7 とり(鳥類)
7 とり(鳥類)
長田谷津(ながたやつ)には、いろいろなとりがいます。だいたいいつも、すんでいるとりは、フクロウ、オオタカ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、カワセミです。ほかにも、います。
なつ、みなみのくにから、とんでくる、とりは、ツバメ、キビタキです。
ふゆ、きたのくにや、やまのうえから、とんでくる、とりは、アオジ、シロハラ、カケスです。ほかにも、います。
たびの、とちゅうに、やすんでいく、とりは、オオルリ、ホトトギスです。ほかにも、います。
ながたやつの、とり
- 1ねんじゅう、いる、しゅるい(ぜんぶじゃないです)
- フクロウ、オオタカ、ハシブトガラス、キジバト、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、コゲラ、ウグイス、カワセミ、アオサギ
- なつのあいだだけ、いる、しゅるい
- ツバメ、キビタキ
- ふゆのあいだだけ、いる、しゅるい(ぜんぶじゃないです)
- アオジ、アトリ、ルリビタキ、ミソサザイ、シロハラ、アカハラ、トラツグミ、カケス、ヤマシギ、ダイサギ
- たびのとちゅうに、やすんでいく、しゅるい(ぜんぶじゃないです)
- オオルリ、センダイムシクイ、ホトトギス
移動能力が高く、広い範囲で行動する鳥類は、長田谷津のような場所を複数利用したり、複数のなかから選択することができます。ある年は長田谷津を選び、つぎの年は少し離れた別の場所を選ぶこともあります。長田谷津に来るか来ないかは、ある意味、鳥次第です。
個々の種類の来る、来ないはそうですが、大きな視点で見れば環境との結びつきはしっかりしています。長田谷津とその周辺は市街地のなかにある「みどりの島」のような存在ですが、その中で生物が利用可能な水が常にあるのは長田谷津だけです。そのため、この一帯の中でも、鳥類は選択的に長田谷津に集まってきます。これは、繁殖、越冬、通過のどのタイプの鳥でも同じです。
公園管理上は、鳥のために何かをする、というのはむずかしいです。特別な管理をすることで特定の種類を呼べるわけではないからです。来るか来ないかは、結果に過ぎません。植生の管理をベースに、長田谷津の自然環境をある遷移段階で維持することで、その環境を好む種類がくればいい、と考えています。