更新日: 2024年4月22日
ローゼンハイム市
ドイツ連邦共和国バイエルン州ローゼンハイム市
ローゼンハイム市の概要
ローゼンハイム市は、ドイツ南部、バイエルン州の州都であるミュンヘンの南東近郊に位置する都市で、北はミュンヘンを経てドイツ全土へ、東はオーストリア・ザルツブルグを経てウィーン、ハンガリーへ、南はオーストリア・インスブルックを経てスイス、イタリアへとつながる交通の要所となっています。
街には、黄やピンク、青や緑などに塗られた建物が整然と並び、窓辺等にはゼラニウムなどの花が随所に飾られています。建物のひとつひとつがていねいに保存されており、住んでいる人達がいかに自分達の街を大切にしてきたかを感じさせる美しい街です。また、はるか南には広大なアルプスを臨み、自然の景観にも恵まれています。
産業では、従来から、窓・ドア・玄関まわりなどの木材製品加工業が盛んで、その高い技術により、「木材の町」として世界的に有名です。近年、情報通信技術にも力を注いでおり、既に、約16,000世帯を総延長約300キロメートルに及ぶ同軸ケーブルにより結んだケーブルテレビネットワークが構築されています。パラボラアンテナの大手企業も存在するなど、まわりの街とあわせて周辺の経済圏の中心となっています。
Information
- 面積
- 約37平方キロメートル
- 人口
- 約6万人
- 交通
- 高速道路「アウトバーン」や鉄道網の分岐点に位置し、ミュンヘン空港とザルツブルグ空港へは45分。
- 時差
- 日本との時差はマイナス8時間。日本の午前10時はドイツの深夜2時。サマータイム実施中(3月の最終日曜日の午前2時~10月の最終日曜日の午前2時)は、マイナス7時間の時差になる。
ローゼンハイム市の写真
ローゼンハイム市の写真を、一部ご紹介します。他にも色々な見どころがありますので、ローゼンハイム市を訪れた際は、是非ご覧ください。
パートナーシティ締結の経緯
平成14年9月、市川市と課題や価値観を共有して交流できる都市を探すために、市川市長以下職員が、市川市の行政方針であるまちづくりや環境、文化・芸術における先進都市を視察しました。その際、ローゼンハイム市のガブリエレ・バウアー市長より市川市と交流をしていきたいとの申し出がありました。
平成15年5月、市川市長以下職員が、交流についての双方の意思確認のためローゼンハイム市を訪問し、これまでの姉妹都市交流のような全面的な交流ではなく、交流分野を限定し、経済的・精神的負担のかからないパートナーシティ交流を進めていくということで、両市長の意見が一致しました。
平成16年6月15日、市川市議会定例会において、ローゼンハイム市とのパートナーシティ締結についての議案が可決され、7月には市川市長を団長とする公式親善代表団がローゼンハイム市を訪問し、7月14日、ローゼンハイム市庁舎会議室でパートナーシティ締結に関する盟約書の調印式を行いました。
※「パートナーシティ」とは?
パートナーシティとは、市民や市民団体を主体とする交流を基本として、姉妹都市や友好都市のようなあらゆる分野の交流ではなく、特定分野に限定した交流を推進する都市締結をいいます。
市川市とローゼンハイム市は、教育・スポーツ・文化の分野における青少年交流を支援し、両市市民の相互理解を深める交流を促進するため、パートナーシティを締結しました。
公式代表団と市民親善訪問団の相互訪問
市川市とローゼンハイム市は盟約書の趣旨に基づき、両市市長をはじめ公的な相互交流を行っております。
市川市公式代表団及び、市川市民親善訪問団の初めてのローゼンハイム市訪問は、平成16年7月14日のローゼンハイム市で行われたパートナーシティ締結に関する盟約書の調印式にあわせて行なわれました。訪問にあたり、市民団、文化芸術団など約90人が、現地の市民ホールで日本文化等を紹介する「日本デイ」を開催し、茶道・華道・書道などの披露、剣玉・こま・折り紙・お手玉などの玩具の実演、浴衣の着付けなどを行いました。
ローゼンハイム市公式代表団の来市は、平成16年11月が初めてとなりました。ガブリエレ・バウアー市長を団長とするローゼンハイム市公式代表団一行16名が来市し、11月3日、文化会館で行われた市制施行70周年記念式典の場で、両市市長が改めて盟約書の交換を行うとともに、市川市民の皆様にパートナーシティ締結の報告をいたしました。式典後、小ホールや屋外では、市川市国際交流協会がドイツフェスティバルを開催し、同一行を交えて、ドイツの音楽や産業の紹介、ドイツビールやソーセージの販売などを行い、多くの市民がこれに参加しました。この他、同一行は、里見公園にて、その寄贈によるドイツのバラの植栽式を行ったほか、メディアパークなどの施設の視察、また和洋女子大・七中・市川商工会議所への訪問や、市民まつりの見学などを行い、市川市との交流を深めました。
