市川ゆかりの著作家
市川市ゆかりの人とその著作物・評伝がわかります。
市川市中央図書館では、市川市に関連する文学者の著作、市川市民が書いた著作物を「地域資料」として位置づけ、収集・保存をしています。
市川市に関連する著作家追悼録(2005~)(別ページ)
特別コレクションとは・・・
市川市には、著名な作家や芸術家が訪れ、今でも数多くの方が住んでおります。
なかでも高名な3名、日本文学者の「永井荷風」、日本画家の「東山魁夷」氏、写真家の「星野道夫」氏を、市川市立図書館の「特別コレクション」と位置付けて、その著作や関連する資料を網羅的に収集しております。最近では、古書店から資料を探したり、雑誌掲載の論文を複写して集めたりして、よりコレクションに深みを持たせるようにしています。
また、平成24年には、市川市に在住していた哲学者である「渡邊二郎」氏のご遺族から全資料のご寄贈を受けて、4番目の「特別コレクション」として新設いたしました。
永井荷風(1879-1959)
東京文京区生まれ。小説家・評論家・フランス文学者。耽美主義の反自然主義文学の中心的作家『あめりか物語』『墨東綺譚』『断腸亭日乗』等を発表した。1946(昭和21)年より市川市に移り住む。その後1957(昭和32)年に八幡3丁目に家を新築して転居。この家が荷風終焉の地となる。1952(昭和27)年には文化勲章受章。
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東山魁夷(1908-1999)
明治41年横浜生まれ。日本画家。杉山 寧、高山辰雄とともに日展三山とよばれる巨匠画家の一人。昭和20年疎開先より市川市高石神に転居。その後昭和28年中山に新居。昭和44年文化勲章を受章。文化功労者として顕彰される。市川市名誉市民。
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星野道夫(1952-1996)
市川生まれ。写真家・ナチュラリスト。動物写真家 田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。その後、極地の生態系を写真で表現し、記録し続けてきた。取材先のカムチャッカにてヒグマの事故により逝去。
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渡邊二郎(1931-2008)
東京生まれ。ドイツ哲学の研究者として、ドイツ観念論、ニーチェ、フッサール、ハイデッガー等の研究で名高い。ハイデッガー「存在と時間」、フッサール「イデーン」等、多くの哲学原点を翻訳し「ニヒリズム」、「自己を見つめる」等の独創的著述も多い。東京大学および放送大学名誉教授。
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市川ゆかりの人(市民文庫収録者)検索
現在837名収録。データベースは随時改訂中。「肩書き経歴等」の項目は一部登録してあり、検索は試行中です。
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ご注意:人名典拠録による統制ができていないため、同姓同名の著作者がいる場合は、その著作も含まれてリスト表示される場合があります。
市川ゆかりの著作家
市民文庫より著名人をピックアップしました。(五十音順、敬称略)
人名をクリックすると、詳細ページにリンクしているものもあります。
市川市の図書館で、著作物を所蔵していない、あるいは所蔵が少ない場合は、国立国会図書館の所蔵検索ボタンをクリックしてみてください。
⇒ 市川市文学ミュージアムでも市川ゆかりの作家の資料を収集しています
人名 | 生年-没年。肩書き。市川との関連 | 市内所蔵 | 国会所蔵 |
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麻生磯次 | 1896-1979。 国文学者、特に江戸文学研究において業績をあげた。 市川市名誉市民。 |
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※荷風関連 |
1934-2010。 小説家・戯曲家。 1967年~1987年までの20年間を市川で過ごす。 2003年市川市民文化賞受賞。 2004年7月に財団法人市川市文化振興財団理事長就任。 これを機に、市民文庫に「井上ひさし」コーナーを設置。 |
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※荷風関連 |
1908-1956。 俳人。 富田木歩を俳句の師とし、荷風とも親交が深かった文筆家であるが、風狂俳人として有名。 手児奈霊堂参道傍らに「此君亭」なる小店を開く。 |
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浮谷東次郎 | 1942-1965。 市川生まれ。 60年代に活躍したレーシング・ドライバー。 |
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大久保康雄 | 1905-1987。 英米文学者、翻訳家。 市川に移り住んだのは戦時の1943年頃。 100冊以上の翻訳作品をその名訳で半世紀にわたり紹介し続けた。 |
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郭 沫若 | 1892-1978。 中国四川省楽山市出身の文学者・歴史家。 昭和3年から10年間を須和田で暮らしており、市川市と楽山市の友好都市締結のきっかけとなる。 |
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加藤栄三 | 1906-1972。 日本画家。 東山魁夷とは美術学校での同級生。 一時、市川・鬼越に居住。 |
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岸田日出刀 | 1899-1966。 建築家。 東大安田講堂の設計などで有名。 東大教授として建築設計界における指導的役割を果たした。 |
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北原白秋 | 1885-1937。 詩人、歌人。 「遍歴の時代」(大正元年~大正9年)に一時期、真間の亀井院に江口章子と共に身を寄せる。 1年2ヶ月ほど過ごしたその家が「紫烟草舎」である(現在、里見公園に移築)。 |
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楠田匡介 | 1903-1966。 推理作家。 保護司や少年院の篤志面接員なども務める。 |
