更新日: 2010年12月13日

2010年12月13日 会議録

会議
午前10時3分開議
○笹浪 保議長 これより本日の会議を開きます。


○笹浪 保議長 この際、去る12月10日の金子正議員及び鈴木啓一議員の議事進行に関する発言に対し、お答えいたします。
 議長において調査いたしましたところ、千葉県競輪組合は平成12年3月31日をもって解散いたしております。この時点では、髙橋國雄氏は市長を退任されておりましたので、ご了承願います。
 この際、鈴木啓一議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 鈴木啓一議員。
○鈴木啓一議員 去る12月10日の私の一般質問における発言中、「手を引きました」を「道筋をつけた」に訂正したいと思います。よろしくお願いいたします。
○笹浪 保議長 ただいまの申し出のとおり発言の訂正を許可いたします。


○笹浪 保議長 日程第1一般質問を行います。
 発言を許します。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 会派道のかいづでございます。
 最初に、市民マナー条例その後の市民に対する浸透度についてであります。このマナー条例に関しましては、私は平成20年の12月に一般質問をやりまして2年が経過したところですが、そのときにシンガポール共和国を例にとって、いかにシンガポールが美しい町か、世界が認めている美しい町だと言われていると。そういう中において、せっかくやるのなら、シンガポールと同様な厳しい1万円以下の罰金を取ると。シンガポールは大変厳しい国ですから、罰金です。市川市は市独自でやりますから過料と言いますけれども、大変厳しい。だから、国自体、シンガポール自体がきれいな町で、そこへ住みたいという人が多いという中におきまして、そのときに例を出したのが放置自転車。1日、まだまだ4,000台もあると。私は1カ月かなと思いましたら、1日4,000台も放置自転車があるということで、この放置自転車にしても、駅前にほとんど見えなくなったのでありますが、これでさえ、やっぱり行政側がちょっとした緩めた措置をすれば、またまた放置自転車があふれるということで、そういう意味からも歩きたばこの禁止とか、ポイ捨てとか、犬のふんの放置とか、こういうのはこれからも厳しく行って、そしてまた、同時にいろいろな広報活動をして取り締まっていくべきだと。そして、いろいろとアンケートもおとりになっていましたし、いわゆる浸透度についてはどのくらいかなと。行政側も大変熱心に行って、いろいろな策を施しているところで……。
○笹浪 保議長 かいづ議員に申し上げますが、ペーパーがマイクに当たって雑音が入りますので、注意して……。
○かいづ 勉議員 反面、そうやって広報活動を行って、少しでもこのマナー条例の浸透についてやっていますが、私が質問して2年がたちます。このマナー条例を市が行政側として一生懸命行ってから6年ぐらいたつと思います。そして、きょう朝、私、議会事務局のテレビを見ていましたら、そういう取り締まりの指導員が12名表彰されていた。私はいいことだなと。表彰されることによって、またまたやる気が出る。聞きましたら、一般職が4名、そして非常勤の職員が8名。市長さんが表彰状を渡していましたし、こういうこともやっぱり大切なことかなと。厳しくやることも1つの方法ですが、あわせてそうやって啓蒙活動をするということも大切なことではないかと思いますので、浸透度について市民経済部長のご所見をお伺いします。
○笹浪 保議長 答弁を求めます。
 市民経済部長。
○石川喜庸市民経済部長 まず、市民への浸透についてでございますけれども、平成21年の1月に実施しました広報のアンケート調査によりますと、まず路上禁煙地区、あるいは過料徴収について知っていますかという問いに対しまして、88.9%の方が「はい」というような回答をされております。また、この条例の導入について、「とてもよかった」という人が66.7%、「よかった」という人が21.9%、合わせて88.6%の方が好意的な回答をしております。このように、市民マナー条例は認知度、あるいは好感度においても、いずれも高い比率を示しており、条例施行から6年が経過していることからも内容は市民に浸透していると、このように考えているところでございます。
 また、別の角度、ポイ捨ての本数、あるいは過料の徴収件数などの状況から見てみますと、駅周辺で行っている吸殻のポイ捨ての定点観測の結果では、平成16年度の1,357本をピークに平成21年度では185本に減少し、ピーク時の約86%の減少となっているところでございます。今年度は11月末現在69本で、対前年度同期比で約42%減少しているところでございます。また、過料の徴収件数、これは平成17年度の5,366件をピークに毎年減少しておりまして、平成21年度は2,017件でピーク時の約62%減少しているところでございます。今年度は11月末現在でございますが、806件で、対前年度同期比で約49%減少しているところでございます。いずれにいたしましても、このような数値の減少傾向にございますから、市民生活、あるいは生活環境、こういったところも年々良好になっていると。そういう方向に向かっているということから浸透度はかなり高まっていると、このように考えております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ご答弁ありがとうございました。マナー条例を導入してどう思うかということで、アンケートの結果をお伺いしましたけれども、「とてもよかった」「よかった」と2つ足すと88.6%。ほとんど、このマナー条例に対して市民はもろ手を挙げて賛成しているということでありまして、私は、市民が理解しているので、ひとつ市川市全域にやっていただきたいと。2年前もそういうふうに質問をしたんですが、その点についてどうお考えですか。
○笹浪 保議長 市民経済部長。
○石川喜庸市民経済部長 昨年の9月に条例の一部改正をいたしまして、その中では公共場所での歩きたばこの禁止、あるいは犬のふんの放置対策の強化、地区の拡大等ということで、今まで残っていた中山地区、原木中山駅、あるいは京成中山駅周辺、この区域も入れて全駅周辺が対象の地区になっているということと、あと、市内全域もそのようなことで歩きたばこ等は禁止になっております。過料等については全域というわけにはいきませんけれども、そのようなことで拡大を図っているところでございます。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ご答弁ありがとうございました。過料ということと市内全域ということに関して、私が市内全域にこれをやるべきだと。今の部長さんも、2つ、駅周辺をふやしたということなんですが、その中で前の部長さんは、指導員の配置も検討して対応したいところでありますが、人員的な指導員をふやすということに大変予算もかかるというようなご答弁があったんです。私は、別に全域に指導員をふやさなくても、やっぱり市川市は厳しいということを全域に広げることによって、ポイ捨てや犬のふんを放置するということもなくなると思うので、これは指導員をふやす必要はないと思います。そういう網かけをすることによって、それを知った子供たちも、市川市は全域がそうなんだ、いけないんだと。歩きたばこもいけないんだといったときに、子供が大人を注意することもあり得ると思うんです。そういうときに、大人はばつが悪いなと思って、それをやめる。そういう意味からも子供にも、ひとつ学校なんかにも働きかけて、いろいろキャラクターも人気あるそうですから訪問してやるべきだと思いますが、再度ご答弁を求めます。
○笹浪 保議長 市民経済部長。
○石川喜庸市民経済部長 子供への周知ということは、これは非常に大事だと思っております。そういう意味からも、今年度キャラクターとして、ヒーロー物としてマナーマン、あるいはゆるキャラというところで2つのキャラクターをデビューさせたところでございます。これは市民まつり等でもお披露目をしたわけでございます。いかに子供たちの目を引くかということで、ご質問者がおっしゃるとおり、子供から大人を注意するということは、これは非常に大事なことであって、また、そういう雰囲気づくりというのが非常に大事なことと思っております。したがいまして、今後、このキャラクターを各イベント、あるいは教育委員会のご協力のもと、いろんな場面に行って、その中で児童生徒等にも指導していきたい、このように考えております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 過料の件なんですが、我々も重なって交通違反を起こせば免許証取り上げになっちゃうというようなことで、同じマナー違反をした人には過料も多少上げてもいいんじゃないかと思いますが、どのくらい同じ違反をした人がいますか、ご答弁を求めます。
○笹浪 保議長 市民経済部長。
