更新日: 2017年10月16日

教育長室からのお知らせ No.27(平成29年10月)

 朝夕のひんやりとした空気に、秋の訪れを肌で感じられるようになってきました。「秋の日は釣瓶落とし」と言われるとおり、夕暮れも日一日と早まり、虫の声が一段と賑やかさを増しているようです。
 さて、早いもので新年度が始まってから6か月が経ち、1年の折り返し地点となりました。各学校・幼稚園においては、これまでの教育実践の確かな積み重ねを基盤として、まさに、これから教育活動の充実期を迎えることとなります。
 加えて、10月は、公民館の文化祭をはじめ、博物館の企画展や体験学習、図書館の絵本の読み聞かせ会、自治会主催の秋まつり等、多くの地域行事が開催されます。
 保護者・地域の皆様には、ぜひ、「読書の秋」や「芸術の秋」に親しんでいただきますとともに、子どもたちが、学校や地域のあらゆる場で、「実りの秋」にふさわしい、より豊かで充実した「学び」ができますよう、引き続き、ご支援とご協力をお願いいたします。

 さて、少し前の話になり恐縮ですが、7月27日(木)に、平成29年度第1回総合教育会議が開催されました。これは、市長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図るための会議です。
 今回は、教育委員会事務局より、平成30年度教育振興重点施策について、市長並びに教育委員の皆様にご説明をいたしました。
 協議では、特に「教員が子どもと向き合う時間の拡大」について、教育委員の皆様から、教職員の多忙化解消に向けた、多くのご意見やご質問等をいただきました。(市川市公式HPの「市川市総合教育会議」で議事録を公開しています。)
 ご承知の通り、現在、教員の長時間労働の実態は、看過できない状況です。21世紀を担う子どもたちに必要な資質・能力を高めていく教育を一層進めていくためには、何よりも、教職員が、心身ともに健康で、誇りや情熱を持って、じっくりと子どもと向き合い、本来担うべき業務に専念できるような環境づくりが、必要不可欠です。
 市川市教育委員会では、今年度4月から、「ノー残業デー・ノー部活タイム」を本格実施しています。特に、ノー部活タイムについては、子どもたちの心身の健康保持の観点からも、適切な休息日を設けることが必要だと考えます。
 今後は、総合教育会議での協議を踏まえ、教職員の働き方への意識改革も図りながら、引き続き、学校の業務改善に向けて検討を進め、子どもたちと教職員が生き生きと過ごせる学校の環境づくりに努めて参ります。

 保護者・地域の皆様には、今後とも、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 
                                                         教育長  田中 庸惠

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