更新日: 2014年12月16日

2014年12月16日 会議録

会議
午前10時1分開議
○岩井清郎議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○岩井清郎議長 この際、去る12月12日の鈴木啓一議員の議事進行に関する発言に対しお答えいたします。
 議長において後刻調査の結果、かいづ勉議員は、「私が違反なんです。でも、違反は違反ですけれども」と発言しております。議長といたしまして、市川市議会政務活動費の交付に関する条例第8条第3項に基づき調査したところ、平成23年度の議会報告に関するはがきに会派名に加え、かいづ勉議員の個人名のみが入っていたことが判明いたしました。このことは、市川市議会政務活動費の交付に関する条例に抵触する可能性があると考えるところであります。今後、定められた手続に従い、返還請求も含めた対応をしていきたいと考えております。
 以上のとおりでありますので、御了承願います。
 次に、同日の金子正議員の議事進行に関する発言に対しお答えいたします。
 監査の限界云々の発言については、監査委員自身も限界を感じている旨の答弁をしております。また、御指摘のとおり、市民に誤解を与えるおそれもあるところであります。議長といたしましては、そのように考えますので、御了承願います。


○岩井清郎議長 日程第1一般質問を行います。
 順次発言を許します。
 湯浅止子議員。
○湯浅止子議員 無所属の会・市民ネットの湯浅止子です。通告に従いまして質問をさせていただきます。初回から一問一答でお願いいたします。
 最初に、学校図書館について3点の質問をいたします。
 最初、(1)番ですが、学校図書館員の待遇と勤務についてお伺いをしたいと思っています。学校において非常勤、非正規の職員の方々が大変多くいらっしゃいます。昨年、また、おととしから非常勤の方々の勤務日数が削減され、日数が削減ということは、もちろん報酬も削減ということが行われました。学校図書館員という立場の方々は非常勤の方が多うございます。学校司書という形で正規の方もいらっしゃいますが、この学校図書館員の方々は子供たちに直接接し、そして市川の学力の底力というか、そういう子供たちの考える力、調べる力、そして話すこと、読むこと、いろいろな分野の底力を助けてくださる、そういう助力をしてくださるすばらしい存在の方々と思っています。市川の読書教育や調べ学習は、それこそ全国でも光を浴びているすばらしい教育です。どこからも見学にいらっしゃるというようなすばらしい成果を上げています。それを底支えしている学校図書館員の方々が、大変安価な報酬で奉仕的な力を本当に、要求してはいませんが、発揮してくださって支えています。その意味で、150日あった勤務日数が、昨年から125日ということで25日間も減らされました。1日7,700円、25日間、年間19万2,500円、約20万の削減ということです。それこそ今回の総選挙の700億円に比べたら、とても言葉はあれですが、微々たるものだと思います。教育に対して、やはり力を注いでいる学校図書館員の方々の待遇と勤務について、どのように教育委員会のほうはお考えなのか、お伺いいたします。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 学校図書館員の待遇と勤務についての御質問にお答えいたします。
 学校図書館員は学校図書館環境整備の充実と学校図書館活用の推進を目的といたしまして、市内小中学校に配置している学校図書館専任の非常勤職員でございます。本市におきましては、昭和57年より配置を開始し、現在は市内小中学校55校のうち44校に学校図書館員、他の11校につきましては常勤の学校司書を配置しております。学校図書館員の採用につきましては、司書教諭、または司書、司書補となる資格を有する者、教員免許を有する者、読書教育に関して知識と経験を有する者のうちから教育委員会が選考しております。御質問の学校図書館員の待遇と勤務についてでございますが、学校図書館員の勤務日数は、平成25年度より年間150日から125日となり、平均して週3日程度の勤務となっております。勤務時間は1日7時間45分、賃金は日給7,700円でございます。職務内容といたしましては、日常の学校図書館環境整備のほか、児童生徒及び教職員の学習活動や読書活動の支援、他市に先駆けて始めた公共図書館と学校を結ぶネットワークを利用した図書館資料の貸借等になっております。勤務日数が年間125日になったことにより、特に中規模以上の小学校では、図書を活用する授業の支援に多くの時間をとられるため、放課後の限られた時間で事務処理や環境整備を行っている現状がございます。対策といたしましては、学校の活用状況にあわせた出勤日の設定、図書館管理システムを活用した事務の効率化、司書教諭との一層の連携に加え、教職員が仕事の一部を手伝うなど、学校体制で運営に当たるようにしております。具体的には、校内の図書館担当者で構成される学校図書館部会を設けて情報を共有し、作業を分担すること、蔵書点検を教職員の作業として組み入れること等により、現在の学校図書館員の勤務日数の中で工夫して対応するようにしております。いずれにいたしましても、学校図書館員を配置する目的である学校図書館環境整備の充実と学校図書館活用の推進が図られるよう、授業を推進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 お伺いいたしました。学校図書館の運営に関して、教員の力もという答弁がございましたけれども、なかなか現場では、私も司書教諭を持っていますので、学校に1人置かなければならないという法律ができたときに、司書教諭として学校に存在しましたが、仕事としては図書室の仕事は何もできません。授業があります。クラスがあります。部活があります。そういう意味で、先生方の力をかりてというところの部分は、やはり学校図書館員の立場の方だと、先生が来て仕事をしてくださいというのはなかなか言えない。図書館部会を開いてという御答弁でしたけれども、そういう意味では学校図書館員の方々も遠慮がある、そんなふうに思います。その意味で、やはりきちんと150日に戻していただきたい。これは現場の声でいろいろあります。報酬に関してのこともありますけれども、仕事はたくさん、やりたいことがたくさんある。子供たちのために、あれもやりたい、これもやりたい。でも、週に2回しか来られなくなってしまった。週に3日なかなか来られない。工夫をしながら、行事に合わせながらということも現場から声は聞いていますが、できれば150日に戻ると、今までやってきたことができるのに大変残念だという声は届いております。その意味で、学校図書館員の方々は本当にサービス精神と奉仕の気持ちでサービス残業というか、勤務日でない日も来てやってくださったりというようなことですので、子供たちにとっては本当にライフカウンセラーやゆとろぎという心のケアの方々もいますけれども、図書室も大変ケアの場所です。本当に教室にいられない子が休み時間ごとに図書室に来て、読みたくもないかもしれないけれども、本を開いて自分の時間を、そこに居場所を見つける大切な場所です。その意味で、図書室があかない日があるということは、そういう子供たちの心も閉ざしてしまうということにもなりますので、そういう意味で、せっかく学校図書館教育の先進市である市川市です。減らすなんていうことはしないで、ふやすならわかるけれども、ぜひもとに戻していただきたい。これは要望にとどめておきます。
 では、次の質問をいたします。(2)番です。それに関連をいたしまして、学校図書館の図書費が大変削減されましたというのは、前にも何回か議場で質問しておりますけれども、大変多くの寄附金が、石井秋藏さんという方が5億8,000万円も寄附をしてくださいました。それが、もちろん子供たちに、八幡小学校でうちの子が図書で勉強して大変有益だった、使ってくださいということでいただいたお金ですから、図書費に使うことはもちろんよかったわけですけれども、それを約10年強という時間で使い切ってしまった。私としては大変に不本意というか、何でと。基金にしてどうして使えないのかなというようなこともありました。そういう質問は今までしてきましたので、それはもう言ってもしようがないことですけれども、ゆえに、秋藏さんのお金が計上されていた分、なくなったわけですので、そしたら、出てきたお金が約二十何万ですね。そうしますと、子供たちの本はもう十分にあるからいいとおっしゃるかもしれませんが、前も言いましたが、本は消耗品です。子供たちはたくさん読みます。たくさんの子供が1冊の本を読みます。切れます。破れます。汚れます。かえなければいけません。そうすると、新しい本を買う前に、そういう汚れた本、破れた本の補修にお金がかかってしまう。そういう意味で、新しい本が余り買えなくなったという現場の声も届いています。少しでもいいですから図書費がふえるようなことはないか。今後の方針をお伺いいたします。
○岩井清郎議長 教育総務部長。
○津吹一法教育総務部長 お答えを申し上げます。
 学校図書館について、学校図書費の今後の方針、方向についてということだと思います。学校図書費につきましては、御質問者からもございましたように、これまでも議会において幾度か御質問がございました。昨年12月定例会の一般質問でも御答弁いたしましたが、今回は今までの経緯を踏まえて、改めて今後に向けてとのお尋ねだと思いますので、現在の状況等について御説明をさせていただきたいと思います。
 本市は平成26年1月に策定した第2期市川市教育振興基本計画の中で、「自分を大切にし、他人を思いやる気持ちを養い、豊かな心を育む」施策として読書教育の推進を挙げ、多様な読書活動や学習活動での図書の活用など、第1期の基本計画においても掲げた幼児期からの読書教育を引き続き推進することとしております。これを支える柱として、学校図書館の役割は大変重要であると位置づけておりますことから、図書資料の整備のほか、学校図書館同士や各学校図書館と市立図書館とのネットワークの積極的な活用など、その機能の充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。そこで、消耗品図書の予算につきましては、教育委員会が喫緊の課題として取り組んでおります学校施設の耐震化等、安全対策面への予算を最優先に確保する中にありましても、平成26年度は25年度と同額を措置することとし、小学校全39校で876万4,000円、1校当たり平均で22万5,000円、特別支援学校を含めた中学校17校で450万3,000円、1校当たり平均で26万5,000円を計上しております。
