スナヤツメ・レスキュー
長田谷津には、国の絶滅危惧種であるスナヤツメという魚が生息しています。しかし、ここ数年で激減しました。生息環境の悪化が理由と思われますが、はっきりとした原因は、よくわかりません。
これまでも思いつく手立てを自分たちだけで実行してきました。ただ、限られたマンパワーでは、できることも多くありませんでした。
そこで今回、一般の皆様方に作業のお手伝いを呼び掛けることにしました。
大変危機的状況ですが、レスキュー作業に参加していただけると助かります。合わせて、スナヤツメについて学術的な知見をお持ちの方の助言もいただけたら幸いです。
過去の観察記録を表にまとめました。参考にしてみてください。
作業内容としては、幼魚が生息する泥のたまり、成魚が産卵に使う斜面裾の礫(れき)が多い水路、その両者をつなぐ水路、これらの整備や再生を考えています。具体的には、草刈り、湿地を掘る作業、水路の落枝の除去、低木伐採などです。
レスキュー作業に参加しても、スナヤツメを見られるとは限りません。適宜、確認調査の真似事みたいなことはしてみますが、うまく網に入る保証もありません。
長田谷津のスナヤツメについては、以下のリンクから動画をご覧ください。
毎回の作業結果を見て、その次の回の日程・内容を考えます。年間計画は立ちません。
次回の作業は、つぎのとおり行います。
身支度として、汚れても良い服装と長靴をご用意ください。
道具と軍手はご用意いたしますが、軍手はご持参いただけるとありがたいです。
前回(9月22日)は雨で中止でしたが、今春生まれの幼魚が1匹が見つかりました。
つぎは3月30日に開催し、作業ではなく成魚の産卵行動を探して観察します。
- 日時
- 3月30日(日曜) 10時~12時
- 集合
- 観賞植物園前に10時
雨天中止 - お問い合わせ
- 自然博物館 担当学芸員:金子まで
- 電話
- 047-339-0477
- メール
- shizenhaku2@city.ichikawa.lg.jp