○石川喜庸市民経済部長 同じ違反をした人数というのはちょっと把握できてないのが現状でございます。したがいまして、そういうような2回目、再犯の方には増額をして過料ということは非常にいいことだと思いますけれども、現状の中ではちょっと難しいところがございます。今後、そういったことにつきましては、例えば携帯用のiPadとか、ああいうものを持ちながら、端末にそういった情報を全部入れておいて、それで引き出して、あなた再犯ですねということは可能かと思いますけれども、いろんな面で今後研究していきたいと思っています。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 いろいろと部長さんも一生懸命、このマナー条例に対してやっていただいて、アンケートもとっていただいて、そしてまた、マスコットキャラクターもやっているということで、すごく評価をいたします。そして、この間、皆さんももらったんじゃないかな。この「グー・チョキ・パー」で始めようというような市民マナー条例、これ、携帯電話をふく、こういうのはそんなに予算もかからないと思う。しかし、目立ちますよね、これね。最少経費で最大効果を上げるためにも、こういうのはいいことなので、広報活動をひとつこれからも続けてもらいたい。
 それから、つい3日か4日ぐらい前に、これもみんなに渡っていると思うんですが、チーバくん、お誕生日会をやると。なかなかおもしろいなと。1月11日はチーバくんのお誕生日だというんだよね。にくいじゃないですか、こういう発想が。お金かからないもの、そんなに。それでさっき言いましたように、こうやって子供も喜ぶ。こういうチーバくんのお誕生会とかというのはすばらしいと思います。そして、部長、日本一すばらしい、美しい町というのを目標にして、それにはどうしたらいいか。日本一すばらしい町市川市という横断幕か何か上げて、ばーっと盛り上げてやっていただきたいと思います。最後にご答弁を求めます。
○笹浪 保議長 市民経済部長。
○石川喜庸市民経済部長 私も個人的には日本一美しい町市川というのは望んでいるところでございます。これにするには、今でもPTA、あるいは自治会、いろんな面の方々が協力いただいて美化運動をやっておりますが、もっと市内全域の人たちが参加するようなことを来年度はちょっと考えたいし、それを契機に、今度は捨てる、あるいは、たばこを吸うというような雰囲気じゃなくなるような形にして、ごみ、あるいはポイ捨て等をなくしていくというのが1つだと思います。過料等を高くするという手もあるでしょうけれども、本来でいきますと、過料を取るということが目的ではございませんので、やはり市民全員協力のもと、来年はそういったイベントをやりながら市川市を日本一にしたい、このように考えております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 どうもご答弁ありがとうございました。日本一を目指すということは市川市民の誇りにもなりますし、資産価値も上がると思うんですね。浦安市に住みたいという日本人がすごく多いらしいですけれども、浦安市に負けずに市川市に住みたいと、全国からそういう声が上がるようにぜひお願いいたします。ご答弁は結構です。
 次に移ります。次は、各公共施設内の適正な照度と目の健康保護に対する対策であります。
 私の自宅の近くに真間小学校がありますので、真間小学校の夜間照明を偶然見ましたところ、照明の角度が悪いのか、照明そのものが悪いのか、設計が悪いのかわかりませんけれども、校庭内は何を目的として照明を当てているのかなと。まだらなんですね。これでは、せっかく子供がスポーツをやったり遊んだりするのに、今は夜が早いですから、かえって目の疲労になったり、よくないんじゃないかなと。そういうことに対して正しい夜間照明のやり方。各施設、中学校の体育館もありますし、それから公民館、公園内の街路灯、スポーツセンター、そういうさまざまなところでこういう夜間照明を行っています。検証というんですか、人の目に本当にいいようにやっているのかどうか各所管にお聞きしたいんですが、どういうふうな目的を持って行っているのか、各所管にお伺いいたします。だれか、まとめてでもいいし、1人1人立つのも時間が無駄ですから、ご答弁を求めます。
○笹浪 保議長 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 ご指摘のとおり、ご質問の内容が複数部にわたりますので、目の健康保護との視点からのご指摘ということで、保健スポーツ部が代表してお答えをさせていただきますので、ご理解のほど、よろしくお願いをいたします。
 各公共施設内におけます照明灯の設置の考え方でありますけれども、各部署で設置する上で対象者やねらい等の特質がありますことから、代表的な施設を取り上げてお答えをさせていただきたい、このように思います。
 最初に、私どものスポーツ施設における照明灯であります。まず、市民体育館であります。国府台市民体育館のメーンアリーナには水銀灯233個が設置され、照度は1,500lxであります。塩浜市民体育館のメーンアリーナは水銀灯104個が設置され、照度は1,900lx、こうなっております。野球場は6基の鉄塔にそれぞれ高圧ナトリウムランプが48個、メタルハライドランプが36個設置され、照度は平均1,000lxでございます。中国分スポーツ広場は6基の鉄塔にそれぞれ3個のメタルハライドが設置され、照度は243lx、このようになっております。両市民体育館のメーンアリーナで行われますスポーツの種類は多岐にわたっておりますが、公式競技が開催できる日本工業規格の照度基準を保っているところであります。また、野球場の夜間照明設備につきましては、軟式野球の公式競技と硬式野球の一般競技ができる照度であり、スポーツ広場は一般競技ができる照度と、このように設定してございます。
 次に、学校施設における照明灯であります。学校施設として大型の照明器具を設置している場所は、体育館と学校施設開放を行っております校庭であります。市内の公立学校の体育館の設置状況は、小学校が39校、中学校16校のすべての学校に体育館が設置されておりまして、体育館の施設開放は、小学校では39校で333団体、中学校は12校で76団体が利用しております。また、学校施設開放しております校庭にも大型の照明器具を設置し、夜間においても校庭が使用できる環境を整備しております学校が市内小中合わせまして30校ございます。このうち、小学校では28校で123団体、中学校では2校で10団体が利用しているというふうに伺っております。学校施設開放の利用団体でございますが、体育館では主にバレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球など、校庭は主にサッカー、少年野球、ソフトボールなどの日ごろの練習の場としてご活用いただいております。このように、体育館や校庭の学校施設開放は多くの市民の方々にご利用いただいているところであります。
 これらの施設の照明設備の状況でございますが、照度につきましては照度基準がございます。教育施設の体育館は、基準面の推奨維持照度――ルクスであらわしますが、300lx以上というふうにされております。耐震改修を行った体育館につきましては、これを上回る700lx以上の設計で施工しているというふうに聞いております。また、校庭の夜間照明の照度基準につきましては、特にございませんが、校庭の広さや形状、さらに近隣住民等への住環境、あるいは農作物への影響等を考慮したものになっているため、照度は各学校によって異なったものとなっている状況であります。なお、使用している電球の種類は、一部の施設で水銀灯や、水銀灯とナトリウム灯の複合がありますが、近年設置した施設は太陽光に近いメタルハライドを使用しております。
 次に、道路であります。道路照明灯は、夜間における車両交通の円滑化と交通の危険を防止する必要のある道路において、道路及び交通の状況に応じた良好な環境を確保すべく、道路に道路照明灯を設置しているところであります。現在、市が維持管理しております道路照明灯は、日本道路協会の道路照明施設設置基準に基づき設置しているところでありまして、道路形態に応じて20Wから400Wの道路照明灯を、平成22年3月末で8,259基を設置しているところです。このうち水銀灯を使用したものが6,607基、蛍光灯を使用したものが1,149基であります。また、横断歩道や夜間において危険と思われる場所は視認性の高いナトリウム灯などを設置しているところです。
