標本のつくり方
標本資料は、地域の自然環境の実物記録です
きちんと作成され、記録を記載された標本は、地域の自然の記録として貴重な資料になります。
特に植物や海藻の押し葉標本や昆虫の標本は、きちんとした手順と処理、毎日の手入れを行って、ようやく完成します。
こうしてしっかりと作成された標本は、長期間の保存にも耐え、地域の自然の記録として活用することができます。
地域の自然資料として多くの標本を作成し、分類し、整理し収蔵して、未来へと引き継ぐことも自然博物館の大切な役割です。
標本を作ってみましょう
標本は、地域の自然環境の記録として貴重な役割がありますが、標本を作ることで、その生きものを細かく観察したり、特徴を知ることができます。
きちんとした標本のつくり方を知って、自然観察に生かしたり、地域の自然環境に目を向けてみましょう。
自然博物館の標本のつくり方テキストブック
自然博物館で実際に調査や研究のために作成する動植物の標本の作り方の基本をご紹介するテキストブックです。
標本を作製するためには、採集してから、完成するまでに何日かの時間が必要です。
標本の種類ごとの採集から完成までの目安は、次のようなものです。
植物押し葉標本 | 2週間から3週間 | 植物標本のつくりかたダウンロード(PDF版)222KB |
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海藻押し葉標本 | 2週間から3週間 | 海藻標本のつくりかたダウンロード(PDF版)298KB |
昆虫標本 | 1ヶ月ぐらい | 昆虫標本のつくりかたダウンロード(PDF版)323KB |
貝類貝殻標本 | 3日間ぐらい | 貝類貝殻標本のつくりかたダウンロード(PDF版)243KB |
植物、海藻、昆虫、貝類(上記4種)が1冊になった標本のつくりかたダウンロード(PDF版) 865KB