9 かい(貝類)
9 かい(貝類)
江戸川放水路(えどがわほうすいろ)には、「かい」のなかまが、たくさん、すんでいます。どろのうえには、ホソウミニナという、「まきがい」が、たくさんいます。アラムシロという、まきがいも、います。アラムシロは、しんだカニや、かいの、にくをたべるので、しんだカニや、しんだかいに、あつまります。タマキビは、とうきょうわんにちかいばしょの、ていぼうの、コンクリートで、みつかります。
どろのなかには、「にまいがい」のなかまが、たくさん、すんでいます。どろを、ほると、みつかります。よく、みつかるのは、オキシジミ、シオフキ、オオノガイ、ソトオリガイです。
いしや、コンクリートのところには、マガキが、たくさん、ついています。マガキの、からをさわると、けがをするかもしれないので、きをつけましょう。
えどがわほうすいろの、かい
- まきがい、のなかま(ぜんぶじゃないです)
- ホソウミニナ、カワグチツボ、タマキビ、アカニシ、アラムシロ
- にまいがい、のなかま(ぜんぶじゃないです)
- ホトトギスガイ、ムラサキイガイ、マガキ、オキシジミ、カガミガイ、アサリ、シオフキ、ハナグモリ、マテガイ、オオノガイ、ソトオリガイ
潮が引いた干潟の上がカニの国なら、地下は二枚貝の国と言えるかもしれません。泥質の場所にはオキシジミやオオノガイ、砂質の場所にはアサリやシオフキなど、多くの二枚貝が生息しています。また、杭や橋脚にもマガキやムラサキイガイ、ホトトギスガイが付着しています。二枚貝は、満潮で海底となった砂や泥の表面に地中から水管を伸ばし、海水を体内に取り入れます。マガキは、海中で貝殻を薄く開き、海水を取り入れます。水中の酸素をえらで取り込んで呼吸し、水中のプランクトンや微小な有機物を漉き取って採餌します。海水の濁りが餌となるため、二枚貝が水管から排出する水は、取り入れる前よりも濁りのない水になります。
干潟には本来、巻き貝が数多く生息します。ですが、江戸川放水路では長く、アラムシロ以外の巻き貝が見られませんでした。理由は、よくわかりません。その後、あるとき(2010年ごろ)からホソウミニナが多数、見られるようになりました。この理由も、よくわかりません。江戸川放水路は東京湾につながり、太平洋につながります。潮の満ち干や海流によって、思わぬことが起きるのかもしれません。








