説明会、市民ワークショップ、地元説明会などといった手順を踏むことで、なるべく多様な意見を反映できるよう調整を図ってきたのではないでしょうか。そして、村越市長就任直後の1年前の6月定例会において、同工事に関する市民意見や要望への対応について問われた際には、既に施工業者に発注し工事が進められているから、基本的には対応が難しいと答弁してきた経緯もございます。
 村越市長は、今定例会における御答弁において、昨年4月の市長就任当初から階段設置の必要性を議論してきた、50年先を見据えて今でき得る最良の仕様とするためなどと説明することで正当化を図ろうとしていますが、そのような議論の経緯は、この間市民に対しても、議会に対しても一切説明されておりません。また、1年半も前から変更を模索していたにもかかわらず、来年7月の完成に向け計画どおり進んでいる、仮本庁舎から新第1庁舎への移転については、来年7月下旬から8月中旬にかけて順次行う計画との説明を直前まで繰り返してきたことは、市民に対しても、議会に対しても不誠実きわまりない対応であるばかりか、議会において虚偽の答弁をしたことにもなり、議会軽視とのそしりは免れません。
 そして、村越市長はこの追加工事について、不退転の決意と覚悟を持ってその案を公表したのかと問われると、市政を左右するほどの重大な課題ではない、殊さら大げさに取り上げる理由がわからないなどと答弁し、また、楽しみにしている方々には多少の御迷惑はおかけする程度の認識を示しました。これでは、村越市長が供用開始時期を約5カ月おくらせて1億5,000万円もの費用をかけて追加工事を実施することの重みを的確に理解しているとは到底考えられません。
 5カ月間工期が延びることは、地元住民の方々を、工事の騒音や大型車両の通行に伴う危険性に引き続きさらすことを意味します。また、商店街の方々に対しては、商機の回復をさらに5カ月間おくらせることを意味します。そして、仮本庁舎に来庁する方々に対しても不便を強いるばかりか、場合によってはタクシー利用といった経済的負担をも強いることでもあり、どれ1つとっても、楽しみにしている方々には多少の御迷惑はおかけする程度の認識と引きかえにできるほど軽いものではないと我が会派は考えます。
 確かに新庁舎設計が50年後の庁舎のあり方と合致するのであれば、それはすばらしいことだと思います。また、当該階段設置工事は、もしかしたらその一助となる可能性は完全には否定できません。とはいえ、50年後の庁舎の姿など誰にも正確に予測し得ないものなのではないでしょうか。村越市長がたとえどのような美辞麗句を並べ立てたとしても、村越市長をもってしても50年後の庁舎の姿を正確に予測し得ない以上、50年後の庁舎のあり方を根拠に当該工事の必要性を見出すことは不可能です。したがって、さきに述べましたようなさまざまな手順を踏まえて、多様な意見や提案の調整を図った現行案を尊重する以外に方法はございません。
 また、本日、この後でしょうか、階段設置の追加工事を反映したレイアウトの説明もなされるそうですが、今から議会も一緒になって追加工事につき検討を加えることは、このような村越市長の行動に議会が加担することを意味しますし、12月定例会までじっくり議論して、それから判断などと悠長なことを言っていたら、7月完成の選択肢が消滅してしまうことを強く危惧する次第です。
 よって、本市議会が村越祐民市長に対し、新第1庁舎建設工事に係る階段設置の追加工事の白紙撤回を求めるとともに、来年7月の完成に向け当初計画どおり工事を進めるよう要請する必要があると考え、本発議を提出させていただきました。
 最後に、発議第22号村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入を巡り、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う決議についてですが、村越市長は、いまだにテスラ導入に意義はあった、政策的に正しい判断だった、施政方針に基づき議会に承認された予算を適切に執行したと、みずからの主張を繰り返すのみであり、テスラ騒動に関する責任のとり方を示していないどころか、みずからの責任をも否定した上で、大きな問題でないことを、あたかも大きな問題にしている側面があるなどと責任を他者になすりつける言動を繰り返しています。
 念のため申し上げますが、村越市長が施政方針に基づき議会に承認された予算と強調されていらっしゃいますが、この予算の審査過程においては、今年度、公用車に電気自動車を導入するのかとの質疑に対して、EVを導入する予定はないとの答弁がなされた事実があったことを財政部長が認めております。つまり、予算承認手続に瑕疵があったことを意味するわけで、その点、この場で再度確認をさせていただきました。
