更新日: 1999年9月14日

1999年9月14日 会議録

○議長(山口龍雄君) これより本日の会議を開きます。
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第10号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) 日程第3議案第6号市川市退職年金等の年額の改定に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 総務副委員長、松本こうじ君。
〔総務副委員長 松本こうじ君登壇〕
○ 総務副委員長(松本こうじ君) ただいま議題となりました議案第6号市川市退職年金等の年額の改定に関する条例等の一部改正について、総務委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 本案は、恩給法等の一部改正に伴い、本市退職年金等受給者の年金額を引き上げるためのものであります。
 本委員会としましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、ご報告申し上げます。
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) 日程第4議案第7号市川都市計画塩浜地区地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 建設委員長、村越勝君。
〔建設委員長 村越 勝君登壇〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。―― 質
疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第8号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第9号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) 環境文教委員長、笹浪保君。
〔環境文教委員長 笹浪 保君登壇〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) 日程第9議案第13号市営住宅の明け渡し等に関する訴えの提起等についてを議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 建設副委員長、大川正博君。
〔建設副委員長 大川正博君登壇〕
○建設副委員長(大川正博君) ただいま議題となりました議案第13号市営住宅の明け渡し等に関する訴えの提起等について、建設委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 本案は、市営住宅の滞納家賃の支払い請求に一切応じない入居者に対して、市営住宅の適正な管理を行う必要があることから、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求めて訴えを提起するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答なされた主なものを申し上げます。
 まず、「民間の賃貸住宅では、契約を結び、滞納が6カ月以上あると明け渡しの訴訟ができることとなっている。市はこのように契約を結んでいるのか」との質疑に対して、「被告となる者が入居した時点では、入居許可証に『条例を守ることと』の記載があったが、監査委員の指摘もあり、平成11年度からは入居者の義務を細かく記載した入居決定書に改め、その中に、家賃を3カ月以上滞納した場合には明け渡しを請求することができる旨を明記している。この決定書を本人に送付した後、誓約書兼連帯保証人請書を3部提出してもらい、これを市と入居者、連帯保証人がそれぞれ一部ずつ保有することにしている」との答弁がなされました。
 次に、「市はこれまで低所得者などを救済するために市営住宅を運営してきたと思う。急病や不景気による失業ということもあるので、福祉政策ならば滞納という事態になる前に入居者の生活実態をよく把握すべきではないのか」との質疑に対し、「入居者の怠惰ではなく、やむを得ない事情であれば福祉政策としての対応を十分に行っている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、ご報告申し上げます。
○議長(山口龍雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。   質
疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第13号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。   質
疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第14号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第15号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(山口龍雄君) 起立者少数であります。よって本請願は不採択とすることに決定いたしました。
○議長(山口龍雄君) ご異議なしと認めます。よって本請願は委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
○議長(山口龍雄君) 起立者多数であります。よって本請願は委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
○議長(山口龍雄君) 日程第16陳情第11-4号「デポジット法の制定を求める意見書提出」に関する陳情を議題といたします。
 本陳情に関し、委員長の報告を求めます。
 環境文教副委員長、篠田邦子君。
〔環境文教副委員長 篠田邦子君登壇〕
○議長(山口龍雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより陳情第11-5号を採決いたします。
 本陳情に対する委員長の報告は採択であります。本陳情は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山口龍雄君) こどもと生活支援部長。
〔こどもと生活支援部長 伊与久美子君登壇〕
○議長(山口龍雄君) 答弁は終わりました。
 大川君。
○こどもと生活支援部長(伊与久美子君) 何点かのご質問にお答えいたします。
 初めに、待機者数についてでございますが、この特例交付金の算定基礎となっております191名というのは、平成10年4月1日現在の待機者数でございます。それで、平成11年の8月1日現在、私どもがとらえている一番新しい待機児数が380人でございます。それで、今回の特例交付金の算出根拠となる数字が、先ほどもおっしゃっていましたが、人口と就学前児童数と待機者児童数ということになっておりまして、国の方の算定基準が10年4月1日現在の待機者数でとらえております。私どもとしては、待機者解消を最大の課題としていくためには、現在の待機者数をにらんで待機解消策に取り組んでいきたいという気持ちで、先ほど380名の数字をとらえさせていただきました。
