更新日: 2023年8月21日

タヌキについて

写真:タヌキ

タヌキはイヌ科の哺乳類で体長は50から60センチメートル、体重約3から5キロほどの大きさです。
体色は灰褐色をしており、目の周りや足先が黒いのが特徴です。足の指の数は4本です。

捕獲・駆除について

  • タヌキは鳥獣保護管理法によって、県からの許可なく捕獲することが禁止されている野生生物です。街で見かけた場合はむやみに近づいたり、触れたりせずに見守ってください。
  • 市内では毛の抜けたタヌキの目撃情報もあります。このようなタヌキは疥癬症(かいせんしょう)に感染している可能性が高く、感染しているタヌキは、免疫力が落ち数週間ほどで衰弱して死んでしまうことが多いです。犬や猫などは疥癬症のタヌキとの接触で罹患する恐れがありますので、屋外で飼育されている場合はご注意ください。さらに、ペットのえさ等が屋外に放置されていると、タヌキが寄り付きやすくなりますので、食べ終わったえさ等は速やかに片付けましょう。
  • 市では、タヌキの捕獲や駆除を行っておりません。下記のような対策を行った上でも、ご自身の所有する住居や敷地内で被害が生じる場合は、専門の業者に駆除のご依頼をすることをご検討ください。また、市では生活被害が生じて駆除等を検討したいという市民の方に対して、県から許可を得て野生生物駆除を行う組合を紹介しております。(相談は無料。現地調査や駆除等にかかる費用は有料。)

【市川市ビル管理事業協同組合】 

電話
047-325-0691

(受付時間は月曜日から金曜日の10時から15時まで、土曜日曜祝日・年末年始を除く)

対策方法について

タヌキは、主に夜行性の生き物であるため、夜遅くになるにつれて活動が活発になります。基本的に臆病な性格をしており、薄暗い家屋の屋根裏に侵入し寝床にしてしまうという生活被害が発生しております。そういった被害を防ぐために、対策を行ってください。

  • 侵入を防ぐ…換気口や屋根、床下に隙間が無いか確認してください。
  • 清潔にしておく…タヌキは排泄を1か所で行う習性があります。1度フンをしたところにはまた戻ってくる可能性が高いので、フンのようなものを見かけた場合はそのままにせずにできるだけ早く処理を行うことをお勧めします。
  • エサとなるようなものを放置しない…生ごみやペットフード、果実の取り残しはエサになるので長時間置いたままにしておかないようにしましょう。
  • 忌避剤を活用する…木酢液を薄めたものや、ホームセンターで購入できるような忌避剤を使用することで侵入を防ぐ効果があります。日が経つと効果は低下するので、定期的に散布を行ってください。

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情報の問い合わせ

市川市 環境部 自然環境課

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千葉県市川市南八幡2丁目20番2号

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電話 047-712-6307(野生生物関係)
FAX 047-712-6308
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FAX 047-712-6308
行徳野鳥観察舎
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