 次に、各学校図書館の蔵書の状況でございます。本市の学校図書館整備率は、国が示す学校図書館図書標準と比較し、平成25年度で小学校が123.1%、中学校が107.1%で、ともに国の示す標準を上回っております。なお、本市が他市に先駆けて国の示す標準を上回る整備を図ることができましたのは、御質問者も御承知のとおり、10年もの長い間、石井秋藏教育振興基金により多額の図書費が予算化できましたことや、平成22年度には国の住民生活に光をそそぐ交付金を活用して学校図書を購入できたことなどの背景がございます。確かに当該基金が廃止された平成22年3月以降の予算は、以前と比較しますと厳しくなったとの見方もできます。しかしながら、教職員や子供たちに対して希望図書のアンケート調査を行いましたり、教科学習や総合的な学習の時間で必要となる課題追求のための図書や、学習をわかりやすく理解できるような図書について教職員が情報を共有し、吟味して選定するなどしまして、各学校は子供たちの豊かな心を育む教育、豊かな学習に資する図書の優先的、計画的な購入を図っております。必要な図書がすぐに見つかる図書館、手にした図書が興味、関心を引き起こし、また行ってみたいと思う気持ちをつくり出す図書館、各学校ではそのような学校図書館づくりを目指して創意工夫に努めております。
 次に、学校図書費の今後の方針についてでございます。本市のこれまでの学校図書の整備につきましては、先ほど申し上げましたように、基金や交付金の活用によって充実が図られてきた経緯があると認識しております。教育委員会といたしましては、本市における読書教育の重要性は十分理解しておりますことから、今後の学校図書の整備に当たりましては、昨今の厳しい財政状況の中にありましても、現在の整備率を落とすことなく充実させていくことを念頭に置く必要があると考えております。具体的には、例えば図書整備率につきましても、蔵書の状態によっては学校間で差異が生じることもありますことから、その把握に努め、限られた予算を最大限有効に活用できますよう、現在は均等割と児童生徒数割で配分しております消耗品図書予算につきまして、今後は各学校図書館の状況によっては、本市が定める配当基準の柔軟な運用を図るなど、効果的に配分するための検討も行う必要があるのではないかと考えているところでございます。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 現状維持と工夫ということで御答弁いただきましたが、お金ばかり言うのは失礼かと思いますけれども、ふやしていただきたいということを要望します。そして、再質問といたしまして、信篤小の初代の校長でいらした大畑忞先生の教育基金、これを図書費のほうに少し――たくさんとは言いません。少し活用することはできないか伺います。
○岩井清郎議長 教育総務部長。
○津吹一法教育総務部長 再質問にお答えいたします。
 初めに、1点目の大畑忞教育基金を活用できないかとの御質問でございます。御案内のとおり、大畑忞教育基金は、御寄贈者の意向に沿って、主に高等学校等に就学するに当たり学費を調達することが困難な方への奨学資金の財源とすることを目的に設置した基金でございます。一方、当該基金の活用につきましては、平成22年12月、社会経済情勢の変化に伴う基金の活用方法の見直しについてとして御遺族から御要望があり、その後の基金の活用についての協議を行った経緯がございます。その結果、御寄贈者の御遺志を酌む形で、新たに小中特別支援学校の教具と教材を整備するための財源としての活用、計画的な基金活用のために単年度当たりの取り崩し上限額の設定、5年ごとに活用方法を検証するための協議の実施などについて合意をいたしました。平成25年12月市議会定例会での一般質問におきまして、御質問者に御答弁いたしましたとおり、5年ごとに活用方法を検証するための御遺族との協議は、平成27年度中に行う予定となっております。しかしながら、当該基金の設置目的を鑑みますと、使い道はおおむね決まってはおり、活用方法の拡大につきましては慎重であるべきとも考えているところでございます。そこで、御質問者からの御要望、御提案と受けとめさせていただいております将来的な学校図書費への活用につきましては、現在の活用方法の検証とともに、御遺族に協議事項として御相談するか否かを含め、まずは教育委員会内部で十分に検討させていただきたい、このように思っております。
 次に、2点目の図書整備に係る特別な交付金等について、このことにつきましても、国の動きについて県に問い合わせをいたしましたが、残念ながら、現在、県としては国の情報を持っておらず、県としましても予定していないということでございます。なお、このような状況ではございますが、本市の学校図書館の整備に資するため、有効な交付金等につきましては今後も積極的に活用してまいりたいと考えておりますので、引き続きその動向を注視しております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 わかりました。あるお金を有効にというふうには思いますけれども、よく御協議いただきたいと思います。国内の総生産、GDPで占める教育費は、過去5年間、日本は32カ国中最下位ということです。教育費にお金をかけるのは、子供を育てる大事なところだというふうに思っていますので、そのようにお考えいただきたいと思います。
 次に、(3)番です。ことしの6月、学校司書という立場が法制化されたと出ております。この学校図書館法が変わったということで、市川の図書館員、学校司書の方に何かいいことはないか伺いたいと思います。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 学校司書の法制化にかかわる何点かの御質問にお答えいたします。
 学校司書の法制化は、本年6月27日に交付された学校図書館法の一部を改正する法律の中に示されたものでございます。本法律の目的は、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進に資するため、第6条において学校図書館の職務に従事する職員の配置並びに専門性の維持向上が規定されているものでございます。御質問の学校図書館法の改正に伴い新設された第6条に関しまして、本市の現状についてお答えいたします。
 1つ目の学校司書の配置でございます。本法律では、学校に司書教諭のほか「専ら学校図書館の職務に従事する職員を置くよう努めなければならない」と規定されております。この「専ら学校図書館の職務に従事する職員」につきましては、本法律では、学校司書という名称になっていますが、本市では学校司書と学校図書館員がこれに該当いたします。現在、学校司書11名、学校図書館員44名を全小中学校に配置しておりますが、本市におきましては、既に平成4年、全校配置を完了している状況となっております。
 2つ目の研修の実施でございますが、本法律における学校司書については、その資質、能力の向上等に努めることが必要であり、また、その専門性等を一層発揮できるよう、継続的、安定的に職務に従事できる環境への配慮が重要であると示されております。教育委員会では、学校司書と学校図書館員に対しまして、年間8回の研修会を設けております。研修会の内訳は、学校司書、学校図書館員独自の研修会がそれぞれ5回、司書教諭を含めた教諭の研修会が3回で、内容といたしましては、大学職員や市内の学校司書による講演会、図書館運営に関する情報交換等を行っております。また、研修だけでなく、11名の学校司書がリーダーとなって学校図書館の環境整備等を学校図書館員に指導することにより、市川市内の学校図書館の職務に従事する職員全体の資質向上に取り組んでいるところでございます。いずれにいたしましても、教育委員会といたしましては、今回の法律の公布に伴い、今後も学校司書と学校図書館員の資質向上へ向けた研修会の運営や、学校図書館支援の充実に取り組むことで学校司書法制化を含む本法律の具現化に努めてまいります。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 ありがとうございます。法律の具現化という言葉がありました。具現化の中には、やはり予算を伴いますけれども、図書館員の方から学校司書に、正規職員にというふうにふやすことを要望したいと思います。全国に先駆けて平成4年に全校配置ができた市川ですので、またこの法律がことしできた、よし市川は、これを具現化して、学校司書が大量にふえたぞというようなことになる、そういうことを願って、要望としておきます。
 学校図書館につきましては以上です。
 次、2点目、学校教育について伺います。御答弁のほう、少し簡単にしていただくといいと思います。
 (1)番ですが、全市的学校行事と個々の学校行事との関係といいますのは、たくさんありますが、その中で特化しまして陸上大会、小学校で行われています。秋に行われている。先生方も子供たちも大変熱くなる陸上大会ですね。この大会が、春へ行事が動くということになりました。そのことについて伺いたいと思っています。このように変更になった理由と、その目的を明らかにしていただきたいと思います。伺います。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 陸上大会の開催時期の御質問にお答えいたします。
 本市の小学校陸上大会は、今年64回目を迎える歴史ある大会で、子供たちにとって真剣に陸上競技に取り組むよい機会となっていると認識しております。この陸上大会の開催時期を次年度より秋季、秋から春季、春に変更することにいたしましたが、これは本市の子供たちの体力を向上させていくという狙いによるものでございます。現在、市川市の児童生徒の体力の現状は、特に小学生において、県の新体力テストの得点平均に比べ低い状況であるとともに、市川市における過去3年間の体力の推移を見ても、多くの学年で低下傾向にあります。教育委員会といたしましては、今までも正課体育の充実を図るため、教職員対象の研修会の開催や外部指導者の活用などさまざまな取り組みを行ってまいりましたが、残念ながら体力向上に関して期待される効果は上げられていません。そのような中、平成26年度からの第2期市川市教育振興基本計画が策定され、基本方針の1点目の第1に児童生徒の学力と体力の向上が挙げられており、体力の向上が喫緊の課題となっております。また、平成23年度に完全実施になりました小学校の学習指導要領におきまして、子供の体力水準が全体として低下しており、教科としての体育科において基礎的な身体能力の育成を図るとともに、運動系のクラブ活動等の特別活動や教育課程外の学校教育活動などを相互に関連させながら、学校教育活動全体として効果的に取り組むことが求められております。そこで、新体力テストを実施する春季に市川市の児童の体力向上を目的として、教育課程内の正課体育と教育課程外の全市的学校行事である小学校陸上大会を相互に関連させながら実施し、学校教育全体を通して効果的に体力向上を図っていくことといたしました。長年実施してきた秋季の陸上大会を春に移すことにより、各学校における学校行事への影響も考えられますが、市川市全体の体力向上の取り組みとして御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 目的と、そういうものは了解いたしましたけれども、学校行事、それぞれの個々の学校でのいろいろなものとの関連もあるかと思うんですけれども、やっぱり秋から春というのは大変に大きな移動だというふうに思います。春やっていた行事が動くということになります。運動会が秋に移るといいう学校も出てくるということです。今回の陸上大会の開催時期の変更に伴って、この周知方法というか、職員会議等できちんと先生方が討議、議論して、そして周知をしていったのか、それとも、上から目線で、さあ、こうなったぞというふうになったのか、その辺を御説明願います。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 再質問にお答えいたします。