 それから、2番目の申請の時期ですけれども、本来、国からの通知によりますと、8月末に事業申請をして、9月の補正にのせるようにという指導があったんですが、ほとんどの市町村が、大変緊急性のある事業で、即対応しなければならないんですが、事業決定等にやはり時間がかかっておりまして、千葉県内でもやはり9月に補正というところはなかなかないようです。市川市におきましても、10月末への県への申請、11月初めの国への申請ということになりまして、私どもも、12月の補正予算にのせさせていただき、12月に基金設定をさせていただきたいと思っております。そして、基金を取り崩しながら、13年末までに全額、事業額を消費していきたいと思っております。
 それから、駅前ステーションにつきまして、今回の特例金の対象とはいたしませんということを申し上げました。それと同時に、駅近くの駅前の保育所の設置につきましても、今回は残念ながら対象としないということを申し上げましたが、これは、特例交付金として対象となるのが、用地の取得とか建物の借り上げ、賃借料について対象になりませんので、市川市の最大の課題であります待機者解消としての場を確保するためには、市の所有している土地を有効活用したり、あるいは市の公的な施設を活用してやっていくというのが第一義的に考える解決策ではないかということで、今回はこのような後年度負担を伴う解決策は対象としなかったという意味でございます。
 それから、ファミリーサポートセンターについて申し上げます。このファミリーサポートセンターは、身近なところで、本当に昔で言うご近所での支え合いというような子育てのサービスが欲しいという、エンゼルプランの事前調査で大変多くの要望がありました。そういう要望にこたえまして、このサービスを準備していきたいと思っていたところ、労働省のこのような事業が、就労と子育ての両立支援ということで労働省のファミリーサポートセンターが私ども市川市の要望にぴったりでした。それで市川市としましてもこの事業に取り組んだわけですが、4月から準備に入りまして、現在、協力会員、子育てに支援をしていこう、協力していこうという会員さんの登録が現在で52名です。そして、子育ての支援をお願いしたいという依頼会員さんが200名ちょっと登録されております。そして、10月1日からいよいよ実稼働に入るわけですが、地域を8ブロックに分けて、その地域ごとに、会員さんの中でも大変熱心な方、あるいは専門的に知識がある、あるいはそういう経験のある方など、ふさわしい方を地域リーダーに選ばせていただきまして、その方を中心に会員さんが連携をとり、そして、ファミリーサポートセンターには専門職の4名のアドバイザーがおりますので、そこが中心となって、地域の支え合い、地域に新しい家族関係を生み出そうという市川市独自の目的に向かってスタートしたいと思っております。
 それから、ファミリーサポートにつきまして、事故の問題が大変心配だということで、これは会員さんの中からもたくさんのご質問やご意見がありましたが、ファミリーサポートにつきましては、大変保険の部分が充実しておりまして、会員傷害保険、賠償責任保険、児童傷害保険、この3つの保険が準備されることになっております。そして、万が一事故があったときは、センターが積極的に双方の方々の間に入ってこの手続を進めていくというような形になっております。
 それから、病後児保育につきましては、現在、さきの議会でも十分ご説明させていただきましたが、鬼越駅前で1カ所既にスタートしておりまして、大変好評をいただいております。そして、病気回復児あるいは小さい子供の急な病状に対して、お医者様が医院の中に設けたいわゆる一時保育所ですので、子供の病気期間中、大変手厚く保育してもらえるということですが、このサービスも大変希望が多いため、特に行徳地区に多いために、12年度、行徳地区にもう1カ所設置したいと思っております。県からは基本的には1市1カ所というようなことも言われていますが、ぜひ県の方に2カ所目の市川市の病後児保育を設定していきたいと思っております。そこに対しましても、今回の特例交付金の備品整備ということで対象としていきたいと思います。先ほどおっしゃっていましたが、市内3カ所、市川市にはやはり北、南、中央という、子育て支援センターもそうですが、3カ所がどうしてもステーションになるところが必要だと思います。病後児につきましても、今後そのような形で考えていきたいとは思っております。
 それから、無認可保育園に対して唯一、今回特例交付金で認められていると言ってもいいと思いますが、遊具の関係につきましてですが、限られたスペースの中でどのような遊具があるかということは、これから無認可の皆様方にもご意見を聞きながら、必要なものを、適正なものを選んで補助していきたいと思っております。それから、金額的にはまだ、何回も申し上げましたが、庁内で現在検討中でございますので、どの事業がどの金額でということの決定には至っておりませんので、よろしくご理解いただきたいと思います。
 以上で、何か落としているところがあったらよろしく……。
○こどもと生活支援部長(伊与久美子君) 1つ落としましたので、申しわけございません。
 子育て支援センターについてですが、やはり先ほどの病後児保育の問題と同じように、地域にそれぞれ南、北、中央とあることが理想であると思っております。それで、現在北に1カ所、そして、今年度建設が完成しました民間保育園の中に南に1カ所できました。12年度からスタートいたしますが、中央に1カ所というお話でしたが、やはり現在子育てサークルが大変元気にたくさん生まれておりまして、拠点づくりということも大事な時代になっておりますので、子育て支援センターの情報の収集、情報の発進基地としての役割と同時に、このような子育て中のお母さんたちの拠点となるような支援センターづくりにも努めていきたいと思っております。
 以上です。
○小林妙子君 公明党の小林妙子でございます。通告の順位に従いまして、一般質問させていただきます。
 1点目は、チャイルドシート着用の義務化に伴い、子供の命と安全を守るため、意識啓発・普及促進と公的助成制度に対する市の考え方をお伺いいたします。
 来年の4月から、バス、タクシーを除く自動車の運転手に対し、6歳未満の乳幼児を同乗させる際のチャイルドシート着用が義務づけられまた。今国会で成立しました改正道路法によるものです。着用義務を怠った場合には、シードベルトの非着用と同じく、1点の違反点数が科せられます。チャイルドシートの着用義務化につきましては、その目的が子供の命と安全を交通事故から守ることであり、大変評価いたします。実際、体重10㎏の子供を腕に抱いて時速40㎞で正面衝突した場合、腕にかかる力は約300㎏と言われております。母親が我が子を抱きしめて守ることなど不可能です。また、昨年までの5年間の交通事故データの分析によりますと、チャイルドシートを着用しなかった子供の死亡率は、着用していたときと比べ約4倍です。重傷率でも2.6倍と危険性が高く、チャイルドシート着用の重要性は数字の上から証明されています。海外でも、米国や欧州の多くの国は1980年代から法制化し、違反した場合はほとんどの国でも罰則を科しています。着用率は、アメリカが70%、ドイツは高速道路を走る際には100%にも達しております。しかし、日本では、危険だという意識が一般的に薄く、義務化の対象となる6歳未満に限っても15.1%と極めて低い水準となっています。6歳未満の乳幼児の自動車事故の死傷者数は、94年の6,267人から、98年が9,548人と、この5年間で1.5倍にもふえています。こうした実態の中、子供たちを交通事故から守るためには、チャイルドシートの普及促進は欠かせません。
