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市川ゆかりの著作家 梶山俊夫

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更新日: 2018年12月11日

梶山俊夫(1935-2015)

略歴

梶山俊夫(かじやま としお)画家・絵本作家。
梶山俊夫は、1935(昭和10)年東京・亀戸生まれ。本名俊男。
武蔵野美術大学中退、日本大学芸術学部卒。在学中にグラフィックデザインの登竜門である日本宣伝美術会のコンクールに入選し、学生でありながら同会の会員となって博報堂で嘱託として活躍し始める。国際児童図書評議会会員。文芸誌『虚空』同人。
『ごろはちだいみょうじん』(中川正文/さく 福音館書店 1969)、『島ひきおに』(山下明生/文 偕成社 1973)、『おんちょろちょろ』(瀬田貞二/再話 福音館書店 1970)など多数の作品がある。

大学卒業後、シェル石油(現昭和シェル石油)が創設した、抽象表現絵画の若手現代作家を発掘する目的のシェル美術賞を受賞し、一年間のパリ留学の機会を得る。いずれはフランスで生活しようと考えていたが、ヨーロッパ各地で若手芸術家と交流を持つうち、どんなに表現が異なっても、フランスの画家はフランスの、スペインの画家はスペインの風土や歴史を背負っていることを認識する。
帰国後、古い寺跡を訪ねて全国を旅して歩き、日本で自分の絵を描くことからやり直そうと決意する。
その頃、詩人の木島始から月刊絵本『こどものとも』のレイアウトを頼まれたことが絵本との出会いとなった。それが、鳥獣戯画をもとに、木島が物語を書いた「かえるのごほうび」(『こどものとも130号』福音館書店 1967)である。その後、天野祐吉の物語に絵をつけた「くじらのだいすけ」(『こどものとも139号』福音館書店 1967)が最初の絵本となった。続けて「ごろはちだいみょうじん」(『こどものとも154号』中川正文/さく 福音館書店1969)を手がけたことで、絵本の世界にのめり込む。絵本を描く一方で抽象画の制作も続けたが、その経験が絵本の仕事によい影響を与え、物語の世界を空間全体でとらえた作品を描いた。

1973(昭和48)年に「かぜのおまつり」(『こどものとも199号』いぬいとみこ/さく 福音館書店 1972)、1997(平成9)年に『みんなであそぶわらべうた』(近藤信子/編・遊び方指導 福音館書店 1997)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞を2度受賞したほか、『いちにちにへんとおるバス』(中川正文/作 ひかりのくに 1972)で講談社出版文化賞、『あほろくの川だいこ』(岸武雄/ぶん ポプラ社 1974)で小学館絵画賞、『こんこんさまにさしあげそうろう』(森はな/さく PHP研究所 1982)で絵本にっぽん大賞を受賞。

描き手と見る者が時も場所も越えて繋がる、そんな絵を理想とした。
2015(平成27)年6月16日逝去。
 
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市川市との関係

1961(昭和36)年より市川市中山に住み、若宮にアトリエを構えた。
1979(昭和54)年に「市川子どもの本の会」発足記念講演、同年の市民まつりで原画展を行なっている。また、元市川市立図書館長であった山岡寛章の著書『子どもと絵本』(コーキ出版 1982)や『市川よみうり』(市川よみうり新聞社)の挿画、『月刊いちかわ』(エピック)の表紙絵なども手がけた。2001(平成13)年の街回遊展で、自作の陶額に納めたガラス絵を展示している。
長年にわたる創作活動により、1998(平成10)年に市川市民文化賞・奨励賞を受賞した。同年、中央図書館では「梶山俊夫展」と題し、「受賞原画と本の特集展」及び講演会を開催した。また、2001(平成13)年から市川市民文化賞の審査員を務めた。
 
梶山俊夫展 写真1
梶山俊夫展 写真2
「梶山俊夫展:受賞原画と本の特集展」こどもとしょかん(1998)
梶山俊夫展 講演会
「梶山俊夫展:講演会」
生涯学習センター3階・第2研修室(1998)

 
参考文献
『絵本の作家たち 4) 別冊太陽』(平凡社 2006)
『絵本作家のアトリエ 2』(福音館書店 2013)
『日本の童画家たち』(くもん出版 1994)
『日本児童文学大事典』(大日本図書 1993)
『あゆみ 54.55年度』(市川子どもの本の会 1981)
『市川の文学 散文編』(市川市文学プラザ 2012)
『児童文学者人名事典 日本人編・上巻』(出版文化研究会 1998)
『おじいさんがかぶをうえました 月刊絵本「こどものとも」50年の歩み』(福音館書店 2005)
「いちかわの人インタビュー59 梶山俊夫さん」『月刊いちかわ 334』(エピック 1997)
市川市文化振興財団HP 市川市文化人「画家・絵本作家梶山俊夫さんインタビュー」
 
中央図書館
●このページに掲載されている情報の問い合わせ
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