更新日: 2025年2月20日
女性のための健康情報
女性のからだやこころは、ライフステージ(小児期・思春期・性成熟期・更年期・老年期)にそってさまざまな変化が起こります。健康な日々を送ることができるよう、健康情報をまとめておりますのでご活用ください。
1.ライフステージと健康
女性のからだは、女性ホルモンの影響を受けながら、ライフステージとともに変化していきます。女性がいきいきと過ごすためには、からだやこころに起こる変化に対する、正しい知識を身につけることが大切です。年齢に応じた体調の変化に上手に対応していきましょう。

2.女性のための生活習慣
適正な体重を維持しましょう
無理なダイエットや偏った食生活などによる「やせ」や「肥満」は、月経異常や生活習慣病の原因となります。 適正な体重を維持するために、バランスのよい食事や適度な運動をこころがけましょう。BMIで18.5以上25未満が適正体重といわれています。
BMI(体格指数):体重(キログラム)÷(身長(メートル)×身長(メートル))の値
BMI測定 女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」(厚生労働省研究班監修)
食事はバランスよくとりましょう
1日に、「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安をしり、バランスのよい食事をとりましょう。
塩分のとりすぎは高血圧などの生活習慣病につながります。適塩でおいしいヘルシーレシピや市川市で活動する食生活サポーターがおすすめする野菜たっぷりのレシピを紹介しています。
葉酸は赤ちゃんの発育やお母さんの貧血予防等に関わる大事な栄養素です。妊娠前や妊娠中に意識していきたい食事のポイントについて学んでいきましょう。
適度な運動をしましょう
普段からからだを動かすことは、生活習慣病予防や骨粗しょう症予防などに役立ちます。運動不足の人は今より10分長く歩くなど、家事や通勤、通学、買い物のための歩行など日常生活活動を増やすことから始めましょう。
運動器の障害により「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)といい、ロコモを予防するための2つの運動を紹介しています。
休養・睡眠をしっかりとりましょう
女性ホルモンの変化は睡眠にも影響し、睡眠不足はからだやこころの不調につながります。適度な運動や環境づくりなどで睡眠の質を高め体内時計や睡眠のリズムを整えていきましょう。
不眠 女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」(厚生労働省研究班監修)
たばこによる健康への影響を知り、禁煙してみましょう
喫煙は女性ホルモンの分泌に影響し、生理不順や生理痛、不妊、骨粗しょう症などのリスクが高くなるといわれています。また、たばこに含まれる有害物質により全身の血行不良(肩こり、腰痛、冷え性など)、肌のシミやしわ、歯肉の変色などがみられます。自分自身だけでなく周囲の人への影響も含め理解を深めていく必要があります。
3.定期的に健診(検診)を受けましょう
生活習慣病やがんは、自覚症状がない段階で早期発見・早期治療することで重症化を予防できます。「がん」は日本の三大死因のひとつであり、2人に1人がかかるといわれています。また乳がんや子宮がんなど女性特有のがんは若い方も注意が必要です。がん検診や健康診査を受けて自分の体調を確認しましょう。
女性の健康づくり〈女性のこころと体の変化 意識していますか?〉 (健康支援課)
また、お口の健康は全身の健康につながっています。毎日のセルフケアとかかりつけ歯科医での定期的なケアで健康なお口をめざしましょう。
4.予防接種について
女性がかかる可能性のある感染症のなかには、不妊の原因になったり、妊娠中や産後にかかると母子感染により赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。予防接種を受けることは、感染症の重症化や赤ちゃんへの影響を防ぐためにも重要です。
子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの接種について (疾病予防課)
子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9)の接種について (疾病予防課)
5.骨粗しょう症予防
骨粗しょう症は骨がスカスカになり、もろく骨折しやすくなる病気です。骨粗しょう症は男性よりも女性に多くみられ、閉経後のホルモンの影響により発症しやすいといわれています。できるだけ若いうちから、丈夫な骨を保つ生活習慣を身につけて、骨粗しょう症を予防しましょう。
6.プレコンセプションケア
「若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康に向き合うこと」を「プレコンセプションケア」といい、次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。
プレコンを知ろう
もっとすてきな自分になるために、できることから始めましょう。
プレコンノート(「国立成育医療研究センターのホームページ」より)
プレコン・チェックシート (「国立成育医療研究センターのホームページ」より)
健康管理していこう
アプリなどを活用し自分自身の健康を管理してみましょう。
- 生理日や体調を記録することにより毎月の生理日・排卵日予定の表示や基礎体温の管理や記録ができるものなど日々の健康管理に役立つものがあります。
- 日々の歩数を記録して「歩く」ことを意識し健康づくりを実践しましょう。歩いて・測って健康ポイントAruco(あるこ)を貯めよう! (健康都市推進課)
7.妊娠・出産等に関すること
妊娠や出産に関する相談窓口(市川市)母子保健相談窓口「アイティ」 (こども家庭相談課)
不妊や不育に関する相談窓口(千葉県)千葉県不妊・不育専門相談センター (千葉県)
8.女性の健康週間
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。
9.女性の健康等についての情報・相談
女性の健康についての情報提供サイト 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修)
健康に関する相談(市川市) 健康相談 (健康支援課)
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市 保健部 保健センター 健康支援課
〒272-0023
千葉県市川市南八幡4丁目18番8号
- 予防接種グループ
- 電話 047-377-4512
FAX 047-376-8831 - 健診グループ
- 電話 047-377-4513
FAX 047-376-8831 - 特定保健指導グループ
- 電話 047-377-4514
FAX 047-376-8831 - 地域保健グループ
- 電話 047-316-1036
FAX 047-376-8831