 しかし、日本ではなかなか普及が進まず、この数年間を見ても、対象となる乳幼児の着用率が横ばいになっております。普及が進まない最大の理由としては、チャイルドシートの価格が高いことが大きな理由になっております。また、子供の成長に合わせて買いかえなければならないことです。チャイルドシートは、ベビーシート、幼児用シート、ジュニアシートの3つのタイプがあります。メーカーにより金額は多少異なりますが、ベビーシートが1万5,000円から6,000円くらい、幼児用シートは3万円から10万円台、10万円以上のものもあると聞いております。ジュニアシートは7,000円から8,000円ぐらいです。お子様の多い家庭ではかなりの経済負担になります。
 公明党はいち早く、チャイルドシートの着用が義務化されるのに伴い、かけがえのない子供の命と安全を守るために、党内にチャイルドシートの委員会を設置いたしました。国会、審議会の中で、ユーザーの購入費用に対し、所得控除や補助金による助成措置、レンタル制度、リサイクル制度などを提案いたしました。チャイルドシートの公的助成制度を多くの自治体が開始いたしました。7月現在で購入助成金の実施は14自治体、その他4自治体が議会上程中、検討中、また、チャイルドシートの無料貸し出し事業の実施が34自治体、交通安全協会関連団体による無料貸し出し事業が88自治体です。千葉県も交通安全協会で300台無料貸し出しを開始いたしました。6カ月間の体験モニター制度です。
 ここでお伺いいたしますが、チャイルドシート着用の義務化に伴い、子供の命と安全を守るための意識啓発・普及促進と公的助成制度に対する市の考え方をお伺いいたします。
 2点目、妙典地区のまちづくりについて、1番目、水害対策、2番目、妙典小学校の地域開放の拡充について、3番目、妙典駅高架下の利用(児童館、保育園、青少年館)に対する市の考え方についてお伺いいたします。
 妙典区画整理事業計画が、昭和63年から平成12年までの事業がいよいよ最終の年に入ろうとしております。計画人口は当初5,000人と想定されていましたが、その後の大街区におけるマンション計画で1万人相当の人口増が見込まれると推察されます。そして、来年1月には妙典駅が開業予定となっております。予想乗降客が約3万3,000人で、行徳駅からは2万9,000人、新住民が4,000人を見込んでおります。これからの妙典地区の発展が大変期待されます。想定人口が5,000人から1万人に変わりました妙典地区に、安心で安全な、快適なまちづくりがこれから大きな課題ではないでしょうか。
 1番目の水害対策についてお伺いいたします。
 8月の13、14日の熱帯性低気圧による大雨洪水が発生いたしました。防災課の確認によると、被害状況は妙典1丁目、2丁目地先6カ所の道路冠水、その他敷地内の浸水、そして塩焼、河原、柏井3丁目の3カ所の道路冠水がありました。14日の午前8時ごろ、役所に一報をしたとき、防災課につながらず、守衛室で被害状況を知りました。妙典5丁目に住む我が党の県会議員、赤間議員より、妙典1丁目、2丁目地域が冠水状態で、30cmから40cmの水かさであり、すぐ手を打たないと大変ですと連絡を受けました。区画整理され、道路、排水口、また排水機場の整備もされているはずなのに、冠水することは考えられないことでした。防災服を着て長靴を履いた赤間県議と私は、冠水の中、ひざまで水につかりながら、1軒1軒住民の方に声をかけ、被害状況と要望をしっかり受けてまいりました。
 その足で市役所の防災課を訪ねると、課長さんを初め職員の方々が待機し、種々手を打っておられましたので、一安心いたしました。車の浸水もありました。また、ある会社は床上浸水にもなっておりました。妙典地区は、以前、大雨洪水対策として河原に排水機場が設置されていたのですが、道路冠水が発生し、二度とこのようなことが起きないようにと、妙典地区にもう1カ所排水機場を増設いたしたようですが、しかし、安心もつかの間、再び道路冠水や床下浸水の被害が発生いたしました。住民の皆様は大変不安を抱いております。50mmの雨量にも十分対応できます、大丈夫ですと宣言されていたにもかかわらず、このような被害がありました。このたびは学校の夏休み期間でもありましたが、もし妙典小学校の生徒さんたちの下校時間と重なったりしたら大混乱になりかねなかったと思うと、ぞっといたします。住民の方々から役所に一報を入れても担当部署につながらない、休みで動きがとれませんと、不安を募らせる回答しか返ってきません。
 災害はいつ起こるかわからないでしょう。それが役所なんですか、こんなおしかりも受けました。緊急なときは、担当でなくとも、市役所全体がすぐやる課に変わり、即行動していただきたいと思いますとともに、市の幹部の皆様は常に危機意識と対応が不可欠ではないでしょうか。また、災害中は、住民の方に安心していただくために、パトロール等の周知により、情報提供はむやみな混乱を避けるのではないでしょうか。水が引いた後の住民に対する大雨洪水の原因や今後の対策などの報告や情報がないことも憤慨しておりました。このような災害がまたあるのではないかと、とても不安だ、どうにかしてほしいと訴える高齢者の婦人もおられました。お伺いいたしますが、このたびの水害の道路冠水の原因及び今後の対策についてお伺いいたします。
 2点目の妙典小学校の地域開放の拡充についてお伺いいたします。
 最初に、現在、妙典小学校で地域に開放しているスポーツ開放、学習開放の現状を教えていただきたいと思います。
 3番目の妙典駅高架下の利用(児童館、保育園、青少年館)に対する市の考え方についてお伺いいたします。
 妙典地区の公共施設が妙典小学校、妙典中学校、そのほか公園2カ所という数少ない施設です。地域発展のために、集会場、コミュニティセンターなどの施設は不可欠だと思います。平成6年6月議会で我が党の笹浪議員は、妙典地区の公共施設の建設について質問をしております。その当時の部長さんは、第三次5カ年計画、平成8年から12年を予定している期間で、基本構想に基づいた計画事業としてどのような事業を組み込むかを関係課と協議していきますと答弁されております。あれから5年がたちました。12年まであとわずかな期間となりました。ここでお伺いいたしますが、妙典駅高架下の保育園、児童館、青少年館の公共施設の建設を考えていますか、お伺いいたします。
 最後になりますが、3点目の男女共同参画型社会を目指して、1番目の職業能力・職業意識向上のための講座・研修の拡充について、2番目、人材登録台帳の整備拡充についてお伺いいたします。