 陸上大会の開催時期を変更することに関しましては、今年度に入り校長会、役員会への説明を初めとして、小中学校体育連盟役員と協議を重ねた上で、7月の校長会で正式提案をさせていただきました。なお、7月の提案に至るまでには、各学校長からいただいた御質問や提案に対し丁寧に回答し、内容の精査を図っております。また、2学期に入り定例教頭研修会を通じて各校教頭への説明も実施いたしました。各学校職員への周知につきましては、各学校の代表である学校長より、職員会議等を通じて御説明いただいているものと考えております。また、陸上大会の開催時期の変更に伴い、さまざまな個々の学校行事への影響も考えられることから、各学校の教務主任及び体育主任を対象とした研修会を開催し、小学校体育科年間計画のひな形を提示し、正課体育充実に向けた効果的な指導計画の立て方を説明するとともに、学校の実態に応じた計画変更のお願いをしたところでございます。
 教育委員会といたしましては、資料をもとにできるだけ丁寧な説明を行ってきたつもりでございますが、今後とも各学校からの個別の相談には、より一層丁寧に対応してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 大変大きなことだというふうに理解しております。先生方も、また、教頭先生、校長先生も理解の上、行事がスムーズにいくことを願っております。
 では、次の質問に移ります。(2)番です。心身ともに疲労している教員へのケアについて伺いたいと思っています。本当に疲れている先生方もいらっしゃいます。どのような状況に市川がなっているのかお伺いします。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 御質問の教員の精神疾患に伴う療養休暇及び休職者の現状についてお答えいたします。
 学校教育は教員と児童生徒との人格的な触れ合いを通じて行われるため、教員が心身ともに健康を維持して児童生徒に向き合うことが何よりも重要であることは言うまでもありません。しかしながら、教員を取り巻く環境が複雑化する中で、精神疾患によって療養休暇、または休職しなければならなくなった教員数は依然として高い水準にあります。本市においても、本年度4月1日から12月1日までに精神疾患による療養休暇取得者は15名、また、この間に療養休暇を経て休職者となった者を含め、精神疾患による休職者数は9名となっており、現在も定期的に通院しながら復帰、復職を目指しているところでございます。
 次に、2点目の教育委員会が捉えている教員の精神疾患発症の要因についてお答えいたします。精神疾患により休まざるを得なくなった要因を個々に断定することは困難ですが、多くの場合、仕事や家庭に関する悩み、さらには本人の性格などが複雑に影響し合っていると推測されます。特に学校における業務につきましては、保護者の教育への関心の高まりから、より多角的な視点での教育活動を要する場面がふえている状況の中で、諸問題を教員が抱え込んでしまうケースもあり、組織的な対応が難しいことが要因の1つとして考えられます。さらに、近年の特徴といたしましては、以前勤務していた学校では問題のなかった教員でも、異動先ではうまく適応できず徐々に悪化し、発症してしまうなど不適応が要因となっている場合もございます。これらのケースにつきましては、ベテラン層から若年層まで世代を問わない傾向が見られております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 現場の15名、9名という24名の数字がありましたけれども、氷山の一角というか、完全に療養休暇に入っている方、休職の方以外に、やはり毎日学校へ来られないという方もいろいろいるやに聞いています。それをケアするというか、先生方があいている時間をそのお休みの先生のフォローをするということで、二重に疲れが増しているんではないかなというふうに感じています。そういう意味で、先生方の予防というか、なかなか予防策はないかと思いますけれども、現在どのようなことをやっていらっしゃるのか。
 また、休んでいらっしゃる方、療養休暇になっている方へのケアですね。ほったらかしという言葉はいけないんですけれども、何もしないほうがいい方もいらっしゃいますが、やはり今、学校でこういう行事がありますよ、給食の献立はこういうのが出ていますよというふうなことをお知らせすることによって元気になる方、それぞれだと思いますけれども、ケアはどのようにしているのか。2点伺います。
○岩井清郎議長 学校教育部長。
○山元幸惠学校教育部長 再質問にお答えいたします。
 まず、1点目の精神疾患にならないための予防的ケアとして、各学校では管理職による日常的な声かけや面談を実施し、教職員との率直な意見交換をしながら相互の信頼関係を深めるなど、風通しのよい職場づくりを進めております。このような取り組みにより教職員の孤立化を防ぎ、心の変調のサインを早期に発見できる職場環境づくりに努めているところでございます。
 一方、教育委員会といたしましては、休暇取得の推進や心の健康に関する意識啓発や研修会の実施、メンタルヘルス相談室等を初めとする相談窓口の周知、校内職員で組織するモラールアップ委員会の活用等を校長会や学校訪問の機会を通じて指導しております。また、精神疾患の要因の1つに挙げられている長時間勤務の軽減を図るため、教育委員会におきましては、平成24年度に多忙化解消検討委員会を設置し、各種会議の精選、短縮化や報告文書の簡素化など、教員がより子供と向き合う時間の確保を目指した具体的な方策を提案し、周知に努めております。さらに、こうした現状を踏まえ、教育行政の立場からのさらなる指導、支援が求められていることから、昨年度は学校問題における教職員の負担軽減を視野に入れ、学校安全安心対策担当室を設置いたしました。そして、本年度からは、学校教育部の各関係各所管課が連携して、精神疾患に陥ることを未然に防ぐための指導、支援のあり方を協議しているところでございます。このことにより、これまでの取り組みに加え、関係各所管課の機能を生かした研修会、カウンセリングの拡充、早期発見、早期対応の取り組みを一層推進してまいりたいと考えております。
 次に、2点目の精神疾患で療養休暇を取得したり休職になってしまった教員のケアについてお答えいたします。予防ケアに努めたとしても、残念ながら職務遂行に支障があると認められ、精神疾患のため休まざるを得ない教員につきましては、管理職が本人の状況に留意しつつ定期的に連絡をとり、本人の病状や生活状況、抱えている不安を把握するとともに、必要な情報の提供や支援に努めております。また、精神疾患により休職となった教員につきましては、県教育委員会の職場復帰支援プログラムに基づいて段階的な職場リハビリテーションを実施しながら、円滑な職場復帰に向けた取り組みを支援しております。特に精神疾患の場合、1度復職しても再び休職するケースが少なくないことから、復職後の再発を防止するため、校務分掌上の配慮、校内体制の整備充実を含めた適切な経過観察が行われているところでございます。
 いずれにいたしましても、教育委員会といたしましては、今後とも学校組織の活力を維持していくため、教員の負担軽減や日ごろからのメンタル維持に努めるとともに、心の病を抱えた教員のメンタル管理並びに支援に積極的に取り組んでまいります。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 御丁寧な御説明ありがとうございました。時間がなくなってまいりましたので、次の3番目の経験の少ない教員への研修や対応については、私のほうで取り下げさせていただいていいでしょうか。
○岩井清郎議長 これはいけない。
○湯浅止子議員 いけないですか。では、質問いたします。
○岩井清郎議長 一問一答の場合は、通告したものは事前に申し出ない限りは質問をしなくてはいけない。
○湯浅止子議員 では、いたします。
 経験の少ない教員への研修や対応について。
○岩井清郎議長 今取り下げるということでいいんですね。
○湯浅止子議員 はい。
○岩井清郎議長 取り下げることで結構です。
○湯浅止子議員 ありがとうございました。では、これはまた後日やらせていただきます。
 次、市立図書館の今後についてですけれども、時間が少ないので、御答弁のほう、御協力をお願いいたします。
 9月定例会で私も削減案の進捗について伺いました。そのことにつきまして、現在どうなっているかお伺いいたします。
○岩井清郎議長 生涯学習部長。
○萩原 洋生涯学習部長 市立図書館の削減案のその後の進捗状況についての御質問にお答えいたします。
 まず、本市図書館の現状でございますが、本年11月に開館20周年を迎えました中央図書館を中心に、5館1室の図書館、図書室を地域に配置しております。そして、18のステーションを巡回する自動車図書館を運行させるとともに、小学校に併設しました市民図書室が4カ所、さらには16の公民館のうち7館に公民館図書室が設置されておりまして、このうち市立図書館の端末を設置した公民館図書室が4カ所ございます。そのほか男女共同参画センターの情報資料室や情報プラザの窓口、そして宅配といったさまざまな手法で、インターネットなどによりまして予約をいただいた市立図書館の本の受け取りができる利便性に配慮した図書館サービスの展開を図ってまいりました。御質問の市政戦略会議の答申への対応でございますが、市政戦略会議の答申では、公の施設の経営の効率化についてさまざまな提言がなされておりますが、私どもの図書館に対しましては、図書館の数の縮小を含むコスト削減策、収入増加策、そして便益向上策などの御提言をいただきました。この提言をいただきまして、例えばバーコードによる蔵書管理からICタグによる蔵書管理への移行、そして、市の刊行物の販売による収益の向上、こういったことの実現可能な提言から実行に移しつつ、運営の効率化を図っているところでございます。図書館の削減案につきましては、図書館機能の充実、貸し出しネットワークの拡大など市民サービスの提供の向上を図るとともに、効率的な図書館運営の手法などを検討していく中で、よりよい対策を見出してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 9月の質問の中で4館が縮減という表現があったのが、それが大分ニュアンスが変わってきたなというふうには感じています。この9月に質問した後、市民の方に4つの図書室、図書館が削減の予定であるというふうにアンケートをとりましたところ、281名の方々が、やめてくれと、残してほしいというようなお声を私のほうに届けてくださいました。市川市にとって図書館は本当になくてはならない、図書室はなくてはならないものと思います。そういう意味で再質問させていただきますけれども、ふやしていくつもりはないのか。北部に自動車図書館とか公民館を充実するというお声もありますけれども、私も何回か場所を、新しいのをつくれとは言わないで、北消防署跡、あるいは少年自然の家の使っていないバンガローということでいろいろ提案をさせていただきましたが、何一つ反映されていないんですけれども、そういうことについて、どのようにお考えか伺います。