 いずれにしましても、代表質問におけるやりとりを通じて、村越市長御本人はテスラ導入に意義はあった、政策的に正しい判断だった、施政方針に基づき議会に承認された予算を適切に執行したと心底思われていることは十分に理解できましたが、ここまでの騒動を起こし、市川市に住むのが恥ずかしいと多くの市民が感じる程度にまで市政に対する市民の信頼を失墜させているにもかかわらず、村越市長が何ら責任をとらない、そんな状況を、本市議会はこのまま見過ごしていてよいのでしょうか。そして、恥ずかしい思いをした市民の方々、お忙しい中、本市を心配し、苦情のメールや電話を市に寄せてくださった方々、その一方で、そうした苦情のメールや電話への対応に疲弊した市職員の方々は御納得されるのでしょうか。
 本市議会には市民の期待に応え、市民の思いを代弁し、それを市政に反映させる責務があることは言うまでもありません。よって、本市議会は村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入をめぐり、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う必要があるものと考え、本発議を提案させていただきました。
 以上です。
○中山幸紀議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入ります。討論はありませんか。
 長友議員、賛成、反対、どちらでしょう。
〔長友正徳議員「賛成です。発議21号」と呼ぶ〕
○中山幸紀議長 どうぞ、登壇して。
〔長友正徳議員登壇〕
○長友正徳議員 無所属の会の是々非々積極的無所属の長友正徳でございます。ただいま議題となっています発議第21号村越祐民市長に対し、新第1庁舎への階段設置追加工事を白紙撤回し、新第1庁舎は当初計画どおり7月完成とするよう求める決議について、賛成すべきとの立場から討論を行います。
 去る8月23日の代表者会議で、村越市長から新第1庁舎の1階と2階の間に階段を新設する旨の説明を受けて驚きました。当初の予定は7月末完成、8月入居ということでした。なぜこの期に及んで5カ月と1.5億円をかけて階段を新設することになったのか理解に苦しみます。本件の不合理性について、以下のとおり10個の観点から論じてまいります。
 最初の観点は、現在の新第1庁舎のフロアプランは標準的なものであって、決して忌み嫌う対象ではないという点です。JAXAの筑波宇宙センターに正門から入ると、ちょっと右手奥に10階建ての建物がそびえ立っているのが目に入ります。あれがセンターのシンボルであるヘッドクォーターズビルディングです。行かれた方は多分記憶に残っているのではないかと思います。私が所長をやっているころ設計が行われましたので、その経緯はよく知っています。その平面図は、寸法が若干控え目であることを除けば、新第1庁舎のそれによく似ています。中央には事務室が配置されていて、長手方向の両端には会議室、エレベーターホール、書庫、更衣室、リフレッシュコーナー、機械室、トイレ及び階段が配置されています。連続した事務室を確保するために、このようなフロアプランが採用されました。私は、この建屋で数年間仕事をしましたが、その間何の違和感もありませんでした。同僚からも何の不平不満もありませんでした。執行機関の一部には、現在の新第1庁舎のフロアプランを忌み嫌う向きもあるようですが、同フロアプランは、決してそのような対象ではなく、至極標準的なものであります。
 2つ目の観点は、50年先を見通すことは困難であるという点です。50年先を見据えると中央階段が必要だとのことですが、どうして50年先が見据えられるのでしょうか。二、三年先だって見通せないのに、どうして50年先が見通せるのでしょうか。ちなみに、50年前にはパソコンもインターネットもありませんでした。今は高速のパソコンもインターネットも光ケーブルも無線通信もあります。50年前に今の時代を見通すことができたのでしょうか。答えはノーです。ICTは加速度的に進化しています。ますます50年先が見通せなくなっています。にもかかわらず、なぜ50年先には中央階段が必要だということになるのでしょうか。階段は二次構造物です。未来世代にとっては邪魔なものになるかもしれません。負の財産を未来世代に引き継ぐことになるのかもしれません。それよりもオープンスペースを引き継いだほうがよいのではないでしょうか。そうすれば、未来世代のニーズに合った空間を簡易間仕切りによって自在に創造することができます。50年先が不透明であることを考えれば、中央階段という二次構造物で未来世代による空間利用の自由度を束縛してはいけません。むしろオープンスペースを未来世代に引き継いで、その利用については未来世代に任せるほうがよいのではないでしょうか。