 今通常国会で男女共同参画型社会法案が事実上成立しております。その第2条には、男女共同参画型社会の形成の定義に、男女が社会の対等な構成員として、みずからの意思によって、社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって、男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、ともに責任を負うべき社会を形成することを言うとあります。その基本理念として、1つは、男女が性別による差別的取り扱いを受けないことなど、男女の人権の尊重、2つ目が、社会における制度などについての配慮、3番目が、政策等の立案及び決定への共同参画、4番目が家庭生活における活動と他の活動の両立、5番目が国際的協調、この5点を挙げ、さらに、国、地方公共団体、国民の責務として、男女共同参画社会の形成に努めなければならないことを明確に定めております。注目すべき点は、家族を構成する一員として、子育てや介護など、家庭生活における活動の責任を男女がともに負うことを基本理念に織り込んだことです。
 今、日本の男性が家事に費やす時間は女性の6%にすぎず、育児で20%、介護でも11%にとどまっております。アメリカの男性は家事が49%、育児が49%、介護が100%などに比べ、先進国で最低水準にあります。千葉県は県民意識調査を実施いたしました。その結果、男性より女性の方が世の中はまだ不平等と考えている人の割合が多いことが明らかになりました。男女の地位の平等感は、女性は社会全体、政治の場、社会通念、慣習、いずれも80%を超える人が男性が優遇されているとの回答が出ました。また、介護が必要になったときの対応もどうするか。男女で考え方が異なり、半分近くの男性が、まず妻を頼りにしているのに対し、女性は老人ホームへ入るのが回答のトップで、夫に期待している女性の回答者は5人に1人ほどにとどまっています。男は仕事、女は家庭との考え方に賛成した男性は22%になり、1989年に実施された調査結果と比べ半減しましたが、女性は全体の9%でした。既婚者は、夫、妻ともに家事は夫婦同じぐらいで分担するのが望ましいと考えている人が多いけれども、掃除、お洗濯、食事の支度、買い物などは主に妻が行っている実態が明らかになりました。本市におきましては、昭和63年に県下に先駆けて男女共同参画型社会への市川市行動計画を定めました。
 ここでお伺いいたしますが、市川市行動計画の職業能力・職業意識向上のための講座・研修の拡充について、最初に、女性センターでの主催講座の現状と取り組みについてお伺いいたします。
 2つ目に、人材登録台帳の登録の拡充についての現況と今後の課題についてお伺いいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。答弁により、再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○道路交通部長(鈴木義輝君) 市政一般について、チャイルドシート着用の義務化に伴い、子供の生命と安全を守るための意識啓発・普及促進と公的助成制度に対する市の考え方のご質問にお答え申し上げます。
 交通死亡事故の特徴を見ますと、四輪乗用車による死者数の62.5%がシートベルト非着用者でございまして、みずからの命を守るシートベルトを活用していない状況がございます。千葉県におきますシートベルト着用率につきましては、法的に義務づけられました昭和62年には90%を超えておりましたが、その後、年々低下いたしまして、昨年の着用率は60.2%でございまして、全国ワースト1位という大変厳しい状況となっております。自分では防ぎようがない子供の命を守るチャイルドシートの着用につきましては、子供を同乗させる保護者並びに運転者の責務であると認識しているところでございます。
 こうした中で、平成12年4月より義務化されますチャイルドシートの利用を含めましたシートベルトの着用推進につきましても、関係機関、団体と連携をいたしまして、9月21日から9月30日まで全国一斉に行われます秋の全国交通安全運動を含め、年4回実施される交通安全運動や年間を通じて行う各種啓発運動、街頭指導などによりまして、着用について正しい理解を求め、浸透を図ってまいりますとともに、交通安全思想の高揚を推進してまいりたいと考えております。
 また、幼児、児童の交通安全意識の普及促進につきましては、教育機能の領域別に交通安全教育実施要領を作成いたしまして、幼児から児童に至る年齢段階に応じた交通安全教育を実施しておるところでございます。
 まず、幼児に対する交通安全指導でございますが、横断歩道の渡り方、歩道の歩き方など実技を中心に、日常生活の中で興味を引くような教材を利用いたしまして、幼児の目線に立った指導、教育を行っております。これに合わせまして、着用が義務化されるチャイルドシートについても、パンフレット等を配付いたしまして、必要性を促しているところでございます。
 次に、児童に対する交通安全指導でありますが、自他の生命の尊重という基本理念に立ち、心身の発達段階に即した目標を設定いたしまして、交通公園など、身近な交通環境を利用いたしまして、実際に自動車を使用し、制動距離、内輪差、死角などを体験いたしまして、さまざまな危険因子を事前に察知し、的確な判断と安全に行動できる能力を、交通安全機材、資料を用いて指導しているところでございます。
 続きまして、公的助成制度に対する市の考え方についてのご質問でございますが、チャイルドシートの着用義務化によりまして、経済的負担が強いられることは認識しております。チャイルドシートは年齢や体型に応じまして買いかえなければならず、また、使用期間が短く、費用負担は相当なものであります。このようなことから、新聞などの報道によりますと、多くの自治体では、器具を購入し、貸与する方向で検討していると伺ってございます。そのような中、自治体の実情に即した対応が求められることでありますが、今後、関係部署と調整していく必要があると考えておりますので、ご理解のほどをお願いいたします。
 以上でございます。
○副議長(金子 正君) 水と緑の部長。
〔水と緑の部長 新井宏光君登壇〕
○副議長(金子 正君) 生涯学習部長。
〔生涯学習部長 普光江茂雄君登壇〕
○小林妙子君 答弁ありがとうございました。
 最初に、チャイルドシートの普及促進ということで、部長の方から、現在このような子供たちのための、また、交通事故をなくすための政策を考えて、今現在やっているということで理解いたしました。私ども公明党の党員を中心といたしました交通安全母の会で、先月の25日ですけれども、会場をお借りいたしましてチャイルドシートの講習会をやりました。そのとき大勢若いお母さん方も参加していただきまして、私自身もすごく参加してよかったなという思いがありますが、装着の体験とか、また正しい装着の方法、こういったことを学ばせていただきましたけれども、やはりこういったことを今もやっておられるかと思いますけれども、できればそういった講習会などを推進していただいて、この普及促進に努力していただきたいな、このように思います。これは要望にとどめておきます。