 最後に、公園であります。市内にあります公園、児童遊園地を含めてでありますが、総数は平成21年度末において462カ所、総面積145.24haでございます。これらのほとんどの公園には公園灯を設置しておりますが、その数は約810基で、主に水銀灯200W仕様のものでありますが、これを使用している状況であります。また、電気使用料については、一部を除き定額契約で行っております。公園灯における照明施設の設置については、都市公園法施行令第8条6項で、「都市公園において保安上必要と認められる場所には、照明施設を設けなければならない。」と明記しているほか、設置基準については、昭和55年4月の国の通達により、都市公園における照明の基本方針等が示されております。また、平成16年の千葉県安全で安心なまちづくりの促進に関する条例にかかわる犯罪の防止に配慮した道路、公園、駐車場及び駐輪場の構造及び設備に関する指針の中で、夜間における照明施設の照度は3lx以上というのが示されております。市川市においては、これらの法や国の通達、千葉県の指針等をもとに公園灯を設置してきたところであります。なお、市川市内の宅地開発に伴う提供公園につきましては、市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例に基づく公園等の整備に関する取扱指針の中で照明灯の設置についてうたっており、照明器具については、水銀灯で200W、ポリカーボネート製の灯具でありまして、下方向主体配光の自動点滅式、そうしたものを基準としております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ご答弁ありがとうございました。それぞれの施設に対して分けていただいてご答弁をしていただいたんですが、たまたま私、新聞を見まして、エコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)ということで、ダイオキシンや水銀などの化学物質が子供の健康にどう影響するかということで、母乳なんかもそうやってダイオキシンや水銀で汚染されていると。そして、皆さんご存じのように、国の仕分けで、来年1月から3年間かけて協力者を10万人募集する。母親の血液から尿、母乳を採取して、そういうダイオキシンや水銀などの測定を行うと。国はそこまできて、この事業費を900億円。これを仕分けでは全面的に認められた、全額認められたということで、今、部長さんが水銀灯が多いと。我々も気がつかないうちに水銀なんていうものが地下に浸透して、そして熊本ですか、水俣病の原因となって、お魚を食べた人がイタイイタイ病になって大変だったということが過去に起きました。
 今、時代はどんどん進歩していますし、アスベストとか、そういうことなんかも学校とか公民館、そういう天井とか壁に、そんなのも気がつかなくて、それは悪いと気がついて取り除いて直すということで、この水銀なんていうのは処分したときですよ。今現在、使っている分には影響ないんでしょうけれども、そういうところまでやっぱり考えなくてはいけないんじゃないかなと。エコチル調査ということで、国が今そういう方向に向かっているということで、国府台の体育館とか信篤市民体育館とか塩浜市民体育館は水銀灯を随分使っているんですね。ほかにも使っているというご答弁がありましたけれども、そういうことに対して、私は今後、コストの面もあるでしょうけれども、健康によくないということは考えるべきじゃないかと。いろんな面から、そしてまた、真間小学校の例を出しましたけれども、照明の角度から、夜間照明については一度検証する必要があるんじゃないかと。そういうことに対してはどういうご所見をお持ちですか。
○笹浪 保議長 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 今ご指摘いただいた内容は、恐らく破損したり、あるいは用済みになったものの回収というような部分で、重金属であります水銀の処理の問題ということかと思います。照明灯を設置する場合において、今申し上げたような、こうした社会変化をどのように認識しているかということのご質問であろうと思います。
 まず初めに、施設ごとにお答えを申し上げたいと思いますが、スポーツ施設の照明設備についてでありますが、スポーツ施設の照明設備は、公式競技が開催できるよう照度の確保や経済性、メンテナンス等について考慮しているところであります。夜間照明を設置する場合は、立地場所の周囲が工場や民家であったり、田畑が近くに近接していたり、道路が近くにあり、交通に支障を来すおそれがあるというようなことが想定されますことから近隣に被害を与えない、また迷惑をかけない、このようなことを配慮いたしているところであります。
 次に、学校施設の照明灯でありますけれども、学校においては、児童生徒を初め施設開放での利用団体と利用層が幅広いことから、目の健康や環境等には特に配慮し、よりよい施設環境が望ましいところであります。コスト面につきましても、建てかえ等には莫大な経費が必要となることから早急な対応というのはなかなか困難がありますが、将来的には明るさだけではなく、健康やCO2対策、さらには環境に優しい配慮等の対策を講じる必要があるというふうに考えているところでございます。
 次に、道路照明についてであります。現在、代表的な道路照明灯として水銀灯が使用されておりますが、国等から特に目への影響については報告や指示はございません。しかしながら、ご指摘のような形で廃棄、あるいは回収といったときには、そうした問題が発生するかと思います。また、コストの面では、維持管理等も含め市販されている量も多く、他の照明灯の電球に比べて水銀灯の電球は安価との話でございます。
 最後に、公園灯であります。これまでの公園整備では照明器具に水銀灯を使用してまいりましたが、最近では各メーカーによる新商品の開発が進み、技術的にもすぐれた照明が開発されておりますが、公園灯におきましては、公園の夜間利用が少ないことや、周辺住民にとっては就眠のときの妨げになるということもあり、苦情も寄せられることがございます。一例ではありますが、市の一部の公園において、老朽化した照明器具のつけかえの際には水銀灯から無電極点灯方式の照明器具に変更している箇所もあり、今後において公園の設置環境等を考慮しながら検討してまいりたいとのことであります。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ダイオキシンというのが問題になりましたよね。昔は枯れ葉を庭で燃やしたり何かして、公園でもそうでしょうけれども、集めて燃やして焼き芋を焼いたりして楽しんだものですよね。たき火だ、たき火だ、何とかという歌までありました。そういう問題から、今、たき火をやっちゃいけないんですよね。ダイオキシンのもとだと。時代はどんどん変わってきているんですね。ですから、そういう体によくないことはできるだけ削除して考えてやっていくべきじゃないかなと。我々が焼き芋を焼いていたときに、ダイオキシンなんていう言葉さえ知らなかったし、ましてや今、水銀とか、鉛とか、そういういろんな体に悪い、がんの病気にかかりやすいというようなものが随分なっています。しかし、だからといって、無条件に税金を使えということじゃなくて、光熱水費、要するに電気料なんかも、できるだけ削減できるような――市政戦略会議の中の事業仕分けばかりじゃなくて、我々、市の職員が身近にあるもの。電気料金の削減だって、相当できると思うんですね。そういうことも考えて私は今後やっていかなくちゃいけない。そして、市川市は健康都市宣言をしていますので、そういう意味からも目の健康とか、それから、水銀の処分をしたときはどうするのかということを徹底的に検証していただきたいと思います。もしできれば答弁をしていただきますが、私の言っているとおりなら答弁は結構です。
○笹浪 保議長 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 今後における公共施設照明灯の設置の取り組み方でありますけれども、それぞれの分野の特質を前提に取り組んでまいります。スポーツ施設では、競技者や観客が競技全体を見るのに支障がないよう、学校施設では、児童生徒、父兄はもとより、利用団体や各学校に設置されている施設開放委員会の皆様の意見に耳を傾け、道路照明では、より安全で円滑な交通の流れの確保はもとより、歩行者への健康面にも十分考慮し、公園等におきましては、公園利用者、周辺住民、加えて樹木等の植栽にも留意するというように、それぞれの分野で照明灯の明るさ、まぶしさと各種ランプの特殊性やコスト面を比較検討し、目に優しく、しかも体に影響がなく環境にも優しい、そういうような新たな照明器具の導入を図るべく、総合的な見地から今後研究、検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 次に移ります。次は、友好都市、姉妹都市の今後の取り組みについてでありますが、最初に、市川市はアメリカ合衆国のガーデナと盟約書を交わし、50年、ちょっと足らないぐらいまで、半世紀近く姉妹都市を行っていますし、それから中国の楽山市も議定書を交わして約29年、来年あたり30年ぐらいになると思います。それから、インドネシア共和国のメダンと姉妹都市を結んでいますし、ドイツのローゼンハイムと盟約書、パートナーシティということで関係を築いているところでありますが、この友好都市、姉妹都市の基本的な考え方、そういうものが要綱とか条項にないので、部長さんに姉妹都市、友好都市、パートナーシティの基本的な考え方からお伺いしたいと思います。
○笹浪 保議長 かいづ議員に申し上げますが、基本的な考え方と、今後の取り組み方というのも通告されていますけれども。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 今後の取り組みなんですが、基本的な考え方が明確にならないと今後の取り組みなんていうことも考えられないと思うんですね。ですから、まず基本的な考え方。いろいろ問題があると思うのでね。
○笹浪 保議長 一問一答ですから、質問する項目は全部言ってください。
○かいづ 勉議員 じゃ、取り組みについてお伺いします。