 3つ目の観点は、ワンストップサービス向上への寄与度は約40秒しかないということです。1階と2階の間に階段を新設することによって、2階にいる職員が1階におりてくる時間が一体何秒短縮されるのかと問うたところ、時間ではなくて距離にして約50m短縮されるということでした。不動産業界では、駅から物件までの徒歩所要時間を表示するとき、道路距離80mを徒歩1分に換算するそうです。この換算係数を約50mに適用すると、約40秒になります。この40秒という時間がワンストップサービスの迅速化にとってどれだけクリティカルなのでしょうか。市民にとって、約40秒という待ち時間はとても許容できないということなのでしょうか。ワンストップサービスをわずか約40秒迅速化するために、5カ月と1.5億円をかけるというのが市の提案です。費用対効果のかけらもありません。
 4つ目の観点は、約90人の職員がはみ出してしまうという点です。階段を新設すると一定の執務スペースが失われます。階段の新設により何人分の執務スペースが失われるのかと問うたところ、約90人分とのことでした。はみ出した約90人は別の建屋に再配置しなければなりません。これに伴い約90人分の執務スペースの賃借料が約50年間にわたって発生します。この経費は階段新設に伴う経費には計上されていません。さらに、約90人がはみ出すことによって業務が非効率化します。
 5つ目の観点は、市民も利用できるようにしたことで中央階段にまつわるシナリオが崩れてしまったという点です。階段の新設については説明がころころ変わるので、なかなかフォローできません。8月23日の代表者会議や8月28日の議案等説明会では、市民も利用するという説明はありませんでした。ところが、代表質問や一般質問では、市民も利用するのだと説明が変わっていました。このように説明がころころ変わる状況を見るにつけ、検討不十分のまま、根拠もなく、思いつきで提案されているのだと思わざるを得ません。なぜ我々はころころ変わる執行機関の説明に振り回されなければならないのでしょうか。議会軽視以外の何物でもありません。村越市長と笠原副市長のマネジメントに問題があると言わざるを得ません。大体なぜ市民が中央階段を使わないといけないのでしょうか。市民は西側の玄関から入り、1階または2階のワンストップサービスのブースに入ります。職員が入れかわりサービスすることによって、市民はそこで全ての用事を済ますことができます。そして、用済み後はもと来た西側の玄関から退出します。このように、市民は中央階段を上りおりする必要は全くありません。中央階段増設の必要性を補強するために、市民も利用できるようにすると変更されたのでしょうが、結果的には逆効果になってしまいました。かえってワンストップサービス向上のために中央階段を増設するというシナリオが浅薄で、根拠薄弱で、検討不十分であることを露呈することになってしまいました。テスラEV導入問題と中央階段増設問題は根っこが同じです。前者は単に乗りたいからということで、後者は中央階段のある光景が好きだからということなのではないでしょうか。こんな個人的なことで行政経営が振り回されてはなりません。速やかに本来の市民の福祉の増進のための行政経営に戻るべきです。
 6つ目の観点は、市民も利用できるようにしたことで、セキュリティーを確保するためのフロアプランをこれから考えていかなければならなくなったという点です。中央階段を市民も利用できるようにする案は、先ほど申したとおり思いつきでしかないことが露呈しています。職員だけが利用するのと市民も利用するのとでは大違いです。中央階段を市民も利用できるようにするということは、個人情報満載の市民部等の中を市民が行き来するということです。このようなことは避けなければなりません。そこで、セキュリティー確保のために1階と2階のフロアプランが相当変わるのではないかと問うたところ、階段の周りのフロアプランについては、これから留意して考えていくとのことでした。階段の価値を高めようとして市民も利用できるようにするという案に変更された結果、急遽新たなフロアプランを検討する必要性が生じたということです。またもや後づけであることが露呈してしまいました。