 それから、公的制度ということで、部長の方からは各関係部との話し合いでということでありましたが、現在、先ほども私、紹介いたしましたけれども、各自治体が前向きな姿勢でこの公的制度を取り組んでおります。昨日も野田市の私どもの議員にお伺いいたしましたら、今月の9月のこの補正で1,000万円の補正を組んで、そして社会福祉協議会に委託をして推進事業を開始していくということで伺いました。また、千葉市におきましても、やはり約1,000万円の予算を組みまして貸し出し事業をやりますという、この近隣の市におきましてもそういった事業を進める、決めているというお話を伺いましたが、先ほどの部長の話の中にありましたけれども、貸し出し事業を、また公的助成制度をやっていただけるかどうか、これをお伺いしたいというふうに思います。
 それから、2点目の妙典地区のまちづくりについて、水害対策、部長さんより説明がありまして、ポンプの故障に原因があったということですけれども、こういう原因というのは初歩的なものであるというふうに私はすごく感じます。本当に生命と安全を守る市川市なのかしら、このように不信を感じました。それは、ポンプの点検というのは定期的に点検をされているのかどうか。やはり緊急なときに対応しておられるのかどうか、この件についてお伺いいたします。
 それから、もう1つの原因が、スーパーのごみの袋が原因だったということですけれども、そういうことで水害があっては絶対にならないことではないかなというふうに思います。私、レクチャーをやらせていただいたときに、やはり行政だけでは守れないと。本当に市民の方が協力をし合って考えていただきたいというようなお話もちらっと伺いましたけれども、実際に私は写真を、私が撮ったわけじゃありませんけれども、ご近所の方が、住民の方が写真を撮って見せていただきました。これはもう随分水が引いている状況だったんですけれども、その中でも、やはりスーパーのごみの袋が、相当の袋がこうやって排水口のところにたまっておりました。ご近所の方は、随分ごみを整理したんですよというお話でしたけれども、とてもじゃないですけれども、冠水状態でなかなか自分の身も危ないのに、ごみを整理するということはちょっと不可能だ、こういうふうに思います。そういったこともすごく私は、もう少し対応がされてもいいのではないかなというふうに思いました。これについては質問させていただきます。
 それから、今回の水害対策の対応ということで部長の方からご答弁いただきましたけれども、それがどこまで、妙典地域、また塩焼の地域の方たちに、その対応というか、対策といったものが周知されているのかどうか。今でも不安を感じておられるんですね。私は心配で、どんな状況だったかということとか、あと、これからの対応とかをお話を伺ってきましたけれども、どうしたらいいんでしょうかというふうなことで、本当に真剣に私に話をされておりましたけれども、そういったことでも、この水害対策というのは、本当に妙典地域の一部かもわかりませんけれども、その中には本当に大変な思いをされていらっしゃる方もいらっしゃるわけですから、しっかりきちっと対策ということに対して、対応についても丁寧に周知をしていただきたいな、このように思います。
 それから、2点目の2番目ですが、妙典小学校の地域開放についてということですけれども、先ほど生涯学習部長の方からお話をいただきまして、本当に妙典地域の地域拠点として、地域の発展のために開放していただけるというふうに伺いまして、安心はいたしました。これからの妙典地域のまちづくりという、その中で、やはり地域の拠点ということになったときに、将来の妙典小学校の地域開放がどういう役割を果たそうとされているのかなということをちょっと質問させていただきたいと思います。
 そして、あと、高架下の児童館、また保育園、そして青少年館ということで、その利用についてということですけれども、私は、平成6年に第三次5カ年計画の中で公共施設を考えていく、検討していくということでお話は伺っていましたが、次に、13年度が第四次5カ年計画になりますけれども、その5カ年計画の中にそういった公共施設が計画をされているのかどうか、これも確認をさせていただきます。
 それから、3点目の男女共同参画型社会を目指してということですが、1番目の職業能力・職業意識の向上のための講座・研修の充実ですが、千葉県の先駆けで女性センターも早く建設されて、しっかり女性問題を中心に進めていただいているということは大変感謝しております。その中で、私も前回、何度となく質問させていただいたことがあるんですけれども、今、県の女性就業センターが市川で事業をしていただいております。技術講習会をしていただいていますが、市川市独自で、これから女性の能力向上、また社会参画のために、こういったワープロとかパソコン教室をつくっていただけないのかという声がたくさん聞かれます。女性政策課、総武部だけでなく、関係部との連携といいますか、その話の中でそれが可能なのかどうなのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
 最後の人材登録台帳の整備拡充ですけれども、大勢の方が人材登録されている。これは最後、要望にさせていただきますけれども、三重県では女性センターを中心として大変活発に活動をされているということでお伺いしたんですけれども、三重県の伊勢市なんですが、審議会などへの女性委員の登用率アップのために女性委員登用推進要綱を昨年7月に施行して、10.4%だった登用率が、ことしの3月に20%を超える目覚ましい成果を上げた。市川はもう当然20%を超えていますから、うちの方はすぐれているというふうに思っていらっしゃるかわかりませんが、その短い期間の間に、大勢の方、20%を超える成果を上げたというところはすごい成果だと思うんですけれども、特に女性課長さんがそこには何人かいらっしゃるようですけれども、役割として女性の人材情報の収集などを定めているそうなんですね。その他たくさんの講座を開催して、女性課は昨年7月以降に41人の人材を紹介した。今現在、56団体で400名の人材が名簿登録されているということですけれども、これは女性政策課にプレッシャーを与えるようですけれども、他市との情報交換とか各種講座でのアピールとか、市の中に積極的に飛び込んでいただいて情報を提供していくというような地道な活動というのが大切になってくるのではないかなというふうに思いました。
 もう1件、岡山県では--もう時間がありませんので、この辺で終わりますけれども、あと、何点か質問させていただきます。
○副議長(金子 正君) 答弁は簡潔に願います。
 こどもと生活支援部長。
○笹浪 保君 公明党の笹浪保です。通告をしました2点について質問をします。
 第1点目の市川二期埋立計画について、去る6月8日、県の縮小案が発表になりました。それによると、当初計画470haが90haに縮小され、埋め立てよりも干潟の保全、人工海浜の造成を含めた公園緑地の整備など、海の再生に主眼を置いたものになっております。この見直し案について、千葉市長は、補足調査の結果や市の要望を反映し、抜本的な見直しがされたと評価していると報道されております。市長、また市は今回の見直し案についてどのような点を評価しているのかお聞かせください。また、当初計画案に比べると、まちづくり支援用地、下水道終末処理場用地、公園緑地用地、道路、漁港、護岸用地が縮小されております。また、レクリエーション用地、商業、住宅用地が削除されています。これによる市の影響についてはどのように考えているのかお聞かせください。