○笹浪 保議長 文化国際部長。
○津吹一法文化国際部長 お答え申し上げます。
 姉妹都市、友好都市、パートナーシティとの交流を初め国際交流にかかる本市の基本的な取り組み方、考え方からお話申し上げます。国際交流の現場では、国際間の相互理解及び国際親善の促進、地域の振興、活性化並びに国際社会の平和と繁栄への貢献ということが期待されてまいりました。半世紀前、当時は多くの国民にとりまして海外旅行は手の届かないものであり、地域社会に目を向けましても、姉妹都市に限らず、海外との接触は極めて乏しいものでございました。市民レベルでの交流という点では、交流活動に参加する人たちは限られておりました。しかしながら、姉妹都市提携を契機に、市も海外との交流活動の機会を初めて経験することができまして、国際交流活動への足跡を開くことになったところでございます。その後、国際交流をどのように進めるべきかの検討が本格的に進められました。民間交流団体の育成を初めといたしました国際交流施策は、組織による交流事業の催しを通じ、地域の住民に国際交流の機会の提供を試みてまいりました。一方で、これまで進めてまいりました海外都市との交流について、当初の目的が達成されたのではないかというご意見や、市民の求めるニーズの変化により見直す部分もあるのではないかとのご意見もうかがい知るところでございます。
 そこで、海外都市との交流に重きを置くばかりでなく、国際交流の視点を地域の内なる国際化に向けていくことも含め検討することといたしまして、これまでに培われた交流の歴史を大切にしながらも、一方では環境やまちづくり、子育て、教育などの今日的な、より具体的なテーマ、課題解決に対する本市ならではの国際交流に取り組んでまいりたいと考えております。また、地域に浸透しております市民活動やさまざまな交流活動の活発化を促すために、基本計画の中では新たな融合文化を創造するための多文化社会の構築を施策として掲げております。定住化が進む在住外国人は市川市に暮らす生活者という存在ととらえまして、地域社会を構成する外国籍の市民と認識し、市民がお互いの文化や考え方を尊重するとともに、安心して快適に暮らせる、いわゆる多文化共生社会の実現を目指してまいりたいと思っております。
 このように、生活者としての在住外国人にも視点を合わせることは地域における国際化の機運の高まりにもつながり、こうした活動を支援しますことで地域の国際化を進めてまいりたいと考えます。地域の国際化を考える上では、在住外国人が地域社会の一員として暮らしやすい環境を整えますとともに、基本的には異なる文化や価値観を尊重することが大切であると認識しているところでございます。また、我が国の文化、歴史に対する正しい理解も身につけた青少年における真の国際人を育成するなど、多文化共生社会を実現するための仕組みを充実する必要もあると考えております。ただいまご答弁申し上げてまいりましたように、本市における諸外国との都市間の交流は、国際化施策の現実的な方策をとらえることを基本的な考えとしております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ご答弁ありがとうございました。国際交流といいますか、姉妹都市、友好都市、パートナーシティというのは、今ご答弁にありましたように、お互いの文化、歴史を正しく理解して、外国人との共生社会をつくっていくということで姉妹都市、友好都市をやっているんですが、しかし、こういうことを超越して国同士がぎくしゃくしている中国と日本は、今、尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国の漁船が体当たりをしたと。そして中国は、それがさも正しいというようなことを言って国同士がぎくしゃくしている。
 そして2年前ですが、市川市も冷凍毒入りギョーザの被害に遭って市川市民が家族5人ぐらい入院した。嘔吐、吐き気がして大変だった。私は当時、それを代表質疑でしたのか、よく覚えていませんけれども、地方分権というならば、国と地方は対等だというなら、市川市がそれだけの迷惑がかかったのだから、国にどういうふうに今後対処するんだと突きつけろというように市長に言ったんですが、なかなか難しいと見えて、その後はっきりはしませんけれども、そういうような国と今後もつき合っていくのか。そしてまた、平成13年、私も立ち会ったんですが、楽山市の小学校の建設費を市川市は半分出しているんですね。そういうこともやっていながら、これからも脳天気で楽山市とつき合うのかどうか。一文化国際部長では難しいと思いますが、やはりそういうことも考慮に入れて姉妹都市、友好都市を考えていくべきではないかと。やめるということじゃなくて、そういうものを慎重に考えていくべきだと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
○笹浪 保議長 文化国際部長。
○津吹一法文化国際部長 お答え申し上げます。
 非常に難しいご質問かと思います。ご答弁の前に、難しいご質問かと思いますというところからお話させていただくというのが、ご質問者おっしゃったように、非常に悩ましい事件等々が続いたということがございます。近隣諸国での情勢の変化に対応しました国際交流の今後の取り組み方という、こういった点からお答え申し上げたいと思います。
 外務省の外郭団体であります財団法人自治体交流化協会の集計では、10月末現在で、全国の自治体で海外の1,591都市との交流実績がございます中、歴史的にも地理的にも密接な関係にあります韓国と中国との都市間締結の件数が際立っているとの報告がされております。アジア圏にとどまらず、国際社会における相互依存関係はますます強まる中で、人や物、情報が頻繁に行き交っておりますのが現状でございます。また、環境資源、エネルギー、民族、宗教などに関する国を越えた課題などに対して、国境を越えた協力、民族を越えた取り組みがされておりますことは周知のところでございます。なお、国際協力という観点から考えましたときに、海外とのかかわりは国レベルではもちろんのこと、一例として甚大な被害をこうむった災害地への災害救助隊の派遣など、喫緊の人道的な対応につきましては地方自治体レベルにまで求められております。本市といたしましても、地域の内なる国際化を進める中で、世界の動向や国際社会の情勢などにつきましては、正確な情報を迅速に収集し、把握していくことはもちろんではございますが、とりわけ近隣諸国の動静に対する正しい認識と識見を保ちながら、交流のあり方につきましても、諸情勢を的確にとらえ、さまざまな角度からの検討と検証を重ねてまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 一部長さんとしては答弁が大変難しいとは思います。しかし、冷凍毒入りギョーザなんていうのも忘れかけている人も多いと思うので、私がこういうことを言うことによって、こういうところでやることによって、中国という国の恐ろしさも再度認識していただきたいと。
 それから、これは新聞に出ていたんですが、テレビでもやったと思いますが、民主党の枝野副幹事長が、中国はあしき隣人と言っているんですね。その記者会見が終わってから枝野氏に、あなたはあしき隣人と言いましたよねと記者団に聞かれたら、よい隣人だと思いますかと逆に反論したそうです。ですから、市川市の市民感情からいっても、今後十分慎重に交流を考えるべきだと思います。答弁は結構です。
 次に移ります。輸血用血液が不足している現在、献血に対する行政側の姿勢はどうかということでありますが、日本経済新聞に、20年後に献血124万人分不足という大きい記事が載っていました。今から市川市も輸血用の血液製剤を確保するためにどういう考えを持っているのか、行政側の献血に対する考え方をまずお伺いしたいと思います。
○笹浪 保議長 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 献血に関するご質問にお答えをいたします。
 初めに、献血並びに血液事業でございますが、この事業は倫理面と安全確保の面から買血依存の弊害を避け、血液事業の正常化を図るための事業であり、輸血用血液製剤は献血によって確保することとされております。このため、国や地方公共団体は献血思想の普及などを図ることとされ、献血の受け入れは日本赤十字社が行うこととなり、現在に至っております。この献血思想の普及等に関する地方公共団体の取り組みでありますが、事業の推進は県が中心となり、国や千葉県赤十字血液センターの協力を得て行うものであります。市町村もこの取り組みに積極的に協力し、献血者の安定的な確保と安全な血液の確保を図るために献血に取り組んでいるところでございます。
