教育長室からのお知らせ No.21（平成29年4月）

　満開の桜の下、2017（平成29）年度が始まりました。新入生はもちろんのこと、すべての子どもたちが新しい先生や友だちとの出会いに期待で胸をふくらませていることでしょう。子どもたちの幼稚園・学校生活が、希望と意欲と笑顔に満ちた充実したものとなるよう、現場の教職員をはじめ教育委員会事務局職員一同、精一杯努力して参りたいと思います。
　
　さて、すでにご承知の通り、平成29年3月、次期学習指導要領が文部科学省告示として公表されました。学習指導要領は、幼稚園・学校の教育活動の指針となるものです。今後、各学校等においては、この学習指導要領を基準に教育課程を作成し、幼稚園は平成30年度、小学校は平成32年度、中学校は平成33年度から、それぞれ全面実施していくこととなります。
　
　具体的な改訂の中身については、また、改めて述べさせていただく機会もあるかと思いますが、まず、確認しておきたいことは、今回の改訂の理念です。
　それは、一言でいえば「社会に開かれた教育課程」の実現であります。
　学校と社会が、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという目標を共有し、連携・協働しながら、これからの変化の激しい社会を生きていくために必要な資質・能力を子どもたちに育むために、何を、どのように学ぶかを教育課程において明確にする、ということです。
　
　教育委員会事務局としましては、「社会に開かれた教育課程」の実現に向け、関係各課が連携し、人的・物的な学校支援体制の充実・強化を図りながら、「人をつなぐ、未来へつなぐ　市川の教育」を一層推進してまいりたいと考えております。
 
　保護者・地域の皆様には、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教育長　　田中　庸惠