 また、この縮小案により、塩浜地区のまちづくりについても大幅な見直しが必要となると考えておりますが、この点についてはどのようにお考えになっているのか、今後の対応についてお聞かせください。
 さらに、第二湾岸道路建設が問題となっておりますが、市はどのような計画を考えているか。といっても、これは国の問題になると思いますが、国、県へ要望していくのかお聞かせください。
 第2点目の福栄の下水道第二終末処理場上部施設建設工事についてお伺いいたします。
 現在、福栄の第二終末処理場上部施設の建設工事が進められております。この第二週末処理場は、いわゆる迷惑施設として、現地に建設される際、地元住民と県が協議をし、上部に住民が利用できる施設を建設して市民に開放することになりました。第1期工事として野球場、テニスコート、ゲートボール場が建設され、市民に開放され、利用されております。現在2期工事が行われておりますが、この施設建設についても、地元住民の代表、関係者が何度となく協議会を開き、また、他の施設を見学したりして、最終的に日本庭園風の公園をつくり、子供からお年寄りまでだれもが利用できる施設をつくることと決定をいたしました。その工事が進められているわけですが、この工事の進捗状況と今後の課題についてお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁により再質問をさせていただきます。
○笹浪 保君 ただいまそれぞれご答弁いただきましたので、再質問させていただきます。
 あくまでも二期埋立というのは県の計画で、また県が主催とする事業ですので、市がやるわけじゃありませんけれども、市川市で行われる計画であり、事業でありますので、市にとっても少しでもメリットがあるような、市にとって財産となるような計画が進められるように、積極的に要望していくべきだと思いますので、今後とも、またいろいろな形で見直しが、今回決定したわけじゃありませんし、いろいろまた見直しがされるかもしれませんけれども、市としても積極的にいろんなことを要望していただきたいと思います。
 それで、今のご答弁の中で、自然環境に配慮した計画ということなんですけれども、では、前の計画は環境に配慮していなかったのかなという感じを受けるんです。我々もこの二期埋立については、自然を大事にしながら、環境に配慮しながら計画を進めてもらいたいということで党としても要望を毎年しておりましたけれども、県がつくった前のパンフレットを見ても、こんなのができたらすごいなという計画のパンフレットができているわけですけれども、それが市川市の場合には約5分の1ぐらいに縮小されたわけです。それによっていろんな面での変更をしていかなければならないということで、当初、我々もそうですけれども、市の関係者の方も考えていたことをどんどん見直していかなければならないということがいっぱい出てきていると思うんです。まず、その中で、たくさんのものにまたがっていますので、1つずつお聞きしていきたいと思うんですけれども、この中で、廃棄物の最終処分場を予定されていたところが、これが削除されております。今、県内の廃棄物の最終処分場合がだんだんもう満杯になってきているということで、ここに何かそういったものを計画をされていたようですけれども、これがなくなってきたということになると、今度、この廃棄物の処分場、また最終処分場、こういったものを市としてはまたどのように考えていくのか。この点についてお聞かせをいただきたいと思います。
 また、この二期埋立では、当初、特に駅南を中心としました重工混在を解消するためのまちづくり用地も確保されているんだというようなことで、市川市の重工混在を解消するための役目もあるということで、非常に期待をされていたわけです。この重工混在解消が非常に難しくなったのではないかなと思いますけれども、この点についてどのように考えておられるのかお聞かせください。
 また、見直し案では、市川塩浜駅周辺地区は臨海部の新たな都市拠点として都市機能の再編を検討するというふうにうたわれておりますが、これは具体的に、今、飲食店だとか、いろんなことをちょっと次長さんは言われていましたけれども、この点をもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思うんですけれども、住宅用地についてはどのようになっているのか。当初は住宅用地も計画されていましたが、これも全部削除されていますけれども、地権者の方たちは、住宅用地も計画をしている、考えているというようなことも報道されていますけれども、この住宅用地についての考え方もお聞かせください。
 また、当初予定では、浦安が今すごく飛び出していますね。そこまでずっと埋め立てをしていく、浦安市のとっ先までやっていく予定だったのが、大分手前になってしまったわけですけれども、それによる、例えば青潮、そういった問題が今後も起きるんじゃないか。この地図で見ますと、まだずっと中の方になっていますので、海流の流れだとか青潮、また水が流れないことによって海草が発生して、それがまたくさってということになるわけですけれども、そのようなことは起こらないかどうか。この地形的なことからその可能性があるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺についてもお聞かせください。
 また、猫実川の周辺が今ヘドロ状態で、非常に臭くて、私たちも職員の方に案内して、その泥を取ってみましたけれども、硫黄臭がしまして、本当にひどいなというふうに思いましたけれども、この猫実川の河口も、浦安のとっ先まで埋め立てができませんので大分手前になってきますね。そうすると、同じようにその辺がまたヘドロ化してくるんじゃないかなというような危惧もするわけですけれども、その点についてもちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、第二終末処理場が当初55haから今回20haに縮小されました。これに対する影響といいますか、市の計画とは当初考えていたものとは大分計画が変更されるんじゃないかなと思いますけれども、この点についてもお聞かせいただきたいと思います。
 それから、2点目の上部利用ですけれども、この上部利用については、私どもも地元の議員ということで、メンバーに入っていろいろ検討会に参加させていただきました。最終的には、葛飾区だったと思いますね。終末処理場にすばらしい上部利用をしているところがあるということで、代表の方、メンバーの方たちと一緒に現地を視察させていただきました。親水公園といいますか、非常に日本庭園風の池があって、子供たちが本当に水に親しめるような、また緑が豊かな、こういったすばらしい上部利用がされておりました。行徳は公園も少ないから、こういう立派なものができるのだったら、こういったものをつくってもらいたいということで、もう全員がそれに賛同して決定をしたわけですけれども、現在、池がつくられております。この池の水、どのような水を池に入れるのか、これをお聞かせください。また、その水の水質、これについてもお聞かせいただきたいと思います。