 今後において献血人口の減少が見込まれるが、その対応はどのようにするかというご趣旨のお尋ねであろうと思います。輸血用血液につきましては、行政と日本赤十字社とが連携いたしまして、献血者の安定的な確保に努めておりますが、日本赤十字社の推計によりますと、20年後の2030年には124万人分の輸血用血液製剤が不足する、こういうふうに言われております。これは、今後人口が減少していく中、高齢者の占める割合が高くなることで献血可能人口が減少していくことに加え、若年層の献血率が減少し続けていることが原因のようであります。将来にわたって献血者を安定的に確保するためには、特にこの若年層への献血に対する理解を深めていくことが不可欠であります。このような状況から、国や県は中高生を対象とした啓発用テキストやポスターの配布などを行い、また千葉県赤十字血液センターでは、若年層への献血出前講座も実施しているところであります。市といたしましても、このような取り組みに積極的に協力し、若年層への献血の正しい知識の普及啓発を図り、献血意識を高揚させてまいりたいと考えております。献血は何よりも日ごろからの地道な啓発活動が大切であり、年間を通し、各種イベント会場などで献血への理解と協力を一層いただくべく取り組んでおります。先月行われました市民まつりにおきましても、献血への理解と協力への呼びかけのほか、移動採血車による献血も実施いたしまして、50名の方に協力いただいたところであります。今後も血液センターと連携して積極的に献血の推進に取り組んでまいりたいと思います。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございました。日本経済新聞に、やっぱり少子・高齢化が20年後には大変影響すると載っている。そして、若い人の献血が年々減っていくということで、2000年、今から10年前には16歳から19歳、若者が10.2%だったらしいんですが、それが翌年は9.8%、去年は献血率が6.0%まで下がってきていると。こういうことに対して、今、ご答弁でも普及啓発の強化ということをおっしゃっていましたけれども、こういう質問は堀越議員も前回の定例会でやって、堀越議員さんは、市川駅前の再開発ビルにこういう献血ルーム――市川市は他市と比べて献血ルームがないということで、やはり献血ルームというのは献血をやる1つのベースになる、中心となるところなので、こういうものがないと啓発活動も鈍るんじゃないかなと思います。そして、この献血ルーム、細かいことはわからないんですが、堀越議員の質問によると、駅前再開発ビルは狭いということなので、どういう広さとどういう条件が献血ルームなのかなと。もしおわかりになりましたら、そこいら辺のご答弁をお願いいたします。
○笹浪 保議長 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 献血推進の考え方であります。これまでも大変多くの方に献血の協力をいただいております。市川市内で献血にご協力をいただく場合は、血液センターから派遣される移動採血車で協力をいただくわけであります。今後も引き続き市内の事業所や団体の方々にも一層のご協力をいただくと同時に、移動採血車の派遣回数をふやし、また、イベント会場へも積極的に移動採血車の派遣を依頼してまいりたいと考えているところであります。
 将来的には、ご質問者も言われているとおり献血者の不足が予想されるわけであります。このことに対応すべく、献血者を安定的に確保するためには、受け入れ体制も計画的に取り組んでいくことが必要と考えます。その受け入れ体制の1つといたしまして、献血ルームというご指摘があります。献血の受け入れに関しましては、輸血用血液製剤は献血によって確保すると、こういうふうにされた昭和39年の閣議決定以降、日本赤十字社が行うこととされ、このため、受け入れ施設である献血ルームの設置、運営に関しましても日本赤十字社が行っております。したがいまして、これまでも献血ルームの誘致を所管しております千葉県赤十字血液センターに提案してまいりましたが、広さなどの関係から実現には至っていない状況であります。本年11月にもスペースの情報があり、千葉県赤十字血液センターに情報を提供したところでありますが、広さに加え、現在、全血献血を中心に計画を進めており、この全血献血では3カ月程度の献血間隔が必要になることから、通年、同じ場所での献血では献血対象者が限定されることなど、設置にかかる費用対効果も含め、千葉県全体の状況も踏まえ検討を進めているもので、現状では献血ルームを新規に設置する計画がないというようなご回答をいただきました。現状では計画がないということでありますけれども、献血ルームの設置計画が出たときには、ご質問者のご指摘にもありますように、さまざまな誘致情報というのを提供してまいりたいと思います。
 それから、広さということでの具体的なご指摘でございましたけれども、おおむね100坪以上ぐらいが必要だというようなことを伺ったことがあります。かなりの広さを必要とするようでありまして、これは献血した後に休んでいただくベッドを相当数置かなきゃいけないということから、この広さが必要であると、このように伺っているところであります。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ご答弁ありがとうございました。100坪必要なんですか。それでしたら、これから建てる建物、堀越議員もおっしゃっていましたけれども、そこの本八幡A地区再開発ビルの中に100坪ぐらいのスペースをぜひ設けていただいて、そこをベースとして、日本赤十字社と一緒になって献血啓発運動をやっていただきたいと思いますが、その点はどうですか。
○笹浪 保議長 答弁は簡潔にお願いします。
 保健スポーツ部長。
○横谷 薫保健スポーツ部長 現在のところ、まだ本八幡のA地区というところについてのアイデアは私どもにもございませんでしたので、今後の課題とさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 もう時間がないので、先ほど言いましたように、この献血ルームというものが1つのベースになるので、ぜひよろしくご検討ください。
 以上です。
○笹浪 保議長 これをもって一般質問を終結いたします。


○笹浪 保議長 日程第2議案第56号損害賠償請求事件の和解についてから日程第4議案第58号損害賠償請求事件の和解についてまでを一括議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 こども部長。
〔鎌形喜代実こども部長登壇〕
○鎌形喜代実こども部長 議案第56号損害賠償請求事件の和解につきまして提案理由をご説明いたします。
 本案件につきましては、平成22年3月31日午前10時30分ごろ、市川市南八幡1丁目78番3地先の丁字路におきまして、職員の運転する公用車が右折をしようとしたところ、右方より直進してきました相手方の運転する原動機付自転車と衝突し、相手方車両を損傷し、その運転者が負傷しました交通事故によります損害賠償請求事件につきまして、このほど当事者間で合意に達しましたので、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき提案するものでございます。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。
○笹浪 保議長 企画部長。
〔笠原 智企画部長登壇〕
○笠原 智企画部長 議案第57号及び議案第58号の損害賠償請求事件の和解につきまして提案理由をご説明いたします。
 なお、このたびの議案第57号と議案第58号につきましては、それぞれ異なる被害者に関するものでありますが、同一の事故におけるものでございますことから、両議案一括して提案理由をご説明させていただきます。
 本案件につきましては、平成21年10月6日午後2時10分ごろ、市川市市川2丁目3015番9地先の交差点におきまして、職員の運転する市有車が交差点の手前で停止中の相手方車両に追突し、相手方車両を損傷し、その運転者及び同乗者が負傷しました交通事故によります損害賠償請求事件につきまして、このほど、それぞれの当事者間で合意に達しましたので、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき提案するものでございます。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。
○笹浪 保議長 これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。
 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 会派、市民の声の宮田かつみでございます。我々の会派は議会の都度、質疑をしておりますけれども、ふだん私が余りやらないものですから、今回当番ということで若干質疑をさせていただきたいと思います。
 まず、通告をしてございます56号から58号の事案につきまして、今ご説明がございましたように、本八幡駅の付近、それから市川橋の広小路交差点ですかね、右折ラインでの事故等々についての説明がございましたが、その事故の原因、そして、その要素についてお尋ねをしたいと思います。
 事前に担当部局から事故の発生状況ということで資料をいただきました。まず、56号についてでありますけれども、この事故発生状況表によりますと、細い路地で信号のない丁字路の交差点から、若干太い道路を右折してから相手方の原付自転車がぶつかってきたということを書かれておりますけれども、担当部局の現況図によりますと、曲がろうとした、右折しようとしたところへ、丁字路の左折ラインから幾らか右折ライン、要するに反対側の道路へ原付自転車が入った段階で衝突をしたように書かれております。議案書で言われる徐行しながら右折した際というのと、右折しようとした段階での衝突事故というところがこの事故の過失割合のポイントかなというふうに私は思いますけれども、その原因、それから事故になった要素ですね。