○岩井清郎議長 生涯学習部長。
○萩原 洋生涯学習部長 再質問にお答えいたします。
 これまでもさまざまな御提案をいただきましたが、現在、市北部地区への取り組みでございますが、本年度当初より地域の市民要望を積極的に業務に反映させることができるよう、大野公民館図書室を中央図書館の所属とするとともに、担当職員を増員いたしました。このことによりまして中央図書館と大野公民館図書室の連携がよりスムーズになり、大野公民館図書室から提出される日報などの業務報告などによりまして、図書室を利用されている方々の傾向や要望が中央図書館に直接上げられるようになりました。また、市内の図書館などで借りていただいたCDの返却を可能としまして、利便性の向上を図ったところでもございます。今後は既存の蔵書につきましても中央図書館で定期的に点検するなど、市民の皆様の利用が拡大し、また、利用しやすく、さらに要望も取り入れられるような取り組みを進めてまいりたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 けさのNHKでも、図書館が変わるというような特集を組んで、全国的に図書館が今いろいろな意味で燃えているという報道がございました。市川は学校図書館、あるいは公立図書館においても先進市というふうに私も理解しております。その意味で、きょうのNHKで取り上げたようなところに市川市がこんなふうに公共図書館もやっていると取り上げられるといいなと思って見ていたのですが、出てきませんでした。図書館のほう、北部のほう、北国分の方から、私が議員になったときに、北部にはないんだという切実な声をお聞きしました。自動車図書館は雨が降ると行けないし、音が聞こえて、行ったら終わっちゃっていたしというようなこともあったりします。大野公民館を少し充実してくださるという御答弁だったので、ほんの一歩進んだかなというふうに思っています。ぜひ図書館に関して皆様の関心を持っていただきたい。市川市の本当にシティセールスとして最高のものだというふうに私は思っていますので、よろしくお願いします。
 以上です。
 次、2番に行きます。(2)番ですけれども、大変笑われるかもしれませんが、道の駅構想の中に文化都市市川として図書館を併設するということは考えられないか、こんなことを考えました。前にも申し上げましたけれども、北海道の剣淵町は絵本でまちおこしをした。これは道の駅に併設されている図書館なんですね。その意味で、市川のこれからできる道の駅について、そのような考えは入れられないかどうか伺います。
○岩井清郎議長 生涯学習部長。
○萩原 洋生涯学習部長 道の駅構想の中に図書館を併設する考えはないのかという御質問についてお答えいたします。
 道の駅構想につきましては、市川市道の駅協議会での検討をもとに、平成25年3月に策定されました市川市「道の駅」基本方針をコンセプトとしております。同年5月に基本方針を踏まえ、最もふさわしい地区といたしまして国分地区を選定し、施設の機能などを取りまとめた基本計画を策定いたしました。そして、本年8月に建築物の施設計画案に関する意見の募集を行いましたところ、パブリックコメントを含めて現在までに図書館の併設案はなかったとのことでございます。このようなことから、現在の段階では道の駅への図書館の併設についての予定はございません。しかしながら、供用開始後の道の駅の行事の1つとして、絵本の展示とか読み聞かせなど利用者の気持ちが癒やされるなど、イベントを開催できないか、そういったことにつきましては検討できるのではないかと思っております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 しつこいようですけれども、道の駅も、それこそ全国津々浦々いろいろできています。お野菜を売っていたり、お食事ができたり、買い物ができたりという平板なものであっては、お客様もなかなかお寄りにならないかと思います。やはり特化したものがあったほうが、そこへ行ってみようかということになるのではないかと思います。その意味で、小さくても絵本コーナーというか、ここにしかない、市川の道の駅のあそこへ行くと世界の絵本が見られるよとか、そういうようなまちおこしになるような、遠くから人が来たときに、市川ってすごいねと思われるようなものができないか。小さくても光るような小さな図書館を設置することはできないか、しつこいようですが、伺います。
○岩井清郎議長 生涯学習部長。
○萩原 洋生涯学習部長 再質問にお答えいたします。
 まちおこしのような、北海道のような小さくても光るような図書館をつくれないかとの御質問でございますが、先ほども答弁させていただきましたように、市政戦略会議からは図書館体制を集約するとともに、貸し出しネットワークの充実とか経費の削減策、サービス水準の維持向上などの提言をいただいておりますので、まずはこれらの課題解決を進め、御質問者がおっしゃられている特色のある図書館につきましては、将来的な北部地区のまちづくりを含めた中で検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 お伺いいたしました。無理難題だというふうに思いますけれども、やはり夢や希望は掲げておかないと実現はしませんので、掲げておきたいと思っています。絵本館が道の駅だけではなく、学校あるいは公立の図書館にはあるというのはわかっていますけれども、絵本に特化した図書館というのは、全国でまだ9館しかありません。その意味で、そういう10館目が市川でできたというようなことになると、それこそ文化都市市川がより輝くんではないかと思っていますので、これは私の夢として、希望としてずっと言っていきたいと思っています。街づくり部のほうからは、無理だろうというふうに思われるかもしれませんが、ぜひお考えの隅に入れていただきたいということを要望しておきます。
 では、次、最後の質問に行きます。監査委員監査について伺います。
 (1)市川市監査委員告示第3号につきましては、先順位者の方への御答弁と重なるところもございます。おおむね理解をいたしましたし、御答弁なさる監査委員のほうも限界を大変感じているということをお聞きいたしましたので、(1)につきましては質問を割愛させていただいてよろしいでしょうか。
○岩井清郎議長 はい。結構です。
○湯浅止子議員 では、(2)番に行きます。監査委員による監査の限界について伺いたいと思います。
 調査対象なので直接いろんなことは調査するのが難しいというふうに思いますけれども、監査委員として調査権限に限界があるという御説明を何回かお聞きいたしましたけれども、政務調査費、あるいは政務活動費に関する住民訴訟で大量購入した切手の使い方につきましては、やはり被告側が返還を命じられたという事例が多く報道されております。このことについては、今世間が騒いでいることですけれども、このことについて非違を正すべき監査委員としてはどのように認識していらっしゃるのかお伺いいたします。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 監査の限界というふうなお話でございますけれども、先順位者にもお答えしておりますが、まず、監査委員の職務権限につきましては、本市監査事務処理規程におきましても、「監査委員は、公正で合理的かつ能率的な市の行政運営を確保するため、違法又は不正の指摘にとどまることなく、指導に重点を置いて監査等を実施」するというふうにしているところであります。私どももこれに基づいて監査等を進めております。それから、監査委員の調査権限につきましては、事実上、関係人への調査は任意の協力を求めて、応じていただいた範囲で監査することとなります。さらに、政務調査費に関する最高裁判例、これも先順位者のところで御答弁しておりますが、自主的に活動すべき会派の性質や役割を前提として、政務調査費の支出に使途制限違反があることが収支報告書等の記載からも明らかにうかがわれるような場合を除き、監査委員も含め、執行機関が実際に政務調査活動の具体的な目的や内容に立ち入ってその使途制限適合性を審査することを予定していないと解されるというふうに判断を示しているところであります。さらに、この住民監査請求は受理してから60日以内に監査結果を出さなければならないという非常にタイトなスケジュールで実施することから、私どもとしましては、持てる権限の中でできる限りの監査を行ったところですので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 毎度の答弁で限界を感じていらっしゃること、よく理解しておりますけれども、私自身が調査対象になって調査をされた立場でございました。内部の方が内部の人間に調査をするというのは大変やりにくいというふうに私も思いましたし、外部のというか、第三者的な機関が私のところにお話をしに来たのならわかるんですけれども、内部の方だと、やはり御遠慮もあるだろうし、お互いに何か腹蔵なく言えるというようなところがないような思いもいたしました。今後こういう監査に関しまして、監査委員の中には外部の方がお入りですけれども、調査をするというときに内部でやらなければいけないというような規定があるのかどうか伺います。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 この住民監査請求につきましては、請求人が個別外部監査でやってほしいというような要求がある場合は、これは監査委員が判断しまして、それがふさわしいということになりましたら、これは市長のほうにそういうことで御報告して、手続を踏んで実施する可能性はあります。あと、内部の人間が調査ということですけれども、確かに私は市職員のOBでありますけれども、あとは公認会計士も監査委員に入っております。それから、監査委員事務局の職員は市のほうから出向してきている職員ではございますけれども、それぞれ立場は市の内部ではなくて、監査委員としての公正不偏な立場で監査を実施しております。確かに感情的にはそういうのはお持ちになったかもしれませんが、調査としては、これは全く関係なしに、また、監査結果もそういうことは関係なしに判断させていただいているところでございます。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 湯浅議員。
