[展示アーカイヴ]本が泣いています・・・
- イベント
「本が泣いています…」利用上のマナーを考えよう
図書館の本は市民の皆さんの大切な財産です。近年、図書館資料の破損が目立つようになり、泣く泣く廃棄することが多くなりました。
2006年6月22日から8月30日まで、中央図書館ブラウジングコーナーで破損した資料を展示して、図書館利用のマナー向上を呼びかけ
ました。その結果、さまざまなメディアで取り上げられ、全国的なニュースとなりました。
- 2006年7月1日
- 改訂2007年7月10日
このときの展示の記録をWebアーカイヴとして残しておきます。
関連記事
やぶれ

本の寿命かもしれませんが、製本がしっかりしている絵本は早めに修理すれば、まだたまだ使えます。
もし本が壊れそうでしたら、お手数ですが、お返しの際に、ぜひ教えてください。
専用の修理用品で補強いたします(セロハンテープ等で修復されますと変色してしまいます)
ページ破り

いちページまるごと破かれていました。
切り取り(料理のレシピ本)

料理の本で、たぶん自分の気に入ったレシピだけ切り取ったのでしょうか。
他のページやレシピは見ることが出来ても、次に借りる方はとても不快な気持ちになります。これでは、もう使いものになりません。
切り取り(新聞縮刷版)

過去の新聞を集めた貴重な資料「新聞縮刷版」の記事も切り抜かれていました。
図書館資料は絶対に切り取ったり破いたりしないでください。情報が欠落してしまい、資料としての価値はなくなってしまいます。絶版の本は当然手に入れることはできません。館内にコピー機がありますのでご利用ください。
書き込み

蛍光ペンに赤ボールペンなど、しっかり傍線が引かれていて、さらに言葉まで小さく書き込まれています。これでは消すこともできません。
自分の本と間違えているのでしょうか。
しみ

何をこぼしたのでしょう。何ページにもわたって染みて、もう使いものになりません。
食べたり飲んだりしながら、本を読むのは止めましょう。
濡れ

雑誌ですが全体が濡れていました。何とか乾かしましたが、ページがしわしわになってしまいました。
雨が降りそうな日に本をお返しする場合は、必ず袋やカバンに入れて本が濡れないようにお持ちください。
ずぶ濡れ

文庫本で全体が濡れてしまい、何とか乾かしましたが、本自体が膨らんでしまって使いものになりません。
さらに残念なことに、まだ予約の方が百人以上待っている話題のベストセラーの本です。
まさか本はお風呂で読んでいないですよね。
かじり

ペットがいる方は、本の置き場所にお気をつけください。赤ちゃんや小さいお子さんにも要注意。
付箋つけっぱなし

ポストイット等ののり付き付箋は、微量ののりの成分がシミの原因となります。しおりにはなるべく普通の紙などをお使いください。また使用後は必ず取り除いてお返しください。
ページ折り
本が傷みますので、栞やデートスリップをご利用ください。
テープの弛み(ビデオ)
ビデオやカセットテープは必ず巻き戻して返却してください。途中ですとテープがたるんだり痛んだりします。
また自動車のボンネット等、直射日光が当る場所に、置きっぱなしにしないようにご注意ください。
解説書を忘れずに(CD)
CDの解説書をよく忘れてお返しになる方がいます。解説書も貴重な資料のひとつです。
お返しの際には、ケース、CD円盤、解説書の3点を必ず確認してください。
新聞記事等の報道の履歴
新聞記事やテレビ報道など、各メディアでも以下のように取り上げられました。
-
NHK1チャンネル 2006年8月25日「首都圏ネットワーク」18時19分~3分程
- 放送タイトル「貸し出せない図書館の本 展示」友の会の方による修理の様子も放映
-
2006年8月19日の東京新聞23面「千葉中央版」に掲載
- 見出しタイトル「破損本を館内展示 マナー守って!」
-
2006年8月19日の市川よみうり第1366号の第5面
- 見出しタイトル「目立つ貸出本の破損 市川市中央図書館で実物展示」
-
2006年8月17日の読売新聞27面「京葉版」でもカラーで掲載されました。
- 見出しタイトル「ひどいマナー本が悲鳴 市川市中央図書館 破損本を陳列」
-
2006年8月5日のマイタウン市川で紹介されました。
- いちかわインターネット放送局「平成18年度 マイタウンいちかわ」でも画像配信しています。
-
2006年7月18日の千葉日報16面「房総総合版」でも大きく取り上げられました。
- 見出しタイトル「破損した本を展示 市民の共有財産大切に 利用者のマナー向上願い」
このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市教育委員会 教育振興部 図書館課
〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター内
- 電話
- 047-320-3333(自動応答)
047-320-3346(直通)