1 あるばしょ(場所)
1 あるばしょ(場所)
江戸川放水路(えどがわほうすいろ)があるばしょは、いちかわしの「とうかぎ」、「たじり」、「こうや」、「かみみょうでん」、「かわら」、「みょうでん」、「しもみょうでん」、「ほんぎょうとく」です。おおきいので、いくつものまちにあります。でんしゃのえきでは、とうざいせんの「ばらきなかやま」えきと、「みょうでん」えきのあいだに、あります。
江戸川放水路(えどがわほうすいろ)のまわりは「まち」です。いえや、マンションや、こうじょうが、たくさんあります。でも、江戸川放水路(えどがわほうすいろ)には、しぜんが、のこりました。
江戸川放水路は、市川市の南部にあります。町名で言うと、左岸側(下流に向かって左側)が稲荷木、田尻、高谷などで、右岸側が河原、妙典などです。中央付近を地下鉄東西線、下流側をJR京葉線の鉄橋が通っています。地図では江戸川とされていますが、成り立ちや環境を考慮すると「江戸川放水路」というかつての呼称の方がしっくりきます。実際、関係者の間や、地元では「江戸川放水路」の呼称を今でも普通に使っています。
江戸川放水路がある地域は、市街化が進んだ地域です。都内まで1時間かからない立地のため人口が多く、住宅や、湾岸部には工場や事業所が立ち並んでいます。何らかの規制がなければ自然が残ることはまずありません。近くには自然環境保全のために「行徳近郊緑地特別保全地区」が残され、東京湾の浅瀬も「三番瀬」として知られる自然豊かな場所です。江戸川放水路の場合は、国の直轄河川として治水のための管理が行われ、結果的に自然が残ったという側面があります。ただ現在では、自然環境に対しても相当な配慮がなされるようになりました。

