更新日: 2025年2月20日

女性のための健康情報

女性のからだやこころは、ライフステージ(小児期・思春期・性成熟期・更年期・老年期)にそってさまざまな変化が起こります。健康な日々を送ることができるよう、健康情報をまとめておりますのでご活用ください。

1.ライフステージと健康

女性のからだは、女性ホルモンの影響を受けながら、ライフステージとともに変化していきます。女性がいきいきと過ごすためには、からだやこころに起こる変化に対する、正しい知識を身につけることが大切です。年齢に応じた体調の変化に上手に対応していきましょう。

女性ホルモン分泌量と年齢の関係グラフ。女性ホルモンの分泌量は10代後半の思春期から急激に上昇し、20代から40代の性成熟期に一定の分泌量となる。閉経前後の40代半ばから50代半ばまでの時期を更年期といい、女性ホルモンが急激に減少する。 20代から50代は、仕事、妊娠出産、育児など環境の変化により産後うつや空の巣症候群などの症状が現れることがある。30代後半からはプレ更年期ともよばれ、肩こりがひどくなったり情緒が不安定になったりする。また、更年期から老年期にかけては更年期障害や生活習慣病などの症状が現れることがある。

2.女性のための生活習慣

適正な体重を維持しましょう

無理なダイエットや偏った食生活などによる「やせ」や「肥満」は、月経異常や生活習慣病の原因となります。 適正な体重を維持するために、バランスのよい食事や適度な運動をこころがけましょう。BMIで18.5以上25未満が適正体重といわれています。

BMI(体格指数):体重(キログラム)÷(身長(メートル)×身長(メートル))の値

BMI測定 女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」(厚生労働省研究班監修)

食事はバランスよくとりましょう

1日に、「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安をしり、バランスのよい食事をとりましょう。

「食事バランスガイド」について (厚生労働省)

塩分のとりすぎは高血圧などの生活習慣病につながります。適塩でおいしいヘルシーレシピや市川市で活動する食生活サポーターがおすすめする野菜たっぷりのレシピを紹介しています。

適塩でおいしい、ヘルシーレシピの紹介 (健康支援課)  

市川市食生活サポーターおすすめのレシピ (健康支援課)

葉酸は赤ちゃんの発育やお母さんの貧血予防等に関わる大事な栄養素です。妊娠前や妊娠中に意識していきたい食事のポイントについて学んでいきましょう。

妊娠前から葉酸をしっかりとりましょう (こども家庭相談課)

パパママ栄養クラス (こども家庭相談課)

適度な運動をしましょう

普段からからだを動かすことは、生活習慣病予防や骨粗しょう症予防などに役立ちます。運動不足の人は今より10分長く歩くなど、家事や通勤、通学、買い物のための歩行など日常生活活動を増やすことから始めましょう。

+10 (千葉県)

運動器の障害により「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)といい、ロコモを予防するための2つの運動を紹介しています。

ロコモを予防しよう! (健康支援課)

休養・睡眠をしっかりとりましょう

女性ホルモンの変化は睡眠にも影響し、睡眠不足はからだやこころの不調につながります。適度な運動や環境づくりなどで睡眠の質を高め体内時計や睡眠のリズムを整えていきましょう。

不眠 女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」(厚生労働省研究班監修)

女性の睡眠障害 e-ヘルスネット(厚生労働省)

たばこによる健康への影響を知り、禁煙してみましょう

喫煙は女性ホルモンの分泌に影響し、生理不順や生理痛、不妊、骨粗しょう症などのリスクが高くなるといわれています。また、たばこに含まれる有害物質により全身の血行不良(肩こり、腰痛、冷え性など)、肌のシミやしわ、歯肉の変色などがみられます。自分自身だけでなく周囲の人への影響も含め理解を深めていく必要があります。

たばこの影響について (健康支援課)

なくそう!望まない受動喫煙 (保健医療課)

禁煙を始めたい方へ (健康支援課)

3.定期的に健診(検診)を受けましょう

生活習慣病やがんは、自覚症状がない段階で早期発見・早期治療することで重症化を予防できます。「がん」は日本の三大死因のひとつであり、2人に1人がかかるといわれています。また乳がんや子宮がんなど女性特有のがんは若い方も注意が必要です。がん検診や健康診査を受けて自分の体調を確認しましょう。

健康診査・がん検診のご案内 (健康支援課)

女性の健康づくり〈女性のこころと体の変化 意識していますか?〉 (健康支援課)

また、お口の健康は全身の健康につながっています。毎日のセルフケアとかかりつけ歯科医での定期的なケアで健康なお口をめざしましょう。

二十歳(はたち)の歯科健康診査 (健康支援課)

歯周疾患検診 (健康支援課)

4.予防接種について

女性がかかる可能性のある感染症のなかには、不妊の原因になったり、妊娠中や産後にかかると母子感染により赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。予防接種を受けることは、感染症の重症化や赤ちゃんへの影響を防ぐためにも重要です。

子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの接種について (疾病予防課)

子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9)の接種について (疾病予防課)

大人の風しん予防接種一部公費助成について (疾病予防課)

5.骨粗しょう症予防

骨粗しょう症は骨がスカスカになり、もろく骨折しやすくなる病気です。骨粗しょう症は男性よりも女性に多くみられ、閉経後のホルモンの影響により発症しやすいといわれています。できるだけ若いうちから、丈夫な骨を保つ生活習慣を身につけて、骨粗しょう症を予防しましょう。

骨粗しょう症を予防しよう! (健康支援課)

6.プレコンセプションケア

「若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康に向き合うこと」を「プレコンセプションケア」といい、次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。

プレコンを知ろう

もっとすてきな自分になるために、できることから始めましょう。

プレコンノート(「国立成育医療研究センターのホームページ」より)

プレコン・チェックシート (「国立成育医療研究センターのホームページ」より)

健康管理していこう

アプリなどを活用し自分自身の健康を管理してみましょう。

7.妊娠・出産等に関すること

妊娠や出産に関する相談窓口(市川市)母子保健相談窓口「アイティ」 (こども家庭相談課)

不妊や不育に関する相談窓口(千葉県)千葉県不妊・不育専門相談センター (千葉県)

8.女性の健康週間

厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。

女性の健康づくり (厚生労働省)

9.女性の健康等についての情報・相談

女性の健康についての情報提供サイト 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修)

健康に関する相談(市川市) 健康相談 (健康支援課)

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 保健部 保健センター 健康支援課

〒272-0023
千葉県市川市南八幡4丁目18番8号

予防接種グループ
電話 047-377-4512
FAX 047-376-8831
健診グループ
電話 047-377-4513
FAX 047-376-8831
特定保健指導グループ
電話 047-377-4514
FAX 047-376-8831
地域保健グループ
電話 047-316-1036
FAX 047-376-8831