更新日: 2021年9月17日
【終了しました】第4回 市川手児奈文学賞
第4回は「2003年市川を詠む」をテーマに、短歌726点、俳句741点、川柳497点が全国から寄せられました。
募集期間 | 平成15年9月1日(月)~10月31日(金) |
入賞作品展 | 入賞作品を色紙にし、パネル展示する。 平成16年3月13日(土)~28日(日) 市川市文化会館大会議室 ※市川の文化人展「永井荷風展」と同時開催 |
選考委員 | 短歌 日高 堯子 (かりん同人) 俳句 渕上 千津 (沖同人) 川柳 岡本 公夫 (川柳新潮社同人) 委員長 吉井 道郎 (作家) 顧問 神作 光一 (東洋大学名誉教授・歌人) |
入選作品
短歌 | 選考 日高 堯子(かりん同人) 応募数 726点 |
大賞 | |
わが抱く孫の瞳に瑠璃色の球体となる江戸川の秋 | |
石川県金沢市 岡本 邦夫 | |
秀逸 | |
不惑なる君の吐息のやはらかく横笛吹けば梨の花散る | |
千葉県佐倉市 森 美鳥 | |
古戦場日暮れて秋の雨降りぬ野太刀のように白く冷たく | |
千葉県松戸市 渡辺 克巳 | |
佳作 | |
梅雨晴れの空を映せる手児奈池あめんぼしかと夏雲を抱く | |
佐賀県鹿島市 吉村 金一 | |
参道の葭簀の茶屋に亡き母と衣被ぎ食みし法華経寺冷ゆ | |
市川市北方町 西嶋 法子 | |
川中にすれ違ひたる船二艘矢切の渡しに夏の風吹く | |
埼玉県和光市 中門 和子 |
俳句 | 選考 渕上 千津(沖 同人) 応募数 741点 | ||
大賞 | |||
鰺刺やさざなみ晴に三番瀬 | 千葉県館山市 | 遠藤 真砂明 | |
秀逸 | |||
梨倉の看貫秤どかとある | 市川市本北方 | 成宮 紀代子 | |
月明や黒楽のつや真間山に | 茨城県つくば市 | 内山 花葉 | |
佳作 | |||
初音晴平将門の出城跡 | 市川市宮久保 | 中津 攸子 | |
節分会遠寿院へと子の手ひく | 北海道札幌市 | 吉田 陽代 | |
溢るほど手児奈に摘まむ野紺菊 | 神奈川県横浜市 | 守屋 典子 |
川柳 | 選考 岡本 公夫(川柳新潮社同人) 応募数 497点 | ||
大賞 | |||
万葉の闇を真間の井見せてくれ | 東京都足立区 | 山本 桂馬 | |
秀逸 | |||
真間の海月を映して手児奈呼ぶ | 千葉県船橋市 | 桑田 芳樹 | |
筍も惑う八幡の藪不知 | 市川市八幡 | 飯尾 和男 | |
佳作 | |||
徳願寺にらみ達磨に武蔵みる | 愛知県犬山市 | 在藤 靖爾 | |
京成の踏切だけが知る荷風 | 市川市北方 | 増田 駿一 | |
及ばずに手児奈支えし波ひとつ | 京都府京都市 | 別所 馨 |
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