更新日: 2017年12月21日

教育長室からのお知らせ No.29(平成29年12月)

 師走を迎え、街並みもすっかり冬の装いとなりました。紅や真綿色のシクラメンが並ぶ花屋の前を、襟を立て、急ぎ足で行き交う人々の姿に、冬将軍の訪れと気忙しい年の瀬を実感しています。
 何かと慌ただしい時期ではありますが、各学校・幼稚園においては、12月は2学期のまとめをし、3学期につなげる「要」となる月です。
 ご家庭でも、各学校・幼稚園からの評価等も参考にしながら、お子様のこれまでの努力と成長を認め、励ましていただきますとともに、学年末に向けて、自己を振り返り、取り組むべき課題や新たな目標を自覚できるよう、ご支援をお願いいたします。

 さて、すでにご案内のとおり、小・中学校では、平成30年4月より新学習指導要領の全面実施に向けた移行期間(小学校2年間、中学校3年間)となります。各学校においては、移行期間とその後の全面実施に向けた教育課程の編成・実施にあたりまして、校長先生のリーダーシップの下、全教職員で諸準備を進めているところです。
 特に、小学校では、平成30年度から、教科書を使用した道徳科の全面実施に加え、新しく外国語教育【3・4年生は外国語活動、5・6年生は、外国語科(英語科)】が始まります。
 そのため、文部科学省からは、「移行期間においては、各小学校において、必要最小限の内容(3・4年生は年間15時間、5・6年生は年間50時間)を特例措置として指導すること」が示されています。
 しかし、本市としましては、上記の最低限の授業時間数では、移行期における学習の定着が不十分であると判断し、全面実施と同様の授業時数(3・4年生は年間35時間、5・6年生は年間70時間)を平成30年度より、全小学校で先行実施いたします。
 それに伴い、市川市教育委員会では、これまで以上に、一人一人の子どもたちが、外国語(英語)に親しみながら、楽しく充実した学びができるよう、外国語活動指導員の増員並びに教職員の研修会や使用教材の充実等、外国語教育の一層の推進に努めて参ります。

 ところで、年末にうれしいニュースがありました。12月17日、市川市立稲荷木小学校の卒業生である金井宣茂JAXA宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)での4か月に渡る長期滞在ミッションに無事旅立ちました。金井氏のご健康とご活躍を心よりお祈りするとともに、子どもたちをはじめ、保護者、地域の皆様と共に応援をしたいと思います。
 また、子どもたちが、金井さんのご活躍や生き方に触れることで、宇宙や科学等に対する興味・関心を高めたり、自己の生き方ついて振り返ったりするよい機会となりますことも、併せて期待したいと思います。

 結びとなりますが、寒中、市内ではインフルエンザが流行の兆しを見せています。保護者の皆様におかれましては、子どもたちの健康管理に十分ご配慮いただきますとともに、冬休み中の安全な過ごし方につきましても、引き続き、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

保護者・地域の皆様におかれましても健康にご留意され、どうぞ、よい年をお迎えください。

                                                      教育長  田中 庸惠

 

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