 私も免許を取って数十年になりますけれども、何回か事故は起こしております。確かに事故というのは魔が差して起こるわけで、片一方が100%すべて悪いということはないのかもわかりませんけれども、私自身のことを考えますと、多少何か考え事していたとか、例えば上司からいろいろ言われていて頭が若干混乱していたとか――今回のことじゃないですよ。私の事例を今申し上げているんですけれども、そういうことで、何か考え事していたり運転に集中をしてないときに、魔が差して偶然不幸に事故を起こすということはありがちです。ですから、ありがちなので、万が一の場合、被害者に対して、相手に迷惑をかけないということで保険に入っているんだろうなというふうに思うんです。とりあえず56号についてはそういうことで、そのことについてご答弁をいただきたいと思います。
 それから57号、58号、これは今、企画部長からの提案の説明を伺いますと、相手方の車に同乗していた案件ですから一度に提案をしたいということでおっしゃっていました。これは伺いたいのは、同じように事故の現況表、見取り図というか、事故についてということで資料をいただいておりますけれども、市の車、ここでは甲と書いてありますけれども、その前に乙がいて、乙にぶつかったわけです。乙の車の前、右折ラインに丙車があったと。あそこは私も役所の帰りぎわ、いつも通るからよくわかっておるんですけれども、青信号から赤信号になった途端、右へという矢印信号がつくんです。そして、右折しようとする車両は、その矢印の指示に従って右へ曲がっていくということ。担当部局の説明によりますと、丙車が右折しないで急遽変わったんでしょうね。それで左側の車線の東京へ向かう車がなかったので、左車線に入って東京方面へ直進しようとしたときに乙車はまだとまっていたと。とまっている車に、前が動いたから何か勘違いしたのかどうかわかりませんが、甲車が出発をした。乙車がとまっているところに甲車がぶつかったということのように私は伺っているんです。それが間違いないのかどうかを確認したいのが1点。先ほど質疑いたしましたように、事故の原因はそういうことね。
 それから、要素。多分これは公務中だと思いますけれども、この金額からして大きい金額ですよね、三百数十万。こちらの車が何だったのか。よく市役所の車って軽自動車が多いじゃないですか。お互いに停止している車で発進をした場合に三百数十万円の慰謝料も含めた額ですけれども、相手の車に対して賠償しなくちゃいけないという額ね。それは相当強くぶつけなかったら、こういう金額にならないと思うんですけれども、そのことのご答弁と、それから、運転をしていた、同乗していた人のお名前は結構ですけれども、どういう人が乗っていたのか。それでまた、どういう精神状態だったのか。その点をお答えいただきたいと思います。
 以上。
○笹浪 保議長 こども部長。
○鎌形喜代実こども部長 2点の質疑にお答えいたします。
 事故の発生状況ですが、こども部の職員が運転する公用車が、一時停止の規制がある幅員が6メートルの道路ですが、そこから優先道路、幅員9メートルの道路、そちらに右折するため、一時停止をした後、徐行しながら右折した際に、右方向から直進してきた相手方の原動機付自転車を見落とし、公用車の前部バンパーと相手方の原動機付自転車の前部が接触したものです。
 2点目ですが、今回の事故については、市側の車両については優先道路に進入する前に一時停止して進入したわけですが、一瞬とはいえ、注意を欠いて相手方を見落としたことによる原因でございます。なお、この日は年度末の最終日であり、異動等、さまざまなことがあったということも影響しているかどうか、ちょっとその辺はわかりませんが、そういう時期でありました。相手の方もとまるのではないかと思いながら運転をしていたということでございます。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 議案第57号、58号の事故の原因及び要素であります。原因につきましては、ただいま質疑者がおっしゃったとおりであります。相手の車両の直前にいた別の車の急な車線変更の動きに運転者が気をとられまして、結果として追突をしてしまったということであります。要素といたしまして、職員の健康状態等については特に問題はありませんでした。
 また、質疑にありました、どういう人、どんな車両ということでありますが、これは市長が現場に行く際に乗っております、車両の名前はハリアーという大きな車であります。一方、相手方の車は一般にツーボックスと言われる、普通車ではありますが、ちょっと小ぶりであったかと思います。運転者につきましては、市長の運転手であります。
 以上であります。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 まず56号のほうですけれども、先ほど私がご指摘させていただいた右折したということと、右折しようとしたというところですね。これは、こども部長よりも法務部長に私はお尋ねしたいんですが、右折をしたということは、先ほど来申し上げているように、こども部長が答弁された相手方の道路、要するに優先道路の9メートルのほうの対象者の反対側に曲がったことを右折したと一般的には言うんだと私は思います。そこまで入るまでの間は右折しようとしたということだと思うんですね。その辺がはっきりしない。そうすると、今後、この後に私が通告を出しております示談書にも関係することですから法務部長にご答弁をいただきたいんですが、右折をしたということと、しようとしたということの言葉の意味ね。これは後ほど詳しくはしますけれども、とりあえずこの段階でその言葉の法律的な解釈について法務部長にお尋ねします。
 それから、こども部長のほうで、年度末で、確かに異動があって忙しかったんだろうなというふうに思いますけれども、この辺は厳しくはしていただきたいんですが、今度、運転するのを皆さん職員の方が嫌になっちゃうと、じゃ、職員の方に運転手をつけなきゃいけないということにもなりますので、ここはこども部長、特に年度末とか繁忙期については、市の車ですから、皆さん、ぶつかれば市民とか、市内に何かの形で関係した人たちにぶつかるわけですよね。たまには松戸とか船橋へ行くこともあるでしょうけれども、主な活動区域とすると市川市内ですから、その辺は注意をしていただきたいんですが、法務部長、その辺だけ1点お願いします。
 それから、企画部長さんにお尋ねしますが、今伺いましたら、事故の現況については私が質疑をしたとおりだということです。それで、車はハリアーというんですか、大きいやつね。それで相手の車は余り大きくないツーボックスカーということで、私は車のことはよくわかりませんから、要は小さい車ということです。それで、たまたま魔が差して、1台前の車が発進したから、前へ行くんだろうというふうに思って自分も発進しちゃったということでしょう。とまっている車にぶつかったということですからね。それで過失割合はゼロ対100。相手がとまっているわけだから、こちらが100%悪いというふうなことですよね。そうすると、それは市長車ということですけれども、何人乗っていたのか。それから、何の仕事に――その日に松戸方面へ行く御用としては公務だったかということを私は伺いたい。その要因について確認をしていきたいんですけれども、その辺をお尋ねします。
 以上。
○笹浪 保議長 法務部長。
○小安政夫法務部長 今お尋ねの右折しようとした際と書くのか、右折した際と書くのかについては非常に微妙なところもございますけれども、私どもといたしましては、まず、普通、しようとした際とかといいますと、まだ広い幅員の道路のほうに入っていないようにとれるものですから、一たんは徐行しながらも広い幅員9メートルの道路に入ったということであれば右折した際と書くのが適切ということを考えまして、このような表現といたしました。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 まず、乗っていた職員の数は運転者を含めて2人であります。当日の業務といたしましては、当時の市長がさまざまなところでご説明をするに当たりまして、パワーポイントを使ったり、いろんな資料を作成する、そういう業務の中で、その担当職員が現場に向かっている途中でありました。その現場というのは、特に健康都市関係の内容の資料を整理するに当たりまして、国府台病院周辺の内容につきまして調査をするために行ったものであります。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 時間も大分経過しておりますので、そろそろ終わらせていただきたいと思いますが、法務部長、今の説明では、事故原因について、先ほどこども部長が登壇されて説明しているとおりで、私、そこにこだわるようですけれども、そのことが後々の何かに影響すると困るなということなんですよ。この現況図を見ますと、右折してないんです。右折してないでしょう。そちらから私のほうへ資料が来ているんだから、そちらに同じ資料があると思いますけれども、右折しようとしたというのが正しいですよ。それから、被害者というか、相手方の原付自転車、これは9メートルの優先道路で中央ラインから反対側へ出ているじゃないですか、この絵は。どっちが正しいのかを今確認しているんですけれども、そうすると事故の状況が全然違ってくるわけね。その辺ちょっと確認をしたいと思います。