その後、両市は積極的に交流を行い、平成26年度にパートナーシティ締結10周年を迎え、これを記念して平成26年7月23日から28日にかけて、大久保市長を団長とする市川市公式代表団及び、市川市民親善訪問団がローゼンハイム市を訪問いたしました。ローゼンハイム市滞在中には、パートナーシティ締結10周年記念式典がローゼンハイム市内の中学校にて開催され、両団ともに式典に参加しました。また、今後の交流の内容について両市長会談が行われました。
平成27年11月5日から8日には、ローゼンハイム市公式代表団が来市しました。一行は、市長・議長表敬訪問を行うとともに、歓迎夕食会や市民まつりに参加し、市川市民との交流を楽しみました。また、同団の来市にあわせてIリンク展望施設ではこれまでの両市の交流の軌跡を辿った写真展が開催されたことから、同団もこれを見学しました。
過去の相互訪問については、当ページの下部にある「過去の交流履歴」をご覧ください。
その他の交流
青少年交流
平成15年より、市川市青少年教育国際交流協会の主催(市川市共催)で、市川市公立中学校生徒とローゼンハイム市の生徒との相互交流が行われており、ホームステイや現地校への体験入学など有意義な交流が行われています。
スポーツ交流
平成6年に市川市の少年サッカーチームがバイエルン州サッカー協会の招待を受けて同州に遠征し、現地の少年たちとともに夏季合宿に参加、スポーツ交流を行いました。現在も、毎年夏休みの時期に市川市少年サッカーチームのドイツ遠征が行われています。
平成17年10月、バイエルン州のサッカー協会総監督ラインハルト・クランテ氏らを招き、ドイツやヨーロッパのスポーツ文化を紹介し、小中学校での指導者講習や、実技指導を通して市川市にスポーツを振興するとともに、市民レベルでの交流を行いました。
経済交流
ローゼンハイム市では、平成24年より1年半毎に日本とドイツの経済界のネットワーク作りを目的として、「日本経済デイ」を開催しています。これは、バイエルン州内で日本企業との経済交流に興味がある企業や、既に日本に進出している企業の代表などが一堂に会し、積極的な意見交換を行うものです。本市は平成27年度より、本市に関わりのある企業関係者とともに参加しています。
同会議は、平成29年度まで「日独経済会議」と表現していましたが、平成29年度以降はドイツ語のタイトル「Japan Wirtschaftstag」に近い「日本経済デイ」を使用しております。
いちかわドイツデイ
「いちかわドイツデイ」は、パートナーシティを締結している市川市とローゼンハイム市の交流の更なる発展を目的に、音楽、飲食、民芸、展示などを通して、ドイツおよびローゼンハイム市の文化を広く市民に紹介するものです。
毎年、オクトーバーフェストの時期に合わせて開催しています。
ローゼンハイム市紹介パンフレット
市川市のパートナーシティであるローゼンハイム市を紹介したパンフレットです。是非ご覧ください!
- ※パンフレットはA4が4枚のPDFファイルになります。
- ※ファイルサイズは4.88MBあります。ご注意ください。
ローゼンハイム市壁紙ダウンロードのページ
ローゼンハイム市の風景、建物、人物の画像を、壁紙用画像としてご用意いたしました。これからも、ローゼンハイム市のすばらしい画像を掲載していきますので、是非壁紙としてご利用ください。
- ※ローゼンハイム市以外の壁紙用画像も掲載されています。
いちかわ国際交流スポット
市川市が行なっている国際交流に関する取り組みについて、市民の皆様により詳しく知っていただくために、「いちかわ国際交流スポット」を作成いたしました。是非ご覧ください!
過去の交流履歴
ローゼンハイム市との過去の交流履歴は次のとおりです。
令和5年度
令和4年度
令和3年度
- パートナーシティ・ローゼンハイム市のビール販売(終了しました)
令和2年度
- いちかわドイツデイ -オクトーバーフェスト2020-(covid-19感染拡大防止のため中止)
令和元年度
- 宮廷歌手オスカー・ヒッレブランド 声楽マスタークラス&トークショー・スペシャルコンサート実施
- パートナーシティ締結15周年記念 市川市公式代表団派遣・第5回日本経済デイ参加
- いちかわドイツデイ -オクトーバーフェスト2019-開催
平成30年度
- いちかわドイツデイ -オクトーバーフェスト2018-(荒天のため中止)