更新日: 2023年2月11日

いちかわ市議会だより令和5年2月11日号(12月定例会号)

目次

1面

12月定例会
市長提出議案10件を可決
一般会計補正予算は修正可決

 市議会は、令和4年12月定例会を12月2日から12月16日まで開催しました。
 12月定例会では、市長から、「市川市議会議員及び市川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について」、「市川市個人情報の保護に関する法律の施行に関する条例の制定について」、「市川市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、「令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)」などの議案10件と報告7件が提出され、これらを一括議題として6会派が代表質問を行いました。
 議員からは、「市川市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について」などの発議3件及び「議案第39号令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)に対する修正案」が提出されました。その他、請願の審議や、22人の議員による一般質問を行いました。
 本会議での採決の結果、市長提出議案10件のうち、9件を原案通り可決し、「令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)」については、債務負担行為補正の「第1庁舎7階改修設計委託費」を削除する修正を行った上でこれを可決しました。
 議員提出議案については、決議案1件、条例案1件及び意見書案1件の計3件をいずれも可決しました。また、請願1件を不採択、1件を継続審査としました。
 (代表質問は2~4面、一般質問は5~7面、審議結果一覧は8面に掲載)

主な議案

市川市個人情報の保護に関する法律の施行に関する条例の制定について

 個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、同法の施行に関し必要な事項を定めるものです。

市川市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例の一部改正について

 子どもたちの安心で充実した食の環境を整え、その成長を社会全体で支える施策を推進するため、学校給食費を無償化するものです。

市川市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 老朽化した東大和田保育園の園舎を建て替え、保育サービスのさらなる向上を目的として同園を社会福祉法人による公私連携型保育所とするため、公の施設としての供用を廃止するものです。

【主な質疑】
 「園舎は、現在とは別の場所に建て替えるのか。また、園舎の建て替えに当たり、何か付加される機能はあるのか」との質疑に対し、「園舎は、現在とは別の南八幡3丁目の警察寮跡地に移転する。また、機能は現在の公立保育園の内容をほぼ継続してもらうが、開園時間の延長や茶道教室の実施など、法人独自のサービスも追加されることとなる」との答弁がなされました。また、「建て替え後は保育園を公私連携型保育所にするとのことだが、このような形態の場合、市の関与はどのようになるのか」との質疑に対し、「公私連携型保育所にすると、市と法人が協定を結んで、その内容につき履行を確認するため、市の関与は強くなると考えている」との答弁がなされました。

令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)

 一般会計補正予算案は、歳出において、八幡分庁舎建替事業費本年度支出額、デジタル地域通貨運用システム構築等委託料、介護老人保健施設管理事業負担金、赤ちゃん健やか応援給付金、多目的防災網設置事業補助金、塩美歩道橋実施設計委託料など、歳入において、生活保護扶助費負担金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、保育対策総合支援事業費補助金など、それぞれ11億1461万5千円を追加し、歳入歳出の総額を1778億474万9千円とするものです。

【主な質疑】
 「デジタル地域通貨の導入によって得られる経済効果はどの程度を見込んでいるのか」との質疑に対し、「経済効果については、平成27年度に発行したプレミアム付商品券では、プレミアム分以上の波及効果があった。今回の実証実験においても、デジタル地域通貨を使うことで、市外で買い物をしていた市民が、市内で買い物をするようになったかなど様々な点から、経済効果を検証していきたいと考えている」との答弁がなされました。

報告

 12月定例会では、市有車による物損事故に係る損害賠償請求事件の和解などの専決処分の報告7件がなされました。

2~4面 代表質問

5~7面 一般質問

7・8面

中核市移行に関する特別委員会の委員長辞任及び新委員長選任について

 令和4年12月12日に開催された中核市移行に関する特別委員 会において、長友正徳委員が、同月2日に「松井努議員(会派「緑風会」)に対し、地方自治法第132条に違反した責任を改めて問うとともに、議員辞職を含め自らの責任の取り方を示すよう勧告する決議について」が可決されたことを受け、松井努委員長に対する不信任決議案を提出したところ、松井委員長は委員長の辞任願いを提出し、委員会はこれを許可しました。
 これに伴い委員会は委員長の互選を行い、岩井清郎委員を新たな委員長に選任しました。新たな委員名簿は次のとおりです。
 