 7つ目の観点は、ワンストップサービスは、あくまでも過渡的なものでしかないという点です。本市は電子自治体を目指しておられます。その究極の姿は、市民が役所に来なくても必要な手続ができるというものなのではないでしょうか。そうなると、階段どころか窓口も要らなくなります。村越市長はエストニアに出張して役所の姿を見てこられました。エストニアの役所は既にそうなっていたのではないでしょうか。これらのことを勘案すると、ワンストップサービスは、あくまでも過渡的なものでしかありません。こういったものに過大な投資をする価値があるのかと問うたところ、将来的には窓口業務は減るとしつつも、そのかわりに1、2階は市民交流の場やオープンイノベーションを生み出す場として市民の利用がふえるものと想定していることから、中央階段は将来も利用者にとって有用であるとのことでした。市民交流の場やオープンイノベーションを生み出す場について、どんな形態が最適なのかを定義しないまま、どうして中央階段が将来世代にとって有用だと言えるのでしょうか。偏狭な見通しで将来世代を縛ってはいけません。将来世代のことは将来世代に任せればいいのです。今の世代がやるべきことは、中央階段といったコンクリートの構造物を残すことではなくて、バリアのないオープンスペースを残すことなのではないでしょうか。そして、将来世代がその時々のニーズに合わせてフロアプランをつくり変えていけばいいのです。将来世代に負の財産を残すようなことがあってはなりません。
 8つ目の観点は、中央階段の増築はいつでもできるという点です。7月に完成するや否や、2階のフロアを壊して中央階段を増築するとのことですが、新築したものをすぐに壊してしまうなんて道理が通りません。中央階段を増築することはいつでもできます。ワンストップサービスはしばらくの間は現状設計で行い、一定期間後に検証を行い、要すれば中央階段を増築するようにすればよいのではないかと問うたところ、供用開始後の改修工事は通常業務を行いながらの工事となることから、工期の長期化や仮設窓口の設置など多くの経費と来庁者の負担につながるとのことでした。後でやると若干のコスト増になるから、今やったほうがいいということにはなりません。今問われているのは、中央階段増築に伴うメリットとデメリットです。メリットはわずか約40秒の時間短縮でしかありません。デメリットは5カ月のおくれ、1.5億円の追加経費及びはみ出した約90人分の執務スペースの50年間にわたる賃借料を初めとして、数限りなくあります。わずか約40秒の時間短縮を図ることに、どれだけの価値があるのでしょうか。そんなことを市民が望んでいるとは到底考えられません。わずか40秒がクリティカルだということであれば、市民アンケートを実施して意見を聞いたらよいのではないでしょうか。それはともかくとして、ワンストップサービスはしばらくの間は現状設計で行い、一定期間後に検証を行った上で、中央階段増築の必要性を見きわめるとよいのではないでしょうか。
 9つ目の観点は、市民との約束をほごにしてしまうという点です。来年8月オープンは近隣住民や近隣商店会を含む市民との約束です。8月6日に近隣住民説明会が行われたばかりです。近隣住民は、工事に伴う騒音や工事用車両の通行に伴う危険から早く逃れたいとしています。近隣商店会は、工事に伴い減少した売り上げを早く回復したいとしています。多くの市民は、不便を強いられている仮本庁舎から新第1庁舎への早期の移転を希求しています。多くの市民は5カ月のおくれ、1.5億円の追加経費及びはみ出した約90人分の執務スペースの50年間にわたる賃借料を初めとしたデメリットに目をつぶって、ワンストップサービスのわずか約40秒の向上のために、市民との約束をほごにして中央階段を増築することを許容しないのではないでしょうか。
 10個目の観点は、イナーシャがついたものは急には変えられないという点です。新第1庁舎の建設については、過去数年間の設計施工により一定のイナーシャがついています。中央階段の増築を含む大きな変更には相当なエネルギーが必要です。普通そういうことはやりませんし、できません。できることは、簡易間仕切りの変更といったマイナーチェンジだけです。この観点からも、今回の中央階段増築という提案は、無謀と言わざるを得ません。
 以上、10個の観点から中央階段の増築について論じてまいりましたが、わずか約40秒の時間短縮というメリットのために5カ月のおくれ、1.5億円の追加経費及びはみ出した約90人分の執務スペースの50年間にわたる賃借料を初めとした数限りないデメリットを凌駕する合理性はどこにも見当たりません。テスラEV導入問題と同様に、到底市民の理解が得られるとは考えられません。よって、新第1庁舎の建設と運用は従前の計画どおりに進めることとし、中央階段の増築は撤回するべきです。
 今、テスラEV導入問題に引き続き市川市議会の良識が問われています。議員各位におかれましては、どうか以上の討論を参考にしていただきまして、一人一人が孤独に、自分の頭で考えて良識ある行動をとってくだされば幸いです。
 以上で本件決議にかかわる賛成すべきとの立場からの討論を終わります。ありがとうございました。
