更新日: 2021年11月5日

いちかわ市議会だより令和3年8月14日号(6月定例会号)

PDF版はこちらをご覧ください。

目次

1面

6月定例会
市長提出議案19件を可決
2度目のシャワー室撤去決議を可決

 市議会は、令和3年6月定例会を6月11日から6月28日まで開催し、第73代議長に金子正氏を選出しました。
 6月定例会では、市長から、令和3年度市川市一般会計補正予算(第4号)についてなどの議案17件と諮問2件、報告17件が提出され、これらを一括議題として8会派が代表質問を行いました。
 本会議での採決の結果、市議会は、市長提出議案の17件をいずれも原案通り可決・同意した他、専決処分につき承認を求める報告7件をいずれも承認し、諮問2件を異議ない旨答申しました。また、市長からは、監査委員の選任に関する追加議案2件も提出され、市議会はこれら2件とも原案通り同意しました。
 議員からは、「市長室に設置されたシャワー室に関する報道に対する説明を求めるとともに、撤去を求める決議について」などの発議15件が提出されました。その他、請願の審議や、18人の議員による一般質問を行いました。
 議員提出議案については、決議案1件、規則改正案1件及び意見書案3件を可決、条例案1件、決議案5件及び意見書案4件を否決しました。その他、請願2件を採択しました。なお、発議第1号「村越祐民市長の不信任を求める決議について」は否決されました。
 (代表質問は2~4面、一般質問は5・6面、審議結果一覧は7・8面に掲載)

 今定例会2日目の6月14日、松永修巳議長、秋本のり子副議長から辞職願が提出され、議会はこれを許可しました。その後、本会議で後任の議長・副議長の選挙を行った結果、有効投票数41票のうち36票を得た金子正氏(創生市川)を第73代議長に、有効投票数41票のうち30票を得た大場諭氏(公明党)を第61代副議長に選出しました。
 金子正氏は、平成3年市議会議員に初当選し、現在8期目。これまで第60代議長、監査委員などを歴任(市川南3丁目在住、78歳)。
 大場諭氏は、平成19年市議会議員に初当選し、現在4期目。これまで健康福祉委員会委員長などを歴任(下貝塚1丁目在住、65歳)。

議員選出の監査委員に荒木詩郎氏、岩井清郎氏

 市長から、議員選出の監査委員に荒木詩郎氏(緑風会第1)、岩井清郎氏(創生市川)を選任する追加議案が提出され、議会はこれに同意しました。
 また、任期の満了に伴い、常任委員会及び議会運営委員会の委員を新たに選任した他、各種審議会等委員の推薦を行いました。
 その他、行徳臨海部に関連する特別委員会において、委員長の辞任に伴い、委員長の互選を行った旨の報告がなされました。

主な議案

職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について

 行政手続における事務の効率化及び市民の負担軽減を図るため原則として押印を省略することとした本市の方針を踏まえ、職員の服務の宣誓における押印を不要とするほか、所要の改正を行うものです。

【主な質疑】
 「服務の宣誓は、非常に重みがあり、厳正に行うべきものであることから、宣誓書には押印が必要ではないかと考えるが、不要とする理由は何か」との質疑に対し、「国においても、対面主義や押印の原則の見直しをしており、内閣府から『地方公共団体における押印見直しマニュアル』が示された。それを受け、本市においても、申請書等への押印省略に関する要綱を改正し、原則として押印を省略することとした。また、押印は省略するが、署名は行うものである」との答弁がなされました。

市川市税条例の一部改正について

 地方税法等の改正に伴い、個人の市民税について、特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例の適用期限を延長するとともに、均等割及び所得割の非課税の範囲に係る扶養親族の範囲を見直すほか、所要の改正を行うものです。

市川市国民健康保険税条例の一部改正について

 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免の申請期限に関する特例措置を講ずるものです。

市川市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 新たな公共施設を整備することに伴い、中央公民館を廃止するものです。

令和3年度市川市一般会計補正予算(第4号)

 一般会計補正予算案は、歳出において、学校コンピューターネットワークシステム構築委託料をはじめ、地域コミュニティゾーンこども施設基本設計・実施設計委託料など、歳入において、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金、財政調整基金繰入金など、それぞれ25億4,105万1千円を追加し、歳入歳出の総額を1637億5,547万円とするものです。

報告

 6月定例会では、専決処分の承認を求める報告7件がなされ、議会はこれらをいずれも承認しました。また、継続費の逓次繰越し、繰越明許費の繰越しなどの他、市川市土地開発公社、公益財団法人市川市清掃公社及び公益財団法人市川市文化振興財団の令和2年度決算及び令和3年度事業計画、専決処分の報告3件の、合わせて10件の報告がなされました。

議員の表彰

全国市議会議長会

在職30年表彰
金子正
在職10年表彰

石原みさ子
青山ひろかず
高坂進
石原よしのり
越川雅史

2~4面 代表質問

代表質問は、こちらをご覧ください。

5・6面 一般質問

一般質問は、こちらをご覧ください。

7・8面

常任委員の改選

 市川市議会には4つの常任委員会があり、議案や請願を所管ごとに審査し、市政について調査をします。任期は2年で、議員は必ず1つの委員会の委員になります。
 委員の任期(2年)が令和3年6月で満了となり、6月定例会で委員の改選を行いました。

総務委員会

委員長 久保川隆志
副委員長 石原たかゆき
委員 金子貞作、佐直友樹、鈴木雅斗、清水みな子、松永鉄兵、越川雅史、堀越優、かいづ勉、岩井清郎


所管事項
危機管理室、広報室、総務部、企画部、財政部、情報政策部、市民部、消防局、議会、選挙管理委員会、監査委員及び公平委員会の所管に属する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項

