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2024年1月17日 第170回芥川賞と直木賞が発表されました!
芥川賞:『東京都同情塔』九段理江さん(新潮社)
直木賞:『ともぐい』河崎秋子さん(新潮社)、『八月の御所グラウンド』万城目学子さん(文藝春秋)

このページでは、日本の主な文学賞リストと最近受賞作がわかります。

表の左欄で文学賞のタイトルを選んでクリックすると、受賞作一覧画面が表示されます。
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  • 短編等は作品集や全集に収録されている場合もあります。この場合は内容細目より検索して表示しています。
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年: 著者: タイトル:

芥川賞・直木賞

文学賞タイトル
(クリックして受賞作一覧)
賞の説明およびリンク
芥川賞
(芥川龍之介賞)
財団法人・日本文学振興会が主催。文豪・芥川龍之介(明治25年~昭和2年)の名を記念し、菊池寛の発案により直木賞と同時に昭和10年に制定。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なもので、主に無名もしくは新進作家が対象。授賞は年2回、上半期と下半期に分けられる。

公益財団法人日本文学振興会/各賞紹介

直木賞
(直木三十五賞)
財団法人・日本文学振興会が主催。大正後半から昭和初期に活躍した大衆作家・評論家の直木三十五(明治24年~昭和9年)の名を記念して芥川賞と同時に昭和10年に制定。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なもので、主に無名・新進・中堅作家が対象となる。同時に創設された「芥川賞」が純文学作品に与えられるのとは異なり、直木賞は大衆文学作品(エンターテイメント)に与えられている。

公益財団法人日本文学振興会/各賞紹介


文学者の業績顕彰としての文学賞

以下、原則として文学者の名前を冠せられた主な文学賞を掲載しています。五十音順。

文学賞タイトル
(クリックして受賞作一覧)
賞の説明およびリンク
泉鏡花文学賞 江戸戯作者の流れを汲み、世話物と幻想的な作風で知られる文豪・泉鏡花(明治6年~昭和14年)生誕の地・石川県金沢市が昭和48年に泉鏡花生誕100年を記念して制定。毎年8月1日を基準日とし、1年間に刊行された文芸作品(小説、戯曲等、単行本に限る)で、泉鏡花の文学の世界に通ずるロマンの薫り高い作品を対象としている。幻想文学・SF等の作品受賞が多い。

金沢市・泉鏡花文学賞

江戸川乱歩賞 日本推理作家協会が主催、講談社が後援するエンターテインメント系の公募新人賞。1954年(昭29)、江戸川乱歩(明治27年~昭和40年)の還暦祝賀会の席上にて制定。当初は、探偵小説の諸分野において顕著な業績を示した人に、過去の実績を考慮して贈る賞であったが、その後中島河太郎の提案で、書き下ろし長編(ミステリ全般)を公募して、入賞作品に贈ることになった。なお受賞者にはシャーロック・ホームズのブロンズ像が与えられ、刊行は講談社が担当している。

日本推理作家協会のページ

川端康成文学賞 財団法人・川端康成記念会が主催。川端康成(明治32年~昭和47年)の残された偉大な業績を長く後世に伝えるために、昭和47年に制定。故人の受けた「ノーベル文学賞賞金」を基金としている。審査の対象は各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編小説とし、その年度における最も完成度の高い作品に授賞する。

新潮社・川端康成文学賞

柴田錬三郎賞 集英社が主催、(財)一ツ橋綜合財団が後援。柴田錬三郎(大正6年~昭和53年)は、時代小説の傑作「眠狂四郎無頼控」をはじめ、不羈の想像力を駆使した数々の作品でひろく大衆の心をうち、ロマンの新しい地平を切り拓いた。この氏の業績を称えて、昭和63年より設立。時代小説、現代小説を問わず、真に広汎な読者を魅了しうる作家と作品を顕彰。

集英社出版四賞より「柴田錬三郎賞」

谷崎潤一郎賞 中央公論新社が文豪・谷崎潤一郎(明治19年~昭和40年)の功績を記念して主催。但し、この文学賞の前身は、新人輩出のため設けた「中央公論新人賞」(昭和31年~)であるが、社の創業80周年を記念して、全文壇を対象とする「谷崎賞」に改めたとされる。選考は非公募で年に1回。受賞該当作のでない年(1988、1989、2002)もある。
新田次郎文学賞 財団法人・新田次郎記念会が主催。主に山岳小説で優れた作品を残した作家・新田次郎(明治45年~昭和55年)の遺志により設立され、氏の遺産の一部を基金として制定。非公募であるが、1年間に刊行された作品で歴史、現代にわたり、ノンフィクション文学、または自然界(山岳、海洋、動植物等)に材を取ったものから選ばれる。
野間文芸賞