○湯浅止子議員 理解いたしました。今後こういうことがもちろんないことを願いますけれども、監査請求のほうにそういう外部調査をお願いというのがあればできるということ、理解いたしました。今回のことにつきましては、まだまだ質問は後順位者の方がいらっしゃいますので、私はここにとどめておきます。ありがとうございました。
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○岩井清郎議長 越川雅史議員。
○越川雅史議員 おはようございます。無所属の会・市民ネットの越川雅史でございます。去る11月28日付で我が会派に増田好秀議員が新たに加わり、同列ではございますが、この市川市議会において第4会派となることができました。今から4年前、私が初めて市議会議員に立候補した際には、無所属の新人議員1人じゃ何もできないとたくさんの方から御心配をいただきました。また、今から2年前、私が1人会派無所属の会を立ち上げた際には、1年生議員が会派をつくったところで、何もできずに大会派に吸収されるだけだと御心配の声もいただきましたが、湯浅止子議員、秋本のり子議員の御指導のもと、おかげさまで我が会派は交渉会派として順調に大きく育っているところです。来年4月には改選が控えておりますが、引き続き同僚議員の共感と御賛同を集められるような会派運営に努めていくことをお約束いたしまして、通告に基づきまして一般質問に入りたいと思います。
 まず、初めの質問は市制80周年記念式典と周年関連事業に若者が参画したことの意義と効果、市民等の反応についてです。
 御承知のとおり、市制80周年記念式典と周年関連事業については、市内の小中学生や高校生たちの参加と協力を得てすばらしい企画が実現し、多くの市民が本年が市制80周年であることを認知するに至ったかと思いますし、若者の参画と、彼ら、彼女たちの活躍は、80周年に花を添えたものと認識しております。私は一般質問と80周年記念式典実行委員会において、若者の参画に係る幾つかの具体的な提案、例えば小学生による市歌合唱ですとか、中高生によるダンスパフォーマンスイベントの開催等の提案を行った結果、これらが実現した経緯があったかと思いますが、この意義と効果について、市はどのように認識をしているのか、御見解を伺います。あわせて市民等の反応があればお聞かせいただきたいと思います。
○岩井清郎議長 企画部長。
○岡本博美企画部長 初めに、市制施行80周年記念式典及び周年関連行事のうち主なものそれぞれへの若者の参画状況についてお答えいたします。
 本年11月3日の市制施行80周年記念式典につきましては、市長、議員等で構成された実行委員会で御質問者からも御意見を伺いながら、実施内容の御承認をいただき、市立八幡小学校合唱部の児童45名による市歌の斉唱、そして市立第五中学校合唱部の生徒55名による合唱、それから、県立市川昴高等学校吹奏楽部の生徒59名によるステージドリルを御来賓、招待者、顕彰者約1,100名の皆様の前で御披露することとなりました。このうち市立八幡小学校合唱部の児童45名による市歌斉唱は、当初は本市消防音楽隊による吹奏が予定されていたところ、御質問者より児童による斉唱を御提案いただき、実行委員会で承認されたものでございます。それから、10月25、26日の鬼高さんしゃ祭では、千葉県立現代産業科学館、ニッケコルトンプラザ、市川市の3者で実行委員会を発足し、実施内容を決定しており、プロジェクションマッピングやストリート陸上、そしてダンスイベントなどを実施いたしました。このうちダンスイベントは、各方面からの御協力もいただきまして、不二女子高等学校、県立国分高等学校、国府台女子学院高等部、昭和学院、そして千葉商科大学、それぞれの学校の生徒、学生、総勢約140名の皆さんに出演をいただき、さまざまなジャンルのダンスで会場に集まった約600名の観客を大いに盛り上げていただきました。それから、観客数約2,500名を集めたストリート陸上では、予選を勝ち抜いた中学生がアスリートに挑戦しました。また、市内の中学校5校の生徒及び県立国分高等学校の生徒、これは合計約200名の皆さんに運営ボランティアとして参加していただいております。
 次に、記念式典及び周年関連行事への若者の参画に係る市民等の反応についてお答えいたします。記念式典における合唱や演奏については、それぞれ披露の都度、会場の皆様から割れんばかりの大きな拍手をいただきました。また、式典終了後に退場される多くの皆様から、とてもよかった、学生たちの演出に感動したと、このような言葉をいただいております。それから、ダンスイベントにつきましては、出演した生徒、学校関係者などの皆様からいただきましたアンケートの結果、生徒からは、イベントの雰囲気がよく、たくさんの観客の前で踊れて楽しかった、そして、屋外イベントで踊る機会は少ないため、よい経験ができた、また、観客から声をかけてもらってうれしかったというような感想、それから、学校関係者からは、市民との交流があるイベントは学校単位では実現が難しいので、今回は参加できてとてもよかったと、そのような好意的な意見をいただいております。そしてストリート陸上ですが、こちらは学校関係者から、子供たちがイベントをつくり上げていく喜びや達成感を味わうことができ、また、協調性が生まれるきっかけとなったと、そのような声も届いております。このように多くの観客、市民、それから参加した若い世代、そして関係者のいずれからも、肯定的で好意的な声も多かったもので、このときの感動や充実感が心に残ったものと捉えております。
 最後に、記念式典と周年関連行事への若者が参加したことの効果についてでございます。これまで申し上げましたとおり、若い世代の皆様には多くの記念事業に参加していただき、また、支援、協力の形でかかわっていただきました。このことで、若い世代の皆様にはそれぞれの記憶に残り、生まれ育った町への愛着にもつながったものではないかと考えております。また、これまで本市を築いてきた方々には、若い世代の活躍を見ていただく、そしてその喜びにつながったものと考えております。このように、80周年行事への若い世代の参加、そして多くの方からの協力や支援、そしてごらんいただきました多くの皆様に感謝するとともに、このような取り組みが将来的には本市全体の発展につながっていくものであったと、そのように認識しております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 御答弁ありがとうございました。一言で言えば、若者の参画は意義も効果も絶大であり、参加者からも、市民からも大好評だったということで理解いたしました。終わってみれば成功裏に終わった市制80周年記念式典と周年関連事業。周年関連事業はまだ残りがあるのかもしれませんが、残念ながら、当初は市制80周年記念式典については若者の参画が予定されていないという、当時の土屋副市長の意向が色濃く反映されたであろう答弁が返ってきて、そのときには非常にがっかりしたことが思い出されます。そこで、私はその後の一般質問と80周年記念式典実行委員会において、幾つかの具体的な提案とともに、若者の参画の意義と効果を訴え続けて実現に至った経緯もありましたので、これら企画の成功は本当にうれしく思っているところです。市議会議員になって以来、再三再四既存リソースの活用ということを訴えておりますが、市川市にいるすばらしい若者たちに活躍の場を提供し、彼ら、彼女たちの能力を引き出し、育んでいくこともまた、この政策の背景にある大事な理念であるということを皆さんと共有できたのではないかなと思います。
 なお、この80周年記念式典と周年関連事業への若者の参画については、総務委員会にて金子貞作副委員長からも援護射撃をしていただきました。この場をおかりして、ありがとうございますと一言感謝を申し上げるとともに、来る90周年では、よりすばらしい活躍の場を本市の若者たちに提供できるよう、職員の皆様方にはしっかりとした引き継ぎ書を作成されるようにお願いいたしまして、次に移りたいと思います。
 続いての質問は、市川市監査委員告示第3号についてです。
 兵庫県議会における野々村元議員による切手の大量購入などに代表される政務活動費の不適切な支出の問題が表面化して以来、地方議会に対する関心、とりわけ政務活動費の使途についての関心が高まっております。これは我が市川市議会についても例外ではなく、本件住民監査請求は、このような政務活動費の不適切な支出に係る事件を背景に、平成23年度の会派みらいと社民・市民ネットの政務活動費について並びに平成25年度の会派みらい、会派ボランティア・新生会・市民の風、緑風会第1の政務活動費について、これらの会派が数千枚単位で切手を大量に購入したことは不正支出なのではないかとの指摘がなされたものであり、本当にアンケート調査は実施されたのか、本当に会報が郵送されたのか確かめることに請求の趣旨がありました。監査委員の判断としては、政務活動費で購入した切手は全て政務活動等のために使われたものと判断するとのことであり、結論としては監査請求を棄却するということにはなりましたが、この判断と結論に至るに当たっては、監査の限界といいましょうか、監査にどの程度応じるかはあくまで任意であって、強制力のある捜査権や調査権がない中で政務活動の自主性と自律性を損なわない範囲で行われるものであるといった、繰り返しですが、監査の限界があるということが先順位者に対する答弁で確認することができました。しかしながら、この監査報告書と関連資料を読み進めてまいりますと、私はこの監査の限界を前提とした中でも、皆さんと共有すべき論点はそれなりに明らかにできるのではないかと考えて、今回、通告に至った次第です。
 ということで、具体的な質問に入ります。まず初めは、議会事務局長にお尋ねします。ここに政務活動の手引きという書類がございます。この使途基準によると、政務活動費というものは、会派の行う活動に支出されるものであって、11ページのところでは、案分についてという規定がありますが、簡単に言えば、後援会活動に使われるものについては案分する必要があると書いてあります。念のため確認しますが、政務活動費というものは会派の行う活動に支出されるものであって、後援会活動に使われるものについては案分することが必要になるという理解で間違いないでしょうか。
○岩井清郎議長 議会事務局長。
○西島弘幸議会事務局長 政務活動費についての御質問にお答えいたします。
