自然観察週報

自然観察週報は、自然博物館学芸員の観察記録を週単位でまとめたものです。
内容は、観察年月日、観察場所、観察テーマ(生物名など)、観察内容、観察者です。
分野や内容には一貫性はなく、備忘録的な要素を持っています。
あわせて、週ごとの気象の状況も記録しています。
こちらは、あくまで生活実感としての気象の覚え書きです。
気象庁による正式なものとは区別してお考えください。

最新の自然観察週報

最新の自然観察週報です。

6月30日から7月6日の自然観察週報

6月30日 7月6日 観察日誌週報
高温で湿度の高い日があり、熱中症への警戒が呼びかけられました。
太平洋高気圧が張り出し、天気図だけを見ると梅雨明けのようでした。
日付
(yy/mm/dd)
場所 生物名 できごと 観察者
24年06月30日(日曜) 長田谷津 イネ 小さな田んぼに植えたイネは、新しい葉が伸び、だいぶしっかりしてきました。草が生えた開けた水面を作ることが目的の田んぼですが、植えた以上はしっかり稔ってほしいと思います。 金子
24年06月30日(日曜) 長田谷津 ハンゲショウ 梅雨のどんよりとした空の下で、ハンゲショウの白い葉があざやかでした。同行していた人にドクダミの花との共通性を説明しようとドクダミの花を探しましたが、すでに花期が終わり、たった1輪だけ見つかりました。 金子
24年07月02日(火曜) 動物園 タマムシ 曇天のすき間からの日差しを受けて、タマムシが飛んでいました。とてもきれいでした。また、それとは別に飼育員さんが獣舎の壁にとまったタマムシを持ってきてくれました。飼育展示でタマムシは人気なので、ありがたいです。 金子
24年07月02日(火曜) 動物園 シオヤアブ シオヤアブが大きな獲物を抱えて飛んできました。目の前に止まったので、獲物を見てみるとキマダラカメムシでした。撮影しようと急いでカメラを取りに戻りましたが、飛び去った後でした。 稲村
24年07月03日(水曜) 長田谷津 ウチワヤンマ エコアップ池でウチワヤンマが1頭とまっていました。長田谷津では比較的珍しい記録です。 稲村
24年07月03日(水曜) 大野町 オオサンショウモ 駒形大神社の横にある貯水槽?のような場所が一面、浮草でおおわれていました。写真を撮影して調べると、どうやらオオサンショウモという観賞用の水草である可能性が高そうです。誰かが放したものが野生化したと思われます。 稲村
24年07月03日(水曜) 大野町 ヒグラシ 駒形神社の近くの森から、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきました。今シーズン初めての観察です。 稲村
24年07月04日(木曜) 長田谷津 フクラスズメ 観察園のヤブマオにフクラスズメの幼虫がついていました。 稲村
24年07月04日(木曜) 長田谷津 コオニヤンマ トンボに詳しい方と観察園をひと回りしました。大町門の近くで、コオニヤンマを見つけてくれました。コオニヤンマは長田谷津ではほとんど記録のない種類です。今回の個体は老熟したメスでした。もしかしたら産卵してくれるのでは、と期待してしまいます。 稲村
24年07月04日(木曜) 長田谷津 コムラサキ シダレヤナギにコムラサキの幼虫がついていました。年多化なので、長い期間幼虫を観察することができます。 稲村
24年07月04日(木曜) 長田谷津 オニヤンマ もう成熟しているオニヤンマがいました。 稲村
24年07月04日(木曜) 動物園 シジュウカラ シジュウカラ用に仕掛けた巣箱にシジュウカラが入っていると教えていただきました。シジュウカラの巣の標本を得るために去年の冬に仕掛けました。今年は使ってくれないのかと半ばあきらめていましたが、使ってくれて安心しました。完全に巣立って、巣箱に戻らなくなったタイミングで巣箱を回収する予定です。 稲村

2024年の自然観察週報(エクセルデータ)

2024年の、ここまでの自然観察週報エクセルデータです。
まだ暫定的なものなので、今後、誤字などの修正を加えることがあります。
また、日付データは数式のままです。
週報シートへは関数を使って、気象データを表示させています。
操作時はご注意ください。

2024年自然観察週報(暫定版)エクセルデータ

2011年から2023年までの自然観察週報(エクセルデータ)

2001年から2010年までの自然観察週報(エクセルデータ)

1998年3月から2000年までの自然観察週報(エクセルデータ)

このページに掲載されている情報の問い合わせ

市川市教育委員会 生涯学習部 自然博物館

〒272-0801
千葉県市川市大町284 動植物園内

電話
047-339-0477