 また、これが完成すると立派な施設だと思いますし、1期と2期と合わせて、あそこが皆さんが親しめるすばらしい公園といいますか、またスポーツもできるということで、たくさんの方が利用されると思います。それに対する駐輪場、また駐車場なんかも確保しておかないと、路上駐車等がふえてくるんじゃないかなという心配もしておりますので、その点の計画についてもお聞かせいただきたいと思います。
○建設局次長(渡辺正一君) それでは、廃棄物の処分場のことにつきましてお答え申し上げます。
 これは確かにご質問者の申されるとおり、産廃の処分場の対応につきましては、廃棄物につきましては自区内処理、これが基本的なスタンスであります。そこで、今後、この削除といいますか、なくなったことにつきましては、総量の削減に向けて、やはり県としては広域的な対応、これは、例えば京葉ブロックとか、それから東葛ブロックとか、そういうような中でブロックごとに削減に向けて県としては広域的な中で検討中ということであります。なお、市の中では、あと少なくとも10年から15年の程度の処理につきましては可能であるというふうに聞いております。
 それから、次に重工混在の対応でございます。これは、埋立事業につきまして、大体10年くらいかかるのかなという気もしますが、この見通しが立った時点、そこの中で、やはり優先順位等を考えながら誘導し、また、住宅等が不足すると予想された中で、やはり計画的な市街地整備、こういうことも考えていかなければならない、このように考えております。
 それから、塩浜駅の周りのまちづくりといいますか、そういうことでございますが、先ほどちょっと細かいお話もさせていただきましたけれども、原点、大きなスタンスといたしましては、やはり現在、市川市総合計画、これにつきましても見直しということもありますし、市の中でも都市マスタープラン、これは今13年目途という中で作成をしている最中でございます。そういう中で、都市マスタープランの中に位置づけをしていかなければならないと考えておりますし、特に行徳地域、内陸部の塩浜、市川市内全体のことを考えていきますと、そういうマスタープラン等の中では、やはり今後きちっとした考えを持った中で対応していかなければならない、このように考えております。
 以上でございます。
○副議長(金子 正君) 建設局長。
○副議長(金子 正君) 建設局次長。
○副議長(金子 正君) 水と緑の部長。
○水と緑の部長(新井宏光君) 上部利用のうちの池ですけれども、水を高度処理すべきではないかということでございますが、私どもの県との打ち合わせの中では、最終的には、第3次処理、要するに、高度処理を行うというふうに聞いてございます。今申し上げましたように、1期、2期は既に工事がほぼ完了していますが、3期については、まだ細かい詳細な計画がされておりませんので、これから地元にあります利用協議会を通じて協議はされていくだろうというふうに考えております。私どもの方も、ことし非常に暑い夏がありましたので、ぜひそういうことで、どのぐらいかかるのかということで実は試算してみたところ、水道水が相当の、100万円近くの水道料がかかってしまうとか、それから、それにかわるものとして、例えばろ過装置をつけた場合には、監視業務ですとか、池の清掃とか機器の点検とか、いろいろな費用が、管理費がかかります。これらにつきましては、いずれ第2期の上部の施設が市川市に管理が県から正式にお願いされた場合には、第1期と同じように、管理費の負担割合というものの協議がこれから始まります。そのときに、どの辺まで県がそういう施設の管理費を持ってもらえるのかということでも大分変わってくると思いますので、もう少し時間をいただきたい、こういうふうに考えているところでございます。
 以上です。
○笹浪 保君 これはできれば市長さんにご答弁いただきたいなと思ったんですけれども、私は、先ほども言いましたように、昨年12月議会で、どうしても埋め立てじゃないとだめなのかということで、土地が足りないからどうしても二期埋立に持っていくんだという答弁をされて、これが20になったわけですから、今のところ、予定地でも別に問題はないように思いますけれども、反対派の方もそういうことを言っている方も多くいらっしゃいますね。今予定地があるのに、わざわざ埋め立てをして、そこにつくる必要はないんじゃないかというようなことも言われていますけれども、現在の予定地につくる考えはないのか。また、考えがなければ、現在の今の予定地は今後、市としてはどのように考えていくのか。そのこともできればお聞かせをいただきたいと思います。
 それで、重工混在というのは、これだけの用地だとなかなか難しいかなということで、当初の期待をされた方たちも、これだとなかなか踏み込んだ移転というのも難しくなってくるなという気はいたします。今後、市の努力をお願いしたいと思います。
 また、住宅用地ですけれども、このようにここの駅の周辺を住宅地にしたいという案もあるんです。当初の計画ですと、相当数住宅用地は確保されていますから、学校だとか、当然保育園だとか幼稚園だとかも建設を予定されていたと思うんですけれども、今回の案ですと、そんなにたくさん住宅用地ができるわけじゃありませんから、そこに学校をつくるとかということは当然考えられない。そうなってくると、あそこに住宅ができた場合に、そこに住んでいる方たちの子供さんたちというのは、一番近いのは塩浜中学校、塩浜小学校まで通わなければならないとなると、あそこは湾岸道路がありますし、そういったところを通っていかなければならないし、距離的にも相当離れていますので、あそこに住宅用地ができるとなった場合には、ちょっとまた大きな問題が出てくるな。幼稚園も遠い、保育園も遠い、学校も遠い。そこら辺、今後どのようにされていくのかなというふうに私は心配をしております。
 あと、第二湾岸についても、トンネルがいいのか高架式がいいのか。市川市にとってはどちらがメリットがあるのか。そういったこともよく考えた上で、県や国の方に要望をしていただきたいな、このように考えております。これは要望にしておきます。
 終末処理場の上部利用ですけれども、今、部長さんは、ろ過装置、また上水、水道水を利用するにしてもお金がかかるということで、最終的にはこれは市の方に管理が移ってくると思うんですけれども、できれば、これは県が住民に--先ほど私は迷惑施設と言いましたけれども、大変反対の中でここに皆さんの最終的な協力をいただいてつくった県の施設です。ですから、これから高度処理の機械を設置するにしても、水道水を利用するにしても、かかった費用は、これは県が責任を持って負担をすべきである、このように私は要求をすべきであると思っております。市川市も財政はそんなに豊かではありません。今回交付団体になります。ですから、できればこれは県の施設ですから、それにかかる費用は、管理は市がするにしても、これにかかるいろんな機械を設置するにしても、水道水を利用するにしても、そのかかった費用というのは県が、水道も県ですから、県が責任を持ってその費用は負担するというようなことを、やっぱり声を大にして要求をしてもらいたいな、このように考えております。