 政務活動費につきましては、各会派の代表者、経理責任者の会議で策定されました政務活動費に関する手引きにおいて、調査研究、その他の活動に要した経費については、原則実費を支出することと定められております。したがいまして、通信費や備品購入費等、政務活動以外の用途、例えば政党活動、後援会活動などにも使われることがある経費につきましては、その使途に応じて案分する必要があります。また、案分の割合につきましては、各会派で活動内容等が異なりますことから、各会派の責任により、それぞれの使途に応じて判断することとされております。なお、案分規定につきましては、平成25年2月26日に政務調査費から政務活動費に条例改正された際に新たに追加されたもので、同年4月1日より適用されております。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 御答弁を伺いまして、後援会活動に使われたものについては案分する必要があるということを理解いたしました。
 続いて、この報告書16ページのところの監査委員の意見について伺ってまいります。監査委員の方々は、監査委員の意見において繰り返し「市民が疑念を抱くことのないよう」、「市民に不信感を抱かれることのないよう」とおっしゃっています。また、「請求人が主張するように切手は換金率が高く、不正の温床となる可能性が否定できない」と請求人の主張も一部受け入れています。私はこの監査委員の意見を繰り返し読み、我々議員がこの意見にどのように応えていかなければならないのかを考え続けてまいりました。結論を申し上げますと、私は監査委員の方々の真意は、幾ら監査請求を棄却したからといって監査報告が全てだと開き直るということでは全くなくて、市民から厳しい目が向けられている昨今の状況に鑑みて、あとはあなたたち――私たち議員ですね――の自主性と自律性で市民が疑念を抱くことのないよう、市民に不信感を抱かれることのないよう改善に努めてくださいねと言っているのだと受けとめておりますが、この理解でよろしかったでしょうか。確かに本件住民監査請求は、市民1人によって請求されたものでありますけれども、請求人以外の人であっても合理的な考え方をする市民であれば疑念を抱く、不信感を抱く状況にあると監査委員の意見は指摘しているものと私は理解しているのですが、この理解で間違っていないかどうか御答弁をお願いいたします。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 監査委員の意見をつけさせていただいたわけですが、それが市民が疑惑を抱く状況にあると指摘しているものと理解してよいかというふうな御質問だと思いますけれども、今回、一市民からでありますが、本市においても住民監査請求がなされたこと、また、全国的にも政務調査費、あるいは政務活動費について住民監査請求が多くなされておりまして、さらに、住民訴訟に発展して被告である自治体側が敗訴している事例も多く見られるところでございます。そのようなことから、監査委員の意見に記載したとおり、市民からこれまで以上に厳しい目が向けられている昨今の状況に鑑みて、切手購入制限等の幾つかの意見をつけさせていただいたところであります。また、これまで先順位者も含めましてさまざまな御質問をいただき、答弁をしてきたところでありますが、政務活動費は監査結果にも書かせていただいておりますとおり、市議会議員の発議により制定された条例及び市議会の会派代表者の申し合わせにより策定された手引きにより運用されておりまして、市川市議会の自主性と自律性に委ねられて運用されているものでありますので、その説明責任は最終的には会派や議員が負っているところと考えております。そこで、法の趣旨を尊重し、議会の自律性のもとで手引きの見直しをするなど、一層の透明性の確保に努められたいというふうに記させていただいたところですので、御理解いただきたいと思います。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 御答弁伺いました。私の受けとめ方で正しいということがわかりました。これを踏まえた上で、会派緑風会第1が平成25年6月に実施したアンケートについて伺ってまいります。
 アンケート報告書によりますと、会派緑風会に所属する2名のうちの1名の議員によってこのアンケートは実施されたそうなんですが、私はこれを読んで驚きました。平成25年6月7日から21日にかけて15日間でアンケート調査を実施したということです。6月7日から21日にかけての15日間というフレーズ、議員の皆さんは聞いたことがあるような気がしませんか。そうなんですよね。平成25年の6月定例会と丸かぶりの日程です。ちなみに、平成25年の6月定例会は6月7日の開会で、最終日は24日月曜日だったわけですが、この日程の中でアンケート調査を実施したそうです。また、1点興味を引くことが書いてありました。アンケートの調査報告書によりますと、この議員が3,000人もの市民と対面をしているということでした。しかも、新庁舎整備の検討状況を詳細に提示した上で住民の本音をヒアリングしアンケート調査を実施したと、この報告書には書いてあります。報告書ですから、多少の自画自賛はあったとしても、数字で示された客観的に判断できる部分だけ抜き出してみても、たったお1人で、しかも、議会と丸かぶりの日程、15日間で3,000人もの市民と対面し、市庁舎整備の検討状況を詳細に提示したアンケート調査を実施したということになっています。
 そこで3点伺いますが、監査委員は、このアンケート報告書を読んで実施期間について、一見して不合理であると違和感を覚えなかったのでしょうか。特に議会初日の6月7日は議長選挙を初めとする役職決めで忙しいはずなのに、この議員は何時からどこで何時間、アンケート調査を実施していたのか御確認はされているのでしょうか。また、それ以降の14日間についても、議会開会前の早朝にアンケートを実施していたのか、それとも議会終了後の夕方以降にアンケートを実施していたのか、あるいは限られた休会日と土日の数日間だけでアンケートを実施していたのか。この方は休会日や土日も忙しかったかもしれませんが、具体的にいつ、どの時間帯にアンケートを実施していたのか気になるところですが、これらの点、御確認されたのかどうか御答弁をお願いします。
 私も以前、緑風会という会派に所属しておりましたが、もし仮に当時、私にこの日程で3,000人の市民と会って市庁舎整備の検討状況を詳細に提示してアンケートを実施してくれと、そういう役割が降ってきたとしたら、私にはできませんと答えたような気がしますし、それは君の能力の問題で、できる方法を考えてみろと言われていたら、きつかったんじゃないかなと思います。我が会派には、平日、ほぼ毎朝駅頭でビラ配りをしていることで有名な増田好秀議員もいらっしゃるのですが、彼に15日間で3,000人にビラを配れるかと聞いてみたところ、いや、僕には無理ですといった回答がありました。きっとこの議員は常日ごろからビラ配りをされていて、よほどのスキルがあるんだろうと興味を抱いたのですが、先ほどの3点について代表監査委員に御答弁をお願いいたします。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 議会開催中で、15日間で3,000人を対象にアンケートを実施したというふうなことで、この日程等が不合理だと思わなかったのかというふうな御質問でありますが、該当会派へ切手の使用目的等について調査したものでありますので、御質問の日程とか、あるいは何人でとか、いつとかというふうなことについては調査していないところであります。いずれにしましても、このような点につきましては、確認していないことでありまして、今後の参考にしたいと思います。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 もう繰り返し監査の限界という言葉が言われていますが、限界はまさにこのあたりにあるんですね。ただ、皆さん勘違いしないでくださいね。監査委員が悪いんじゃないんです。制度上の限界ということです。政務活動費のあり方は、私たちが自主性と自律性に基づいて疑義が生じる点を正していけばよいわけですから、正していけばよいわけです。必要に応じて100条委員会、特別委員会を設置して100条調査権発動のもと、調査をすれば、こういったものが真実を反映したものであるかどうかは解明することができるわけですから、これ以上は私たちが議会として対応すべきことかと私は思います。
 続いて伺います。平成25年6月定例会初日の6月7日から3,000人と対面というアンケート調査を実施しているだけでも違和感を覚えたのですが、さらにもう1つ確認しなければならない点があります。それは、領収書を見ると3,000枚もの切手を購入している。この会派緑風会第1はアンケートに際して、この3,000枚の切手を、いつ、どこで、誰がどのように張ったのでしょうか。調べてみたら、アンケート回答用のはがきに張った切手を購入しているのは6月6日の午後2時30分なんですね。仮に1日で全部張り終わらなかったとしても、この日は議会運営委員会もあったからお忙しかったでしょうし、一体その日に何枚の切手を張ったのでしょうか。そして、翌日からアンケート調査を実施しているわけで、これは3,000人に会うわけですから、切手を張る暇なんてないぐらい忙しかったのではないかと私は考えます。加えて、議会でも、例えば職についていたりなんかすると忙しかったはずですから、そうした中で、6月6日中に3,000枚の切手を張り終えたのか、あるいはそれ以降の日程で議会をこなしながら3,000人の市民に面会して、アンケート調査を実施しながら残りの切手作業を続けていたのか。監査報告書がこれらの疑問に応えているか読んでみますと、12ページのところですね。「後援会員や会派のインターンにあえてその作業をしていただくことが後援会活動・インターンの勉強にもつながる」という記載がありました。
 そこで伺いますが、ここでいう後援会員や会派のインターンとは誰なのか。具体的に何人いたのか。後援会員は何人で、会派のインターンは何人だったのか。男女比、年齢はどうだったのか。作業時間は延べ何時間、何日に及んだのか。個人情報は控えていただいて結構ですので、御答弁いただきたいところなんですが、そこまで踏み込んでいないということが、もう限界がありますから、わかっておりますので、短い答弁で結構ですので、確認していないのであれば、確認しておりませんという御答弁をお願いいたします。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 御質問者も今、監査結果のほうを引用していただきましたが、これはあくまで切手を使用する利点をお尋ねした文書照会で、そのような後援会会員やインターンにあえてその作業をしていただくことが後援会活動・インターンの勉強にもつながっており意味があるものと考えておりますというふうな回答いただいたところですので、具体的に何人でとか、いつとか、御質問のようなことは確認していないところであります。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 今、キーワードが出てきました。後援会という言葉です。後援会員、後援会。先順位者が金曜日に行った緑風会第1はこのアンケートをどのように配布したのかという質問に対する答弁でも、市政報告会や後援会役員による訪問配布という言葉がありましたが、先ほど議会事務局長に確認したように、後援会活動に使われているのであれば、その部分、少なくともこの部分は案分しなければならないのではないでしょうか。先ほどのかいづ議員に対する議長のさばきでも、これは案分で返還ということだったら、同じく返還する必要があると私は理解したんですが、皆さんいかがでしょうか。(発言する者あり)
