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広報いちかわ8月3日号 特集2

ページID:0006201 更新日:2025年10月27日 印刷ページ表示

特集2:日本最古の丸木舟が出土
外かん自動車道発掘からわかった市川の歴史す

日本最古の丸木舟が出土
外かん自動車道発掘からわかった市川の歴史

日本最古の丸木舟が出土外かん自動車道発掘からわかった市川の歴史の画像

 市川市は、姥山(うばやま)・曽谷・堀之内の貝塚や下総国府・国分寺などの遺跡(いせき)があり、大むかしから人々が居住してきた地域です。
 昨年6月に開通した東京外かく環状道路(外かん自動車道)の建設工事にともなって行われた発掘調査により、新たにさまざまな遺跡が発見されました。こうした遺跡からは日本最古の丸木舟をはじめ、縄文時代の耳飾りや弥生時代の農具といった市川市の歴史がわかる出土品が数多く出てきました。
 今号ではその一部を紹介するとともに、遺跡からの出土品を一堂に集めた企画展について紹介いたします。

問い合わせ=Tel047-373-2202考古博物館

発掘された主なもの

<発掘場所>道免谷津(どうめきやつ)遺跡

  • 耳飾り​
    耳飾りの画像
    縄文時代の美しい耳飾りが出土しています。木製で赤い漆を表面に塗っています。両側の耳たぶに孔(あな)をあけて、セットで身に着けていました。
  • 弥生時代の農具
    弥生時代の農具の画像
    市川市で稲作が始まった頃に使われたもので、掘棒(ほりぼう)と呼ばれ、スコップのように土を掘りおこしました。

<発掘場所>雷下(かみなりした)遺跡

  • ​日本最古の丸木舟
    日本最古の丸木舟の画像1
    日本最古の丸木舟の画像2
    約7000年前のムクノキ製の長さ約7メートルの丸木舟です。本来は、カヌーのような形をしていましたが、底の部分だけが現存しています。1本の木を焦がしながら、削ってつくられています。

<発掘場所>北下(きたした)遺跡

  • ​人面土器
    人面土器の画像
    国府のお祓(はら)いに使われたものです。息を吹きかけて、けがれを土器に移し、国分川に流しました。顔はけがれを担う神の顔です。
  • 屋根瓦
    屋根瓦の画像
    奈良時代に下総国庁や国分寺に葺(ふ)かれた瓦。文様は瓦ではめずらしい宝相華文(ほうそうげもん)です。北下遺跡で瓦窯(かわらがま)が発見されています。

縄文の昔から続く市川の名産

領塚 正浩 考古博物館学芸員

 市川は、東京近郊にあることに加え、縄文時代の貝塚が多いことから、明治時代から盛んに発掘がおこなわれ、縄文人たちの生活の様子が明らかにされています。ここで耳寄りな発掘情報を一つご紹介しましょう。丸木舟が出土した雷下遺跡は、低地につくられた縄文時代の珍しい貝塚で、魚のスズキの骨がたくさん出土しました。市川を代表する魚であるスズキは、何と7000年も前から食べられていたのです。これには私も驚きました。漁業関係者のみなさん、これを機に「市川の縄文スズキ」なんていうブランドはいかがでしょうか。

(領塚 正浩 考古博物館学芸員)

縄文の昔から続く市川の名産の画像

《発掘されたものを実際に見てみませんか》
【企画展】大地からのメッセージ―外かん自動車道の発掘成果―

 特に注目を集めているのが、雷下遺跡から出土した日本最古の丸木舟です。この他にも発掘調査で出土した2万5000年前の旧石器時代から江戸時代までの見ごたえのある資料610点を展示しています。市川の歴史を実際に見てみませんか。

【企画展】大地からのメッセージ―外かん自動車道の発掘成果―

日時=9月8日(日曜日)まで 祝日を除く月曜日は休館(8月12日は開館、翌日休館)午前9時~午後4時30分
場所・会場=歴史博物館

<来場者インタビュー>

歴史博物館は初めてでしたが、今回の企画展では7000年も前の舟が形として残っていて、実際に目にすることができ、とてもびっくりしました。
また、普段自分たちが住んでいる下に貝塚があったりするということも驚きで、新たな発見でした。

来場者インタビューの画像

発掘について解説します

 企画展をより詳しくより楽しむためのイベントを開催します。

  • 講演会「下総国府の新発見」
    日時
    9月1日(日曜日)・7日(土曜日)・8日(日曜日)の全3回 午前10時40分~正午
    場所・会場歴史博物館
    講師山路直充(考古博物館学芸員)
    対象・人数各回当日先着60人
    内容市川市に推定される下総国府について、外かん自動車の発掘からわかった新事実を3回違うテーマでお話しします。[1]「国府の祭祀と北下遺跡」、[2]「国分寺造営と北下瓦窯」[3]「国司館と後通(うしろどおり)遺跡」。
  • ギャラリートーク
    日時
    8月4日・18日、9月1日 いずれも日曜日午前9時30分~10時30分
    場所・会場歴史博物館
    内容学芸員による展示解説。企画展の見どころなどをお話しします。

まだまだ楽しめるイベントが盛りだくさん

 考古博物館・歴史博物館では、夏休みに楽しめるイベントを用意しています。昔体験ができるサマーフェスタや、普段と違う博物館が楽しめるナイトミュージアムなどを行いますので、企画展とともにお楽しみください。

  • ナイトミュージアム
    ナイトミュージアムの画像
    日時
    8月4日(日曜日)午後7時(30分前開場)~8時30分
    場所・会場考古博物館(演奏会)、歴史博物館(幽霊絵展示 怖い紙芝居など)
    内容徳願寺所蔵の幽霊絵の写真パネルの展示や、怖い紙芝居の実演、コククジラの下での演奏会などいつもと違った博物館が楽しめます。
  • サマーフェスタ
    自分だけの勾玉をつくれます
    日時
    8月17日(土曜日) 午前10時~午後2時
    場所・会場
    考古博物館/勾玉(まがたま)づくり、組紐(くみひも)ストラップづくり、縄文学習コーナー
    歴史博物館/スーパーボールづくりなど
    費用勾玉づくりのみ250円、その他は無料
    内容勾玉づくりや組紐ストラップ作りにくわえ、塩を使ったスーパーボールづくり体験なども実施します。保護者の方と一緒であれば、5歳くらいから体験できます。
  • 和とじのメモ帳づくり体験
    半紙と千代紙で作る和柄のオリジナルメモ帳づくりを体験できます。針と糸を使った簡単な体験で、小学生の夏休みの自由工作としてもおすすめです。
    日時8月25日(日曜日)午後1時30分~3時
    場所・会場歴史博物館
    対象・人数小学校3年生以上、申込順10組程度
    申し込み・応募Tel047-373-6351同館

考古・歴史博物館は日頃から楽しめます

考古・歴史博物館は日頃から楽しめますの画像1

考古博物館は市内の貝塚から発掘された縄文土器や石器、下総国分寺跡から発掘された瓦など、市川の原始・古代の資料を展示しています。近くには、鎌倉時代以降を紹介している歴史博物館があります。

住所=市川市堀之内2-26-1(考古博物館)、市川市堀之内2-27-1(歴史博物館)
開館時間=午前9時~午後4時30分、入館無料
休館日=月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)

考古・歴史博物館は日頃から楽しめますの画像2

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