「本のほかほかだより」付録2

心身ともにぐんぐん成長する子どもたちには、体の成長に栄養のあるよい食べ物が必要なように、心の成長にも栄養が必要です。本はこの心の栄養といえるのではないでしょうか。たくさんの本の世界を経験することで、子どもたちは、人の心を理解し、自分を認め、他人を愛し、豊かにたくましく生きる力を育んでいくのだと思います。子どもたちと一緒に本の世界を楽しんでいきましょう。

新一年生におすすめの本リスト

本は読んであげましょう

字が読めるようになったからといって、読んであげることをやめないで下さい。まだ1字1字を読み取っていく段階では、本の面白さは理解できません。人に読んでもらうことによって初めて本の世界を楽しめるのです。

本は教科書ではありません

本は、その世界を楽しむもの。頭がよくなるためにとか、しつけのためとしての本との出会いは、子どもを本嫌いにさせてしまいます。本から得る楽しみや喜びが大きければ大きいほど、深く心に残り、子どもを本好きにする原動力となるのです。

おもしろかった･･･で終わらせて

本の世界を楽しんだ後で、感想や内容のチェックなどはしないでください。本を読んだあとで、そんなことを聞かれる、と思ったら、大人だって本を楽しめませんから。

図書館では、子どもたちが少しでも多く楽しい本に出会えるよう、お手伝いしたいと思っています。
本についての疑問、ご質問等は、いつでもお近くの図書館へどうぞ。

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