更新日: 2018年11月13日

教育長室からのお知らせ No.40(平成30年11月)

 今年も各地から木々の葉が色づいてきた様子が伝えられてきています。気づくと、朝夕の冷え込みも本格化してきました。そのような中、毎朝、子どもたちの安全な登校を見守っていただいている保護者や地域の皆さんの活動の様子を目にいたしますと、感謝の気持ちとともに各園・学校における子どもたちの安全・安心の取組に万全を期したいと改めて思っているところです。

 この季節、各園・学校では、文化祭や秋祭り、音楽集会等、秋の行事が行われています。また、各地域の公民館では、文化祭をはじめとする様々な地域行事が開催され、私もその中のいくつかを訪問しました。会場では、子どもたちの絵画や習字等の作品の展示に加え、吹奏楽や合唱の発表がありました。このような取組が、家庭・学校・地域の皆さんとの交流がより深まる機会になることを願っています。

 10月30日に、本市の中学生海外派遣事業で、市川市にホームステイしていたドイツ連邦共和国・ローゼンハイム市のメートヒェン・レアルシューレ16名の生徒さんたちの「学習発表会」と「さよならパーティー」に参加してまいりました。10月20日から中学校や市内の施設で様々な体験を行い、交流を深めました。当日は、日本の文化である着物の着付けやお茶を体験するとともにドイツの伝統文化や歌やゲーム等を発表してくれました。

 これからの社会は、グローバル化の一層の進展が予想され、言語や文化が異なる人々と主体的に協働していくことが必要になってきます。
 教育委員会においても、子どもたちがグローバルな視点を持ち、豊かな国際感覚を持てるよう教育活動の支援を充実させたいと考えています。

 さて、今、各小学校では、来年度の新1年生を対象にした就学時健康診断が実施されています。多くの子どもたちが、4月の入学を期待と少々の不安もありながら、心待ちにしていることでしょう。
 市川市教育委員会では、9月に「アプローチカリキュラム」と「スタートカリキュラム」の冊子を作成しました。
 これは、保育園・幼稚園においては、遊びを通して行う総合的な指導「アプローチカリキュラム」を作成し、小学校においては、教科等の学習を中心とした指導へとつなぐ「スタートカリキュラム」を作成することにより、幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続を図るためのものです。
 これらの取組は、市川市の教育において大事にしてきた「つなぐ教育」を、一歩先へと具現化することとなります。
 幼児期は、人格形成の基礎を培う重要な時期です。この時期に育まれた「心情・意欲・態度」は、生きる力の基礎となるものです。その生きる力の基礎をより確かなものとし、自分や他人を大切にし、社会の中でたくましく生きていくことのできる子どもを育ててまいりたいと思っています。
 
   
                                                        教育長  田中 庸惠
 

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