15 たいせつな、えどがわほうすいろのために(今後の課題)

15 たいせつな、えどがわほうすいろのために(今後の課題)

江戸川放水路(えどがわほうすいろ)をまもるために、やっていることがあります。

  • トビハゼの、すあなの、かずを、かぞえています。すくないときは、げんいんを、かんがえます。
  • トビハゼのこどもが、ちゃんとうまれて、そだっているか、かずを、かぞえています。
  • こうじのひとと、おはなしを、しています。ていぼうを、おおきくしたり、はしを、つくったり、はしを、なおしたりするときに、いきものが、こまらないように、くふうをしてもらいます。
  • ちいきのひとと、おはなしを、しています。こまったことがあると、どうすればいいか、いっしょに、かんがえます。

江戸川放水路は、行政的にはあくまでも河川です。自然保護区でも自然公園でもありません。そのため、管理は江戸川の本流と同じ扱いです。治水や利水が優先です。ですが、自然環境を大切にしたいという社会の流れの中で、河川管理においても自然環境が重視されるようになりました。トビハゼのために泥干潟を復元したり、行徳可動堰の上流側に生息するヒヌマイトトンボのためにヨシ原を新しく作ったりしました。橋脚の耐震工事に際しては、環境に悪影響のないやり方かどうかを確認してから工事をしました。新しい橋を架けたときには、事前から事後まで長期間にわたって調査を継続的に行い、影響の有無を評価しました。地域の代表の人を交えた協議会を設け、毎年、意見交換も行っています。
自然博物館は、トビハゼを中心に調査や観察を続けています。調査は委託でもできますが、いまの江戸川放水路はどうなのか、微妙なニュアンスは自分自身で行って見ないとわかりません。市川市内の大切な自然のひとつとして、北部の長田谷津とともに注視しています。

このページに掲載されている情報の問い合わせ

市川市教育委員会 生涯学習部 自然博物館

〒272-0801
千葉県市川市大町284 動植物園内

電話
047-339-0477