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カラスについてのご案内です
カラスの種類や特徴をご紹介します
みなさんは、カラスが自然の中でどのような役割を持っているか、ご存知ですか?
カラスは、自然の中では消費者であるとともに、死体を食べて片付けることで自然の中の掃除屋の役割を担っています。
また、死体を食べて小さくすることで、分解者の入り口の役割もしています。
さらにカラスの糞は、小さな動物やバクテリアによって分解され、再び植物の栄養となりやすい形にされます。
いわばカラスは、自然の中のリサイクルが始まるきっかけを作る生きものといえます。
日本で記録されたことのある「カラス科」の鳥は10種あり、一般にカラスと呼ばれている黒を基調とした「カラス属」の鳥は5種います。
このうち、人が生活する都会とその周辺で生息しているのは主に「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」 の2種です。
なお、都会で多く見られるのは、ハシブトガラスです。
ハシブトガラスとハシボソガラスは、大きさもほとんど同じであり似ていますが、住んでいる環境や習性が異なります。
この2種についての主な特徴は、以下のとおりです。
| ハシブトガラス | ハシボソガラス | ||
|---|---|---|---|
| 形態 | 全長 体重 外見 |
約56cm 550~750g 嘴が太くて湾曲している |
約50cm 320~690g 嘴が細めで真直ぐ |
| 鳴き声 | 基本 | カア、カアと澄んでいる | ガア、ガアと濁っている |
| 行動 | 移動方法 夜の休息 いる場所 |
跳ねることが多い 集団ねぐらに集まる (2種が混在することも多い) 樹上にいることが多い |
2足で歩くことが多い 集団ねぐらに集まる (2種が混在することも多い) よく地上に下りる |
| 分布域 | アジアの東南部~極東部 | ユーラシア大陸中北部 | |
| 生息環境 | 茂った樹林地の林縁 | 明るい疎林のある草原・農耕地・河原 | |
| 繁殖生態 | 営巣木 卵数 抱卵期間 育雛期間 営巣開始 気性 |
茂った常緑樹が多い 3~5卵 19~20日 30~35日 木の葉が茂ってから 営巣期間を通して神経質になる |
見とおしのよい高木が多い 3~5卵 およそ20日 30~35日 木の葉が芽吹く前 雛が巣立つ時は神経質になる |
| 食性 | 特徴 好むもの |
雑食 樹木の種子・肉類 |
雑食 農作物・コガネムシなど昆虫 |
(「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」(環境省自然環境局)より引用)
カラス被害の問題と対策方法をご案内します
都会のハシブトガラスは、食べ物や繁殖場所があり、安全であるため、昔に比べて多くみられるようになりましたが、人間と生活空間が重なるため、人間生活から見て問題が発生しています。
代表的なカラス被害の問題と対策方法については、以下のとおりです。
1.ごみ集積所近辺における生ごみの散乱
ごみ集積所近辺における生ごみ散乱の原因の1つに、カラスネットを正しく使っていないことがあげられます。
カラスネットを正しく使い、生ごみの散乱を防ぎましょう。
2.カラスからの威嚇・攻撃
ハシブトガラスが威嚇・攻撃をするのは、おもに繁殖期で雛を守ろうとする行動です。
特に多いのは5~7月という傾向があります。
攻撃する前には、警戒や威嚇の行動をとります。
それに気付けば攻撃を回避できる可能性が高まります。
ハシブトガラスが攻撃にいたるプロセスは、以下のとおりです。

(出典:「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」(環境省自然環境局))
カラスが威嚇・攻撃をしてくるシチュエーション
- 巣が低い位置に作られて人との距離が近い場合
- 独立木で周囲に良い見張り場がないところに巣が作られている場合
- 建物の屋上等から巣を見下ろすような場合
- 建物の前に樹木にある巣がベランダの高さと同じが低い場合
また、巣に関して無関心な人に対しては、敵対行動を取らないことが普通です。
巣を見つめたり、巣に対して棒を突き上げたりすることなどにより、カラスが巣に脅威を与える人だと認識すると、その人に対して威嚇するようになります。
これが引き金となって、巣の近くを通る人すべてに神経質になり、威嚇・攻撃に至ることもあります。
カラスがこのような状態にある場合は、威嚇・攻撃された箇所を通らずに迂回するなどしてください。
3.巣作り
ハシブトガラスの巣作りは3~4月頃に行われることが多く、小枝等を材料として作られます。
ただし、都会ではベランダなどに置かれていた針金ハンガーを材料として作られた巣もあることから、針金ハンガーを放置してカラスにとられないように注意する必要があります。
巣の撤去については、雛や卵がある場合は鳥獣保護法により、むやみやたらに撤去をすることができません。
ただし、巣ができたことにより、人がカラスに攻撃されるなどの人的被害が発生したときは、撤去をすることがあります。
なお、巣に雛や卵が無い場合は、ご自身で巣を撤去することができます。
4.鳴き声がうるさい
ハシブトガラスの鳴き声は、人が快いと思う音域よりも低い声であること、声量が大きいことから、うるさく感じてしまいます。
鳴き声の意味の多くは、「相手の存在を確かめている声や自分の存在を誇示するするための声」、「なわばりに入ってきた他のカラスに対しての威嚇」、「なわばりから追い払った声」などと言われています。
また巣立ちの時期(5~6月)には、幼鳥が親鳥を呼んだり、食べ物をねだったりする声が多くなります。
鳴き声がうるさい原因について、それぞれ対策をたてる必要があります。
例えば、木に巣が作られて、そこでの鳴き声がうるさいという場合は、木に巣が作られにくくするために枝の剪定をしていただくことや、散乱した生ごみにカラスが集まり、そこでの鳴き声がうるさいという場合は、ごみの適正な排出をしていただくことが重要になります。
5.人による餌付けやペットフードの放置
カラスを含む野生の鳥類への餌付けは、集まってくる野生の鳥による糞害や鳴き声による騒音に加え、野生の鳥自らが自然界で餌を確保する能力が衰えたり、個体数が増えすぎて生物間のバランスを崩してしまう恐れがあります。
そのため、カラスを含む野生の鳥類のためにも餌付けは行わないでください。
またペットフードの放置も、結果的にハシブトガラス等に食べ物を提供してしまうことになりますので、放置しないようにしてください。
カラス被害についての相談先
| 対策内容 | 担当部署 |
|---|---|
| 生ごみの減量 | 清掃事業課 |
| カラス対策ネットの貸与 | 清掃事業課 |
| 金網式ごみ箱の貸与 | 清掃事業課 |
| 集合住宅におけるごみストッカーの設置指導 | 清掃事業課 |
| 餌やりの防止 | 自然環境課 |
| ペットフードや巣作り資源の適正管理 | 自然環境課 |
| カラスの糞尿汚染による市道の清掃 | 道路安全課 |
| 繁殖期等における巣及び卵、雛鳥の撤去 | まちの相談直行便(総合市民相談課) |
| 効果的な被害対策技術等の調査 | 自然環境課 |
| カラス生息状況調査の実施 | 自然環境課 |
| 周辺自治体との情報交換 | 自然環境課 |
| モニター事業の検討 | 自然環境課 |
| 公園、緑地、街路樹でのカラス被害相談 | 公園緑地課 |
| 事業者へのごみ出し指導 | 清掃事業課 |
| 農地でのカラス被害相談 | 農業振興課 |





