教育長室からのお知らせNo.9

　今年の夏は、電力使用制限令や大勢の人たちによるそれぞれの立場での節電努力によって、大規模な停電を回避することができ、また、エコに対する意識を大きく伸長させた夏となりました。市役所も28℃設定での午前10時からの冷房運転や、パソコン・照明等の工夫・対応等により節電に努めました。学校でも、省エネや環境保護といった環境教育をあらためて具体的に実践するかたちで、グリーンカーテンや打ち水、きめ細かな冷房運用などの実践をしました。学校では子どもたちの健康面に十分配慮する中で節電に努めてもらったわけですが、現場の教職員のみなさんには本当にきめ細やかな工夫と配慮をしていただいたことで、無事この夏を乗り越えることができたものと思っております。もうこれまでのようにエネルギーを無限であるかのように消費する生活は、きっぱりと断念せざるを得ないと考え、今後の教育を進めていかなければならないものとも思っています。
　さて、これから学校ではこの過ごしやすい季節を生かして、学校生活を充実させるさまざまな取り組みや学校行事が実施されます。市川市の公立学校では、当該の保護者の方のみならず、地域のみなさんやこれから入学を予定している保護者の方々などもご覧いただける「オープンスクールデー」を設定しています。学校に何かしらお手伝いができればとおっしゃる方々の声をしばしば伺うことがあります。また、地域の方であっても、興味はあるけれどなかなか学校の中までは入りづらいといったお話を聞くこともあります。どうぞ是非こうした機会を利用していただき、学校の教育活動を実際にご覧いただくとともに、今後のさらなる学校へのご支援をいただければ幸いに存じます。