6 どうぶつ(哺乳類)
6 どうぶつ(哺乳類)
長田谷津(ながたやつ)では、いろいろなどうぶつがくらしています。でも、クマやシカはいません。おおきなどうぶつは、タヌキ、ニホンノウサギ、ハクビシンです。ちいさなどうぶつは、アズマモグラ、アカネズミ、アブラコウモリです。がいらいしゅのネコのほかは、みんな、よる、こうどうします。わたしたちが、みるのは、むずかしいです。
ながたやつの、どうぶつ
- いまいる、しゅるい
- ニホンノウサギ、タヌキ、ハクビシン、アカネズミ、アズマモグラ、アブラコウモリ
- いるかもしれない、しゅるい
- ニホンジネズミ、ニホンイタチ、アナグマ
- がいらいしゅ
- アライグマ、ネコ
大型・中型の哺乳類が生息し世代を重ねるためには、本来、それなりの規模の自然が必要です。ですが近年は、いくつかの中型種が市街地に餌と住み家を見つけて暮らすようになりました。その代表が、タヌキとハクビシンです。一方で、広がる市街地に追われるように数を減らした種類もあります。ニホンノウサギやニホンイタチ、アナグマです。いまでは市川市域のほぼ全域にタヌキ、ハクビシンが住み着いていますが、ニホンノウサギが生き残っている場所は長田谷津周辺だけです。
2021年には長田谷津でアナグマの姿が自動撮影で記録されました。ニホンイタチが残っている、との報告もあります。数を増やす哺乳類と滅びゆく哺乳類が、長田谷津には生息しています。その状況に、さらに外来種のアライグマとネコが関与します。それが、長田谷津の哺乳類の現状です。夜行性のためこれまで状況把握が困難でしたが、自動撮影装置の普及で多くのことがわかってきました。