市川の文学
市川市を描いた作家と、市川市に関係する文学作品を調べることができます。
またその作品がどの本に収録されているかもわかります。
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(※リンク先は、いまのところ原則としてインターネット上の電子図書館「青空文庫」または国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」です)
このデータベースでは、新しいデータを順次追加しています。日頃から本をよく読まれている市民の方からも、本の情報や紹介を広く募集いたします。市川が一部舞台になっている小説や市川について書かれた本をご存知でしたら、ぜひお知らせください。
ニュース!「市川の文学」新発見
「1Q84」村上春樹
2010年4月16日に発刊された、村上春樹さんの「1Q84」第3巻においても、市川が登場します。
第1巻、第2巻で、主人公たち(天吾と青豆)が小学生の頃出会った街として「市川」の名前が登場していましたが、第3巻第10章190~202ページあたりでは、新しい展開の鍵を握る「牛河」なる人物が、前述の二人を探って、市川の学校を訪ねたり、市川の駅前で食事をとる場面があります。
なお津田沼や千倉等、千葉県の地名もいくつか出てきます。
最近では、2006年にフランツ・カフカ賞受賞、2009年にはエルサレム賞を受賞と、海外での村上春樹氏の人気も高まり、その作品は各国語で訳されています。アメリカのメディアでは、ノーベル文学賞の有力な候補者とも言われています。「1Q84」が世界各国で翻訳されると、「市川」の地名も世界的に有名になるかもしれません。
「ナニカアル」桐野夏生
2010年2月に発刊された、桐野夏生さんの「ナニカアル」には、市川ゆかりの脚本家である水木洋子さんが登場します。作品自体は、戦時中、南方に従軍作家として赴いた林芙美子の物語ですが、第二章では、同じく病院船で一緒に南方に赴く水木洋子さんも描かれています。データベース・インデックス
作家別五十音順インデックス
この表では市川を舞台とした作品を描く、主な作家を何人か例として挙げてあります。
時代別インデックス
近世文学 | 江戸期の文学 |
---|---|
中世文学 | 鎌倉から室町時代の文学 |
中古文学 | 平安時代の文学 |
上古文学 | 太古から奈良時代までの文学 |
市川の文学・年表
参考文献
「市川の文学」分冊版
1982(昭和57)年に刊行された『市川の文学』の増補改訂分冊版。
「市川の文学」調査研究会/編集 市川市文学プラザ/発行
「詩歌編」(2011年12月)は、北原白秋、吉井勇、能村登四郎、阪井久良伎、草野心平、宗左近といった著名な作家はもちろん、現在、活躍中の神作光一、高野公彦、黒田杏子、葉山修平や市民の作品、さらには市内の文学碑にいたるまでを収録しています。
「散文編」(2012年3月)は、幸田露伴、永井荷風、中野孝次、水木洋子、井上ひさしといった著名な作家はもちろん、さだまさし、星野道夫など、市川ゆかりの作家56名による、市川を描いた小説・随筆・評論作品など約450点を収録。
市川の文学(1982年版)
「市川の文学」では、市川市に住み、市川市を描いた作家、市川市に住んだことはないが、その作品に市川市を描いた作家など、万葉集の古えから現代までの百余名を収録しています。
市川の文学調査研究会/編集 市川市教育委員会/発行
続・市川の文学
「続・市川の文学」は月刊いちかわ152号(昭和57年8月)から177号(昭和59年9月)にかけて26回にわたり神作光一氏の執筆で掲載されました。
図書館だより
「図書館だより」で、新しく発見した「市川の文学」作品を何回か特集しています。
- 図書館だより第41号「市川ゆかりの文人たち」
- 図書館だより第56号2~4ページ「特集:現代文学作品で読む市川今昔」
- 図書館だより第61号「市川の文学番外編」
- 図書館だより第67号「市川の文学現代作家編」
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市川市教育委員会 生涯学習部 中央図書館
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