更新日: 2024年3月14日

ようこそ教育長室へ

写真:田中教育長の授業参観風景

市川市教育委員会教育長 田中 庸惠 です。
このウェブサイトにアクセスいただき、ありがとうございます。

本市では「人をつなぐ 未来へつなぐ 市川の教育」を基本理念に掲げ、教育の振興に努めております。

教育においては、いかに社会が変化しようとも変えてはいけない不易があります。一方、時代に合った学びに変えていかなければならない流行もあります。
予測が難しい社会状況にあっても、誰もが自らの人生を切り拓き豊かな人生を送れるようにするため、教育委員会は未来を見据えた確かな実践と挑戦を進めます。

教育は人づくりであり、未来への大切な投資です。人と人とのつながりをこれからも大切にし、家庭・学校・地域の連携・協働をさらに継承・発展させ、「つなぐ教育」のもと、確かな生きる力を育んでまいります。

教育長室からのお知らせNo.104(令和6年3月)

写真:花木

日ごとに春めいてはいるものの、寒暖が定まらない日々が続いています。市立学校では、新型コロナウイルス感染症による学級・学年閉鎖はなく、インフルエンザによる学級・学年閉鎖も落ち着いてきています。

1月1日に起こった能登半島地震から2か月が経ちました。鉄道や郵便配達の再開などの報道から、復興の進みを感じる反面、未だに1万人を超える人々が避難所での生活を余儀なくされているとのことです。3月11日は市川市の「防災教育の日」です。平成23年に起こった東日本大震災から13年が経ちました。3月に卒業式を迎える小学校6年生は、震災直後の平成23年・24年生まれの子どもたちです。不安定な生活の中で育児に奮闘された保護者の方々にとっては、卒業を迎える喜びはひとしおだと思います。地震などの天災だけでなく、いつどこで災害や事故が起こるかわかりません。先月には、給食をのどに詰まらせた福岡県の小学校1年生の児童が命を落とすといういたたまれない事故が起こりました。園・学校は、かけがえのない子どもの命を預かり守る場であり、年間を通して様々な訓練を行っています。過去の震災や事故・事件を決して風化させることなく、いざというときに的確な行動がとれるように、教職員の危機管理意識の向上や危機管理体制の確立を図ります。

さて、先月の2月市議会定例会開会日に、教育委員会を代表して、令和6年度の教育行政運営方針の演説を行いました。市川の教育が目指す、子ども像や学校の姿を実現させるため、皆さんと力を合わせて教育行政を着実に進めてまいる所存です。まず、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すため、子どもの特性や学習進度・到達度に応じた授業展開や探究的な学習に注力すること、学校図書館を活用した読書教育や図書資料の活用を推進し言語能力を高めること、包括的な健康教育に取り組み心身の健康の増進や体力の向上を図ることなどに取り組みます。次に、学びの質の向上と学びの保障の実現のため、ICT機器を効果的に活用し、子どもの情報活用能力の向上や教職員の業務の適正化を図ること、小学校の協力校に校内教育支援センターを開設することなどに取り組みます。また、ともに支え合う学びの環境整備のため、学校運営協議会や地域学校協働本部の一層の充実と活用を進めること、開館30周年を迎える中央図書館をはじめとした複合施設である生涯学習センターの一層の利用促進を図ること、国府台遺跡において国庁や国衙の遺構を確認する調査を継続することなどに取り組みます。

今年度も残すところ1か月です。4月からの新たなスタートに向けて、年度の締めくくりの指導を行ってまいります。


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