○岩井清郎議長 質問してください。
〔発言する者あり〕
○岩井清郎議長 質問をしてください。質問をしてください。皆さんに同意を求めるのでは……。あなたが同意を求めたから、こうなったんですよ。ですから、そうではなくて質問をしてください。
○越川雅史議員 次に進みます。議員のうちから選任されている竹内監査委員にお尋ねをいたします。竹内監査委員は報告書の記載のとおり監査対象とされている会派に所属していることから、除斥とされていることは理解しておりますので、議員のうちから選任されている監査委員としてお答えになれる点だけに絞って伺います。まずは……。
○岩井清郎議長 それは質問になりません。
○越川雅史議員 まずは……。
○岩井清郎議長 なりません。
○越川雅史議員 なぜですか。
○岩井清郎議長 これは監査委員告示第3号に対しての通告ですから、3号に対しては、報告は3人の監査委員がしていますので、竹内議員は質問の対象になりません。
○越川雅史議員 除斥はされていらっしゃいますが、こういう監査請求がなされたことに対してどう認識されているのか。
○岩井清郎議長 それは質問にはなりません。一般質問は市の事務一般でございますから、一般質問にはなりません。
○越川雅史議員 では、ほかの場で聞くしかないのかもしれませんね。
○岩井清郎議長 申し上げますが、一般質問は、会議規則第61条に規定されているとおり、市の一般事務について質問するものであります。ただいまの質問は一般事務の範囲を超えるものと認められますので、議長としては認めません。注意をいたします。
○越川雅史議員 わかりました。この緑風会第1が実施したとされるアンケートですが、私たち会派自由民主党と無所属の会・市民ネットが共同で調査しましたところ、平成24年にも2度ほどアンケートが実施されていたことがわかりました。そこで、これらアンケートが実際に本当に行われたのかを確かめるために、このうちの1つ、平成24年10月15日から11月15日にかけて実施されたアンケート、これは今取り上げておりますアンケートの半分の1,500枚のサンプル数で実施したそうなんですが、このアンケートがどのように実施されたのか少し調べてみました。
○岩井清郎議長 報告には24年度は入っておりません。ですから、今のは質問の対象になりません。
○越川雅史議員 わかりました。では、会派みらいが郵送した平成23年度と平成25年度の会報、年頭市政報告について伺います。
 この通告を出した際に多くの方から、そんな質問して大丈夫なの、やじがすごく飛んでくるんじゃないのと御心配をいただきました。監査対象となっている会派に所属するある議員から、9月に、議員は仲間同士なんだから、こんな問題、取り上げるべきじゃないと監査請求の段階で言われて、何人かの同僚議員が……。
○岩井清郎議長 マイクに向かって発言してください。
○越川雅史議員 はい。何人かの同僚議員が、これは聞いていましたが、私は質問を封じ込めるかのような心理的な圧力を感じました。しかし、そんな私の心配を吹き飛ばしてくださったのが、去る12日金曜日の会派みらいの金子正議員の議事進行発言です。金子正議員は、「不正請求を前提とした発言に聞こえて、多くの市民に誤解を与える」我が会派みらいは「監査委員の監査に対して前向きに協力し、全てを明らかにして」と発言されていらっしゃいました。ここで何を質問されようとも、100条委員会が設置されようとも正々堂々と受けて立つという趣旨の発言が当事者からあったものと私は受けとめた次第です。なので、会派みらいについて伺ってまいりたいと思います。
 まず、郵送したのであれば、封筒は確認したのかということが気になるのですが、この点、先順位の佐藤幸則議員の質問に対する答弁で、封筒の確認はされていなかったということは理解しました。また、同日質問に立った中山幸紀議員の質問では、会派みらいは平成23年度には少なくとも5,664枚、平成25年度には1万5,650枚もの大量の切手を張っていることになっているんですが、誰が張ったのか、誰か1人で張ったのか、会派の6人で張ったのか、それともほかの誰かが手伝ったのか、だとしたら、具体的に何人で張ったのか、作業時間は延べ何時間、何日間に及んだのかについては確認されていなかったことも理解しました。今回の監査は強制力のある監査ではありませんので限界があるというのは繰り返し言われているところです。これを踏まえた上で、政務活動費は会派の活動にしか支給できないものである以上、会派みらいが会報を送付した際に、市議会議員の後援会封筒を使用したのであれば、その部分は後援会活動に当たるわけですから、案分する必要がある。すなわち返還する必要があるということは、先ほど議会事務局長からも、また、冒頭、議長からもお話のあったとおりです。また、案分も返還もする必要がなく、政務活動費の本旨に沿った対応をしていたのだとすると、会派みらいは会派名や所属議員全員の氏名が印刷された封筒をつくったか、市販の茶封筒か白地の封筒を使ったということが考えられます。もし……。
○岩井清郎議長 先ほど越川議員の発言の中で、後援会活動の封筒を使ったのであればという、また想定の話ですから、それは別にしていただきたいと思います。
○越川雅史議員 わかりました。では、どんな封筒が使われていたのか。この点、合理的な説明がなされていれば、代表監査委員は御答弁できると思うのですが、封筒は確認していなかったし、全てを明らかにして、全て前向きに協力してというのが会派みらいのポリシーのようですが、こういう封筒の提供はなかったと。どんな封筒が使われていたかわからなかった。後援会の封筒が使われていたかどうか、市議会議員個人名の封筒が使われていたかどうか代表監査委員は御存じないということで間違いないでしょうか。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 先順位者にもお答えしておりますが、80円切手と50円切手を買っておりまして、それがどうして金種が違うのかというようなことを確認するための調査をしたわけであります。その中で、80円については会報、年頭の挨拶を封筒に入れて発送したということでしたけれども、その封筒は確認しておりません。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員に申し上げますが、先ほど私に対して、かいづ議員のことも案分という発言をされましたが、議長としてはその発言はしておりません。そこは訂正してください。
 越川議員。
○越川雅史議員 議長がかいづ議員のことを案分と言ったことについては訂正させていただきまして、案分を含めてしかるべき措置というような……。案分ではないんですね。返還ですね。返還も含めてしかるべき対応をとるようにと言われたというふうに訂正させていただきたいと思います。
○岩井清郎議長 ただいまの申し出のとおり、発言の訂正を許可いたします。
○越川雅史議員 大分ちょっと心理的に追い詰められていますが、もう少し聞いていきたいと思います。報告書によりますと、会派みらいの代表者及び経理責任者に確認をした結果、全ての切手について会報の送付に使用したとのことであり、送付先のリストを保持しているとのことであったから、監査委員事務局がその内容を確認したという記載があります。この場合、確認されるべきことの本質は、1万5,650もの送付先が真実を反映しているかどうかにあるわけで、そこで伺います。監査委員の方々は提出を受けたリストについて、どのような確認を行われたのでしょうか。要するに、ただ人数がそろったリストがあることを確認しただけなのか、あるいは選挙人名簿等と照合して実在する人物であることを確認したのかどうか、リストに記載された住所を訪れて居住実態を確かめたのかどうか、記載された人物に面会、反面調査を実施して郵便物の受領を確認したのかどうか御答弁をお願いいたします。といっても、聞かずともわかるのですが、監査の限界ということで、このあたりは確認されていないということで間違いがないか御答弁をお願いいたします。
○岩井清郎議長 代表監査委員。
○川上親徳代表監査委員 会報の送付先のリストに関する確認ということでありますが、この送付先のリストにつきましては、該当会派に文書でリストの有無を照会したところ、保持しているとの回答をいただきましたことから、該当会派所属議員の任意で提出していただきましたところ、各議員それぞれリストの書式は異なっておりましたが、監査委員事務局職員、それから議会事務局職員の立ち会いのもと、氏名、住所、電話番号などの記載内容や、名簿に登載された人数などを確認したものであります。このリストに掲載されている方が実在するか、あるいは本当に受け取っているか確認しているかということでありますが、照会の目的でありますリストの存在や内容は確認できましたので、そのようなことまでは確認を行っていないところでございます。
 以上でございます。
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 わかりました。これもリストを見なければ誰に送ったのかわかりませんし、送ったのが後援会員であれば、少なくてもその部分は案分の要否を検討する必要があるのかと思います。何かこの場ででは、もうこれ以上質問はできないというような空気になっているのですが、これまでの答弁の中でも、監査に限界があって調査が十分にできていないことがわかりましたし、公選法に抵触するようなおそれがあるという答弁もあったわけですから、このあたり、私たち、また監査対象となっている会派のほうからも、全て前向きに協力して明らかにすると、受けて立つというふうに堂々と言われているようです。また、そもそも政務活動費は、これを透明性……。
○岩井清郎議長 発言は簡潔にお願いします。
○越川雅史議員 はい。もうまとめます。透明性を確保するのは地方自治体法第100条第16項で、議長の努力によると書いてあるわけですから、議長、副議長を初め、これに反対する方はいらっしゃらないのではないかと思います。昨年の11月臨議会、思い出してください。保育園補助金の交付基準からの逸脱があって過大……。
○岩井清郎議長 通告外です。通告の範囲に従って質問してください。
○越川雅史議員 わかりました。もうやめますが、とにかくこの問題については、私たちは自主性と自律性に基づいて、この監査意見の指摘に基づいて正していくということが求められています。みんな市民は見ていると思いますので、私たちがこの監査意見に沿って改革を進めていきましょうと各会派に呼びかけまして、必要に応じて100条委員会を設置することも考えましょうよと投げかけをいたしまして、私の一般質問を締めくくりたいと思います。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 鈴木啓一議員。
