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教育長室からのお知らせ No.32(平成30年3月)

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更新日: 2018年3月13日
 弥生3月。桃の節句、啓蟄も過ぎ、ようやく寒さも少し緩んできたようです。校庭の桜に開花を誘うような早春の訪れに、今年度も四季がひとまわりしたことを感じています。
 3月は、子どもたちが、卒業(卒園)あるいは修了という大きな「節目」を迎える時期です。保護者の皆様には、心身共に健やかにたくましく成長した我が子の姿に、感慨も一入のことと思います。

 ところで、「節目」と言えば、「竹」を連想する方も多いことでしょう。
 竹は、他の植物と比べて生長がとてもはやいことで知られています。孟宗竹(モウソウチク)という種は、一日で10cm以上も伸びることが観察されているそうです。
 そして、これを可能としているのが、「節」の存在です。普通、植物の生長点は幹や枝などの先端部分ですが、竹には、節にも生長帯があり、20の節があれば他の植物の20倍のはやさで生長するのだそうです。
 また、「節」があることで、竹は「しなる」ことができます。ただまっすぐ天に伸びていくだけでは、大雨や強風に遭うと簡単に折れてしまいますが、多くの節を持つことで、体全体をしならせながら衝撃を緩和しているのだそうです。

 人も、人生の「節目」ごとに伸び、強くしなやかに成長していくのだと思います。節目の間隔は、3か月、1年、3年、6年…等、それぞれでしょうが、人は、節目を迎えるたびに、これまでの歩みを振りかえり、自己を確かに見つめ、また、前へ歩み出すのでしょう。もちろん、そこには、挫折や失敗を伴うこともあります。
 しかし、つらく苦しい経験を経た「節」を多く持つ人こそ、粘り強くかつ懐深くして柔軟であり、自ら立ち直る力や折れにくい心(レジリエンス)を持っている人なのだと思います。

 さて、すでに、「教育長室からのお知らせ」No.21No.29にて、ご案内の通り、来年度から、幼稚園においては、新学習指導要領の全面実施が、小・中学校においては、移行措置期間が、それぞれスタートします。
 まさに、今、市川教育も大きな「節目」を迎えていると言えるでしょう。

 これまでの教育施策の成果と課題を適切に点検・評価するとともに、教育における「不易」と「流行」をしっかりと見極めながら、来年度も保護者・地域の皆様と共に、「人をつなぐ 未来へつなぐ 市川の教育」を一歩ずつ前へ進めて参りたいと思います。

 「人間は夢を持ち、前へ歩み続ける限り、余生はいらない。」
 50歳にして家督を長男に譲り、江戸で測量・天文観測などを学んだのち、56歳から17年にわたり全国を測量して歩き、ついに「大日本沿海輿地全図」を完成させた、千葉の先人、伊能忠敬の言葉をご紹介させていただき、今年度を締めくくります。

 保護者・地域の皆様には、1年間、ご支援・ご協力を賜りまして、ありがとうございました。
 来年度も、引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 
                                                         教育長  田中 庸惠
 
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