自然観察週報

自然観察週報は、自然博物館学芸員の観察記録を週単位でまとめたものです。
内容は、観察年月日、観察場所、観察テーマ(生物名など)、観察内容、観察者です。
分野や内容には一貫性はなく、備忘録的な要素を持っています。
あわせて、週ごとの気象の状況も記録しています。
こちらは、あくまで生活実感としての気象の覚え書きです。
気象庁による正式なものとは区別してお考えください。

最新の自然観察週報

最新の自然観察週報です。

3月24日から3月30日の自然観察週報

3月24日 3月30日 観察日誌週報
青空が出た日は、初夏を思わせる陽気になりました。
強風と冷たい雨の日もありました。
日付
(yy/mm/dd)
場所 生物名 できごと 観察者
24年03月28日(木曜) 長田谷津 アオカワモヅク 19日に見つけた株が成長して長くなりました。ほかも探しましたが、見つかりませんでした。 金子
24年03月28日(木曜) 長田谷津 ミツバアケビ ミツバアケビの芽が動き、茶褐色のつぼみが出てきました。毎秋、実が見られる株なので、今年も楽しみです。 金子
24年03月28日(木曜) 長田谷津 タヌキ ルールに反して餌付けられていた、昨春生まれの2頭の子ダヌキきょうだいは、疥癬にかかりました。早くに家族と離れることになったので、生きる術を身につけられずにスナック菓子みたいな餌で生きてきたことも、よくなかったと思います。野生動物として生きる気力を失い、園路の脇で横たわっていました。 金子
24年03月28日(木曜) 長田谷津 ウグイス ウグイスの心地よいさえずりが、谷に響いていました。サクラなどと同じで、誰もが知る春の演出ですね。 金子

3月31日から4月6日の自然観察週報

3月31日 4月6日 観察日誌週報
暖かくなり、サクラの開花が始まりました。
雨の日もありましたが、心地よい春の雨でした。
日付
(yy/mm/dd)
場所 生物名 できごと 観察者
24年04月03日(水曜) 長田谷津 ミツガシワ ミツガシワが咲き始めました。ミズバショウもきれいに咲いていました。どちらも植えたものです。夏でも水温が摂氏10度代の湧水が豊富に流れているため、高温の夏を乗り切れていると思います。標高10メートル余りの低地で見られるのは、すごいことだと思います。 金子
24年04月03日(水曜) 動物園 ジロボウエンゴサク 今年もザリガニ釣り場で咲き始めました。ナラ枯れで大きなコナラが枯れて地上が明るくなったことで、数を増やしています。タチツボスミレも同様です。両者が混じって咲く群落は、ほんとうにきれいです。 金子
24年04月03日(水曜) 長田谷津 アズマヒキガエル 2月28日に確認した卵塊は、おたまじゃくしになっていました。まだ、水底の泥にかたまっていて、あまり泳いではいませんでした。 金子
24年04月04日(木曜) 長田谷津 ヤマザクラ 斜面林のヤマザクラが咲き始めました。雑種のサクラも咲いていました。木々の芽吹きも始まり、斜面林は見事な美しさでした。 金子
24年04月04日(木曜) 長田谷津 タヌキ 3月28日に見つけた弱ったタヌキは、死んでいました。さっそくカラスが来て、肉をついばんでいました。2頭と思っていたら、あと2頭いました。いずれもお尻やしっぽの毛が抜け、昼間の湿地を力なく歩いていました。餌をあげていた人たちは、どう思っているのでしょう? 金子
24年04月06日(土曜) じゅん菜池緑地 サルトリイバラ 斜面林でサルトリイバラが咲いていました。小さいけど可愛らしい花です。観察会だったので、見られてよかったです。スマホで撮影して拡大して見ると、その魅力に気づきます。 金子
24年04月06日(土曜) じゅん菜池緑地 フラサバソウ じゅん菜池緑地の園路沿いに、フラサバソウが群生していました。オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリと合わせて、観察会の参加者のみなさんに見てもらいました。 金子

2024年の自然観察週報(エクセルデータ)

2024年の、ここまでの自然観察週報エクセルデータです。
まだ暫定的なものなので、今後、誤字などの修正を加えることがあります。
また、日付データは数式のままです。
週報シートへは関数を使って、気象データを表示させています。
操作時はご注意ください。

2024年自然観察週報(暫定版)エクセルデータ

2011年から2023年までの自然観察週報(エクセルデータ)

2001年から2010年までの自然観察週報(エクセルデータ)

1998年3月から2000年までの自然観察週報(エクセルデータ)

このページに掲載されている情報の問い合わせ

市川市教育委員会 生涯学習部 自然博物館

〒272-0801
千葉県市川市大町284 動植物園内

電話
047-339-0477