 それで、もう1点、どうしてもだめな場合、先ほど午前中に大川議員の方から少子化対策のいろんな質問がありました。今回、少子化対策の臨時特例交付金というのが7億4,000万、市川市に入ってきます。これも公園の整備なんかにも利用できるというふうに聞いておりますので、例えばこういったものにそういったものが、公園の整備ですので、活用ができれば、そういったものにも対象になるんじゃないかな。大川さんは余りばらまきをしちゃ困るということを言っていましたから、ちょっとそれと相反するような意見になるかもしれませんけれども、そこら辺に対する見解もちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○助役(土屋光博君) それでは、市川二期埋立計画につきまして、私の方からご答弁させていただきます。
 るるお話があったわけでございますが、大きくまとめますと、1つは、規模が90haということで、従前の計画は470haということでございましたので、大幅に縮小した。そういうことに伴ってさまざまな問題があるのではないかというご指摘が1点。それからもう1つは、第一終末処理場の規模が55haというふうに聞いていたけれども、20haになったということで、それの根拠だとか、今後の問題だとかということのご指摘だろうというふうに思います。
 まず最初に申し上げておきたいのは、ご質問者もおっしゃられておりましたけれども、この計画は一応県が計画を進めておるというようなことでございまして、それに対して、市としては、その計画の内容を聞いた上で、必要な時期に必要な要望もしくは意見を申し上げるというようなことで進んできておるわけでありまして、今後また、県議会後だろうと思いますが、第4回目の計画策定懇談会等が予定をされるだろうというふうに私どもも考えておりますし、それから、さらには、その後、県の環境会議等の中でも議論がされていくということでありますし、また、これを具体的に事業を進めていく上では、必要なアセスメントだとか、都市計画決定だとか、さまざまな手続を経てこれらの事業が具体化していくというようなことがございます。そういう意味で、まだ中身が具体的に申し上げられない部分がたくさんあるという中でお答えしなければならないということをお許しいただきたいと思います。
 まず、470haの規模の縮小にかかわる件でございますが、これにつきましては、今までの経緯で何回もご説明をしておりますが、今の470haの計画については、平成5年に基本的な計画が定められまして、その後、平成7年の環境会議の中で、現在の社会経済情勢に合った、そういう土地利用の見直しをする必要がある。片一方では、環境の補足調査を十分行って、環境の影響を考えた上で必要な見直しをしなさい。そういうことを受けて、県の方で検討をした結果、90haということになっておるわけであります。
 そういう意味で、先ほど来ご質問がありました、例えば廃棄物の処理施設だとか、住宅用地だとか、それから、都市再開発用地だとか、さまざまな点で大幅に見直しをし、もしくは縮小されたということで、市としては、例えば重工混在の問題1つとっても、できればまちづくりの観点からもう少し欲しいというようなこともあるわけでありますが、やはり片一方で環境への影響というようなことで、許される範囲での埋め立てということでございますので、私どもとしては、この90haをいかに有効にこれをまちづくりのために生かしていくか、そういう観点で今検討を進めているところであります。したがいまして、この90ha及びその後背地であります塩浜の駅周辺、そういうものを一体的に、市民が海に触れ合う、そういうことのためのさまざまなアクセスの問題だとか、そういうことも含めて、これから県に対しても要望していかなければならないというふうに思っておるところであります。
 それから、2番目の第一終末処理場の問題であります。これについては、市長が55ha必要だと言ったじゃないかというお話でございますが、これはもう少し正確に申し上げますと、県の方で従前からどうしても55haは必要だということと、それから、地域でさまざまな反対の動き等があったということもあって、埋立地に持っていきたいというのが従来の県の説明でございました。これにつきましては、第3回目の計画策定懇談会におきまして20haという数字が出てきたわけであります。これについては、先ほど建設局次長が申し上げましたが、人口のフレームと、それから原単位ということで、処理水の1人当たりの量というようなものが見直しをされました。これを第一終末処理場と第二終末処理場合わせて、170万人余の計画を140万人余ということで見直しますと20haになるというようなご説明でありました。これにつきましては、埋立地に持っていくのか、それとも現在の都市計画決定した場所で行うのかということについての問題があるわけでありますが、県の方としては、この約10年余りの期間で事業を進めていかなければならないということを考えますと、現在の都市計画決定の場所で行うということについては、権利関係のふくそうその他があって非常に難しいというのが県の説明であります。私どもとしては、これは8市1町の広域的な施設でありますし、県が事業を行うという性格のものでありますので、県のこの考え方を尊重していきたいというふうに考えております。
 したがって、残った現在の地域につきましては、今後、埋め立ての計画の進捗に合わせて、現在の計画決定の区域についてどのようにしていくのかということを関係の皆様方とまた協議を進めていきたい、このように考えております。
 以上です。
○副議長(金子 正君) 水と緑の部長。
○笹浪 保君 では、二期埋立についても縮小されたことによっていろんな影響が出てくると思います。私も最初に述べましたけれども、我々は別に環境を破壊してでも埋め立てをしろと言っているわけではありませんので、環境に配慮して、また、市川市が埋め立てをしたことによっていろんな面でプラスになったと言えるような計画を、国や県の方にどんどん要望していただきたいと思います。
 それから、上部利用につきましては、使えないということであれば、もうできれば県に負担をしてもらいたい、そういうことを強く要望していただきたいと思います。建設局長も県からお見えになっておるわけですから、市川市の状況をよく知っていただいて、県の方に積極的に働きかけていただきたい、このように思います。あそこの水がきれいな水で、子供たちが本当に水に親しんで遊べるような、そういう触れ合いのできるような公園にしていただけるように要望して、質問を終わります。
 ありがとうございました。
○副議長(金子 正君) ご異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
 本日はこれをもって延会といたします。
午後4時37分延会

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