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幸田露伴 | 1867-1947。 明治の文豪。 市川に移り住んだのは戦後の1946年、菅野の白幡天神社の近く。 |
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小暮青風 | 1911-1996。 書道家。 その叙情美あふれる書の多彩な表現で、わが国書壇の大家として活躍。 初代市川市立図書館館長。 |
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小島貞二 | 1919-2003。 元力士で相撲・演芸評論家。 朝日新聞・千葉版の投稿コーナー「千葉笑い」の選者を、コーナー開始から亡くなられる直前まで約18年間にわたって務める。 |
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阪井久良伎 | 1869-1945。 川柳作者。 1931年に市川に僑居して継古庵と号す。 各地を行脚して講演、執筆活動をしながら川柳普及に努めた。 |
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塩谷賛 | 1916-1977。 幸田露伴研究家。 戦災で家を失った露伴に市川の住居をあてがい、文豪の晩年をともにした。 露伴の没後、岩波版『露伴全集』の編纂に従事した。 |
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式場隆三郎 | 1898-1965。 医学博士。 式場病院を創設し精神科医として活躍する一方、国立美術館の建設促進運動を行うなど、文化・芸術の分野でも幅広く活躍。 市川市名誉市民。 |
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杉原荘介 | 1913-1983。 考古学者。 市川・平田に移り住んだのは震災後の1923年。 市川市内の三大貝塚である姥山、曽谷、堀之内、また下総国分寺を国指定の史跡にするなど遺跡保存に力を尽くした。 |
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宗 左近 | 1919-2006。 詩人・評論家・仏文学者。 北九州市生まれ。 本名:古賀照一。 市川南在住。 縄文文化にも造詣が深い。 |
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中津攸子 | 1935-。 作家。 代表作『万葉の悲歌』『小説松尾芭蕉』など歴史研究に根ざした作品が多い。 宮久保在住。 |
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中山忠彦 | 1935-。 洋画家。 国府台在住。 |
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能村登四郎 | 1911-2001。 俳人。 戦前から水原秋桜子の「馬酔木」に投句し、49年に同人となった。 70年、句誌「沖」を創刊し、01年春まで主宰。 |
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藤田喬平 | 1921-2004。 ガラス工芸家。 北方在住。 |
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※荷風関連 |
1904-1958。 作家。 演芸評論家。 1945(昭和20)年から市川真間に住み、永井荷風と親交を深めた。 江戸文学をはじめ落語や浪曲など大衆文芸への貢献が大きい。 |
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水木洋子 | 1910-2003。 シナリオ作家。 1910年東京・京橋生まれ。 1947(昭和22)年から市川市八幡在住。 |
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本山桂川 | 1888-1974。 民俗学者。 長崎市生まれ。 1924(大正13)年から1937(昭和12)年、市川町で過ごす。 |
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矢田挿雲 | 1882-1961。 小説家・俳人。 詳細な地誌随筆『江戸から東京へ』で名声を高めた。 1952(昭和20)年から市川・北方に住み、「北方庵」と名づける。 |
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山下清 | 1922-1971。 画家。 市川「八幡学園」にてその画才を開花させ、「裸の大将」「放浪画家」などと世の人々から親しまれた。 |
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※荷風関連 |
1902-1964。 医師、川柳研究家。 1937(昭和12)年から1954まで市川で開業。 医師として阪井久良伎、永井荷風の臨終に立ち合う。 1951年には「手児奈川柳会」を創設。 |
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1929-2013。 日本史学者。 東京文理科大学史学科卒業。 専攻は日本宗教史。 群馬大学名誉教授。 目白大学教授。 |
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1931-2016。 漫画家、画家、イラストレーター、絵本作家。 時に「エログロ・ナンセンス」と称される強烈な個性と独特のユーモア溢れる画風で幅広く活躍をした。 |
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1930-2016。 小説家・詩人・国文学者。 千葉師範学校(現千葉大学教育学部)卒業、東京大学大学院修士課程修了(国文学専攻)。 1955(昭和30)年、林富士馬、太田浩らと同人雑誌「玻璃」を創刊。 |
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1935-2015。 画家・絵本作家。 武蔵野美術大学中退、日本大学芸術学部卒。 在学中にグラフィックデザインの登竜門である日本宣伝美術会のコンクールに入選し、学生でありながら同会の会員となって博報堂で嘱託として活躍し始める。 |
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