更新日: 2022年3月8日

教育長室からのお知らせ No.22(平成29年5月)

 新緑が目にまぶしい、さわやかな風が薫る季節となりました。新年度が始まって一ヶ月、おかげさまで、幼稚園や学校には、子どもたちの明るい笑顔と元気な歓声があふれております。これから、園・学校によっては、運動会や体育祭、遠足や修学旅行等も始まり、子どもたちのより活発で意欲的な活動が見られることでしょう。しかし、一方で、新しい環境になかなかなじめず、不安や悩みを抱いたり、学校生活に不適応を起こしたりすることが少なくないのも、この時期です。保護者の皆様には、お子様の様子で少しでも気になることやご心配なことがございましたら、どうぞ躊躇されることなく、まずは、園・学校へのご相談をお願いいたします。

 さて、市川市では、教育の基本理念として「人をつなぐ 未来へつなぐ 市川の教育」を掲げ、「つなぐ教育」の具現化に向け、日々取り組んでおります。
 その基盤となるものは、学校と保護者・地域をつなぐ「地域とともにある学校づくり」です。昨年度より導入を推進しておりますコミュニティ・スクールは、まさに「地域とともにある学校」をめざすツールであります。

 今年度は、昨年度の塩浜学園に続き、次の5中学校区17校が、新たにコミュニティ・スクールの推進モデル校としてスタートしました。

コミュニティ・スクールのイメージ

  
<平成29年度 コミュニティ・スクール モデル校>

・第一中学校ブロック (第一中、市川小、国府台小、中国分小)
・第四中学校ブロック (第四中、中山小、若宮小)
・第六中学校ブロック (第六中、鬼高小、稲荷木小)
・第八中学校ブロック (第八中、平田小、鶴指小、大和田小)
・福栄中学校ブロック (福栄中、南新浜小、福栄小)
 
 コミュニティ・スクールとは、保護者・地域の方々の主体的な学校経営参画によって、学校と保護者・地域が学校教育目標や学校経営ビジョンを共有しながら連携・協働し、一体となって、子どもたちのよりよい成長を育む仕組みです。
 その意味では、コミュニティ・スクールは、まさに、これまで市川教育が約40年にわたり、すべての教育活動の基盤として、常に大切にしてきた「学校と地域の連携・協働」の様々な姿を、ひとつに統合した制度であると言えます。言い換えれば、これまで、学校と地域が、連綿として築き上げてきた「学校と地域をつなぐ教育」という不易の礎があったからこそ、コミュニティ・スクールの具現化を図ることができたのだと考えております。

 保護者・地域の皆様には、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

                                                         教育長  田中 庸惠

 

 

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