委員長
岩井清郎
副委員長
中山幸紀
委員
長友正徳 つちや正順 国松ひろき 廣田德子 中村よしお 髙坂進 宮本均 松井努 竹内清海

(令和4年12月12日現在)

松井努議員に対し議員辞職を含め自らの責任の取り方を示すよう勧告する決議案を可決

 令和4年12月2日、5人の議員から「松井努議員(会派「緑風会」)に対し、地方自治法第132条に違反した責任を改めて問うとともに、議員辞職を含め自らの責任の取り方を示すよう勧告する決議について」が提出されました。
 本決議案は、松井努議員が、令和3年12月8日の本会議において他人の私生活にわたる言論をしたこと等について議会が科した陳謝の懲罰を受け入れ、令和4年2月8日、議場において陳謝したにもかかわらず、その後、懲罰を科すことに賛成した議員22人に対し損害賠償を求める訴訟を同年3月7日付で提起したことは、懲罰制度を有名無実化する悪質な挑戦をして、議会の権威と秩序、品位を汚すものであるなどとして、松井議員に対し、議員辞職を含め自らの責任の取り方を示すよう勧告するものです。
 採決の結果、議会は多数をもってこれを可決しました。

スマホ パソコン で ライブ 録画

ライブ中継は「市川市議会ホームページ」から

 市川市議会では本会議の様子をインターネットでライブ中継しています。

録画配信は「YouTube」から

 YouTube「市川市議会公式チャンネル」では、過去おおむね1年間の本会議の様子をご覧いただけます。

市川市議会の個人情報の保護に関する条例を制定

 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)が令和3年に改正(令和5年4月1日施行)され、地方議会が適用対象外となりました。
 このことから、議会における個人情報を保護するため、新たに議会として個人情報保護条例を制定しました。
 本条例は令和5年4月1日から施行されます。
 

請願

 12月定例会には、新たに請願1件が提出され、継続審査事件1件とあわせて所管の各委員会で審査しました。議会は、このうち1件を不採択とし、1件を継続審査としました。
審議結果はこちらのPDFファイルをご覧ください

意見書・決議

 12月定例会には、意見書案1件及び決議案1件が提出され、議会はいずれも可決しました。
 可決した意見書は、12月19日に関係行政庁へ送付しました。

審議結果はこちらのPDFファイルをご覧ください

帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書

 帯状疱疹は、過去に水痘に罹患した者が、加齢や過労、ストレスなどによる免疫力の低下により、体内に潜伏する帯状疱疹ウイルスが再燃し発症するものである。
 日本人では、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症するといわれており、治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもある。
 この帯状疱疹の発症予防のために、ワクチンが有効とされているが、費用が高額になることから接種を諦める高齢者も少なくない。
 帯状疱疹による神経の損傷によって、その後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる合併症に加え、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などを引き起こし、目や耳に障がいが残ることもあるともいわれている。
 よって、本市議会は政府に対し、一定の年齢以上の国民に対するワクチンの有効性等を早急に確認し、帯状疱疹ワクチンの助成制度の創設や予防接種法に基づく定期接種化を強く求める。

令和5年定例会開会予定日

2月定例会 2月15日(水曜)
6月定例会 6月9日(金曜)
9月定例会 9月1日(金曜)
12月定例会 12月1日(金曜)

  • ※上記は予定であり、事情により変更される場合があります。

12月定例会 議案等の審議結果一覧

会派別議員名簿


議員からの寄附やあいさつ状(答礼のための自筆によるものを除く)は公職選挙法で禁止されています

このページに掲載されている
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千葉県市川市八幡1丁目1番1号

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