 それから57号、58号の件については、そうすると市長車というのは、市長が指示された用向きでどこかへ出かけることがあると思うんですけれども、職員は市長車にいつも乗って調査したり用足しに行っているんですか。今後もそういうことをするわけ……。その1点お尋ねします。
○笹浪 保議長 法務部長。
○小安政夫法務部長 質疑者が右折したというふうにお考えになるには、9メートルの幅員の広い道路の反対側と言ったらいいのかはありますけれども、そこに入っていれば右折したと書けるけれども、こういう図面では右折しようとしている際ではないかということだと思いますが、私どもとしては、一たん停止したところから、少なくても徐行しながら右折して広い道路に進入したという意味で右折した際というふうに表記させていただいたものでございます。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 市の職員が通常市長車に乗るということはありません。しかし、市長からの直接な指示によって、急いでいるときとか、そういうときには市の職員に命じて現場に行くような場合がございます。また、副市長等も市長車に乗って出かける場合もございます。
 以上であります。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 法務部長、わかりました。後で示談書のところでまた確認をさせてもらいたいと思います。
 それから、企画部長、今、部長がご答弁いただいたのは、要するに急いでいるとき以外は、そういう市長車に乗るということはほとんどないんですけれども、そんな急ぐような御用だったんですか。先ほどの答弁からすると、どこかへ説明するための資料集めか何かで行かれているということだったんじゃないんですか。そうなると、じゃ、何が急いでいるの。お尋ねします。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 前市長の業務の中で、10月22日に政策研究大学院大学というところで講演依頼がありまして、そこで講演をするという状況にありました。その前にさまざまな資料をつくったわけですが、現場に行く必要もありましたので、市長から指示を受けて職員が現場に向かったと、こういうことであります。
 以上であります。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 今の企画部長の答弁からすると、公務だった、急ぎだった。それで市長車に乗らざるを得なかった。それは市長の指示だったのかどうか、私、わかりませんけれども、そういうご答弁ですよね。そういうものというのは公務なの、講演というのは。それ1点お願いします。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 公務であると認識しております。
 以上であります。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 その辺については疑義がありますけれども、時間の関係もありまして、示談書のほうに行きます。仮示談書の内容についてということです。これ、56号から58号についてですけれども、今伺っているやりとり、一般の市民の方が車を運転されて、若干そういう体験のある方からすると、1つは156万五千八百数十円、それから、もう1つは316万何がしというような金額ですよね。もちろん90対10、それから、もう一方は100対ゼロ。私、相手の方を非難しているわけじゃないんですよ。ですけれども、そのような金額になること自体――それから民間の保険会社であれば、私の体験しかないんですが、正しいかどうかわからないけれども、私ももらい事故の場合もある、こっちが加害者になって事故を起こしたときもあるけれども、こんな金額になった記憶はないし、そんなこと聞いたこともないです。その辺についてお尋ねをしたい。
 それから、56号については過失割合が相手様のほうに10%ありますよね。そうすると、156万5,000円の10%と90%の割合になると、私、計算ができないのかどうかわかりませんけれども、私の計算とちょっと違うような気がしますが、その辺についてご答弁をいただきたい。
 それから法務部長さん、先ほど来からちょっとくどいようですけれども、右折したというのと、しようとしたということね。これは示談書にも、そういうふうに書かれているんですよ。そうでしょう。それから、説明の現況図を見ても右折したと書いてあるけれども、右折してないんです。しようとしているんですよ。これ、今90対10になっていますけれども、相手の原付自転車が反対車線に入って走行したときにぶつかっている絵ですよね。おかしいんじゃないの、これ、過失割合も含めて。ご答弁をいただきたいと思います。
○笹浪 保議長 56号だけでよろしいですか。
〔宮田かつみ議員「いやいや、57号と58号も質疑したじゃない」と呼ぶ〕
○笹浪 保議長 こども部長。
○鎌形喜代実こども部長 9割・1割ということで、それにつきましては、市のほうで委託しております財団法人全国市有物件災害共済会のほうと連携をとりながらやっているところでございます。また、民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準というのがございまして、一時停止規制車が右折する場合の割合とか、そのようなことで判例が出ている、それを活用しているものでございます。
 また、もう1点の内容でございます賠償金の総額は156万5,874円となります。この金額につきましては、まず市の相手方に対する賠償金の内訳としまして、相手方の過失割合1割について過失相殺して算出しました。治療費が71万6,724円、原動機付自転車の修理代が7万2,000円、文書料として486円、慰謝料といたしまして78万1,200円、この合計が157万410円。そこから市の公用車の修理費4万5,360円について、相手方の市に対する賠償額として、相手方の過失割合1割による負担額4,536円を控除しました156万5,874円となっております。
 以上でございます。
○笹浪 保議長 企画部長。
○笠原 智企画部長 今回の衝突事故におきましては、相手方の車両にはお2人同乗しておりまして、お2人とも首と腰に捻挫を負ったという診断でありまして、その治療が加わりました。
 まず57号についてでありますが、これは平成21年10月6日から22年8月2日までの308日間でありました。賠償金の総額は316万565円でありますが、その内訳といたしましては、治療費が81万5,285円、通院交通費が1万100円、休業損害といたしまして75万8,100円、慰謝料で108万円でありました。
 一方、議案第58号に関しましては、治療期間は21年10月6日から22年7月15日までの290日間であります。賠償金の総額は86万2,951円でありまして、その内訳は、治療費が41万241円、通院交通費が2,710円、慰謝料として45万円、こういう状況でございました。
 以上であります。
○笹浪 保議長 法務部長。
○小安政夫法務部長 同じような答弁になって恐縮でございますが、少なくとも丁字路でありまして、狭い道路から広い道路のほうへ右折するために進入しておりますものですから、車も右のほうへ傾いている状態でございますし、私どもといたしましては、進入しようとした際というふうに書きますと、まだ狭い道路からほんの少し、若干出たぐらいのところ、あるいは、その手前のように受け取られても困りますものですから、右折した際ということで、少なくとも広い道路に入っているということで、そういう表現をさせていただいたということでご理解いただきたいと思います。
○笹浪 保議長 宮田かつみ議員。
○宮田かつみ議員 先ほどの56号については、ちょっと私も勘違いした。賠償金として156万5,000円何がしというのが書かれてあったわけですから、その金額に対して9割が市の負担分だというふうに私も勘違いしておりましたけれども、その説明でわかりました。
 ただ、最終的に56号の件については、法務部長、示談書の中に、今後一切お互いに異議申し立てしないというようなことになっているでしょう。だけど、これは法的にいって通るんですか。後から、例えば被害者が非常にぐあい悪くなったという場合には、多分、裁判事例でも、それを復活して、その部分の補償を相手にしているというのは、私の勘違いじゃなければ、あると思います。ですから、ここで一番大切なのは、示談書にしても、それから事故の原因にしても、事実をお互いに認知するということなんですよ。
○笹浪 保議長 時間になりました。
 以上で通告による質疑は終わりました。