○中山幸紀議長 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第18号村越祐民市長に対し、近隣市首長に比して著しく多い海外公務の日数を市民から理解が得られる水準にまで削減するよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第20号村越祐民市長に対し、コンプライアンスの概念を正しく理解し、議会の権能及び議決を尊重するよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第21号村越祐民市長に対し、新第1庁舎への階段設置追加工事を白紙撤回し、新第1庁舎は当初計画どおり7月完成とするよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第22号村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入を巡り、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。

討論(越川雅史議員)、採決(発議第23~25号)

○中山幸紀議長 次に、お手元に配付のとおり、金子正議員ほか7名から新第1庁舎の階段設置追加工事の必要性を慎重に判断することを求める決議について、金子正議員ほか9名からテスラ社製公用車のリース契約の早期解除を求める決議について、金子正議員ほか8名から東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレールートが市川市に、実現することを求める決議についての3件の決議案が提出されました。
 この際、本決議案3件を日程に追加し、一括議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって本決議案3件を日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。
 発議第23号から発議第25号までを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○中山幸紀議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入ります。討論はありませんか。
 討論がありますので、越川議員、賛成か反対か。
〔越川雅史議員「発議第25号、賛成」と呼ぶ〕
○中山幸紀議長 25号賛成の討論です。どうぞ、登壇してお願いいたします。
〔越川雅史議員登壇〕
○越川雅史議員 無所属の会の越川雅史でございます。ただいま議題となっております発議第25号東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレールートが市川市に、実現することを求める決議について賛成の立場から討論させていただきます。
 昭和39年に開催されました前回の東京オリンピックに際しては、聖火リレーが国道14号を通過したことで、本市においても大変なにぎわいを見せたことが今でも脳裏に焼きついている市民は数多く存在します。また、本市は目下新庁舎を建設中でありますが、もし仮に来年7月に新庁舎が完成するのであれば、美しい聖火の炎が、あたかも新庁舎のこけら落としをお祝いするかのように、白い煙を放ちながら新庁舎の前の国道14号を通過することを夢見る市民も、また数多く存在します。そのような経緯を踏まえ、本市は昨年11月12日に市川、船橋、浦安の3市合同で千葉県知事宛てに、聖火リレー招致に向けた要望書を提出したものと理解しております。
 しかしながら、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が去る6月1日に発表した東京2020オリンピックの聖火リレーのルートは、全国47都道府県にわたり合計857市町村を121日かけてつなぐものであり、千葉県のテーマは「震災からの復興をアピールするルート」であったにもかかわらず、隣接する浦安、船橋、鎌ケ谷、松戸の各市は含まれていたものの、我が市川市の名前だけは含まれておりませんでした。この点、森田知事は、県の考え方が取り入れられ、千葉県らしいルートになったとのコメントを発したとのことですが、不自然なほどまでに本市だけが外されたルートとなっていることから、なぜこんなことになったのか、今の市川市は県から相手にされていないのではないか、今までならこんなことはあり得なかったんじゃないかと、新庁舎の前を聖火リレーが通過することを願い信じていた多くの市民が落胆していることは言うまでもありません。また、結果的に多くの市民の期待を裏切ってしまったことは、本市議会としても痛恨のきわみであると責任の一端を感じざるを得ません。
