更新日: 2025年4月16日

ライフカウンセラー設置事業~すべての子どもたちの心の居場所~

1.市川市の市立中学校、義務教育学校にはライフカウンセラーがいます

  • ライフカウンセラーは何でも話を聞いてくれます。
  • ライフカウンセラーのいる部屋は、のんびりとくつろぐことができます。
  • ライフカウンセラーはだれでも相談できます。

2.平成7年4月、全国の公立小・中学校では初めての導入でした

初年度は小学校6校、中学校4校でスタートしました。平成11年度から令和6年度までは、すべての小・中学校、義務教育学校にライフカウンセラーを配置していました。

令和7年度からは、すべての中学校、義務教育学校への配置となりました。

3.ライフカウンセラーは1週間に3日ほど、子どもたちと過ごします

1日7時間45分子どもたちと生活していますので、一緒に過ごす時間が長く、急な相談への対応についても一層効果的な制度になっています。

4.ライフカウンセラーは教えないことが仕事です

1 自由来室

休み時間や放課後等に子どもたちが自由に相談室を訪れ、遊んだり、話をしたりのんびりとくつろいだりすることができます。ライフカウンセラーは一緒に遊んだり、話を聞いたり、活動を見守ったりしながら、子ども同士のコミュニケーションを促したり、調整したりします。

2 広報活動

ライフカウンセラーについて知ってもらうための活動です。同時に幅広く子どもと接点をつくる活動を兼ねる場合があります。学校新聞で紹介してもらったり、カウンセラー便り(ライフカウンセラーの紹介等)を発行したりしています。ライフカウンセラー自身が朝会で話をしたり、一緒に給食を食べたり、家庭教育学級で話をしたり、子どもの活動の場に出かけたりもします。

3 相談活動及びその他の活動

必要に応じて、個別にまたはグループに対して悩みや問題の相談に応じる活動です。本人や保護者の申し出から相談が始まります。

また、学校の実態に合わせ、ライフカウンセラーはそのほかにもさまざまな活動を行うことがあります。

  • 保護者からの相談への対応
  • 教職員への助言、援助
  • ライフカウンセラー室登校(不登校や不登校傾向にある子ども)への対応

「相談活動」は、 必要があるときに行います。子どもたちの悩みや問題の答えを積極的に教えるのではなく、子どもたちが自分で解決するためのお手伝いをします。

5.ライフカウンセラーは子どもを大切にします。だから秘密を守ります。

ライフカウンセラーは「心理療法士」として、公認心理師や臨床心理士などの資格を持った心理の専門家が配置されています。子ども一人一人を大切に考えているので、相談の内容やカウンセラー室での様子を断りなく話すことはありません。(緊急性のある場合を除く)

6.ゆとりある人間関係が子どもの元気につながっています

休み時間にグループで来室するケースもあり、ライフカウンセラーや仲間とおしゃべりをしたり、ノートに思いを書き込んだりして、自由に自己表現をすることもあります。相談内容は、友人関係、部活動、恋愛問題、進路関係が多くなっています。「自分を認めてくれる人がいる」という心強さから、安心して相談室に来る生徒が増えてきています。不登校の児童生徒が登校できるようになったり、いじめの早期発見が可能となった事例もあります。新たな友人関係の育ちの場にもなっています。

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