野間文芸新人賞

野間奉公会が主催。野間清治(明治11年~昭和13年)は、1909(明治42)年に言論的風潮を反映して大日本雄弁会を創立、さらに2年後には趣味の講談によって講談社を設立し、吉川英治などの時代小説家を輩出した。没後の1941(昭和16)年、その遺志により「野間奉公会」が設立されたのを機に創設。戦後一時中断したが、1953(昭和28)年に再開。小説・ノンフィクションなど形式を問わず、各年度の優秀な文芸作品を選び授賞する。
松本清張賞 財団法人日本文学振興会が主催。不朽の名作を数多く生み出した松本清張(明治42年~平成4年)氏の業績を記念して設立。当初「広義の推理小説または歴史・時代小説」を対象とした新人賞だったが、第11回2004年度より、「ジャンルを問わぬ良質の長篇エンターテインメント」を対象とする。

文藝春秋・各賞紹介のページ

三島由紀夫賞 財団法人・新潮文芸振興会が主催。昭和とともに歩んだ作家、三島由紀夫(大正14年~昭和45年)の功績を記念して、文学の前途を拓く新鋭の作品一篇に授賞する。

新潮社・三島由紀夫賞

山本周五郎賞 財団法人・新潮文芸振興会が主催。大衆小説作家、山本周五郎(明治36年~昭和42年)の功績を記念して、すぐれて物語性を有する新しい文芸作品に授賞する。

新潮社・山本周五郎賞

吉川英治文学賞

吉川英治文学新人賞

財団法人・吉川英治国民文化振興会が主催。日本の典型的な国民文学作家・吉川英治(明治25年~昭和37年)の遺志により設立され、昭和42年「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を制定。また昭和55年に新たに「吉川英治文学新人賞」も設立された。

ジャンル別の文学賞

本の利用が多いエンターテイメントな作品に対する賞も参考までにいくつか掲載いたします。
文学賞タイトル
(クリックして受賞作一覧)
賞の説明およびリンク
日本推理作家協会賞

日本探偵作家クラブ賞

昭和22年に設立された「日本探偵作家クラブ」の「日本探偵作家クラブ賞」が前身。昭和38年に社団法人「日本探偵作家協会」に引き継がれた。後に長編・短編・評論部門に分けられている。

日本推理作家協会のページ

日本SF大賞 日本SF作家クラブが主催。年度内に発表されたSF作品の中からもっともすぐれた業績を選んで顕彰し、SF界の発展に寄与することを目的として、昭和55年より創設。

日本SF作家クラブ

日本ファンタジーノベル大賞 読売新聞社・清水建設が主催、受賞・優秀賞は新潮社から刊行される。未発表のファンタジー作品公募という形式で平成元年より設立。

新潮社ホームページ

日本冒険小説協会
大賞
1981年内藤陳氏の呼びかけにより発足。年1回開かれる大会で、その年度に刊行された国内及び海外作品より会員の投票で決定される非公募の文学賞。

日本冒険小説協会

日本ホラー小説大賞 角川書店とフジテレビジョンが主催。恐怖を通して人間の光と影を描こうとしている書き手のために平成6年より設立。第2回より長編・短編と区分けされる。その選考は意外と厳しく該当作なしの年が多い。

日本ホラー小説大賞

サントリーミステリー
大賞
サントリー、文藝春秋、朝日放送の主催によりミステリー界の新しい才能発掘の場として昭和57年に創設。書き下ろし作品を公募で、当初わが国のミステリー界随一の新人登竜門であった。「大賞」と「読者賞」に分かれており、「大賞」は作家でつくる選考委員会が、「読者賞」は公募で選ばれた選考委員50名が選ぶ。
なおこの賞は「社会的成果を出したので一区切りをつけたい」として第20回(2003)で終了。
本格ミステリ大賞 2000年に本格ミステリのジャンル的発展をめざし、本格ミステリ大賞の創設のために発足した「本格ミステリ作家クラブ」が主催。会員全員の投票によって決定するというユニークな形式の賞である。

本格ミステリ作家クラブ

このミステリーがすごい大賞 『このミステリーがすごい!』を1988年より毎年刊行している宝島社が主催。新時代へのミステリーおよびエンタテインメント作家の発掘・育成をめざして2002年より創設。読者参加型のインターネット・ノべルス・コンテスト。

このミステリーがすごい大賞

本屋大賞 正式名称「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 本屋大賞」。新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。

全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 本屋大賞


情報源リンク集

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