健康福祉委員会

委員長 石原みさ子
副委員長 つちや正順
委員 やなぎ美智子、長友正徳、中村よしお、秋本のり子、中山幸紀、稲葉健二、加藤武央、大場諭、竹内清海


所管事項
福祉部、こども政策部及び保健部の所管に属する事項

環境文教委員会

委員長 宮本均
副委員長 国松ひろき
委員 小山田直人、つかこしたかのり、廣田徳子、増田好秀、小泉文人、かつまた竜大、荒木詩郎、松永修巳


所管事項
文化スポーツ部、環境部及び教育委員会の所管に属する事項

建設経済委員会

委員長 大久保たかし
副委員長 浅野さち
委員 中町けい、細田伸一、青山ひろかず、高坂進、石原よしのり、西村敦、松井努、金子正


所管事項
経済部、観光部、街づくり部、道路交通部、水と緑の部及び農業委員会の所管に属する事項のほか、行徳支所の所管に属する事項のうち上記事項に相当する事項及び水産業に関する事項

議会運営委員会

 議会運営委員会は、議会の運営や、議長の諮問等に関する事項を所管事項としています。委員の任期(2年)が令和3年6月で満了となり、6月定例会で委員の改選を行いました。

委員長 堀越優
副委員長 細田伸一
委員 つちや正順、小山田直人、石原たかゆき、廣田徳子、久保川隆志、石原みさ子、青山ひろかず、高坂進、石原よしのり、秋本のり子、稲葉健二、岩井清郎

特別委員会

東京外郭環状道路に関連する特別委員会

委員長 加藤武央
副委員長 長友正徳
委員 小山田直人、清水みな子、細田伸一、石原よしのり、かつまた竜大、松永鉄兵、松永修巳、大場諭、竹内清海

所管事項
東京外郭環状道路に関連する問題に関する調査・検討

行徳臨海部に関連する特別委員会

委員長 中村よしお
副委員長 廣田徳子
委員 佐直友樹、石原たかゆき、増田好秀、中町けい、青山ひろかず、西村敦、かいづ勉、松井努、岩井清郎

所管事項
行徳臨海部に関連する問題に関する調査・検討

中核市移行に関する特別委員会

委員長 松井努
副委員長 中山幸紀
委員 長友正徳、つちや正順、中村よしお、高坂進、石原よしのり、宮本均、竹内清海、金子正、岩井清郎


所管事項
中核市移行に関する調査・検討

資格審査特別委員会

委員長 加藤武央
副委員長 堀越優
委員 清水みな子、廣田徳子、久保川隆志、細田伸一、青山ひろかず、大久保たかし、石原よしのり、秋本のり子、かつまた竜大、西村敦、松永鉄兵、荒木詩郎、稲葉健二

所管事項
つかこしたかのり議員の資格決定の件

※特別委員会は必要がある場合に、議会の議決によって設置されるものです。

議員発議案の審議結果一覧

議員発議案の審議結果一覧はこちらのPDFファイルをご覧ください。

人事議案

 6月定例会には、市長から、教育委員会委員の任命についての議案が提出され、議会はこれら2件をいずれも同意しました。
教育委員会委員 大高究、広瀬由紀(敬称略)
審議結果はこちらのPDFファイルをご覧ください

請願

 6月定例会には、新たに請願2件が提出され、所管の各委員会で審査し、議会は、これら2件をいずれも採択しました。
審議結果はこちらのPDFファイルをご覧ください

意見書・決議

 6月定例会には、意見書案及び決議案13件が提出され、議会はこのうち4件を可決し、9件を否決しました。可決した意見書は、7月2日に関係行政庁等へ送付しました。
審議結果はこちらのPDFファイルをご覧ください

市長室に設置されたシャワー室に関する報道に対する説明を求めるとともに、撤去を求める決議(要旨)

 令和3年2月定例会において、市長室のシャワー室の撤去等を求める決議が可決され、市長は、重く受け止め真摯に対応する旨コメントを発し、同決議に賛成した会派代表者に対しては、当該シャワー室を災害時の女性用シャワーとして運用する等今後の方向性を説明した。しかし、その後の会見で、市長は、シャワー室を撤去せず、災害時に市長室を女性職員の控室とし、自らもシャワーを利用すると記者に明らかにした。これは、事前の説明内容と明らかに異なり、誠に遺憾である。
 今、本市が力を集結し取り組むべきは、新型コロナ感染症への対応及びそのワクチン接種であり、シャワー室設置問題をこれ以上長引かせるべきではない。
 よって、市長に対して猛省を促すとともに、議会への説明とシャワー室の撤去を含めた今後の対応について、下記のとおり決議する。
1 .市長は、事前の説明と異なる内容が報道されていることについて説明責任を果たすこと
2 .市長室に設置されているシャワー室の撤去を早急に求める

令和3年定例会開会予定日

9月定例会 9月3日(金曜)
12月定例会 12月3日(金曜)
※上記は予定であり、事情により変更される場合があります。

市長提出議案等の審議結果一覧

市長提出議案等の審議結果一覧はこちらのPDFファイルをご覧ください。

会派別議員名簿

会派別議員名簿はこちらのPDFファイルをご覧ください。


議員からの寄附やあいさつ状(答礼のための自筆によるものを除く)は公職選挙法で禁止されています

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 議会事務局 議事課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

議事グループ
電話 047-334-3759 FAX 047-712-8794
調査グループ
電話 047-712-8673 FAX 047-712-8794