 現時点において、県はルートの変更予定はないとの見解を表明していることから、一般的な感覚では万策尽きたと諦めるべきかもしれません。もちろん私たちも相手が誰であったとしても到底実現不可能なことを求めるつもりはありません。しかしながら、村越市長は常日ごろから自信満々に、私も国会の経験者であり、中央省庁の方々と随時連絡をとり合っている、自分たちで困難な課題を解決できる能力がある、知事とはさまざまな場面で1対1で話ができ、さまざまな課題で連絡をとり合っているなどと議会で御答弁されている事実に鑑みれば、わらにもすがる思いで、今こそ村越市長にその手腕を遺憾なく発揮してほしいと願い、新庁舎の前を聖火リレーが通過することを信じている多くの市民の期待に、村越市長は応えるべきだと考えます。
 村越市長はたびたび、10年後、15年後に評価される仕事に取り組んでいるなどと主張されていますが、多くの市民が求めているものは、10年後、15年後に評価される仕事よりも、まずは来年の聖火の美しい炎であることは言うまでもありません。そんな誰もが当然に抱く切なる思いを本市議会としても共有すべきだと考えます。
 よって、私たちは村越祐民市長に対し、今こそその持てる国や県との太いパイプを生かして、東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーを何としても本市に招致するよう強く要請したいと思います。完成した新庁舎の前で、村越市長が、美しく燃え盛る聖火の炎を誇らしげに掲げる姿が見られることを我々は信じております。
 どうか議員各位におかれましては、全会一致での可決に御協力いただけますようお願いし、賛成討論を締めくくります。
○中山幸紀議長 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第23号新第1庁舎の階段設置追加工事の必要性を慎重に判断することを求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第24号テスラ社製公用車のリース契約の早期解除を求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第25号東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーが市川市に、実現することを求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。ただいま決議案が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。

議員の派遣について(その1)、(その2)

○中山幸紀議長 日程第17議員の派遣について(その1)を議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第167条の規定により、お手元に配付の文書のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって会議規則第167条の規定により、お手元に配付の文書のとおり議員を派遣することに決定いたしました。


○中山幸紀議長 日程第18議員の派遣について(その2)を議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第167条の規定により、お手元に配付の文書のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって会議規則第167条の規定により、お手元に配付の文書のとおり議員を派遣することに決定いたしました。

委員会の閉会中継続審査の件、委員会の閉会中継続調査の件

○中山幸紀議長 日程第19委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
 各委員会において審査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○中山幸紀議長 日程第20委員会の閉会中継続調査の件を議題といたします。
 各委員会において調査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。


○中山幸紀議長 以上をもって本日の会議を閉じます。
 これをもって令和元年9月市川市議会定例会を閉会いたします。
午後5時44分閉議・閉会

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