 これをもって質疑を終結いたします。


○笹浪 保議長 この際、議案第56号損害賠償請求事件の和解についてから議案第58号損害賠償請求事件の和解については、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。


○笹浪 保議長 この際、委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午前11時38分休憩


午後3時46分開議
○笹浪 保議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。


○笹浪 保議長 この際、議案第56号損害賠償請求事件の和解についてから議案第58号損害賠償請求事件の和解についてを日程に追加し、一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ご異議なしと認めます。よってこの際、議案第56号損害賠償請求事件の和解についてから議案第58号損害賠償請求事件の和解についてを日程に追加し、一括議題とすることに決定いたしました。
 議案第56号損害賠償請求事件の和解についてから議案第58号損害賠償請求事件の和解についてを一括議題といたします。
 本案に関し委員長の報告を求めます。
 健康福祉委員長、加藤武央議員。
〔加藤武央健康福祉委員長登壇〕
○加藤武央健康福祉委員長 ただいま議題となりました議案第56号損害賠償請求事件の和解について、健康福祉委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 本案は、損害賠償請求事件について、当事者間で合意に達し、和解により解決を図るためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「事故発生状況の図面を見ると、バイクが右側から直進してくるときに公用車を十分に現認できているにもかかわらず、事故に遭ったようにも思える。このような場合、市川市側の過失が9というのはかなりの過失割合だと思うが、過失割合が9対1となった根拠は何か。また、慰謝料78万1,200円の算定根拠は何か」との質疑に対し、「過失割合については、東京地裁民事交通訴訟研究会が作成している民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準にある、一時停止のある道路から優先道路へ右折をした場合は10対90という基準に沿って仮示談を行ったものである。また、事故に対する裁判所からの文面では、漫然と右折進行した過失によるとあるので、うっかりとはいえ、市側に非があったと認めざるを得ないのではないかと考えている。慰謝料については、社団法人全国市有物件災害共済会に算定基準があり、その範囲内で示談交渉が行われたと聞いている。同社団法人は、全国の市の約85%以上が加入しているので、その算定は適当と考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、ご報告申し上げます。
○笹浪 保議長 総務委員長、松永鉄兵議員。
〔松永鉄兵総務委員長登壇〕
○松永鉄兵総務委員長 ただいま議題となっております議案第57号及び議案第58号損害賠償請求事件の和解について、総務委員会における審査の経過並びに結果を一括してご報告申し上げます。
 両案は、損害賠償請求事件について、当事者間で合意に達し、和解により解決を図るためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「職員が市長公用車を使用したとのことだが、どのような理由で使用することになったのか」との質疑に対し、「平成21年10月22日に行われる政策研究大学院大学での講演資料を作成するため、市長より、直接、現地確認の指示があったことから、命ぜられた職員は市長公用車を使用して現地に向かったものである」との答弁がなされました。
 また、「市長公用車による事故により、他市の市民が被害を受けているということは本市の信用にかかわってくる可能性もある。今後の事故防止策についてどのように考えているのか」との質疑に対し、「安全運転については、日ごろより口頭で注意を促している。今後は管財課が実施している安全運転講習会に参加させることに加え、これまで以上に担当職員の健康管理、勤務状況に配慮していきたいと考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、両案とも可決すべきものと決しました。
 以上、ご報告申し上げます。
○笹浪 保議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第56号損害賠償請求事件の和解についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第57号損害賠償請求事件の和解についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第58号損害賠償請求事件の和解についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。


○笹浪 保議長 日程第5発議第24号地方経済の活性化策を求める意見書の提出についてから日程第14発議第33号国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の増額を求める意見書の提出についてまでを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○笹浪 保議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ご異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第24号地方経済の活性化策を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第25号切れ目ない中小企業支援及び金融支援策を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第26号ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)総合対策を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第27号脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第28号TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加に反対する意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第29号尖閣諸島をめぐる紛争の正しい解決を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第30号日ロ領土交渉の再検討を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第31号子ども・子育て新システムの見直しを求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第32号介護保険制度の改定に反対し、公費負担の引き上げを求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第33号国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の増額を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 お諮りいたします。ただいま意見書案が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。


○笹浪 保議長 日程第15委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
 各委員会において審査中の事件につき、委員長から、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ご異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○笹浪 保議長 日程第16委員会の閉会中継続調査の件を議題といたします。
 各委員会において調査中の事件につき、委員長から、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹浪 保議長 ご異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。


○笹浪 保議長 以上をもって本日の会議を閉じます。
 これをもって平成22年12月市川市議会定例会を閉会いたします。
午後4時3分閉議・閉会

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