第17回市川手児奈文学賞

市川は〈葛飾の真間の手児奈〉が万葉集に詠まれて以来、
そのむかしから多くの文学作品の舞台となってきました。
文芸風土豊かな市川を詠んだ<短歌・俳句・川柳・詩>を全国から募集します。

※第17回は、短歌1,602点、俳句3,495点、川柳1,984点、詩145点、計7,226点の作品が全国から寄せられました。たくさんのご応募ありがとうございました。

贈賞式

下記のとおり贈賞式が行われました。

日時
平成29年2月5日(日曜)13時から
会場
市川市文化会館大会議室

入賞作品

短歌 選者:清水麻利子(花實同人)応募数:1,602点

大賞
束の間の看取りの中のかくれんぼ水木洋子の映画の椅子に
市川市宮久保奥井 あき
秀逸
古戦場跡の森よりひとすじの炎は還らん宙の母へと
市川市平田 山﨑 蓉子
佳作
江戸川のかなたより生れし冬将軍魚影しずかに沈めて藍く

清秋の手古奈堂より繰り出せる女神輿の白脛眩し

こんもりとま昼小暗き薮知らず今朝も祠に箒目の立つ

市川市大和田中田 文

埼玉県川口市 知念 哲夫

市川市東大和田 田邉 かつ代

俳句 選者:能村研三(沖主宰)応募数:3,495点

大賞
八幡の杜に弦音や蝉しぐれ
千葉県館山市石崎 和夫
秀逸
インコ籠提げ来は左近春の土手
市川市国府台三木 千代
佳作
梨畑四方へ枝の低さかな

塩場跡や寺は涼しく向きあへる

銀漢や昔織物工場跡

市川市菅野 柴田 歌子

千葉県習志野市 中村 世都

市川市原木福田 肇

川柳 選者:南澤たかを(川柳新潮社同人)応募数:1,984点

大賞
石段を見上げて妻と女坂
市川市新田 神林 洋右
秀逸
千本のイチョウ見上げる千歳飴
千葉県松戸市 川名 信政
佳作
浅草へ行く日荷風は靴をはき

缶詰の僧百日で滋味を増し

エトランゼ容れて江戸川BBQ

千葉県習志野市 川崎 火呂志

市川市市川南 野口 良

市川市妙典佐野 八郎

詩選者:淵上熊太郎(詩人)応募数:145点

大賞
七つの梨
神奈川県藤沢市青野川 青
秀逸
潮の匂い
市川市本行徳 峰崎 成規
佳作
三月のコッペパン

止まり木

大きな樹の下

岐阜県岐阜市 後藤 順

愛知県一宮市 大江 豊

千葉県船橋市 祥 まゆ美

第17回市川手児奈文学賞 募集要項

募集期間
※平成28年度の募集は10月1日をもちまして終了いたしました。
平成28年7月1日(金曜)~10月1日(土曜) 消印有効
募集作品
短歌・俳句・川柳・詩の4部門
1部門につき1人5点までとする。複数部門への応募は可。
一般の部・子どもの部(中学生以下)
募集テーマ
「2016年市川を詠む」
市川の自然、文化、祭、史跡や建物、市川ゆかりの人物などを題材とする。
応募方法

◇短歌・俳句・川柳部門
ハガキまたはハガキ大の用紙に作品1点を記入。
下記の必要事項を明記し、1作品ずつ別々の用紙に記入。

◇詩部門
400字詰原稿用紙3枚以内。
原稿用紙に黒のインクまたはボールペンで縦書き、ワープロ、パソコンで執筆し、400字詰換算枚数を併記。作品の右肩を綴じ、作品とは別に下記の必要事項を明記したものを添える。

※必要事項
[1]応募部門[2]住所[3]氏名(ふりがな)[4]年齢[5]学生の方は学校名・学年[6]電話番号

文学ミュージアムに送付、または、市川市内の複数施設(文学ミュージアム、芳澤ガーデンギャラリー、行徳文化ホールI&I、八幡市民談話室、東山魁夷記念館、里見公園)に設置の応募箱へ投函。

ホームページからの応募は終了しました

応募要項のダウンロードはこちら

応募・お問い合わせ先
〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-4 市川市生涯学習センター2階
市川市文学ミュージアム 市川手児奈文学賞係
TEL:047-320-3334
【一般の部】
大賞(各部門1点)賞状、賞金5万円、作品集
秀逸(各部門1点)賞状、賞金1万円、作品集
佳作(各部門3点)賞状、賞金5千円、作品集
入選 作品集

【子どもの部】

入選者には作品集を贈呈。
発表
平成29年1月(予定)
入賞・入選者に文書にて通知する。
選者
短歌 清水 麻利子(花實同人)
俳句 能村 研三(沖主宰)
川柳 南澤 たかを(川柳新潮社同人)
詩 淵上 熊太郎(詩人)
作品集
入賞・入選作品を、作品集にまとめ掲載する。
その他

※著作権は本人に帰属するものとします。ただし市川市が作品を使用する場合、その使用を承諾したものとします。
※応募作品は未発表の自作作品とし、二重投稿または盗作、明らかな類似作品の場合は、賞の発表後でも入賞入選を取り消します。
※一般の部の入賞作品は市川市ホームページで作者名を掲載します。入賞入選作品については作者名、住所(都道府県・市区町村名のみ。市内在住者は町名まで)、学校名、学年を表示し、作品集に掲載します。

応募作品の訂正、差替、返却はできません。個人情報は適正に管理し、本文学賞に関わること以外には利用しません。

主催
市川市・市川手児奈文学賞実行委員会

手児奈文学賞関連イベント

◆作品展
今までの入賞作品と第16回子どもの部の優秀作品を展示します。

◇日時
平成28年8月10日(水曜)~8月18日(木曜) 月曜休館
平日/午前10時~午後7時30分
休日/午前10時~午後6時
※最終日は午後3時まで
◇場所
生涯学習センター1階 エントランスホール

◆文芸さんぽ
大野・大町方面をめぐりながら、市川の新たな魅力を発見するバスツアーです(徒歩見学あり)。
参加後詠んだ作品をぜひ手児奈文学賞にご応募下さい。

◇日時
[1]平成28年9月10日(土曜)、[2]9月25日(日曜)
各日とも午後1時30分から
◇定員
各日20名
◇場所
万葉植物園、梨園(見学)などを予定。
◇申込
往復ハガキにイベント名、人数(2名まで可)、氏名、住所、電話番号、ご希望のお日にち(9月10日か9月25日)を記入のうえ、 「市川市文学ミュージアム手児奈イベント」係まで送付してください。

※応募締切:8月23日(火曜)消印有効
※応募者多数の場合は抽選を行います。 締切後も定員に余裕がある場合はお電話にてお申込を受け付けます。
※小学生以下は保護者同伴のこと。

◆応募・問い合わせ先 市川市文学ミュージアム
〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-4 生涯学習センター2階
TEL 047-320-3334 FAX 047-320-3356

出前授業

学校から依頼を受けて、出前授業を行っています。
お申し込みは文学ミュージアムまでお問い合わせ下さい。

このページに掲載されている情報の問い合わせ

市川市文学ミュージアム
(市川市 文化国際部 文化施設課)

〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター(メディアパーク市川)2階

電話
047-320-3334
FAX
047-320-3356