○鈴木啓一議員 いろいろ越川さんから出ていますが、私は聞いちゃいられないんですよ。なぜか。本人が清廉潔白なの。議長におかれましては、平成24年3月31日、市内視察、一括して請求しているんですよ、これ。そんなのあり得ますか。それから、なおそれにおいて、6月定例会、9月定例会、12月定例会、2月定例会の本会議、常任委員会、そこにも市内視察は入っているんですよ。しっかり調べてください。
 以上。
○岩井清郎議長 ただいまの議事進行に関する発言に対しお答えいたします。
 後刻速記録を調査の上、御報告いたします。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 湯浅止子議員。
○湯浅止子議員 今の鈴木啓一議員の発言に対して、私の理解は、議会中であっても夜の時間、いろいろな市民との相談、あるいは会議に参加した場合にはあり得るというふうに議会事務局で確認をいたしまして、私も議会中であります日に、夜、市民相談があった場合には、それを出しております。いけなかったんでしょうか。それから、(「しっかり調べればいいんだよ」と呼ぶ者あり)後ろで言っているんで、すみません。
○岩井清郎議長 後刻調査をいたしてお答えいたします。
○湯浅止子議員 お願いいたします。
〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 金子貞作議員。
○金子貞作議員 今定例会で政務活動費について多くの議員から質問がありまして、そして監査の限界、こういう答弁が繰り返されてきました。そして、今、越川議員から、緑風会という、こういう会派名も出て、そして、この緑風会の、やはり弁明の機会も与える必要があると思うし、それで議会として納得できると、こういうことであればいいのですが、納得できないと、こういうことであれば、やはり調査権を発動して市民に納得できるそういう議会としての権限を行使する必要があると思うのですが、この点についての議長の見解を伺います。
○岩井清郎議長 御意見として伺います。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 越川議員。
○越川雅史議員 この問題は、やはり法は議長が透明性の確保に努められるようにと言っていて、私たちも別に全部自分がクリーンだとか、潔白だとか言っているわけではなくて、これまで経理責任者も代表者もチェックが甘かった、事務局もミスがあったということがわかっているわけですから、全員のを調べて、正すべきところは正してというのが我々に求められていることだと思います。
○岩井清郎議長 御意見として伺います。
○越川雅史議員 そこで、動議なんですが、100条委員会の設置を求めたいと思います。政務活動費を使って本当に真実が反映されているのか等を調査するために、地方自治法第100条に基づく特別委員会の設置を議長に要求いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 ただいま越川雅史議員から地方自治法第100条特別委員会の設置をされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので動議は成立いたしました。休憩後、速やかに議長まで文書で提出願います。
 また、特別委員会の設置につきましては、先例で、あらかじめ各派代表者会議で協議することとなっておりますので、議長といたしましては、後刻各派代表者会議を開き、協議したいと思いますので、御了承願います。
 これをもって一般質問を終結いたします。


○岩井清郎議長 この際、暫時休憩いたします。
午前11時43分休憩


午後4時1分開議
○岩井清郎議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、先ほどの鈴木啓一議員及び湯浅止子議員の議事進行に関する発言に対しお答えいたします。
 御指摘の政務活動費における市内視察に係る経費につきましては、後日、議長において調査したいと思いますので、御了承願います。
 次に移ります。


○岩井清郎議長 この際、お諮りいたします。紹介の追加等について、所管の委員会において承認されておりますので、お手元に配付の文書のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 御異議なしと認めます。よってお手元に配付の文書のとおり承認することに決定いたしました。


○岩井清郎議長 日程第2請願第26-10号請願の押印省略を求める請願を議題といたします。
 本請願に対し委員長の報告を求めます。
 議会運営委員長、稲葉健二議員。
〔稲葉健二議会運営委員長登壇〕
○稲葉健二議会運営委員長 ただいま議題となりました請願第26-10号請願の押印省略を求める請願について、議会運営委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 本請願は、請願の代表者以外の押印は省略してほしいとの趣旨であります。
 委員会において述べられた意見を要約して申し上げますと、まず、反対の立場から、「そもそも請願は重い意味を持つものであり、議会もその重みを受けとめ審議している。また、一般の政党等が街頭などで署名を求めることは可能だが、政治活動による署名と請願、陳情は分けるべきである。押印は義務づけるべきと考えるので、不採択とすべきである」等の意見が述べられました。
 次に、賛成の立場から、「請願代表者を除き押印を省略している市がふえている。また、街頭で署名活動を行う場合、署名したくても印鑑がなければ有効ではないこととなる。市民の意見を幅広く取り入れるという観点から、採択すべきである」等の意見が述べられました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、賛成者少数により不採択とすべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○岩井清郎議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより請願第26-10号請願の押印省略を求める請願を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願を採択することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本請願は不採択とすることに決定いたしました。


○岩井清郎議長 日程第3発議第28号地域の中小企業振興策を求める意見書の提出についてから日程第16発議第41号子宮頸がんワクチンの被害者に寄り添うことを求める決議についてまでを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○岩井清郎議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第28号地域の中小企業振興策を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第29号CLTの普及促進による林業・木材産業の活性化を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第30号米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第31号秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第32号雇用破壊の「派遣法改悪」はやめるよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第33号陸上自衛隊木更津駐屯地をオスプレイの整備拠点としないよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第34号消費税10%は「先送り」ではなく、中止を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第35号少人数学級の拡充を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第36号外形標準課税の拡大をやめるよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第37号ヘイトスピーチ根絶への対策強化を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第38号まち・ひと・しごと創生(地方創生)本部の取り組みを評価し、引き続き全国の先進的な事例を紹介するよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第39号市川市上空における航空騒音問題の軽減を図るため、政府に対し、首都圏全域の上空に広がる「横田ラプコン」の管制権の即時返還を実現すべく、強い態度で米国政府と交渉を行うよう求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第40号消費税増税ではなく、税制改革による増収策を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第41号子宮頸がんワクチンの被害者に寄り添うことを求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 お諮りいたします。ただいま意見書案等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 御異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。


○岩井清郎議長 日程第17委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
 各委員会において審査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎議長 御異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○岩井清郎議長 日程第18委員会の閉会中継続調査の件を議題といたします。
 各委員会において調査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。


○岩井清郎議長 この際、暫時休憩いたします。
午後4時19分休憩


〔休憩後会議を開くに至らず〕

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